今回は、デグーを飼うか悩んでいる方に向けて、デグーの性格や飼い方について紹介します。
デグーをネットで検索すると、「難しい」「後悔」という文字が出てきます。これを見ると「デグーの飼育は大変で難しいのでは?」と不安になりますよね?
デグーについてあまり知らないまま、迎え入れてしまうと「こんなはずじゃなかった」と後悔してしまうかもしれません。
この記事では、デグーを迎え入れる前に確認すべき注意点と飼い方のポイントを紹介しています。是非最後までご覧ください。
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デグーを飼うのは大変?
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当然ですが、デグーを飼うと毎日かかさずお世話とする必要があります。具体的に言うと、食事を与える、水の交換、こまめな掃除などのお世話が必要になります。
デグーは基本的に決まった場所で排泄をしないため、ケージ内に糞やおしっこがあると強いストレスを感じてしまいます。
このような毎日の細かい掃除や水替えなどが面倒に感じてしまう人にとってはデグーの飼育はかなり大変に感じられるかもしれません。
デグーはどんな性格?
デグーはとっても好奇心旺盛な動物です。そのため、飼育する環境が退屈だとストレスの原因となります。
ストレスが強くなると、大きな声で鳴くなどの問題行動をとってしまうため、注意が必要です。特に、1日のほとんどを過ごすケージ内には、デグーがストレスを溜めない工夫が大切です。
デグーの性格をしっかりと理解して、遊べる環境、ある程度の広いケージなど、デグーの好奇心を刺激できる環境を用意する必要があります。
デグーを飼う前に確認すべき注意点
これからデグーを迎え入れたい。と思っている方には、必ず知っておいてもらいたい注意点が3つあります。
- デグーは人に懐きにくい動物
- デグーはストレスを感じやすい
- デグーは病気にかかりやすい生き物
デグーは人に懐きにくい動物
デグーは基本的に人に懐きにくい動物と言われています。とは言っても全く懐かないという意味ではありません。
小さい頃から正しい接し方をすることで、手のひら乗ってくれたり、身体をくっつけて積極的に遊ぶようになる子もいます。そのために正しい接し方を覚えておきましょう。
警戒心が強い時、少し慣れてきた時、慣れてきた時でそれぞれ接し方をすれば徐々に信頼関係を築いていくことができます。
警戒心が強い時 |
物陰に隠れたり、毛を逆立てている時は警戒心の強い証拠です。この時期はむやみに触ると余計に警戒してしまいます。この時期は、ご飯やおやつを与えて、人が怖くないと思うまで根気強く接していきましょう。 |
少し慣れてきた時の接し方 |
背中を向けるなどの行動が見られるようになると、警戒心はかなり薄くなってきています。このような行動が見られたら手で直接おやつを与えるなど、少しづつスキンシップをとっていきましょう。 |
慣れてきた時の接し方 |
触っても逃げたり、毛を逆立てたりしなくなれば、かなり慣れてきた証拠です。手のひらに乗せて撫でてあげたり、マッサージをするなどして信頼関係を作っていきましょう。 |
デグーはストレスを感じやすい
デグーは基本的に臆病で繊細な性格をしており、ストレスを感じやすい動物です。そのため間違った方法で飼育してしまうと、大きなストレスの原因になってしまいます。
ちょっとしたことでも、毎日積み重なると大きなストレスとなってしまうため注意が必要です。
特に大切なのが、飼育環境です。初めてデグーを飼う方は、餌の与え方、選ぶケージ、運動のさせ方、適正な温度管理をする必要があります。
デグーは病気にかかりやすい生き物
デグーは比較的病気になりやすい動物です。ストレスや間違った飼育をしてしまうと簡単に病気になってしまうので注意しましょう。
- 糖尿病
- 熱中症
- ビタミンC欠乏症
- 不正咬合
この中でも、特に一番なりやすいのは、不正咬合で歯に関する病気です。デグーの歯は一生伸び続けるため、ペレットなどの柔らかい食べ物ばかり食べていると歯が伸びすぎでか噛み合わせが悪くなります。
不正咬合になると、くしゃみの回数が多くなったり、よだれが出るなど症状が見られます。普段と様子が違うと感じた場合は直ぐに動物病院に連れていってあげましょう。
