「仕事を辞めたい」そう思い、悩んでこの記事を読んでいるのではないでしょうか?
あなたと同じように「仕事を辞めたい」と思って悩んでいる人は少なくありません。毎年の転職者数は300万人程度かそれ以上です。
このことからも、仕事に悩んで転職することは世の中では当たり前のことだと言えますよね。ただし、勢いに任せて仕事を辞めて、そこから転職活動を始めるのはおすすめできません。
仕事を辞めたいときに取るべき行動について紹介しています。おすすめの転職エージェント、円満退職のためにやるべきことなども紹介しているので最後まで読んで参考にしてくださいね。
(アイキャッチ画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/25547270)
仕事を辞めたい理由5選
仕事を辞めたいのであれば、必ず理由があるはずです。一般的な仕事を辞めたい理由を紹介します。自分が辞めいたい理由が他の人と一緒なのか、確認してみましょう。
- 仕事を辞めたい理由①「お金」
- 仕事を辞めたい理由②「人間関係」
- 仕事を辞めたい理由③「仕事内容」
- 仕事を辞めたい理由④「労働時間」
- 仕事を辞めたい理由⑤「働きたくない」
仕事を辞めたい理由①「お金」
仕事をする理由に「お金」は外せないですよね。「働きに対して給与が見合っていない」「残業手当・ボーナスがで出ない」など、不満があると仕事のモチベーションにも関わります。
そのため「お金」を理由に、転職を考える人も少なくありません。もし、転職するのであれば、しっかりと給与面・福利厚生面をリサーチして、ある程度自分が求めるレベルの会社を探しましょう。
仕事を辞めたい理由②「人間関係」
「お金」も大切ですが、働く上で避けて通れないことが「人間関係」です。仕事は、上司・同僚・部下・お客さんなど必ずと言っていいほど人との関わりがあります。
「上司が厳しく理不尽に注意される」「部下の態度が悪い」「陰口を言われる」など、「人間関係」に関する不満をあげるとキリがないですね。
仕事を辞めたい理由③「仕事内容」
仕事を頑張るモチベーションに、「仕事内容」もありますよね。1日の大半を仕事をして過ごしますので、楽しくない・つらいだけの仕事は続かないものです。
「お金のため」「生活のため」と割り切ることができればいいのですが、自分に合っていない、今の仕事を好きになれない、働くことがつらいだけでは「辞めたい」気持ちが強くなってもしかたありません。
仕事を辞めたい理由④「労働時間」
労働基準法によって残業時間に制限がある中でも、未だに残業時間を大きく超えた労働を強いる会社も少なくありません。残業代を支払わない会社もまだまだ存在しています。
大切にすべき私生活の時間も仕事に取られて、家族や友人関係を悪化、疲労によって体調不良、病気になるなど、ライフバランスを取ることができずに「辞めたい」気持ちが強くなっていきます。
仕事を辞めたい理由⑤「働きたくない」
「働きたくない」これが理由に仕事を辞めたい人も多いはずです。その理由は様々で、「好きなことをしていたい」「失恋をして仕事どころではない」「家から出たくない」など様々です。
しかし、働かなければお金が手に入らず生活ができないのも事実です。そのためにも、できるだけ自分が苦痛に感じない仕事を見つける、もしくは好きなことでお金をもらえるようになる必要があります。
仕事辞めたいときのとるべき行動3ステップ
「辞めたい」と思ったときに、やってしまいがちなのが「突然退職する」ことです。確かに、どうしても仕事が続けられない危険な状況になったときはそれも仕方ないでしょう。
しかし、突然仕事を辞めてしまうと、多くの人に迷惑をかけ、また、自分自身も収入がなくなるなどのリスクを負います。
そうならないためにも「辞めたい」と思ったら、とってもらいたい行動を3ステップで紹介しますね。
- 仕事辞めたいとき3ステップ①辞めたい理由を書き出す
- 仕事辞めたいとき3ステップ②書き出したことを嫌な順番に並べる
- 仕事辞めたいとき3ステップ③解決できるかできないかでわける
仕事辞めたいとき3ステップ①辞めたい理由を書き出す
前述した通り、「辞めたい」と思うということは、気持ち的にも冷静な状態ではないでしょう。そんなときに、やってもらいたいことが辞めたい理由を紙に書き出すことです。
仕事でつらかったことや、不満だったことなどを思いつくだけ書き出してみましょう。紙でなくてもスマホでも大丈夫です。書き出したら次のステップへ行きましょう。
仕事辞めたいとき3ステップ②書き出したことを嫌な順番に並べる
紙やスマホに書き出した仕事を辞めたい理由を、嫌なこと、不満なことの順に並べ替えます。そうすることで、辞めたい理由が整理されていきます。
この時点で、少し冷静さも取り戻せてるのではないでしょうか?順番に並べられたら、最後のステップに進みましょう。
仕事辞めたいとき3ステップ③解決できるかできないかでわける
