「ネオキャリアの離職率はどのくらいだろう」「ネオキャリアはやばいってよく聞くけど実際はどうなんだろう」と考えていませんか。
ネオキャリアを就職の選択肢の一つに考えている人も多いでしょう。
Googleの検索窓に「ネオキャリア」と入力すると、検索候補ワードに「やばい」「辞めたい」「パワハラ」などネガティブなワードが出てきます。実態が気になりますよね。
そこで本記事ではネオキャリアの離職率や評判・口コミについて徹底解説していきます。ぜひ、最後まで読んでみてください。
(アイキャッチ画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/24994971#goog_rewarded)
ネオキャリアの会社情報、事業内容
ネオキャリアとは一体どんな会社なのでしょうか。ネオキャリアの会社情報、事業内容は以下の通りです。
会社名 | 株式会社ネオキャリア |
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設立 | 2000年11月15日 |
資本金 | 1億円 |
売上高 | 506億円(2021年9月期) |
本社住所 | 東京都新宿区西新宿1-22-2 新宿サンエービル2階 |
従業員数 | 3539人(2022年8月31日時点) |
事業内容 |
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ネオキャリアは人材関連事業を中心にサービスを展開している会社です。
転職エージェントサービスである「第二新卒エージェントneo」を運営しており、2万人を超える若年層の就職支援実績があります。
ネオキャリアの離職率
ネオキャリアのはっきりした離職率は分かりません。しかし、離職率が高いことが分かるデータがあります。
それは会社に在籍する従業員の平均年齢です。全国平均と比べてみましょう。
ネオキャリアの平均年齢 | 27.8歳 |
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正社員の平均年齢(全国) | 42.9歳 |
15.1歳の差があり、ネオキャリアの方が平均年齢が低いです。
これは活気があり、エネルギッシュな企業ともいえますが「長続きする社員が少ない」ことも意味します。平均年齢の低さから、ネオキャリアの離職率は高いと言えるでしょう。
また、会社の評判が見られる転職口コミサイト「カンパニー通信」にて気になる口コミがありました。
激務です。新卒入社すると、基本夜9時までが定時のような勤務形態となるため、女性や体力が無い方にとっては激務と言えると思います。稼働時間中は、常に電話量や成果を常に求められるため、そういった意味でも精神的には追いつめられる環境です。入社数年で70%以上が退職している状況を会社が認めているため、今後改善されることもあまり想定できません。
引用:カンパニー通信(https://company-tsushin.com/)
明確な数字は出ていないものの「入社数年で70%以上が退職している」事実を会社が認めているようです。
ネオキャリアの退職理由
カンパニー通信にて、ネオキャリアに在職している方と退職済みの方の会社レビューを見ることができます。
その中で最も退職理由として多かったのが「業務量と給与が見合っていない」という待遇面に関することでした。
残業は基本的に推奨しており、上司も先輩方も早く帰ろうという意思がありません。みなし残業のため、残業代がもともと入った給与になっているのでしょうがないとは思いますが、できることなら残業せずに帰りたいというのが本心です。(中略)12時間会社にいることもあるので辛いです。
引用:カンパニー通信(https://company-tsushin.com/)
入社した年からコロナウイルスが流行しだしたこともあるが、初日から研修もほとんどなしでテレアポを行い月の平均残業時間は50時間を悠々と超えています。挙句の果てに交通費は手続きがうまく行えなかったという理由で三か月未払いが続いていた状態です。見ても感じてもわかるくらい社員を大切にしない会社で辞めても、また採用すればいいと考えていたので退職することにしています。
引用:カンパニー通信(https://company-tsushin.com/)
「激務すぎた」という口コミもありましたが、給与が割に合っていないことと共に不満が出る材料だったようです。
部署ごとに業務量は大きく異なるため、全ての部署が激務であるわけではないことを把握しておきましょう。
