年間休日120日以上の企業に就職出来たら非常に嬉しいですよね。しかし、求人に年間休日120日以上と嘘が書いてある場合があるのをご存じですか?
そのような企業に入社して「騙された…。」「こんな企業に騙されない方法を前もって知りたかった…。」と後悔したくありませんよね?
この記事では求人の嘘を見破る方法や、そのような企業に入社しないためにはどうしたらよいかをご紹介します。
最後まで読んで、優良な企業に入社できるように知識を身につけていきましょう!
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年間休日120日が嘘であるのはどんな場合?
「年間休日が120日以上あるよ!」と書いてある求人に応募し、いざ入社してみたらそんなに休めなかったという方が結構います。
年間休日120日以上が噓である場合、休日の中に有休を含む場合が多いです。本来、年間休日数は会社で設定しているものなので、有休とは別扱いでなければいけません。
つまり、新入社員の場合、有休は最低10日付与されなければいけませんから年間休日が合計で130日以上なければいけません。
年間休日に有休を含むかは求人に書かれていないことが多いです。よって、直接電話をして聞くか、「年間休日120日以上(有休を含まない)」と書いてある求人に応募するのが確実です。
年間休日120日は結構嘘?年間休日は実際にどれくらいあるのか
年間休日120日以上と書いてあるのに実際はそんなに休めない企業が少なくありません。
そのような企業に騙されないためにも実際の土日祝日は年間何日あるのかをあらかじめ知っておくことが大切です。
以下に2022年から5年後の2027年までの年間休日を示します。土日祝日は年間どれくらいあるのか実際に知り、年間休日120日以上が多いか少ないか考えてみましょう!
年 | 年間休日数 |
2022年 | 120日 |
2023年 | 118日 |
2024年 | 118日 |
2025年 | 119日 |
2026年 | 121日 |
2027年 | 120日 |
上の表を見ると年間休日120日以上というのは土日祝日がすべて休めるくらいの日数だと思ってよさそうですね!これを踏まえて次段落以降では求人の嘘の見抜き方をご紹介します!
年間休日120日の嘘を見抜くための方法4選
では、年間休日120日以上が嘘であると見抜くためにはどうすればよいのでしょうか。以下ではその方法を4つご紹介します!
- 土日祝日に出勤の可能性があるかを確認する
- 業種を考える
- 電話して直接聞く
- 口コミサイトを見る
土日祝日に出勤の可能性があるかを確認する
「年間休日120日以上」と求人に書いてある企業でも「土日祝日出勤あり」と書いてある場合、休日数が嘘である可能性が高いです。
ただでさえ年間120日前後しか休みがないのに土日祝日に出勤があったら120日以上も休めないと思いませんか?
振替休日のような制度があるなら話は別ですが、その記述もない場合は、疑ってかかった方が良いでしょう。
業種を考える
次に「業種を考え」ましょう。例えば、飲食業のようなサービスの場合、土日祝日が忙しいので、あまり休めなさそうだと思いませんか?
さらに、人手が足りずに急遽出勤になることも考えられます。それらを考慮して求人を確認してみてください。「この業種で年間休日120日は嘘かもな?」と思えるようになるでしょう。
参考として、以下に厚生労働省の最新の就労条件総合調査(平成30年度)による業種別の平均年間休日をご紹介するので、年間休日120日以上の企業を探す参考にしてください!
業種名 | 平均年間休日 |
情報通信業 | 118.8 |
学術研究、専門・技術サービス業 | 118.8 |
金融業、保険業 | 118.4 |
電気・ガス・熱供給・水道業 | 116.8 |
教育、学習支援業 | 112.7 |
製造業 | 111.4 |
複合サービス鉱事業 | 110.4 |
不動産業、物品賃貸業 | 109.6 |
医療、福祉 | 109.4 |
サービス業(他に分類されないもの) | 109.0 |
卸売業、小売業 | 105.7 |
生活関連サービス業,娯楽業 | 104.6 |
建設業 | 104.0 |
鉱業、採石業、砂利採取業 | 103.8 |
運輸業、郵便業 | 100.3 |
宿泊業、飲食サービス業 | 97.1 |
電話して直接聞く
次は古典的な方法かもしれませんが、「直接企業に電話して聞く」ことが良いでしょう。
求人に書いてあることについて直接聞いてみると求人より詳しい情報を得ることができます。ここで大事なのは具体的な質問を用意することです。
「年間休日120日って書いていますが本当ですか?」だと「本当です。」で終わります。
「年間休日120日には有休は入りますか?」のように具体的な質問の方がしっかりした回答が返ってきますので試してみてください。
口コミサイトを見る
次に「口コミサイト」を見ましょう。実際に企業で働いていた人が口コミサイトに書いていることがほとんどで、その企業が実際にどんな企業なのかを考える参考になります。
以下におすすめしている3つの口コミサイトは就活する際にどれか1つは見たことがあるという人が多い有名なサイトなので、あなたもぜひ就活の参考にしてください!