デグーの飼い方①:デグーに与える食事
デグーは草食動物で、野生のデグーは主に稲科などの牧草を好んで食べます。そのため、ペットのデグーも同様で、牧草をメインで与えるのがいいでしょう。
ただ、牧草だけでデグーに必要な栄養素が全て補える訳ではありません。より健康的で長生きさせるためには、ペレットも同時に与えるといいです。
基本的に食事面に関しては、牧草とペレットの2つを用意しておけば問題ありません。
健康的にバランスの良い牧草とペレットはこちらの2つがおすすめです。
デグーの飼い方②:ケージは大きめを選ぶ
デグーを飼育する際には、ほとんどの人がケージを用意するかと思います。ケージを選ぶ際に大切なのが大きさです。
デグーは運動が活発な動物のため、狭いケージを用意してしまうと大きなストレスとなってしまいます。特に、上下運動が活発なため、縦に長いケージを選ぶのがおすすめです。
- 1匹で飼育する場合・・・幅60×奥行30×高さ30cm
- 多頭飼いをする場合・・・幅75×奥行45×高さ100cm
おすすめは、SANKO イージーホーム40です。広さ、掃除のしやすさ、料金の安さからコスパの良いケージとなっています。また、金属でできているため、なんでも噛じるデグーでも安心して使用できますよ。
デグーの飼い方③:運動できる環境にする
先ほどもお伝えしたようにデグーは活発に運動します。ケージが広いだけでなく、運動できる環境を整えてあげることも大切です。
一般的なのは、ケージ内に回し車を設置することです。野生のデグーは餌を求めて長い距離を移動します。いくら広いケージを用意してもこれだけの距離を走ることはできません。
回し車を入れることで、運動不足、ストレス解消の効果が期待できます。
オススメは、SANKO U45 サイレントホイールです。サイレントホイールは静音設計されており、どれだけ使用してもとっても静かです。
デグーの飼い方④:隠れ家を用意する
デグーは臆病でデリケートな性格です。特に、初めてデグーを家につれてきた時は、新しい環境や知らない人への警戒心がとっても強くなっています。
ケージ内に自分専用の隠れ家があるだけでもデグーは安心して過ごせるようになるので、必ず設置してあげましょう。
隠れ家は木製の物がオススメです。デグーは一生伸び続ける歯を、物を噛んで長さ調節します。特に木はデグーが好んでかじるため、ケージ内には木製の物を置いておくといいです。
オススメは、SANKO ウッド・ハウス(G)です。天然木を使用したこのハウスは、材質もしっかり作られており、値段的にも安くてオススメです。
デグーの飼い方⑤:適正温度は20℃~26℃
デグーは、人間の適正温度よりも少し低めの20℃~26℃が適正になります。そのため、夏場、冬場はエアコンやストーブで温度調節が必要です。
特に、デグーは暑さに弱く、熱中症になりやすいため注意が必要です。
また、温度だけでなく、湿度にも注意がいります。デグーにとって快適な湿度の目安は50%と言われています。
70%以上になると、カビやダニが繁殖しやすく、デグーにはとても悪影響となるので、注意が必要です。
絶対に与えてはいけないNGな食べ物
デグーは食欲旺盛で、色々な種類の物を食べるため、与える食べ物にも注意が必要です。特に以下の食べ物は絶対に与えてはいけません。
- フルーツ類全般
- ジャガイモの葉や茎
- 里芋
- ほうれん草
- ネギ類
- アーモンド
- チョコレート
- ソーセージ
これらの食べ物はデグーにとって大変危険で、食べると食中毒を起こしてしまいます。基本的にデグーは草食動物のため、牧草やペレットと水があれば一生いきていくことができます。
もし、人間の食べ物を与える場合には、必ずデグーが食べられる物かを確認してからあたえるようにしましょう。
デグーの飼い方:まとめ
デグーを初めて迎え入れる時は、正しい環境作り、接し方、NGな食べ物、などを理解しておく必要があります。
特に、デグーは警戒心が強く、臆病な性格のため、間違った接し方をしてしまうと警戒心が強くなり、全く触らせてくれなくなる可能性があります。
今回紹介したデグーの性格や注意点をしっかり確認して上で、ストレスのかからない接し方や環境作りをしていきましょう。
今回の記事では、牧草や回し車などそれぞれオススメ品が紹介されているので、これからデグーを迎え入れる方は是非確認してみてください。