離職率の全国平均
2020年に厚生労働省が「新規学卒就職者の離職状況」にて、新卒就職者の39.5%が3年以内に離職しているデータを発表しました。
また、人材業界に長く携わっている「ビズリーチ」の独自調査によると、中途採用者の3年未満の離職率は約50%です。
ネオキャリアについては離職率に関する以下の口コミがありました。
完全なブラック企業でした。社員を大切にしているとはどうしても思えませんでした。新卒が入社して3年以内の離職率も非常に高いです。特に、今年度はコロナの影響もありましたが、新卒約350名の内、すでに200名以上が辞めていると思います。社風、給料、残業時間、職場環境など、さまざまな観点から考えてブラック企業だと言えます。
引用:カンパニー通信(https://company-tsushin.com/)
350名中、200名以上がやめていることを加味すると、ネオキャリアは全国平均よりも離職率は高いようです。
ネオキャリアがやばいと言われている理由
「ネオキャリア」とYahoo!やGoogleの検索窓に打ち込むと検索候補ワードに「やばい」というワードが出てきます。
なぜネオキャリアがやばいと言われているのか、理由は以下の3つです。
- 激務で残業が多すぎる
- 業務量と給与が見合っていない
- 退職者の母数が大きい
上記の「激務で残業が多すぎる」と「業務量と給与が見合っていない」は口コミであった通りで会社の内部事情についてです。
ネオキャリアの場合、新卒や中途などで入社する人数が多い一方で、退職する人も数多くいます。ネオキャリアの新卒採用人数を見てみましょう。
年度 | 採用人数 |
2022年度 | 101~200人(予定) |
2021年度 | 56人 |
2020年度 | 364人 |
2019年度 | 438人 |
退職者が次の職場で、ネオキャリアについて悪く話すと母数が多いため一気に噂は広まるのです。
ネオキャリアの離職率は高いから評判や口コミも悪いのか?
ネオキャリアの離職率は高いことを前述してきましたが、評判が悪いわけではありません。
会社の評判が見られる転職口コミサイト「カンパニー通信」にて、現社員の方や元社員の方の口コミをリサーチした結果だと、良い口コミと悪い口コミは5:5ほどの割合でした。
そのため、評判が悪いとは言い切れません。退職者の方の口コミでも前向きな理由で退職した方も多くいました。
ネオキャリアの良い評判と悪い評判をそれぞれ見ていきましょう。
ネオキャリアの良い評判・口コミ
ネオキャリアの良い評判・口コミをいくつか紹介します。以下のような評判・口コミがありました。
最終の役職は副支店長でした。少人数の支店でしたが、新卒の教育も任せてもらうことができ、メンバーでは経験できないスキルを学べました。当時25才でしたが、自身も余裕のない中で新卒の育成をするために時間の調整や、自身の営業活動の効率化を行い、残業時間もあまり延びることなく働けました。成長した分評価していただき、育成等も任せてもらい、働けば評価され、お給料に反映されていく仕組みになっていたのでやる気が継続しました。
引用:カンパニー通信(https://company-tsushin.com/)
新卒で入社した会社ですが、入社する会社は成長できる会社にしようと決めていました。もともと話をすることに苦手意識があり、それを克服したいという目的もあり営業職で絞って探していました。その中で、自分自身も会社も「成長し続ける」ことを大切にしている会社であり、「お客様の成長」にも目を向けた営業がされている点に魅力を感じました。
引用:カンパニー通信(https://company-tsushin.com/)
会社独自の休暇日として「子供の成長見逃さないday」というものがあり、子供の卒園式や運動会などは有給を取る制度がありました。その他にも子供をオフィス見学に連れて来る日があるなど、子供がいる社員にとってはとても良い制度が多くありました。社会保険などは完備されており、安くスポーツジムやレンタカーなどを利用することが出来、頻繁に使用していました。クライアントの製品や商品は特別価格で購入できる事もあり、オーダーメイドのスーツを作成し、とても満足していました。
引用:カンパニー通信(https://company-tsushin.com/)
若いうちからリーダーとして仕事ができるのは、社員の成長に重きを置いているネオキャリアならではのものです。
「福利厚生にも満足していた」という口コミも多くありました。口コミにある「子供の成長見逃さないday」のほかにも「リフレッシュ休暇」などもあります。
