生活する上で収入を確保するため、仕事をこなす毎日ですが「仕事をしていて辞めたい。」と考える人は少なくないと思います。
「仕事をうまくこなせなくて困ってる」「長年同じ業務をして飽きてしまった。」など様々な悩みで頭を抱えていませんか?
この記事では、【仕事を辞めたい】考えているあなたがとるべき行動を紹介していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
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仕事を辞めたいと考えた場合、とる行動とは
仕事を辞めたいと考えている場合、まずはなぜ辞めたいのかを明確にしてください。ただ、理由なく退職するのは転職活動にもかなり不利になります。
まずは辞めたいと考える原因となったことを明確にする。そのうえで、その解決方法が仕事を辞める以外で方法がないかを確認しましょう。
明確な理由があり仕事を辞める以外に選択肢がない場合は、躊躇なく退職に向けた行動をすべきです。退職にはエネルギーと時間がかかりますので、迅速な行動が必要です。
なぜ仕事を辞めたいのか
ここはとても重要な部分になりますので、しっかり時間をかけて行いましょう。それと、できるなら朝方や休みの日の午前中に行うことをおすすめします
理由としては、人間は疲労したり精神的に緊張していると客観的な視点で見れなくなったり、ネガティブな部分を見るとよりネガティブになるからです。
人によっては実現が難しい方もいらっしゃるとは思いますが、精神的に余裕があったり、安定しているときに自分の辞めたい理由を調べていきましょう。
仕事を辞めたいと考えるのが多いものとして以下の内容があげられるので、自分もその中に理由があるのか確認してみてください。
- 人間関係
- 給料が安い
- 残業や休日出勤
- モチベーションの低下
- 家庭内での問題
- 向き不向き
- 会社の経営悪化
- 理由がない
では、それぞれを深堀してより具体的な内容を記載していきます。内容を見て該当するものがどれなのかの判断基準になるでしょう。
人間関係
職場の職員間や、多くかかわる関係先の社員など、仕事を通して付き合わなければならない人たちとの関係ですね。
これは仕事を辞めたいと感じる原因としては多く、問題に対する対処も難しいでしょう。
給料が安い
業務内容や負担に対して、給料が安いのはとても不満に感じることです。まして、入社期間が長く、より効率的に業務をこなしている人にとっては大きな問題でしょう。
自分はどれだけ収入が欲しいのか、その部分と給料の差がどれだけあるのかを明確にすると、今後の自分の行動に対して指針がつきやすくなると思います。
残業や休日出勤
仕事量が多い、もしくは急な仕事が入ってくるなど、いくら業務を進めても業務が終わらず時間外労働を余儀なくされる場合、精神的な苦痛などで会社を辞めたくなります。
しっかり休める時には休んで、心身の回復が重要になります。そもそも嫌々業務に取り組ませられるのは私の経験上拷問のような感覚です。
拷問を受けているのに、休めない状況は早々に体調を崩すので自分のためにも休む時間は確保しましょう。
モチベーションの低下
仕事がマンネリ化、もしくは単純な作業を繰り返す業務による飽きや、今の仕事がこれから将来の自分に必要なのかという焦りや不安で業務に対するモチベーションが低下します。
飽きに関しては、業務上刺激を感じられるような工夫が必要になります。将来に対する不安や焦りは、その後のビジョンを明確にする必要がありますね。
家庭内での問題
介護や家事、育児など家庭内の問題が原因がこれにあたります。超高齢社会で自宅に介護が必要な家庭が多くなった事や、核家族化がすすみ育児を任せる相手がいない事があります。
このため、各都道府県や市町村では育児や介護に対するサービスを提供しているところがあり、そういった情報を収集することで解消されることもあります。
向き不向き
人間には向き不向きがり、不向きなことを業務として行わなければならない状況というのは本人にとってとてもストレスになります。
ますは、自分が何が嫌いで何が苦手なのかを明確にすることで、自分の不向きを知る必要があります。
会社の経営悪化