頭の中は整理できましたか?整理できたのであれば、最後、嫌なこと、不満なことを「自分で解決できること」と「自分で解決できないこと」でわけてみましょう。
そうすると、ステップ2までで作ったリストの上位がどちらに多いのか見えてくるはずです。どちらに多いかで今後の対処法が異なってきます。
仕事を辞めたい理由が整理できたら行動する
前述で「辞めたい理由」を整理したことで、自分が仕事に対してどう思っているのか、「自己分析」できました。それをもとに次は行動します。
「自分で解決できること」では、自身のスキルが足りていない場合があります。そうであれば、勉強などでスキルアップする努力をしましょう。
「自分で解決できないこと」では、信頼できる人に相談してみましょう。他人から客観的に見てもらうことで、解決方法が見つかったり、解決に向かう可能性もあります。
「自分で解決できないこと」が多く、相談しても解決できないのであれば、転職なども考えましょう。その場合、しっかりと自己分析を行い、転職を失敗する可能性を減らしておきましょう。
「仕事辞めたい」と思った経験者のとった行動
「仕事を辞めたい」そう思ったときに、実際に経験した人がどのような行動を取ったのか気になりますよね。実は、ぼくも仕事を辞めたいと思うときがありました。
今から紹介する経験は全てぼくがとった行動です。辞めたくてたまらなかったですが、どうにかして克服したい・成長したい気持ちでとった行動です。
- ビジネス本、自己啓発の本をたくさん読んで考え方を変えた
- 給料があがらないので、副業や資産運用などで総所得をあげることにした
- 上司にしても同僚にしても、大変なことはあるだろうなと思うことで、イライラが減った
- 辞めたいと思ったが、上司に相談して自分の何がいけないのかを認識して、仕事の考え方をやり方を変えた
仕事の環境そのものを変えることは難しいですが、その中で、自分の考え方を変えたり、転職したりと現状を変えるための行動を起こすことが大切です。
辞めたときのリスクを想像する
仕事を辞めることで、どんなリスクがあるのか想像したことはありますか?精神的に追い込まれると、勢いで辞めてしまいがちですが、仕事を辞めると起こりうるリスクがあります。
転職先も決まらないまま辞めると、収入がなくなり、生活は貯蓄を削ることになりお金の不安が出てきます。手続きでは、社会保障の切り替えや納付は自ら行う必要があります。
理想の転職先を見つけて転職したとしても、働いてみると想像と違うなど、思った結果を得られないこともあるでしょう。
辞めたい理由の大きな部分を大前提として、自分が仕事で何をしたいのか、何を大切にしているのかを考えて、冷静に判断してくださいね。
仕事を辞めるなら在職中に転職活動
先述したように退職には生活のリスクが伴います。少しでもリスクを減らすためにも退職の準備を進めつつ、転職活動を始めましょう。
転職先が決まってしまえば、退職を引き止められても「転職先が決まっているので」とちゃんとした理由になります。
しかし、仕事を続けながらの転職活動は時間も限られているため、大変ですよね。そんなときに活用してほしいのが転職エージェントです。
転職エージェントはあなたの転職を専任のコンサルタントがサポートしてくれます。この後、おすすめの転職エージェントを紹介していますのでぜひ参考にしてくださいね。
家族に説明!「仕事を辞めたい理由とメリット」
「仕事を辞めたい」といっても、辞めた後の生活もあり、家族に止められることもあるでしょう。そのときは、しっかりと説得するためにも理由やメリットを伝える必要があります。
急に理由なども伝えず辞めてしまうと、家族との信頼関係に悪影響があります。「なぜ辞めたいのか」「自分が置かれている状況」などを説明し、納得してもらうことが大切です。
しかし、実際に働いてみないと家族にも自分の仕事のつらさは伝わらないものです。
そんなときは「給料が上がる」「休みが増えて家族と過ごす時間が増える」などメリットを伝えましょう。しっかりと話し合い、説得を諦めないでくださいね。
仕事を辞めたい!活用したい転職サイト3選
転職活動をスムーズに、かつ、理想の職場を見つけるためにも転職エージェントをぜひ活用してほしいです。おすすめの転職サイトを3つ紹介します。
- リクルートエージェント
- マイナビエージェント
- ビズリーチ
リクルートエージェント
リクルートエージェントは業界最大級の公開求人数・非公開求人数を持つ転職エージェントです。
保有する求人数が多く、職種・業種ともに種類が豊富です。求人の範囲は全国に及ぶので、日本のどこにお住まいでも利用できるでしょう。
また、自分の能力などからどの程度の年収の求人を探せばいいのか難しいですよね。そんなときは、キャリア査定サービスがおすすめですよ。
あなたの職歴などから、適正年収やおすすめの転職市場を診断してくれます。迷ったら活用してみましょう。
マイナビエージェント