年間休日120日休んでいないのに嘘にならない場合とは
ここであなたに気を付けてほしいことがあります。実は年間120日以上休めてなくても、嘘にはならない場合があるのです。嘘にならない場合は以下の2つが考えられます。
- 休日出勤がある
- 雇用契約書に書いてある
休日出勤がある
36協定※が結ばれていて、払うべき給料が支払われていれば、休日に社員を労働させることが可能です。
休日出勤をさせたからといって振休をとらせる必要はないし、強制出勤させることも違法にはなりません。
求人をよく確認し、「休日出勤がある」と書かれていれば、年間休日120日以上と書かれていても実際は休めない可能性があるので注意が必要です。
※36協定とは「労働基準法第36条に基づく労使協定」のことで、会社がこれを締結した場合は「時間外労働を行う業務の種類」や「1日、1か月、1年当たりの時間外労働の上限」を決める必要があります。いわゆる会社が社員を働かせすぎないようにするために設けられた協定です。
雇用契約書に書いてある
企業は社員と労働契約を結ぶ場合、所定労働時間や休日、賃金を書面で明示することが義務であり、この書面を「雇用契約書」といいます。
会社が雇用契約書を準備し、社員がサインすることで雇用関係が成り立つのです。
したがって、雇用契約書に求人と違う内容が書かれていたとしても、サインをしてしまえばお互いに合意したとみなされ問題にはならない可能性があります。
求人と雇用契約書をよく見比べ、異なる内容が書いてあれば要注意です。
就職支援サービスの求人なら年間休日120日も嘘じゃない!?
求人に書かれている嘘に騙されないためにはどうすればよいかをこれまで解説してきましたが、流石に1人の力では限界があります。
これから長い間働く企業を選ぶのですから、より良い企業を選びたいですよね。そのために力になってくれるのが就職支援サービスです。
就職支援サービスには基本的に信頼のある企業が求人を出していることが多く、嘘が書かれている求人はあまりありません。
また、アドバイザーと面談ができるというサービスもあるため、あなたに合う企業が見つかります!以下では4つの就職支援サービスをご紹介していますので、ぜひ参考にしてください!
- リクナビ
- マイナビ
- 就活キャリア
- キャリアチケット
おすすめの就職支援サービス①:リクナビ
まずは「リクナビ」です。「就職支援サービスといえばここの会社!」といっても過言ではありません。
一般的な就職活動を行う90%以上の学生が登録をしており、掲載企業数も業界トップクラスを誇ります。
リクナビはなぜこんなに高い実績を出すことができているのでしょうか?その理由について以下に表でまとめておりますので、ご覧ください!
リクナビの特徴 |
掲載企業数が1万社以上 |
中小企業に強い(掲載企業の半分以上が中小企業) |
全国各エリアで合同企業説明会を実施している |
「リクルーティングアドバイザー」がサポートをしてくれる |
面接の支援を実施している |
企業共通エントリーシートで何度もエントリーシートを書く必要がない |
適性検査の対策ができる |
インターンや仕事体験に応募できる |
おすすめの就職支援サービス②:マイナビ
リクナビと同じくらい有名なのが「マイナビ」です。リクナビと同じく、国内最大級の就職支援サービスといってもいいでしょう。
マイナビの特徴は以下の表のとおりです。サービスとしてはリクナビと似ているため、就活の際はまずこの2つを登録しておきましょう。
マイナビの特徴 |
掲載企業数が2万社以上 |
全国各地で説明会・イベントを実施している |
適性検査の対策ができる |
キャリアカウンセリングによって就活に有利な情報を得ることができる |
非公開求人を紹介している |
企業共通エントリーシートで何度もエントリーシートを書く必要がない |
簡単な自己分析がたった3分でできる |
インターンや仕事体験に応募できる |
面接後にフィードバックを受けることができるため、次に活かせる |
おすすめの就職支援サービス③:就活キャリア
「就活キャリア」とは学生のことを第一に考え、サポートを行っている就職支援サービスです。
あなたの希望と志向をしっかりと把握した上で、非公開求人を含めた内定確率が高い企業を厳選して紹介してくれます。
まだまだいい点がたくさんあるため、以下に表でまとめました。就活を行う際にぜひ活用してみてください。
就職キャリアの特徴 |
履歴書を1枚提出すれば、複数の企業にエントリーできる |
企業への応募手続きや選考の日程調整を代行してくれる |
非公開求人が多数あり、あなたに本当にあった企業がみつかる |
専任アドバイザーから客観的なアドバイスがもらえるため、あなたの強みを見つけやすい |
面接練習であなたの魅力を伝える方法がわかる |
面談後に企業からの評価内容をフィードバックされるため、次に活かせる |
エントリーシートを添削してもらえる |
おすすめの就職支援サービス④:キャリアチケット
最後はキャリアチケットです。企業との間に強いパイプがあり、内定率が80%を誇ります。
就活のプロからマンツーマンサポートを受けることができ、人事に刺さる伝え方を教えてくれるサービスです。
以下に、キャリアチケットの特徴について表でまとめていますので、是非ご覧ください!
キャリアチケットの特徴 |
最短2週間で内定がとれる |
アドバイザーが企業選定、書類作成、面接の日程調整をしてくれる |
企業と強いパイプがあるため、特別推薦枠が多数 |
あなたの苦手や要望に合わせてサポート内容を変えてくれる |
まとめ:年間休日120日の嘘に騙されないために
年間休日が120日以上と平気で嘘をつく企業はこの社会にはたくさんあります。そのような企業に騙されないためにも、嘘を見破る方法を今すぐ覚え、自分自身を守る力を身につけてください。
そして、就職支援サービスに登録し、あなたの希望する条件に合った企業を探しましょう。以下にご紹介した就職支援サービスとその特徴を表にまとめましたので、今すぐ登録してください!
おすすめの就職支援サービス | 特徴 |
リクナビ | 中小企業に強い(掲載企業の半分以上が中小企業) |
マイナビ | 簡単な自己分析がたった3分でできる |
就活キャリア | 企業への応募手続きや選考日程調整を代行してくれる |
キャリアチケット | 最短2週間で内定がとれる |
この記事を通して、あなたの希望に合う優良企業を見つけ、社会に大きく貢献できることを心から願っています。就職活動頑張ってください!