従事している会社が、経営悪化しその先が不安で会社を辞めたいと考える場合ですね。倒産になれば経済的な負担は大きなものでしょう。
ですが、倒産で会社を辞めた場合は失業手当が翌月からもらえたりするので、急いで別の職場を探さなくてもいい人は、倒産してから次の職を探してもいい場合があります。
理由がない
なぜかわからないけど「もうこの仕事続けるのは無理」と、はっきりした原因が分からず辞めたい人もいます。
この場合、辞めたい気持ちが強すぎて原因を探る余裕がない場合があります。まずは気持ちを落ち着かせるために考える時間を確保する必要があります。
仕事を辞めたい時に考える事
仕事を辞める選択肢を選ぶ前に、出来ることを考えましょう。急な転職で後悔する場合もあるので、実践して改善するなら退職は見送った方がいいかもしれません。
感情的に一時の思いだけで「もう嫌だ」と、理由なく突然辞めてしまうのは今後の転職活動にも大きく影響します。転職活動を上手く進めるために必ず原因を明確にしてください。
転職を考える際には、相手側の会社は”長く勤務してくれる人”を探しています。そのため、前職の退職理由が”嫌だったから”など漠然かつ消極的な理由だと中途採用は難しいのです。
「自分はこのことに対して改善するため行動した、しかし、それでも改善しなかったkら転職します。」のような理由が言える場合は、転職にも有利に進めることもできます。
仕事を辞めたい時に取るべき行動
辞めたいと思った原因を明確にしたら、今度はその原因に対処してみてください。これにより、辞めたい気持ちが軽減もしくは無くなるかもしれません。
具体的な対処法として、以下の行動があげられますので記載します。参考程度に全体に目を通してみてください。
- 信頼できる人に相談
- 正当な給料水準を把握する
- ストレス発散方法を把握する
- しっかり休む
- 会社が倒産しそうな時は転職しない選択もある
信頼できる人に相談
何について悩んでいる、どう対処したらいいのかなどは自分で考える以外に他者の意見も参考にしましょう。
ここで重要なのが、会社を辞めたいと考えている情報を漏らされると大変なので、情報を漏らさないと確信する信頼できる人に相談することです。
相談により、今抱えている問題を解決する糸口が見つかる場合もありますので、そういった人を見つけましょう。心理カウンセラーや転職エージェントを活用するのもいいと思います。
正当な給料水準を把握する
給料が安いと感じている場合、自分の業務に対しての不満などでそう感じている場合があります。先に自分がいる業界や業務に対する平均的な給料水準を調べてみましょう。
平均と比べて給料が低い場合は会社を辞めることを考えた方がいいと思います。しかし、平均水準通りもしくは、それより高かった場合は、再検討した方がいい場合があります。
会社に給料が上がるための処置などがある場合がありますので、そういった事も調べるのも手段の1つです。
ストレス発散方法を把握する
業務や人間関係でストレスが溜まっている場合、そのストレスを抱える状況を何とかしようと会社を辞めようとする人がいます。
それも一つの手段ですが、それよりも、たまったストレスをどう発散するかに着目した方がいいかもしれません。
自分にあったストレス発散方法というのは、案外自分で分からないものです。自分に合ったストレス発散方法をみつけ、たまったストレスとうまく付き合うことが出来れば問題は解決です。
しっかり休む
業務で疲労するのは体力だけではありません。精神的な疲労というのは自分の気づかぬうちにたまるケースが多いです。
疲れた体と心を休める場所や時間を確保することで、次の業務への活力を回復すれば会社を辞める選択肢を取らなくてもいいかもしれません。
会社が倒産しそうな時に転職しない選択もある
これは会社が経営悪化で倒産する可能性がある場合です。この時、いつ倒産してもいいようにあらかじめ転職先を決めることが重要なります。
しかし、人によって「すぐに転職する必要がない」人や「金銭面的に余裕があって、少し仕事をしない期間がほしい」と考えている人は倒産するまで待った方がいい場合があります。
会社倒産まで業務についていた場合、転職の際に最後まで会社に貢献したとして大きく評価されることが多い事
それに、会社都合で退職した場合、翌月から失業手当がもらえるというメリット(一般の退職は失業手当がもらえるのは3か月後)もあり、転職しないという行動も検討しましょう。
