スマホやパソコンでインターネットを利用するのに必要になってくるWi-Fiルーター。
「どんな機能がおすすめなのか分からない」「説明に英単語が多くて分かりづらい」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
通信速度や価格、安全性など検討しないといけない項目だらけで大変ですよね。
この記事では、Wi-Fiルーターのおすすめの選び方について解説します。おすすめ機種についてもご紹介するので、ぜひ最後までご覧頂きWi-Fiルーターへの不安を解消してくださいね!
(アイキャッチ画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/3421491#goog_rewarded)
Wi-Fiルーターのしくみ
Wi-Fiとはパソコンやスマートフォンといった通信機器を、無線でネットワーク回線に接続するしくみのことで無線LANとも呼ばれています。
Wi-Fiを利用するために必要となるものがWi-Fiルーターです。
Wi-FiルーターはWi-Fiの電波を飛ばす機器のことで、対応した通信機器を接続すればモバイル回線よりも高速にインターネットを利用することができるようになります。
また、Wi-Fiは無線で電波を飛ばすため、ルーターの設置場所により通信に影響があります。電波は障害物に弱いため、中継器を置くなどして対策しましょう。
Wi-Fiルーターのおすすめ選び方①種類
Wi-Fiルーターには据え置き型とモバイル型の2種類があります。
- 据え置き型
- モバイル型
据え置き型
据え置き型は一般にWi-Fiルーターと呼ばれ、自宅等に設置して使われるタイプのものです。
据え置き型はモデムと電源ケーブルに繋げる必要があるため、持ち運んだり自由に移動して使うことはできません。
光回線に接続しているため、強い電波を安定して出力できることが特徴です。
また、モバイル型のような通信制限が無いので自由にWi-Fiを使うことができます。
モバイル型
モバイル型は持ち運んで使うタイプのもので、モバイルWi-Fiルーターとも呼ばれています。
モバイルWi-Fiルーターは小型で軽く、大手通信会社の回線を使用しているため、持ち運んで外出先でも使えることが特徴です。
光回線と比べると通信速度は遅いですが、光回線を引くための工事が不要で導入できるため、賃貸物件に住んでいる方でも安心して使うことができます。
回線速度を重視する場合は据え置き型、外出先でもWi-Fiを使いたい方はモバイル型を選んであげるとよいでしょう。
Wi-Fiルーターのおすすめ選び方②規格
Wi-Fiの通信速度は、通信規格によって異なります。通信規格が新しいものであるほど通信速度も速いため、よく確認しておきましょう。
Wi-Fi規格の名称は、現在の「11ax」は「Wi-Fi6」、1つ前の「11ac」は「Wi-Fi5」、2つ前の「11n」は「Wi-Fi4」と呼ばれています。
2023年現在最新の規格はWi-Fi6となっているので、快適にネットを使いたい方はWi-Fi6を選んでおけば間違いないでしょう。
但し通信機器側もWi-Fi6に対応している必要があることは忘れないようにしてくださいね。
Wi-Fiルーターのおすすめ選び方③同時接続可能台数
ルーターで推奨されている最大接続台数を超えると、Wi-Fiの通信速度は遅くなってしまいます。
1つのWi-Fiで同時に接続できる台数は増えてきていて、中には最大64台接続できるものもあります。
また、最大接続台数を超えてしまうと接続に失敗することがあるので、自分がWi-Fiをどのくらいの機器を接続させたいのか把握し、余裕を持たせた最大接続台数の機器を選ぶことが大切です。
ルーター推奨の接続台数を超えると、通信速度が低下したり、つながりにくくなってしまうこともあるので、余裕をもって接続台数が多めのモデルがオススメです。
Wi-Fiルーターのおすすめ選び方④周波数帯
Wi-Fiには「2.4GHz(ギガヘルツ)帯」と「5GHz帯」という周波数帯があります。特徴は以下の通りです。
- 2.4GHz帯
- 5GHz帯
2.4GHz帯
2.4GHz帯には対応している機器が多く、ほとんどのWi-Fi対応製品を接続することができます。
また、壁や物など障害物がアンテナと機器の間に介している場合も、遠くまで電波が届きやすくWi-Fi通信が途切れにくいといった利点があります。
しかし、同じ周波数帯の機器が多いため、他の家電などの電波と干渉してしまい通信速度が落ちることもあります。
5GHz帯
