最近では、ペットとして珍しいアヒルもYouTubeなどでたくさん見ることができますが、「アヒルをペットとして飼いたい!」と思った方はいるのではないでしょうか。
アヒルをペットとして飼うにはかなりマイナーで、飼い方が分からない方も多いと思います。そんな方に向けてこの記事では、アヒルの性格やペットとして飼う場合の注意点などを紹介しています!
犬や猫とは違ったアヒルならではの魅力があるので、かわいくてとてもおすすめですよ!この記事を読めばアヒルの基礎知識やペットの飼い方を網羅できるので是非最後まで読んでみてください!
アイキャッチ画像出典:https://www.pexels.com/ja-jp/photo/13992817/
アヒルはどんな動物?ペットとして飼えるの?
アヒルは、カモ科のマガモ属で水鳥の仲間です。しかし、飛行するのはとても苦手でほとんど飛ぶことはできません。
アヒルの性格はとても人懐っこく、喜怒哀楽がはっきりしているため、飼いやすい動物と言えます。一番の魅力はヨチヨチ歩きでしょう。アヒルのコマーシャルを見て魅了された方も多いと思います。
また、犬や猫などの他の動物とも仲良くできる動物と言われており、現在ペットを飼っている方でもアヒルとうまく共存できますよ!
しかし、アヒルを飼う上でデメリットも少なからずあるので、犬や猫に比べると人気は少ないのが現状です。このあとデメリットについても紹介しますね。
ペットにできるアヒルの種類は?
「種類がたくさんあると選ぶのがめんどうだよ!」と思っている方。安心してください。
アヒルの種類は全部で20品種ほどありますが、ペットとして飼育可能なのは3種類のみです。見た目の可愛さや重量などで、自分にピッタリのアヒルを厳選しましょう!
- コールダック
- シロアヒル
- アオクビアヒル
コールダック
体重は600g~1,000gほどで、3種類の中では一番軽量です。体格もかなり小さめで、手に乗せてあげると、それほど重量も感じない上に、丸くなってとてもかわいいですよ!
また、名前の通り、鳴き声がかなり大きく近所迷惑にもなりかねないので注意が必要になります。
シロアヒル
シロダックはコマーシャルで頻繁に見る品種で、ペットの中でも一番の人気があります。アヒルと言えばこの品種をイメージする方も多いと思います。
体重は3kg~5kgほどで3種類の中で最も重量があります。コールダックと見た目はかなり似ていますが、大きさはかなり違います。
鳴き声はコールダックに比べてかなり小さめなので、マンションに住んでいる方におすすめです。
アオクビアヒル
羽の中にある青い模様が美しいアオクビアヒル。オスとメスで色が違うのも特徴的です。
オスは頭部が緑色をしていて、首に白いラインがあります。胸の部分は褐色をしています。メスは全身が褐色で黒斑があるのが特徴です。
体の模様やカラーリングに魅力を感じた方は是非購入を検討してみてください!
アヒルの寿命はどれくらい?
アヒルの平均寿命は10年~20年くらいです。犬の平均寿命が10年~15年なので、アヒルの方が平均を見ると少し長生きします。
長生きするためには、どの動物にも同じことが言えますが、ストレスを与えないことです。狭いゲージの中に閉じ込めていたり不摂生な食事をしていると、当然長生きをすることはできないでしょう。
水浴びや食事などの寿命を延ばすための健康法については、以下で紹介しています!
アヒルをペットとして飼う時にするべきこと
犬や猫は人気のあるペットなので、具体的な飼育方法はイメージしやすいですが、アヒルはどんなことをしたいいのか分からないという方も多いはずです。
アヒルの寿命を延ばすためには何よりストレスを与えないことが大切です。そこで、より健康的な生活を送るためにアヒルを飼育する上でこれだけはさせておきたいということを3つ紹介します!
- 水浴びができる環境を整える
- 日光浴をさせる
水浴びができる環境を整える
アヒルは水鳥なので水浴びができる環境を作ってあげましょう!水がない硬いアスファルトや床だと足に負担がかかってしまいます。
足が軽くつくほどの水で十分なので大きめのたらいを用意し、アヒルに気持ちよく水浴びをさせ足の負担を少なくするようにしましょう!
日光浴をさせる
日光浴をさせることで、骨を丈夫に保ち、健康的な体を維持することができます。1日1回は室内でもいいので、太陽の光を当ててあげましょう!
アヒルをペットして飼うデメリットは?
アヒルを飼う上でのデメリットも理解しておかなければなりません。可愛いという理由だけで、アヒルを飼育し始めると、以下のようなデメリットのせいでストレスや近所迷惑になってしまいます。
しっかりとデメリットも理解して、最後まで責任を持ってアヒルを飼育するようにしましょう!