マイナビエージェントはサポート体制の評価が高く、20代や第二新卒の求人が豊富な転職エージェントですが、30代以上の年代の方も利用できます。
不安の多い転職活動も、成功のためにキャリアアドバイザーから手厚いサポートが受けられるのが魅力的です。
そのサポートの手厚さから、初めての転職や未経験業種に転職したい人におすすめだと言えます。
ビズリーチ
ビズリーチでは年収1,000万円を超える求人が3分の1以上のハイクラス求人が得意な転職エージェントです。
即戦力となる人材の求人が多いため、管理職や専門職など、転職して自分の能力を活かしたいと思っている人におすすめです。
また、今の会社の給与に納得がいっていないのであれば、年収1,000円以上の求人で一気に年収UPの期待も持てるでしょう。
円満退社するためにやるべき行動
仕事を辞めるにしても、できる限り円満に退社したいですよね。そのためにやるべき行動がありますので紹介します。
- 自分でスケジュールを考えて転職活動
- 繁忙期を避けて、退職の意思を伝える
- 退職の意思は直属の上司に1~3カ月前に伝える
- お世話になった人・チームの人には直接伝える
- 手順書をまとめてスムーズに引継ぎを行う
- 社内と公的の手続きを調べる
- 退職の理由は前向きな内容
自分でスケジュールを考えて転職活動
まずはしっかりとスケジュールを立てましょう。退職する日を決めて、転職活動も計画的に進めていくことが重要です。
いつまでにと決めることで、退職時期や転職活動にもメリハリができ、いつまでも退職できない、退職の意思を伝えることができるはずです。
繁忙期を避けて、退職の意思を伝える
退職の日取りに決まりはありませんが、繁忙期などの会社の忙しい時期はできるだけ避けたいところです。
繁忙期のまっただ中に辞めてしまったことで、自分の仕事を引き継ぐ人がいます。同僚や上司に迷惑がかかり、印象もよくありませんね。
また、繁忙期では辞める意思も伝わりつらく、取り合ってもらえない可能性もあります。時期を見計らって伝えるようにしましょう。
退職の意思は直属の上司に1~3カ月前に伝える
退職の意思は自分の直属の上司へ、退職予定日の1~3カ月前には伝えるようにしましょう。何の前触れもなく突然仕事を辞めるのは避けるべきです。
また、会社には「退職をする場合は1ヵ月前までには意思を伝えること」などの就業規則があります。できるだけ、就業規則にならって行動しましょう。
お世話になった人・チームの人には直接伝える
退職届の提出後は、先輩や同僚など、自分から報告するようにしましょう。会社によっては業務メールにて連絡が行く場合もあります。
しかし、お世話になった人には辞める意思や、感謝の気持ちなど直接伝えることが誠意と言えます。
手順書をまとめてスムーズに引継ぎを行う
スムーズに引継ぎを行うためにも手順書など、業務内容をまとめておきましょう。後任者も手順書などがあることである程度は把握できるはずです。
引き継の際には、手順書を確認しながら、作業を見てもらうとよりスムーズに引継ぎができるでしょう。
社内と公的の手続きを調べる
退職にはいろいろと手続きがあります。社内手続きや公的手続きが必要なのか、退職日を決めた時点から把握していきましょう。
総務や人事の担当者へ確認を取りましょう。会社によっては、退職の意思を伝えた時点から手続きに必要な資料などが渡されるかもしれませんね。
注意点として、転職先が決まっていない場合は、健康保険や税金関係などの手続きを自分で行う必要がありますので、必要な手続き・行動を調べておきましょう。
退職の理由は前向きな内容
円満退職のためにも、退職の理由は前向きな方が無難です。例え、本当の理由が会社に対する不満であったとしても、正直に伝えることは避けましょう。
相手を不快な気持ちさせますし、「改善するから辞めるのを考えなおしてくれないか」など引き止められる可能性もあります。
「自分のやりたい仕事がある」など、前向きな理由であることが大切です。また、転職先が決まっているのであれば引き止められたとしても、「転職先が決まっているので」と答えられますね。
転職先を聞かれても答えたくなければ答えなくて良いですが、もし、転職先が同業他社で競業忌避契約で締結していると、答える必要性がある場合もありますので注意しましょう。
仕事辞めたい!と思ったときにやるべきこと!まとめ
この記事では、「仕事を辞めたい」その理由、そう思ったときにやるべきこと、おすすめの転職エージェント、円満退職のためにすることなどを紹介しました。
「仕事を辞めたい」と思ったら、突発的に辞めるのはNGです。まずは冷静になって、「辞めたい理由」を整理しましょう。
自分で解決できない問題が多いのであれば転職も解決の手段の一つです。本文では、転職エージェントを紹介しています。参考にしてください。
退職の意思が強いのであれば、本記事を読みながら、円満退職するための準備を進めていきましょう。辞めたときのリスクを考え、退職の手続きと転職活動を並行して進めることが大切です。