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ヤギのペットとしての飼い方、教えます!3つの飼うポイントも解説!

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ヤギは動物園で触れ合えたり、家畜や牧場といった場所にいるためペットとしての飼い方をイメージ出来る方はあまりないと思います。

そのヤギをペットとして飼うことができたら、とても可愛くて癒されますよね?しかしヤギを飼う際には犬や猫と違った注意点があります。

この記事ではヤギをペットとして飼いたいけど、実際実際飼えるのだろうか?と疑問に思っている方に向けた記事となっています。

実際に飼育する時のポイントも踏まえて解説していますので、ぜひ参考にしてください。

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ヤギはペットとして飼えるの?

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結論からお伝えすると、ヤギをぺットとして飼うこと自体は可能です。しかしヤギを飼うにあたって飼育環境やエサ、道具といった準備が必要となります。

さらに、ヤギを飼うにはペットの目的であっても家畜として飼う時と同様、指定の保健所に届出を出すといった決まりもあるので注意が必要です。

届出についてどうすれば良いかこの後詳しく解説していきますが、準備や手続きを終えたら実際にヤギを飼うことができます。

事前に知識をつけてしっかりと準備をして、今ヤギを飼うことを考えている方は最後まで読み進めていきましょう。

ヤギってどういう動物なの?

まずはヤギがどんな動物であるかを確認しておきましょう。ヤギは大きく分けてザーネン種とシバヤギという種類に分類されます。

それぞれに個体差はあるものの、性格は好奇心旺盛で温厚な性格をしています。元々は山岳に生息していることが多いため高いところが好きです。

寿命においては比較的長く、飼育環境やストレスにより差はありますが大体15年〜18年ほどと言われています。

また従順な性格の持ち主で、十分なスキンシップを取ることができれば懐いてくれるのでとても可愛いですよ。

ヤギをペットとして飼うことによるメリット

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ヤギをペットとして飼うことにより意外なメリットがあります。今回はそんなヤギをペットとして飼うことによるメリットを3つご紹介します。

