「仕事を辞めたい!」そう思っているあなた。ただ漠然と「辞めたい」と思いながら働き続けるより、なぜ辞めたいと感じているのか理由を明確にすることをおすすめします。
なぜ仕事を辞めたいと感じるのか、理由を明確にすることで、その後自分が取るべき行動が見えてくるためです。
ここでは、仕事を辞めたいと感じたときに辞める判断材料となるポイントや、退職を決めたら取るべき行動について解説します。
(アイキャッチ画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/%E3%83%A9%E3%83%83%E3%83%97%E3%83%88%E3%83%83%E3%83%97-%E3%82%AA%E3%83%95%E3%82%A3%E3%82%B9-%E6%89%8B-3196481/)
仕事を辞めたいと感じたときは理由を明確にしよう
仕事を辞めたいと感じたときは、理由をはっきりさせておくと、職場に残るか、あるいは転職するかなど、やるべき行動が見えてきます。
例えば、人間関係の悩みが原因で仕事を辞めたいと感じた場合。部署異動によって解消される可能性があります。相手の態度や行動を改善するのは難しいため、苦手な相手との関係に悩んだ場合は離れるのが効果的です。
また、仕事が合わないと感じて辞めたいとなった場合は、転職を検討するのもひとつの方法といえるでしょう。
このように、漠然と仕事を辞めたいと考えるより、なぜ辞めたいかをはっきりしておくことで、その後の行動が見えてくるため、理由を明確にするのが大切です。
仕事を辞めたいのに言い出せないのはなぜ?
多くの人が仕事を辞めたいと感じながら同じ会社で働き続けているでしょう。
なぜ、仕事を辞めたいと感じながらも辞められないのか、主な3つの理由について解説します。
- 同僚に迷惑がかかると思っている
- 上司に何か言われると思うとこわい
- 経済面が心配
仕事を辞めたいと感じながらも、言い出せない人は当てはまっているのではないでしょうか。なぜ、このような思いを抱えてしまうのか、具体的に解説します。
同僚に迷惑がかかると思っている
自分が仕事を辞めてしまうと、同僚の仕事量が増えてしまい、迷惑をかけると考える人が多いです。
また、仕事を辞めることで周りの同僚から「忙しいのに辞められたら更に忙しくなる」「自分だけ楽をするつもりなのか」など、嫌味を言われると考える人もいるでしょう。
周りの目を気にするあまり、仕事を辞めたいと言い出せない人がいると考えられます。
上司に何か言われると思うとこわい
退職の意向を伝えるとき「上司に辞める理由を詳しく追及されるのではないか?」「怒られるのではないか」と不安に思うと、言い出せない場合があります。
転職経験者の話では、退職願を提出したところ、部署異動や休職などを利用して何とか退職を引き止めようとされたこともあるといいます。
職場内でそのような経験をした同僚がいた場合、なおさら言い出しにくくなるでしょう。
経済面が不安
退職後、経済的に生活していけるのか、心配で仕事を辞めたいけど言い出せない人が多いでしょう。
正社員で働いている人は、毎月安定した収入が得られており、経済面での安心につながっています。
経済面が心配で仕事を辞めたいと言い出せない場合は、先に次の職場を探しておいたり、内定をもらっておくと安心です。
仕事を辞めたい!判断するポイント①職場の人間関係
仕事を辞めたいと感じたとき「本当にやめていいんだろうか?」と悩むこともあるでしょう。
ここでは、仕事を辞めたいと感じたときに、本当に辞めるタイミングなのか、判断するポイントについて解説します。
まずは、職場の人間関係についてです。仕事を辞めたいと感じる人の多くは、以下のような人間関係に関する悩みを抱えています。
- 上司に理不尽な理由で怒られる
- 同僚が陰口を言っている
- 後輩のミスは自分のミスと言われフォローに追われる
- 職場内に派閥があり、どこかに所属しなければならない
学生時代は自分と気の合う友人と多くの時間を一緒に過ごせたでしょう。
