「目が大きくて愛くるしい”モモンガ”をペットにしたい!」「けど、モモンガの寿命ってどれくらい?」と飼いたいけど、具体的にどんな生き物か分からないんじゃありませんか?
そこで、この記事ではモモンガを飼育する上で必要な情報を記載しております。中には知らなかったことで寿命を短くしてしまう行為などもあります。
長くペットとしてモモンガと暮らしたい方は、以下の内容で要点を確認していただき、是非最後までご覧いただけたら幸いです。
- モモンガのペットとしての人気
- モモンガとは
- モモンガの生態
- ペットで飼っている小動物の寿命
- モモンガの野生としての平均寿命
- モモンガのペットとしての平均寿命
- モモンガをペットにするのに必要な飼育条件
- モモンガをペットにした時の飼育方法
- モモンガの寿命が減ってしまう事
- モモンガの寿命を延ばすために
- まとめ「寿命を延ばしペットと長く過ごしために」
アイキャッチ画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/23507787
モモンガのペットとしての人気
小動物は”居住スペースの確保がしやすい”ことや”管理費用が抑えることが出来る”などのメリットがあり比較的飼育しやすい事が特徴と言えます。
その中で、モモンガは見た目の可愛さと購入費用からペットとして需要が高く、ペットショップのでは取り扱っているお店が多く見られます。
価格平均は2-5万円と比較的購入しやすい価格帯ですが、中にはアルビノ希少個体というものもあり、この場合は約10万円前後の価格になります。
基本は警戒心が強いモモンガですが、種類や個体差、飼育方法などでなつき安くすることが可能。飼い主のアクションに反応して飛びついてきたり、かわいい声を出して近づいたりしてくれます。
モモンガとは
モモンガと言っても種類があり、日本で購入できるのは”アメリカモモンガ”と”フクロモモンガ”の2種類になります。
どちらも見た目はかわいいのですが、フクロモモンガはおなかに袋がありカンガルーと同じ有袋類となります。繁殖を考えた場合、お腹の袋から赤ちゃんを見たい場合はフクロモモンガがいいでしょう。
似たイメージの生き物でムササビもいますが、モモンガが体長20センチ未満に対しムササビは50センチにもなるので、見た目から変わってきます。
モモンガの生態
フクロモモンガは有袋類のカンガルーやコアラの種類に属するのに対し、アメリカモモンガはリスの仲間です。どちらも夜行性で移動の際は飛膜と言って前足から後ろ足の間に幕があり滑空して移動します。
アメリカモモンガはリス科に属し、生息地域が寒冷地だったこともあり寒さに強い性質があります。フクロモモンガと比較し警戒心が強く懐きにくい、信頼してもらうのに根気が必要になります。
フクロモモンガは、生息地域が亜熱帯だったため、暑さに耐性がありますがその分寒さに弱いです。アメリカモモンガと比較すると人に懐きやすいといわれますが、警戒心が弱いという訳ではありません。
フクロモモンガは群れで生活し、鳴き声と臭いでコミュニケーションをとるので、アメリカモモンガより鳴き声は大きくトイレの臭いは強いです。
ペットで飼っている小動物の平均寿命
ペットとして飼われている小動物はどれくらいの寿命なのか。以下のようにまとめてみましたので、モモンガとの比較対象として参考にしてください。
- ハムスター: 約2~3年
- インコ: 約7年
- うさぎ: 約8年
- フェレット: 約8年
- チンチラ: 約10年
- カメ(小型): 約15年
インコやカメなどは、大きさにもよりますが基本的にはこのような平均寿命となるようです。これを見てみると、モモンガは平均寿命は長いという印象が持てます。
モモンガの野生としての平均寿命
モモンガは野生の場合、平均寿命は約5年と言われています。これは猫やフクロウ、蛇などの捕食者の存在や食料の確保が要因と考えられています。
野生のモモンガは日本にも存在しており、木の上で木の実を食べたり移動している姿から、よくリスなどに見間違います。
野生の場合は、細菌を保菌している可能性が高くレプストスピラ症などの重篤な病気に感染するリスクがあるのでむやみに近づかないよう心がけましょう。
モモンガのペットとしての平均寿命
ペットとしてモモンガの平均寿命は約10年と言われています。育て方や個体によっては15年という長寿もおり、小型動物のペットとしては長く一緒に暮らせるのではないでしょうか。
ただし、モモンガはストレスに敏感な動物なので、飼育状況によっては大きく寿命が変動します。しっかりと飼育方法や生態について知っておく必要があります。
また、モモンガとしては飛膜があり、部屋の隅から隅まで飛んで移動が可能なので誤って障害物にぶつかったり、食べてはいけないものを食べたり、水の張ったところに落ちておぼれたりしないようにしましょう
モモンガをペットにするのに必要な飼育条件
第一として、生活を一緒にするうえで必要な状況を確認しましょう。たとえば、モモンガはどちらの種類も温度管理が必要なため、空調設備の整った部屋での飼育が必要になります。
また、健康管理のためゲージか出して運動させることも考慮する必要があるため、室内の家具が多い事や障害物が多い事は、モモンガの衝突リスクや誤飲の危険性が上がります。
なので以下の内容については必ず確認が必要なので、それらがクリアできて初めて購入に向けた準備を進めましょう。