若手が成長ができる環境が整っており、能力があればどんどん昇格できる成長意欲の強い人に向いている会社です。
ネオキャリアの悪い評判・口コミ
次にネオキャリアの悪い評判・口コミを紹介します。以下のような評判・口コミがありました。
まず、この会社は俗にいうブラック企業です。見込み残業45時間を含む給与でしたが、当時は一日12時間以上働いていました。朝も夜も時間外に研修や会議を行うのは当たり前でした。しかし、当然残業代は出ませんでした。また、家でも業務を行なわないと仕事が終わらないということを考えると、給与には到底満足できませんでした。時給換算すると、東京都の最低賃金は下回り、学生時代のアルバイトの方がよっぽど稼げるほどです。
引用:カンパニー通信(https://company-tsushin.com/)
「20代は仕事が一番大事でプライベートは重視しない」という文化があるので、そもそもライフワークバランスという言葉の捉え方からギャップがありました。そのような価値観のため、当然無駄な残業が多く、プライベートな時間を確保するのが難しいと感じていました。定時に帰れない雰囲気があり、仕事がなくても残っている社員が多くいました。残業手当も上限が定められており、残業しても収入が増えたり成果が上がるわけではないので、なんのための残業かと感じていました。
引用:カンパニー通信(https://company-tsushin.com/)
就業時間は9時半から18時30分です。なのに強制的に毎日18時30分からの来客予定が入っています。なので基本的に帰れなくなります。残業代は見込み残業の45時間分しかでませんが、毎日3、4時間は残業です。なので飲みに行く時間はいつも21時30分からでした。ライフワークバランスではなく、ワークのためのライフバランスをとっていたような状態で、仕事を円滑にするためにプライベートタイムも費やしていた思いです。
引用:カンパニー通信(https://company-tsushin.com/)
悪い評判・口コミで多かったのが「給与」と「ワークライフバランス」に関することです。
45時間/月の固定残業制の給与形態のため、残業が日常化していることに不満を持つ人が多くいました。
ネオキャリアの離職率の高さは今後改善されるのか
結論から言うと離職率を改善するための活動は行っています。ネオキャリアでは新卒300人と1on1面談を行い、社員のコンディション管理を行ってきました。
しかし、300人と1on1面談するのに1ヶ月半かかるため、その間にコンディションが変化する課題がありました。
そこでjinjer株式会社の「サーベイオプション」というマネジメントツールを導入。アンケートに社員が回答する施策をとり、コンディションの悪い従業員とピンポイントで面談を行いました。
その結果、離職率が11.8%減少。「株式会社ネオキャリアの導入事例」ではこのことについて詳しく書かれているので、ぜひ目を通してみてください。
ネオキャリアで働く3つのメリット
ネオキャリアで働くメリットについてそれぞれ詳しく解説します。
悪い評判もあるといえどメリットも多くある会社であることは間違いありません。ネオキャリアで働く3つのメリットは以下の通りです。
- キャリアアップが早い
- 実力主義で仕事にやりがいを感じられる
- 契約社員で入社しても正社員になれる
キャリアアップが早い
1つ目はキャリアアップが早いことです。20代中心の若手が活躍する会社であるため「人を育てる」という社風があります。
若手がリーダーとして仕事を進めることや、人材の移り変わりが激しいことなど、仕事においてのチャンスは数多くあるので成長できる環境が整っている会社です。
実力主義で仕事にやりがいを感じられる
2つ目は、実力主義の会社であるため仕事にやりがいを感じられることです。
実力主義のため、若手であっても実力次第でトントン拍子に昇進することも可能。
「成果」と「行動」の2つの指標で評価する人事制度のため、昇進にスピード感があります。
契約社員で入社しても正社員になれる
3つ目は、契約社員で入社しても正社員に昇格できることです。このことが入社の決め手になった口コミもありました。
ネオキャリアの志望理由:契約社員で入社しても社員になれるから事務での仕事が初めてだったので、なかなか採用してもらえませんでした。正社員が今は無理でも契約社員で入って後々正社員になれるような会社を探していました。資格等がなくても雇ってもらえる会社、ある程度の給料、土日、祝日休み、残業が少ない会社という自分の中である会社条件に合っていたので、入社しました。今は、キャリアアップのため辞めてしまいましたが、とても役に立ちました。