ヤギをペットとして飼うことによるメリット
  • 癒される
  • ミルクが取れる
  • フンが肥料になる

癒される

ヤギは基本的に餌をくれる人に対して、懐いてくれます。個体差にもよりますが、ヤギは温厚な性格なので、知らない人に対しても近寄ってきます。

逆に神経質なタイプは大きな音にびっくりして怒り始めたり、頭突きをしてくるといった攻撃的な性格をしているヤギもいます。

ヤギの性格は本当に様々なので、個性豊かな部分も含めて見ていても触れ合っても癒されることでしょう。

ミルクがとれる

メスのヤギを飼って子ヤギを産んでもらう必要がありますが、ヤギをペットとして飼うと搾乳してミルクを飲むことができます。

ヤギのミルクは栄養も豊富で、タンパク質やビタミン、ミネラルなどが含まれています。また、牛乳より脂肪の粒が小さいため飲みやすいのが特徴です。

さらにミルクとして飲むだけではなく、チーズやヨーグルト、プリンといった食べ物も作ることができます。

フンが肥料となる

ヤギのフンは、肥料や堆肥にも使うことが出来ます。尿やヤギ自身が食べ残した草などを時間をかけて発酵させると、堆肥にもなります。

分解されにくいのが難点ではあるものの、そのまま巻くだけでも肥料の効果を発揮するのでヤギを飼っている敷地に巻くことで雑草を成長させることもできます。

草を育ててヤギが食べ、フンが肥料になって育った草をヤギがまた食べることで循環できるのも魅力です。

ペットとして飼うのにおすすめなヤギ5選

ここではペットとして飼うのにおすすめなヤギを5種類を紹介していきます。基本的にヤギをペットとして飼うには小さめのヤギが良いと言われています。

その中で特に日本で人気である5種類を紹介しますので、是非飼うと決めた際には参考にしてみてください。

ペットとして飼うのにおすすめのヤギ5選
  • 日本ザーネザーネン
  • ミニヤギ
  • シバヤギ
  • ピグミーゴート

日本ザーネン

1匹目は「日本ザーネン」と呼ばれる種類になります。「ザーネン」とは、スイスのザーネン地方という名前からとったものとなっています。

「日本ザーネン」は日本の風土に合うように交配して作られた種で、乳用の家畜として活用されています。

日本ザーネンの購入金額は8万円程度で、体重が約80kgと比較的大きくなるので飼育環境は屋外が適しているとされています。

ミニヤギ

2匹目は「ミニヤギ」になります。体重が約15kg〜40kg未満と比較的小柄な分類になるので、ペットとして飼うには主流となるでしょう。

ミニヤギの具体的な大きさは、大型犬と同じ大きさのぐらいなので屋内と屋外どちらでも飼うことができます。

このミニヤギは年々飼育頭数が減ってきており、価格が4万円〜6万円ほどすると言われておます。

シバヤギ

3匹目はシバヤギです。シバヤギもミニヤギと同じく屋内や屋外どちらでも飼うことのできる品種となっています。

体重は20kg〜25kgと小型の分類に入ります。また温厚な性格の持ち主で、病気にも強く丈夫な体を持っているので、粗食にも耐えることのできるヤギです。

シバヤギの購入価格は日本ザーネンと同じく8万円程度で購入することができます。毛の色は基本的に白ですが、褐色といった色が混ざることもあるそう。

トカラヤギ

4匹目はトカラヤギという種類のヤギです。このヤギは15世紀に中国や朝鮮半島から日本に入ってきたそうで、体重は20kg〜25kgと小柄な部類のヤギになります。

一般的に性格や特徴はシバヤギと変わりありませんが、褐色の斑点があるのが特徴です。屋内、屋外ともに飼うことができます。

トカラヤギの値段も8万円程度購入でき、ペットとしては飼いやすい種類のヤギです。また寄生虫にも強い一面もあります。

ピグミーゴート

最後5匹目は、ピグミーゴートという名前のヤギです。あまり馴染みのある名前のヤギではありませんが、ペットとして人気のある品種になります。

このヤギの特徴はミルク絞りができるところで、本来は乳用のヤギとして扱われています。アメリカではペットとしてよく飼われているヤギです。

シバヤギやミニヤギに比べると一回り大きいですが、屋内外どちらでも飼うことができて価格も8〜10万円程度で購入することができます。

ヤギのペットとしての飼い方:手続きについて

本来ヤギは家畜として法律に記載があり、ペット目的で飼育する場合においても家畜保健衛生所に届出が必要であることを知っていますか?

家畜保健衛生所は、各都道府県に事務所が設置されているので確認するようにしましょう。また、年に1回家畜保健衛生所に定期報告することが義務付けられています。

普段の生活でほとんど使う機会がありませんが、ヤギを飼う際にはとても重要な項目なので忘れずに届出を出すようにしましょう。

ちなみに自分の住んでいる場所のどこに事務所があるかは、農林水産省のホームページで閲覧できるので必ずチェックしましょう。

ヤギのペットとしての飼い方:準備する道具について

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続いてはヤギをペットとして飼うために準備する道具になります。屋内で飼育する場合と屋外で飼育する場合で準備するものが異なります。