- 鳴き声がうるさい
- 臭いがきつい
- 賃貸では飼えないことが多い
鳴き声がうるさい
アヒルの鳴き声はうるさいです。特にメスは鳴き声が大きく、マンションの場合は近所迷惑になりかねません。
と言っても、大人に成長すると声が低くなり犬と比べるとそこまで鳴き声は響きません。何はともあれマンションの規約をしっかり守って購入するようにしましょう。
臭いがきつい
アヒルはトイレのしつけができないので、部屋のいたるところでフンをしてしまいます。そして、かなりの臭いがするのでそこは覚悟が必要です。
室内で飼う場合は、消臭剤やおしっこシートを常備しておかなければなりません。
賃貸では飼えないことが多い
賃貸物件に住んでいる方は、ペットとして一般的ではないアヒルを飼うのは難しいところがあります。マンションのベランダは、鳴き声が響いしてしまうので小屋を設置することはできません。
ペット可の物件だとしても無断でアヒルを飼育することは避けましょう。必ず大家さんに相談をして許可を貰ってから飼うようにしてください!
ペット用のアヒルの値段はどれくらい?
基本的にアヒルは牧場で購入することができます。価格は、500円~4,000円ほどで犬と比べるとかなり安価で購入することができます。
また、ペットショップでも販売されていますが、流通量が少なく価格も牧場より高くなっています。
最も高額の品種はコールダックです。理由は人気の高さと飼いやすさで、20,000円以上で販売されていることも珍しくありません。
ペットショップで購入を考えている方は、一度お店に電話をしてアヒルが販売されているか確認をとることをおすすめします。
アヒルの餌の種類・回数は?
アヒルの餌は水鳥用のエサが必要になります。タンパク質やミネラルが入った栄養価の高いものを選ぶようにしましょう。
また、1日の食事の具体的な量ですが、約400gの餌を複数回に分けて与えるのが良いとされています。当然ですが、餌を与えすぎると、過剰摂取となって長生きはできなくなってしまいます。
回数についてですが、大きさによっても異なりますが、1日2回の食事が理想的です。できるだけ食事の回数は少なめにして健康的な体を維持させるようにしましょう!
と言っても、無理にこの基準に合わせるのではなく、まずは1日2回から始めてご自身でアヒルにとって最も健康的な量を決めるのが最善だと思いますよ!
アヒルをペットとして飼育するために必要なもの
アヒルを飼育する上で何を準備したいいのかが分からない方のために、ここではアヒルを購入する前に準備しておきたいものを紹介しています。
購入した後で「あれがないこれがない」と焦らないように前もって準備しておくようにしましょう!
- アヒル用の小屋
- ペット用消臭剤
- 高額な水道代
アヒル用の小屋
小屋のサイズですが、アヒルがストレスのかからない程度の大きさがあれば十分です。小屋から逃げ出してしまわないように天井が閉じているタイプがおすすめです。
アヒルは本来水の上で生活する動物のため、足に負担がかからないよう人工芝や柔らかいマットを敷いてあげるのもおすすめですよ!また、近くに水飲み場も必須です。
ペット用消臭剤
アヒルはフンやおしっこの臭いがするため、消臭剤は必須のアイテムになります。また、除菌もすることで、感染症などを予防することもできますよ。
高額な水道代
アヒルの飼育には大量の水が必要になります。小屋は頻繁に洗わなければなりませんし、水浴びの水もかなりの量が必要になります。
そのため水道代が高額になってしまうので注意をしておきましょう。
アヒルを室内で飼いたいときの注意点!
アヒルは屋外で飼うのが一般的ですが、マンション暮らしの方や庭がないという方は、屋内でアヒルを飼育したい!という方もいるでしょう。
室内飼いで最も問題となるのが、「臭い」です。そのため、こまめにフンの掃除をするようにしてください。おすすめなのは、新聞紙や藁を敷き詰めて一日おきに取り換えることです。
その際に臭い防止のための消臭剤は忘れずに吹きかけるようにしましょう!
また、温度管理についてですが、鳥類の体温は人間よりも高いため、室内温度はそれほど気にする必要はありません。
まとめ:アヒルを家族に迎え入れて癒されよう!
アヒルは人懐っこく、可愛くて癒されるのでペットとして飼うのはとてもおすすめです!正しい知識を身につけて必要なものを揃えれば、ペットとしては珍しいアヒルでも安心して飼育できるようになりますよ!
喜怒哀楽がはっきりしていると紹介しましたが、きちんと愛情を持って育ててあげればアヒルの方から近寄ってきたりして懐いてくれるようになります。
今回ご紹介したようなことを意識して牧場・ペットショップに行ってみてください!きっとあなたにピッタリなアヒルが見つかるはずです。