しかし、仕事では気が合わない同僚や上司でも、コミュニケーションを図らなければならない場面が多々あります。
そのような場面で人間関係に悩み、仕事を辞めたいと感じてしまいます。
仕事を辞めたい!判断するポイント②健康を害している
仕事が原因で、うつ病を発症したり、腰痛や膝痛などの苦痛の伴ったりすることで仕事を辞めたいと感じる場合は、退職を検討してもよいでしょう。
仕事に関する悩みによって、食欲がなくなったり、眠れなくなったりすると、注意力や集中力が低下し、事故につながる可能性も考えられます。
健康を害するほどの職場環境や業務内容は、長く働けるとは言えません。
場合によっては、長期的な通院や手術が必要になる可能性もあります。そうなる前に、現在の職場を離れ、仕事の環境を見直しましょう。
仕事を辞めたい!判断するポイント③仕事内容が合わない
求人情報では自分に合っていると思い入社しても、実際に携わる仕事内容が異なる場合があります。
また、自分の強みやスキルが活かせないと感じる仕事内容は、仕事に向いてないと感じ、辞めたいと思うでしょう。
自分のやってみたい仕事が社内にある場合は、部署異動を希望してみるのも、ひとつの方法です。そうではない場合は、他に自分に合う会社を探すと、仕事に張り合いが出て、やりがいにつながるでしょう。
仕事を辞めたい!判断するポイント④適切な評価がされていない
自分が担当している仕事に対して、適切な評価がされず、待遇や給料が悪いと感じた場合は、仕事を辞めるタイミングといえます。
例えば、上司の好みによって評価が変わったり、サービス残業ばかりで労働時間に対する給料がもらえなかったりする場合は、適切な評価がされていないと感じるでしょう。
特に残業代やボーナスなど、会社の規律に関わるものを自分に合うように変えるのは難しいため、自分の能力や頑張りを適切に評価してくれる会社に転職するのがおすすめです。
仕事を辞めたい!退職までの準備①転職活動
仕事を辞めたいと感じ、退職を決めたら、まずは転職活動を開始しましょう。退職する前に次の働き先を決めておくことで、経済面での安心につながります。
ただし、早く辞めたいからと焦って次の仕事先を決めてしまうと、給料が安かったり、労働条件が合わなかったりする可能性があり、転職に失敗してしまいます。
気持ちにゆとりを持って、次の仕事先に求める条件や労働環境などを明確にして転職活動をしましょう。
仕事を辞めたい!退職までの準備②退職願を提出
会社に退職願を提出するタイミングは、退職希望日の1~3か月前としているところが一般的です。就業規則を確認し、自社の定める期間に合わせて退職願を提出しましょう。
退職までになぜ、月単位での日数が必要なのでしょうか?主な理由は、以下の通りです。
- 業務の引継ぎが必要なため
- 人員配置の見直しのため
- 人員募集を行うため
主に、あなたが退職した後も業務に滞りがないように準備する期間として、決められています。
仕事を辞めたい!退職までの準備③業務の引継ぎ
退職願が受理され、退職日が決定したら、自分が担当している業務を引き継ぎましょう。
あなたが退職した後に、仕事を担当する社員がスムーズに業務に入れるようにしておくことは、最低限のマナーといえるでしょう。
後任のために、あらかじめ自分が携わってきた仕事の手順やテンプレートなどを作成しておき、後で確認できるようにまとめておくのがおすすめです。
お互い気持ちよく、退職日を迎えられるように最後まで確実に業務に取り組みましょう。
まとめ:仕事を辞めたい理由を明確にしてから行動しよう
誰もが1度は「仕事を辞めたい」と思う場面があるでしょう。仕事を辞めたいと感じた理由を明確にすることで、休職したり部署異動したり、あるいは転職したりなどの方法が見えてきます。
仕事を辞めたいと感じる理由のなかには、自分の努力だけでは改善できないこともあるでしょう。
漠然と「辞めたい」だけでは現状は変わらないため、自分の中で理由を追求し、自分に合った職場環境や業務内容で、やりがいを感じながら仕事に取り組みましょう。