引用:カンパニー通信(https://company-tsushin.com/)
「離職率の全国平均」にて、ネオキャリアの離職率は全国平均に比べ高いと前述しました。
ネオキャリアではスキルが身に付くので、キャリアアップのために転職する方も多くいます。これも離職率を上げている要因の一つかもしれません。
ネオキャリアで働く上で想定される3つのデメリット
ネオキャリアで働く上で想定される3つのデメリットは以下の通りです。
- 業務量と給与が見合わない場合がある
- ノルマが高く設定される
- 激務な部署がまだ存在する
それぞれのデメリットについて詳しく解説していくので、ぜひ参考にしてください。
業務量と給与が見合わない場合がある
1つ目は、業務量と給与が見合わないことです。以下の口コミを見てみましょう。
一般の役職で8時から21時ですが、役職があがると勤務時間は延びます。でも給与は3、4万しか上がりません。土日に無給でお仕事をしているなんてこともあるので、俗にいうブラック企業なのかと思います。4年間働きましたが正直ホワイト企業だと思ったことは一度もありませんでした。
引用:カンパニー通信(https://company-tsushin.com/)
役職があがると業務量は増えるが、給与はそこまで上がらないようです。割に合っていないため、社員が不満を感じやすい主な原因になっています。
ノルマが高く設定される
2つ目は、ノルマが高く設定されることです。実力主義の会社であるため厳しいノルマが課せられます。
ノルマに追い詰められ疲弊していくと休日でも十分休めないこともあり、ワークライフバランスが乱れがちです。
ネオキャリアでは人の成長に重きを置いているので、あえて厳しいノルマを課しているのかもしれませんね。
激務な部署がまだ存在する
3つ目は、激務な部署がまだ存在することです。ネオキャリアでは21時になるとPCの電源が強制的にオフになります。
これは残業時間抑制のための取り組みです。しかし、このことが原因で定時が21時に常態化している部署があります。
業務時間外に仕事をしなければ、日々の業務に支障をきたす状態が増えると悪循環に陥り、毎日のように残業をしている部署もまだ存在するようです。
離職率が低い会社の4つの特徴
離職率の低い会社の特徴を4つ紹介します。転職活動や就職活動の参考にしてください。
- 福利厚生が充実している
- 過度な残業や休日出勤がなくワークライフバランスが保ちやすい
- 業績が良く安定した給与がある
- 研修や教育カリキュラムが充実している
この特徴に当てはまる会社は離職率が低いです。それぞれの特徴について解説していきます。
福利厚生が充実している
福利厚生とは家族手当や育休、産休などを指します。これらが充実している会社は社員が経済的にも健康的にも安定しており、離職率が低いです。
福利厚生は会社が社員に提供するサービスなので、充実していない会社は社会的信頼を得にくく社員がすぐに退職していきます。
過度な残業や休日出勤がなくワークライフバランスが保ちやすい
過度な残業や休日出勤がないと、プライベートの時間が確保されるため精神的なストレスを抱えにくくなります。
ワークライフバランスが充実している会社の見分け方は、女性社員の在籍数を確認すること。
女性は妊娠や出産でなかなか職場に定着できない方も多くいます。そのため、女性社員の在籍数が1つの指標になるのです。
業績が良く安定した給与がある
経済的な余裕は心の余裕に繋がるため、会社に対する満足度が上がります。
収入が低いと追い詰められがちになりイライラしがちです。不安定な精神状態が日常生活や人間関係に支障をきたす可能性だってあります。
業績は会社の公式サイトにのせている会社もあるので、一度確認してみると良いでしょう。
研修や教育カリキュラムが充実している
研修や教育カリキュラムの質が良いと、自然にコミュニケーションが活発になり、良好な人間関係を築けます。
仕事に対する意欲が高まりやすいだけでなく、居心地も良くなるためモチベーションが上がります。
ネオキャリアの離職率や評判、口コミのまとめ
ネオキャリアの離職率は全国平均に比べて高いといえます。そのため、悪い評判や口コミが多いイメージがついていますが、そんなことはありません。
実際には悪い評判と良い評判の割合は5:5です。激務の割に給与が低いことが悪評立つ原因でした。
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