「最近、よく耳にする格安SIMとは何だろう?」「毎月のスマホの支払いが高いけど、乗り換えたほうがいいのだろうか?」など、格安SIMについて疑問に思っていませんか?
初めての人にとっては、「格安SIM」は、安くなるのはいいけど、不便にならないか心配…」って考えますよね。
今まで大手携帯会社で契約して、格安SIMを知らない人も多いのではないでしょうか?
格安SIMと言っても、「よくわからないし、めんどくさそう、どれくらいやすくなるの?メリット・デメリットは?」そんな疑問を持つ、初心者の方にもわかりやすく説明します。
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「格安SIM」のSIMとは?
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SIMとは、スマホの中に入っているICカード(SIMカード)のことで、電話番号や加入者の情報などが、スマホが使えるために記憶されたものです。
それで「格安SIM」というのは毎月の利用金額が格安になるということです。SIMにはサイズと種類があります。
量販店やオンラインショップなどで購入できますが、利用する通信会社、スマホの種類によって相性があるため、購入するときは、その点に注意して自分で選ぶ必要があります。
「格安SIM」とは、なぜ安いのか
格安SIMは、NTTドコモやau、softbankといった大手キャリア(MNO)から、通話やインターネットの回線を借り、SIMカードを使って、通話やインターネットの利用者に提供するサービスを言います。
そのため、通信設備などを維持・サポートするための費用、実店舗を設けていないネットでの販売が中心なので、人件費やテナント料もカットできます。
また、多くの格安SIM会社(NVNO)が、独自に通信料や料金を設定していて、安く抑えられることができます。
「格安SIM」のメリット
格安SIMを使うことで得られるメリットは、3つあります。それは、以下の通りです。
- 月々の料金がとにかく安い
- 料金プランがシンプル
- 大手キャリアのような2年縛りがない
月々の料金がとにかく安い
携帯支払いの月額平均は、大手3キャリアは「8,312円」、格安SIM「4,424円」(2020.11MMD研究所調べ)差額をみると、4,000円も安くなります。
料金プランがシンプル
参入する企業が増えて、必要に応じて自分に合ったプランを選べます。
大手キャリアののような2年縛りが無い
大手キャリアでは、契約を更新する月以外に契約や他者へ乗り換えをすると、違約金が掛かります。一方、格安SIMは最低利用期間が半年~1年間と短めです。プランによっては違約金自体がなかったりします。
「格安SIM」のデメリット
反対に、格安SIMを使うことでの、デメリットを見ていきましょう。それは、以下の3つになります。
- データ速度が安定しない
- 格安SIMはキャリアメールが使えない
- 店舗が少ないのでサポートが弱い
データ速度が安定しない
回線が混む時間帯(通勤・通学時やお昼休みなど)は、通信速度が遅くなる傾向があります。
格安SIMはキャリアメールが使えない。
GmailやYahooメールといったフリーメールは使えますが、キャリアメール(@docomo.ne.jp,@ezweb.ne.jp,@softbank.ne.jp)は使えません。
また、LINEの年齢認証ができないので、LINEのIDが使えません。
店舗が少ないので、サポートが弱い
格安SIMを扱うほとんどの事業者は、人件費削減のため、店舗での対面サポートを行っていません。申し込みや初期設定など、自分でやらなくてはいけないので、初心者には心配かもしれませんね。
格安SIMの選び方の3つのポイント
格安SIMのメリットとデメリットを読んで、「これなら、格安SIMに乗り換えてみたい!」と、思った人に、格安SIMの選び方のポイントを3つお伝えします。
音声機能をつけるか
格安SIMには、「音声通話SIM」と「データSIM」の2種類があります。「音声SIM」はデータ通信と通話が出来ますが、「データSIM」は音声通話はできません。
どれくらいのデータ容量は必要なのか
格安SIMはたくさんのプランの中から選ぶことができるので、使う量のギリギリのプランを選ぶとお得です。どれくらい必要かデータ量が分からない人は、今まで使っていた大手キャリアで調べるとよいでしょう。
格安SIMを入れるスマホはどうするのか
格安SIMを入れるスマホを、新しく購入するか、それとも今使っているスマホを使うのか、決めておきましょう。
大手キャリアから格安SIMに乗り換えるには
新しいSIMを利用開始するためには、手続きが必要です。方法は各社で異なりますが、専用ダイヤル電話または、契約者向けサイトからの手続きとなります。
次に、大手キャリアのスマホから番号を移して乗り換えるためには、「MNP予約番号」と呼ばれる13桁の番号が必要になります。
MNP(携帯電話番号ポータビリティ)予約番号は、格安SIMでも同じ番号を使うために必要な番号で、各スマホ会社から簡単に取得することができます。
ショップやWebからでも取得できますが、電話で聞くことをお勧めします。オペレーターに「MNP予約番号が欲しい」と伝えます。
まとめ
格安SIMは、とにかく毎月の支払額を安くできる、自分に合ったプランを選べる、2年縛りもなく、乗り換え方もそれほど難しくないので、お金を節約したい人には絶対おすすめです。
とはいえ、デメリットもあるので、お金の節約よりも、困った時はすぐショップのサービスを利用したい、通信速度を落としたくない人には、大手キャリアの方が良いかもしれません。
どちらを選んでも後悔しないように、じっくり考えて頂くきっかけになれば嬉しいです。