子犬を飼い始めたり飼うことを検討してるけど、いつからしつけを始めるべきか、時期と方法や準備の段取りが分からないなど、悩んでいませんか?
何事も初めて経験しようとすることは、不安になりますよね。命を育てることに、生半可な気持ちを持ってはいけません。
不安な気持ちを解決するためにこの記事を読んで頂ければ、子犬のしつけ方やしつけ関連について詳しくなるでしょう。ぜひ、最後までお読みくださいね。
(アイキャッチ画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/24096711)
子犬のしつけはいつから始めるのが理想なのか?
子犬のしつけは大体生後2ヶ月、3ヶ月くらいから始めるのが理想と言われています。名前の認知、お手洗いの仕方であれば迎えてすぐでも問題ありませんよ。
2ヶ月頃の子犬は、家族の一員として位置とその家のルールを学ぶ大切な時期でありますので、なるべく一人にはしないであげてください。
3ヶ月頃ですと飼い主と常に目を合わせようとしますので、この習慣を失わせずに目を合わせたら餌を与えたり遊んだりしましょう。
愛犬にも飼い主のあなたにもストレスにならないように、無理なくしつけてくださいね。
子犬を飼う前に飼い主になる心構えを持ちましょう
一度きりの人生の中で、なにかペットを飼いたい、可愛い子犬を飼いたいと思うこともありますよね?
飼うと決めたら、お別れがくるまでしっかり育てる覚悟を持っていけるのかを、あなた自身に問いかけてください。
最初のうちは可愛いと思っても子犬が成長するにつれてだんだん飽きてきて放置する例がありますが、絶対にそんなことはしない覚悟で飼ってくださいね。
子犬に限らずペットは飼い主を選ぶことができませんから、気分だったり何となく欲しいからという理由はやめましょう。
子犬を飼う前に準備する物をご紹介
子犬を飼うために必要な物を購入することと、家の中の安全面を確認しておくことも大切です。
子犬目線で確認して、手足に刺さりそうな物や危険な物が落ちてないか見落とさないようにしてくださいね。
以下は、購入しておきたい物をご紹介しますので、メモしておきましょう。
- ベッド
- ケージ・クレート・サークル
- おもちゃ
ベッド
子犬も生き物のなので十分な睡眠・休息が必要ですので、快適なベッドを選びましょう。
ベッド自体は厚みがあり、お手入れしやすく、心地の良い物がオススメです。
設置場所は、日当たりや風通しの良いところで、静かな部屋の隅にしましょう。
小さいお子様がいる場合は、最初のうちはなるべく接触させないようにしてくださいね。
ケージ・クレート・サークル
犬のハウスとしてだけの利用ではなく、しつけトレーニングとしても使うので、広めの物を購入しておきましょう。
設置場所は、ベッドと同じく日当たりや風通しの良いところにしましょう。
おもちゃ
子犬のおもちゃは、ストレス解消や噛み癖対策に良いものを選ぶのが良いでしょう。噛む・引っ張る・投げる・転がすという遊び方ができるものがベストですね。
歯が生え変わるむず痒さから、なにかを噛みたいという欲求が現われるので、噛むタイプのおもちゃを与えてみましょう。
室内でも運動になり、愛犬とコミュニケーションを取れる遊びとして引っ張って遊べるロープのおもちゃも楽しめますよ。
子犬のしつけを始める準備はいつから?
一人ではなく家族で飼う場合は、最初に子犬を迎える前に決めておく大切なことがあります。それは家族の間でルールを決めることです。
なぜなら、誰か一人が甘やかすと犬にとって何が正しいのかダメな行動なのか分からなくなってしまい、なかなかしつけを覚えにくくなってしまいます。
家族みんなが甘やかしたい気持ちをコントロールすることで、犬との距離が縮まるのも早くなり、しつけを覚えてくれるでしょう。
- しつけのルールを統一すること
子犬を飼ってから最初にすべきこと
子犬を飼い始めたら最初はなにをすれば良いのか戸惑いますよね。
「迎えたばかりの子犬は慣れていないので無視をする」と耳にしたことはありませんか?間違えではありませんが、これだと誤解を招くことになります。
要するに犬は暗い場所を好む傾向があるので、静かな場所に置いたクレートの中に入れて休ませてあげると良いでしょう。
しつけは新しい環境に慣れてきたら、無理なく少しずつ始めるのが最適です。
安心してもらうために静かな暗い場所で、ゆっくり休ませてあげる
犬と信頼関係を築く4つの方法とは?