仕事を辞めたいのは甘えなのか
「退職は気持ちの甘えであり、若いうちは辛くてもやり通すべき」などの考え方があります。確かにある程度仕事をしないと見えてこない良さがあるのは事実です。
ですが、全員が該当するわけじゃありません。辞めたい原因を解決するためにしっかり活動し、対処もしたが改善しなかった。こういう事もあります。
原因が解決しないまま仕事に取り組むのはとても難しいです。精神的な苦痛で心を病む場合もあります。人には向き不向きが存在し、それは仕事にも関係します。
努力をしたが辞めたいと思う原因が改善しない場合は、無理に仕事を続ける必要はありません。この場合は会社を辞めることと甘えはまるで別問題です。
定期的に辞めたいと思ってしまう人は
「仕事がだるくてやりたくない」「朝が起きずらい」「責任ある仕事がしたくない」などの理由から仕事を辞めてしまう人がいます。他人からすれば怠け者のイメージですね。
これは仕事に対して不真面目な印象を受けますが、実は場合によってとても重要な心のサインである可能性があり、うつの傾向が潜んでいる場合があります。
人によって判断が難しい事ですが、うつ傾向にある人の合は、怠けたいのが理由ではなく心的な負担が人より多くかかり、業務自体が辛いのです。
定期的に辞めたいと思う人は、心理カウンセラーや転職エージェントをしっかり利用し、自分の心の繊細さを受け入れ、仕事を選びましょう。
どうしても辞めると決めた人は
ここまでで、辞めたい原因をはっきりさせ対処も取り組んだ。それでも仕事を辞めたいと考える人は、退職にむけた取り組みをしましょう。
ここで重要なのが退職は必ずする必要はありませんが、退職するための活動は必ずしてください。
なぜなら、退職する活動の中で、他の会社と自分のいる会社を比べる機会が多くなり、それにより今まで見えてこなかったことが見えてくる場合があるからです。
ですので、転職活動は必ず行い、自分の転職したい条件にあった仕事先があり内定も決まったら退職へ進めていきましょう。
退職までの流れ
退職の流れとしては以下のようになり、大体はこのように進むと思います。ただ、社内規則や業務の関係上変化するところはあると思いますので注意してください。
- 自分の直属の上司に退職について話す
- 退職の1か月前に退職願いを提出する
- 引き継ぎ業務や退職に向けた活動をする
- 退職
会社によっては、退職願だけでは不安なケースもあるので退職する2週間前に退職届を提出いつする場合もあります。
会社が辞めさせてくれない時は
法律上、退職届を提出してから2週間後には会社に行かなくて大丈夫ですが、一般的には社内規則に1か月前に申請とある場合が多く、退職をスムーズに行うためにも一か月前に提出しましょう。
しかし、会社としては退職されると大変な部分もあるので、退職させてくれないケースもあります。
例えば、直属の上司に退職願を提出したがうやむやにされて退職自体を濁されたり、上司が高圧的で退職願辞退提出できないなどがあげられます。
こういう場合は”退職代行サービス”を利用しましょう。会社との問題や自身の精神面的にも大きく負担を減らせるので、検討してみてもいいと思います。
【まとめ】:仕事を辞めたい時の取るべき行動とは
ここまでで、会社を辞めたい時に何から始めるのか説明させていただきました。最後に簡潔に以下の表としてまとめましたので、それを見て確認していただきたいと思います。
- なぜ辞めたいのか、原因をはっきりさせる
- 一時的な感情じゃないか考える
- 原因に対処してみる
- どうしても辞めると決めたら退職に向けて行動
上記の行動から、まずはしっかり仕事を辞めたい理由をはっきりさせましょう。この行動から自分が何で悩んでいるのかを理解することが今後の行動にも関わるのでとても重要です。
原因が一時的な感情の変化ではなく、継続するものなら対処をしましょう。対処することで、原因が解消するなら仕事を継続できると思います。
しかし、どうしても改善されない場合は悩まずに転職をしましょう。辛い状況をいつまでも続けてもいい結果は出せません。無理だと分かったら即行動です。
辛い現状を我慢せず、まずは気軽に理由調べから始めてみましょう。ここまでの情報が少しでも参考になれば幸いです。