屋外で飼育する際は、大型犬が入るくらいの寝る場所となる小屋を準備してください。湿度に弱いので、風通しの良い設計にすることがポイントです。

また脱走しないようにヤギを囲う柵と、日光を遮るように木陰となる場所も併せて準備する必要があります。

屋内で飼う場合、ケージとトイレは必須です。どちらも大型犬用のサイズを準備してください。床にはコルクマットやビニール製のマットを敷いてあげましょう。

ヤギのペットとしての飼い方:飼育環境について

飼育環境については広ければ広いほど良いですが、最低でも1匹あたり10平方メートルほどの広さがあると理想です。

またじめじめする場所と湿気は好まないので、雨で濡れないようにするために小屋を設置する必要があります。小屋は風通しの良い設計にしましょう。

そしてヤギが逃げ出さないように柵で囲うことが必要となります。ヤギはジャンプ力が高く、1mの柵は飛び越えてしまう恐れがあるため、1.5mの柵を選ぶと良いです。

ヤギは基本的に日当たりの良いところを好みますが、木陰があると喜んでくれるので出来る限り木陰を作ってあげるようにしましょう。

ヤギのペットとしての飼い方:しつけについて

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ヤギをペットとして飼う時に、しつけが必要になります。ヤギは小さい時からしつけて飼育すると、しつけやすいと言われています。

ヤギは人に慣れやすい生き物ですが、強く叱ったりすると心理的ストレスがかかってしまうので優しく接するようにしましょう。

そして1番重要であるトイレのしつけですが、基本的にヤギの排泄は垂れ流しなので場所を教える必要があります。

ヤギは排泄時に尻尾をあげるので、尻尾を上げたら指定の排泄場所に連れていくなどして排泄をさせて、ちゃんと排泄ができたらご褒美としておやつをあげると良いでしょう。

ヤギのペットとしての飼い方:怪我や病気をした場合

ヤギは環境に適応する能力が高く、体が丈夫なので怪我や病気になりにくい特徴がありますが、もし怪我や病気にかかってしまった場合病院に連れていく必要があります。

しかし、日本はヤギを見てくれる病院がかなり少ないので、ヤギを購入する時に病院がどこにあるのかを確認しましょう。

すべての動物病院がヤギを受け入れてるわけではないので、動物病院を見つけても診てくれる病院なのか見極める事が重要です。

病院がどこにあるのか確認する方法
  • 近所の動物園に問い合わせてみる
  • 近くの動物病院を1軒ずつ確認していく
  • 地域の農業共済に問い合わせる
  • 近くにヤギを買っている方から情報を得る

そして特にヤギが罹りやすい病気として知られているのが腰麻痺という病気で、寄生虫がヤギの脊髄に侵入することで発症します。

いつもと様子がおかしかったり、ヤギに異常がみられるといったことがあればすぐに病院に連れて行き、治療を受けるようにしてください。

ヤギをペットとして飼う際のポイント!

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これまでヤギをペットとしての飼い方を解説してきましたが、実際に飼う際に知っておくと良い情報を3つご紹介します。

ヤギをペットとして飼う際のポイント
  • 臭い対策をする
  • 定期的に除角や蹄のカットをする
  • 食べてはいけない草がある

1つ目は臭い対策をすることです。ヤギはもともと体臭が強い動物ではありませんが、排泄物の処理がうまくいかないことで臭いの原因になります。

2つ目は角や蹄が伸びると危険なので定期的に徐角や蹄のカットをすることです。角は鋭利で危険なため除角し、蹄は園芸用のハサミでカットしましょう。

3つ目は食べてはいけない草があることを把握することです。ヤギは何でも食べてしまうので、食事の管理は徹底しましょう。

アセビやトウゴマ、レンゲツツジ、キンポウゲ、ヒナゲシ、ジャガイモの芽、エニシダ、トリカブトはヤギにとって有毒なので注意しましょう。

ヤギのペットとしての飼い方:まとめ

ヤギをペットとして飼うことはあまり馴染みのないことですが、実際は飼うことができる動物です。

年に一回定期的に書類の届出が必要になりますが、一度飼い始めると温厚で従順な性格なので懐きやすく、とても癒されるでしょう。

しかし注意することもいくつかあり、脱走しないようにすることや食べてはいけない草や食物を与えないといったケアが必要になります。

この記事でヤギの飼育のコツを掴んで、自分のお気に入りのヤギを飼って可愛いがってあげましょう。