迎えたばかりの子犬とは当然ながら信頼関係ができていませんので、相思相愛になるためにも、飼い主であるあなたが接し方を工夫することです。
具体的にその4つの方法を説明しますので、以下をご覧くださいね。
- 安心させること
- 守ること
- 喜ばせること
- 楽しませること
安心させること
愛犬に信頼してもらうには優しく接して、安心感をあたえることが重要です。
迎えたばかりですと不安でいっぱいなので、おとなしく座れたなど些細なことでも良いので褒めましょう。
食事のときは、あなたの手から直接与えるとスキンシップも取れるという意味で、トイレ人間がやお風呂などのお手入れがしやすくなるというメリットもあります。
守ること
ストレス・危険なことから愛犬を守ることでも、信頼関係が築かれます。
ストレスをためさせないためには、単独で落ち着けるように生活空間(ハウス)をつくりましょう。
数日経ちましたら、外の世界に慣れてもらうことも大事で、知らない人や犬に慣れさせたり社会化しつけをおこないましょう。
「おいで」を覚えさせることも大事です。万が一愛犬が危険な場所に行っても、「おいで」と言えば戻ってこさせることができます。
喜ばせること
犬は食べることが好きな動物なので、食事やおやつをあげて喜ばせてあげましょう。
だからと言って沢山あげても良いわけではありませんので、ご飯の時間とおやつの時間はそれぞれちゃんと決めて与えましょうね。
外出先のストレス状況の中で、ちゃんということを聴いた時などにおやつをあげたり、特別感を味わせることも大事です。
楽しませること
子犬は子どもと同じでエネルギーが余っているので、沢山一緒に遊んで「飼い主さんといると楽しい」と、思わせましょう。
信頼関係を築くためには、遊んで楽しませることが最重要なことと言っても過言ではありませんね。
犬用のボールを転がして持ってきたら撫でてあげたり、動作ができるごとに必ず撫でてあげましょう。
子犬のトイレのしつけはいつから?
まず、子犬のトイレしつけは、迎えたら直ぐに教えてあげましょう。教えなければ覚えませんので、最初が肝心です。
あなたが監視と管理をきちんとすれば、早く覚えてくれますので優しく丁寧に教えましょうね。
監視とは
トイレを覚えていない子犬を自由にする場合は、目を離さないでトイレのタイミング・サインをなるべく見逃さずに小まめに指定場所まで連れていきましょう。
ちゃんと出来たら褒め言葉をかけたり、ご褒美を与えたりすると覚えてくれやすくなるでしょう。
管理とは
どうしても目を離さないといけない場合は、寝床に入れておくことで、色んな場所で排泄されることはありません。
失敗をしないように対策することが、飼い主であるあなたの子犬に対する管理です。
ただし、入れっぱなしにするとストレスを感じてしまい、トイレを嫌ってしまうかもしれません。
どうしても長時間入れることになる時は、寝床とトイレを両方設置できる広いゲージを用意しましょう。
子犬のご飯のしつけはいつから?