5GHz帯には対応している機器が少ないので、他の家電などの電波影響を受けにくい点があります。
そのため安定した高速通信を実現することができ、大容量のファイル転送なども快適に行えます。
しかし、壁や物など障害物に弱いため、2.4GHz帯に比べてつながりにくいといったデメリットもあります。
Wi-Fiルーターのおすすめ選び方⑤セキュリティ
無線LANのセキュリティが弱いとハッキングをされてしまう恐れがあります。
ハッキングのルートにはWi-Fiルーターを介することが多いので、セキュリティの弱い家庭用Wi-Fiが狙われやすいです。
ハッキングされると、情報漏洩やウイルス感染、高額請求といったさまざまな被害に繋がるリスクがあります。
Wi-Fiルーターにはセキュリティ対策されたものがあるため、WPA3・WPA2といった高い安全性があるものを選びましょう。
Wi-Fiルーターのおすすめ選び方⑥その他機能
ここではWi-Fiルーターのその他便利な機能について3つご紹介します。
- MU-MIMO(マルチユーザーマイモ)
- ビームフォーミング
- ハンドステアリング
MU-MIMO(マルチユーザーマイモ)
MU-MIMOとは、複数の機器と同時に通信しても速度が低下しにくい機能です。
一人で何台もWi-Fi端末を使う場合や、休日などで家族全員が自分のスマホを使う場合などに効果的です。
ビームフォーミング
ビームフォーミングとはWi-Fiルーターから特定の対応機器に向けて電波を直接飛ばす機能です。
スマホを持ったまま家の中を移動しても、電波がスマホを追いかけて届くため快適な通信を利用できます。
ハンドステアリング
ハンドステアリングとは自動で周波数帯を切り替えてくれる機能です。
多くの機器が同じ帯域を使用していると、電波が干渉してうまく繋がらないことがあるため、「2.4HGz」と「5HGz」のどちらが繋がりやすいか判別し自動で切替えます。
おすすめのWi-Fiルーター
ここではWi-Fiルーターのおすすめ製品について3つご紹介します。
- バッファロー WXR-6000AX12S/D
- NEC AM-AX3000HP
- バッファロー WSR-1166DHPL2/N
バッファロー WXR-6000AX12S/D
こちらのルーターは最新規格のWi-Fi6に対応しており、Wi-Fi5より約2.7倍速い高速通信を実現することができます。
特徴的なのは4本の外付けの「デュアルスタックダイポールアンテナ」で、3軸の回転機構を備えており、設置環境に応じてアンテナ配置をカスタマイズできます。
また「8×8ビームフォーミング」機能を備えており、距離が離れていても安定した通信が可能です。
高価格帯なだけあってハイスペックなプロ向け製品となっているので、高い通信性能が求められるFPSゲームをプレイしている方などにおすすめです!
NEC AM-AX3000HP
こちらのルーターは最新規格のWi-Fi6に対応した製品で、MU-MIMO機能が搭載されているため2台の端末と同時通信が可能です。
機能面では「オートチャネルセレクト」も搭載しており、周囲のWi-Fiアクセスポイントの利用状況を踏まえて電波状況が良いチャネルに自動で切替ができます。
また、NECの独自技術【IPv6 High Speed】が搭載されており、コンテンツの読み込みや大容量データのダウンロードがスムーズに行えます。
最新規格の対応製品で値段も比較的に安いため、手軽に高速通信を楽しみたい方におすすめです!
バッファロー WSR-1166DHPL2/N
こちらのルーターはWi-Fi5に対応しており、価格も安価なためコストパフォーマンスが良い製品です。
ビームフォーミング機能・MU-MIMO機能を搭載しているため、安定した快適な通信を提供してくれます。
また、「無線引っ越し機能」が搭載されているため、新旧それぞれのルーターのAOSS/WPSボタンを押すだけで無線設定の引き継ぎが可能です。
WPSを搭載していれば他社ルーターからも引き継ぎ対応しているため、面倒な設定の手間を省くことができます。
Wi-Fiルーターのおすすめ選び方まとめ
Wi-Fiルーターのしくみから、おすすめの選び方6つと、おすすめの製品をご紹介しました。
Wi-Fiルーターを選ぶ際には「自分がどのような目的でWi-Fiを使いたいのか」ということが重要になってきます。
持ち運びの有無や、通信規格、同時接続可能台数、周波数帯、セキュリティといった様々な観点から自分の使用目的に適した機器を選ぶことが大事です。
この記事を参考にしながら自分にぴったりのWi-Fiルーターを選んで、快適なWi-Fi環境を満喫してくださいね!