- 経済的な余裕
- 温度管理
- 室内環境
経済的な余裕
これはペットを飼う前提条件として必須な項目ですが、モモンガの場合は初期費用から月々の飼育費用は多い方ではありません。
飼育必需品は初期費用として4万円程度あれば揃えられますし、月々の食費は大体1万円くらいなので、継続して約1万円前後の出費をしても大丈夫かどうかを確認しましょう。
また、ペット保険というものもありケガや病気に対策をしておきたいと考えている場合は+4000円程度を検討しましょう。
保険の内容に関してはこちらの保険を参考にしていただけたらいいと思います。以下にリンクを記載します。
参考:ペット保険
温度管理
ここは飼育予定のモモンガによって変わります。アメリカモモンガなら高温に注意し、フクロモモンガなら低温に注意しましょう。
なので、夏や冬に外出する際などは基本的にはエアコンなどをつけっぱなしにして、室内の温度を一定に保つ必要があります。
具体的には、フクロモモンガは寒さに弱いので20度以下にならないように気をつけましょう。またアメリカモモンガは24度以上の湿度が高い環境は控えた方がいいです。
まだ自宅にエアコンを設置してない場合や、電気料金を気にする場合は再度飼育を検討した方がいいでしょう。
室内環境
長くモモンガと生活を共にするうえで、適度な運動をさせる必要があります。具体的にはゲージから出して、室内を自由に移動させますが、家具などの障害物が多いとぶつかったりしてケガをすることです。
こうしたことがきっかけでケガや病気になるので、室内で放すことを考慮して家具や物の設置は対処が必要になります。
また、トイレは覚えないのでモモンガがどこで用を足しても問題ないようペットシートを設置するなどの準備も必要になります。
以上の条件を満たしたら、ゲージや止まり木、給水器、エサ入れ、巣箱、床材などを準備しましょう。床材は定期的に掃除が必要なので、掃除がしやすいように工夫することが大切です。
ペットとしてモモンガを飼育する方法
モモンガは警戒心が強い生き物ですが、飼育の際に工夫をすると懐き易くなります。たとえばゲージの中に飼い主の匂いのついた布を入れるなどして、日頃から警戒心を緩和する対応です。
また、子供のころから飼育すればその分飼い主に慣れやすくなります。あとは信頼を築くためにもモモンガに配慮した接し方が必要になってきます。
具体的には3日に1回の定期的なゲージの掃除、食事の世話、夜はあまり明かりをつけないようにしたり毛布で影を作ってあげる、などです。
モモンガはストレスで病気にもかかる場合がありますので、そうならないためにも日頃より細かく観察することもおすすめします。詳しく知りたい方は以下にリンクを記載しますので、参考になれば幸いです。
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モモンガの寿命が短くなる事
モモンガはストレスに敏感なので、環境や栄養バランスを崩すと病気や体調不良になります。なりやすい病気は以下のようにまとめてみました。
- 風邪
- 熱中症
- 低体温症
- 皮膚炎
- 尿疾患
- 不正咬合
- 自咬症
また、部屋の中に障害物が多いと運動させるときに家具などにぶつかったり、窓から飛び出て戻ってこなくなることもあります。
食べ物で言うと、ニンニクやネギ類、糖分や塩分などが多い人間のお菓子などもモモンガにとっては良くないので、ゲージから出す際は片付けましょう。
体毛の多いモモンガは、一度体がぬれると乾きにくく低体温症になりやすいので、水場や中身の入ったコップや茶碗は気をつけましょう。
モモンガの寿命を延ばすために
まずは、寿命が短くなることに注意することです。それを踏まえたうえで寿命を延ばす場合は食事のバランスです。
フクロモモンガの場合、偏食なところもあり好きなものしか食べない場合があります。モモンガ用のペットフードは存在しますが、実はそれだけでは食事バランスが崩れてしまいます。
適度に野菜や果物、昆虫を与えましょう。ただし、〈生きた昆虫は無理!〉という人もいると思います。その場合は、ペットショップで販売されている乾燥ミルワームがおススメです。
日頃の体調管理にも十分注意が必要で、たとえば以下の内容に関してしっかり観察したほうがいいと思いまう
- 食事量や水分摂取量
- 便の形状と性質
- 目や皮膚などの外観所見
- 生殖器や尿の色・匂い
- 爪
- 脱毛やけがはないか
生殖器や泌尿器は、ストレスによって自分で気づ付けてしまうのでそこから感染症などで悪化する場合があります。毛並みや脱毛もストレスが関わってくるものです。
まとめ:【寿命を延ばしペットと長く過ごしために】
そんなモモンガですが、ペットとしては購入しやすいことと、初期費用も大きくないことが分かりました。
しかし、反面として飼育環境が重要になる生き物ですので、まずは以下のような育てる環境を整える必要があります。
- 経済的な余裕
- 温度管理
- 室内環境
環境が整って、モモンガをペットにしたら、毎日食欲や健康などに気を配って一緒に生活をしていきましょう。飼い主の匂いと信頼を覚えてもらえば、自然と慣れてくれます。
もし、モモンガについて「もっと詳しく飼い方をしりたい」方がいましたら、この記事をブックマークしていただくか以下にリンクを張っておきますのでご参考になれば幸いです。