子犬の成長はとても早く、短期間で健康な体を作らなければいけません。
ですので、ご飯のしつけはとても重要になります。生まれたばかりですと消化器官が未発達なので、発達段階に応じて食事のしつけをしましょう。
以下は成犬になるまでの食事方法をご紹介しますので、しっかりと目を通してくださいね。
生まれたばかりから生後3~4週間まで
生後24時間以内は、母犬の初乳を飲んで、感染症から守るための抗体を受け取ります。
24時間経過してしまうと、子犬の腸で抗体を吸収することが出来なくなるので24時間以内に初乳を飲むのが、その子犬の成長過程の肝になります。
生後4週間から
生後4週間までは母乳で必要な栄養を満たすことが出来ますが、犬用のミルクで補うのも良いでしょう。
また、離乳食やドッグフードも母乳と一緒に与えていってみましょう。ドッグフードはぬるま湯でふやかしましょう。
ドッグフードを選定する3つのポイントは、たんぱく質が豊富・消火に良い物・好みの物です。このポイントを押さえて購入しましょう。
初めての物は食べてくれないので、口元に近づけて声をかけながらそっと舌に乗せてあげると、食べてくれるでしょう。
生後6週間くらいから
完全に離乳したら離乳食をメインで、ドライフードも少しずつあげてみましょう。
一度に食べれる量が少ないのでペースに合わせて、パッケージの表示分量を1日に4~5回に分けるなど工夫しましょう。
生後2ヶ月くらいから
生後2ヶ月になると、歯が生えそろってきて消化能力が上がります。
便や全身の健康状態を見ながら、固いドッグフードを与えて10日前後かけてお湯の量やふやかす時間を調整してくださいね。
タンパク質・カルシウム・ビタミンC、D、Eの積極的に摂取するべく栄養素を含んだ食材を混ぜていきましょう。
生後4~5ヶ月くらいから
この時期になると、成長が緩やかになって食事の量も落ち着いてきます。徐々に食事回数を1日に4~5回から3回に減らしましょう。
一才になりましたら、1日に2回(朝と晩)と定着させて食事回数とタイミングを身に着けさせてくださいね。
目・鼻・うんちを観察して日々の健康状態をチェック
子犬が成長するためには栄養バランスの摂れた食事と健康管理が必要不可欠になります。
健康管理をするには健康状態をチェックして、異常があれば病院に連れていくことはともかく、目・鼻・うんちの状態を観察してください。
ある程度の状態を把握すれば、異変があって獣医さんに診断してもらうときにスムーズになります。
- 通常の目の状態→イキイキとして輝いた目をしてる
- 不調の目の状態→充血してる、目やにがある
- 通常の鼻の状態→鼻の表面が湿ってる(睡眠時以外)
- 不調の鼻の状態→鼻水、鼻血が出てる
- 通常のうんちの状態→コロッと小さくて色は濃い目
- 不調のうんちの状態→柔らかすぎたり、白っぽかったり赤黒い色
※肝臓の機能低下や消化する過程で血が混ざる可能性もある。
迎えたばかりの子犬の散歩で気をつけたいこと
子犬を迎えてから初めて散歩するときって、ドキドキワクワクしませんか?
その反面、お散歩で気を付ければ良いことや、頻度、連れて行くべき場所など分からないこともありますよね。
下記の内容をじっくり読めば、初めての子犬の散歩に戸惑うことはなくなるでしょう。
子犬の初めての散歩の時期・頻度・時間
子犬を飼って初めて散歩に連れて行く時期は、ワクチン接種20日~100日後になります。飼って一週間は家に慣れさせてワクチン接種を行ないます。
場所は、ドッグラン・公園・安全な所などがオススメです。1日2回で1回につき3~40分くらいがちょうど良いです。
散歩の時間帯は、季節によって異なりますが夏は朝7時前後、夕方6時以降で、冬は朝8時、夕方5時くらいが良いですね。
こんな時どうしたら良いの?
正しい散歩コースを歩こうとしても、思うように動いてくれない時があります。
散歩自体に問題がなくても愛犬が問題行動を起こすのは、不快感があったりなにか問題が起きていると考えられます。
リードを引っ張る時
愛犬がリードを引っ張る時は行きたい所があるか、周囲のなにかに興味を示している傾向があります。
弛み過ぎてもいけませんので、愛犬との距離は様子を見計らいましょう。リードが張っていると気管虚脱という病気になってしまうこともあります。
気付いたらリードが張ってしまってることもありますが、その都度いったん止まって弛むように距離を取りましょう。愛犬も慣れてきます。
周りの犬や飼い主さん、人に吠える時
同じように散歩してる犬や人に吠える時は、警戒心を持ってる時です。安心感だけではなく警戒心を持つことも大切です。
小さい声で「ダメだよ」とリードを引っ張ってあげたり、撫でてあげることで落ち着きますよ。いけないことだと認識するようになります。
【まとめ】子犬のしつけはいつから?
子犬のしつけについて記述してきましたが、生後2~3ヶ月後が望ましいことが分かりましたね。
また、食事方法も年齢によって違うことが分かりましたね。実は子犬のしつけは飼い主にとっても、とても大事なことなのです。
例えばトイレ・ご飯・散歩を日々のルーティーンにすると、飼い主自身の生活リズムが整うメリットと、命を大事にする意識が強くなります。
最初にしっかりとしつけることは今後の愛犬の成長を左右することに繋がるため、初めが肝心です。楽しんで愛犬と素敵な日々を過ごしましょう。