「確定申告のやり方が分からないけど調べるのが面倒だな」「依頼したら簡単だけどお金がかかるな」と自分自身で確定申告をしなければならない時、不安や面倒だと感じたことはありませんか?
この記事では、確定申告に悩みを持つ方に役立つアプリやソフトを10個紹介しています。
記事を最後まで読み進めることで、アプリやソフトの選び方や特徴、選ぶ際の注意点について分かります。
自分に合ったアプリを選んで使うことで、確定申告に取り組むための第一歩となるでしょう。
確定申告が少しでも簡単にできる方法を知りたい方は、ぜひ最後までチェックしてみてください。
アイキャッチ画像出典:https://www.pakutaso.com/20230321061post-45626.html
フリーランスが使いたい確定申告アプリ・ソフトの選び方
フリーランスや副業をしている人などは、確定申告をする必要があります。
自分の仕事と事務作業を1人でしないといけず、さらに会計の専門知識も必要なため、確定申告を負担に感じるのではないでしょうか。
しかし、確定申告アプリやソフトを使えば入力するだけで簡単に帳簿づけや確定申告に必要な書類を作成することができます。
ここからは、確定申告のアプリやソフトの選び方について3つ紹介していきます。
- アプリかソフトか
- 無料か有料か
- 使いやすさ
アプリかソフトか
確定申告の書類を作成するツールとして、「アプリ」と「ソフト」があります。
「アプリ」はスマートフォンやタブレットで、「ソフト」はパソコンで使用できます。
パソコンを持っていなかったり座って作業をする時間がなかったりする場合は、すぐに起動できるスマートフォンアプリがおすすめです。
会計ソフトによってはアプリもリリースしているので、チェックしてみてください。
無料か有料か
確定申告のアプリやソフトには「無料プラン」と「有料プラン」があります。
無料プランは基本的に一部の機能に制限がかかっています。一方で有料プランの場合は、無料プランよりも多くの機能を利用することが可能です。
初めは無料プランを試してみて、不便だなと感じた時は有料プランに替えてみるのがおすすめです。
使いやすさ
確定申告初心者や簿記と会計の知識が乏しい人の場合、確定申告の作業が面倒だと感じるでしょう。
また、操作方法に慣れるまでに相応の時間がかかると思います。
そのため選ぶ際は、どのように申告書を作るのか確認し、専門用語が少なくて扱いやすいものやシンプルなレイアウトのものが良いでしょう。
フリーランスにおすすめの確定申告アプリ・ソフト10選
それでは、フリーランスが使いたいおすすめの確定申告アプリ・ソフトを10個紹介していきます。
それぞれに特徴があるので、自分が使いやすそうなアプリやソフトを探してみてください。
やよいの青色申告オンライン
はじめに紹介するのは「やよいの青色申告オンライン」です。
クラウド型と呼ばれる確定申告ソフトで、インストール不要であり、インターネット環境があればどこでも使うことができます。
本来、青色申告は提出しなければならない書類の種類が多く、書き方がやや複雑です。
しかし、「やよいの青色申告オンライン」は簿記や会計の知識がなくても、日付や金額などを入力するだけで、青色申告に必要な書類が作成できます。
- 運営会社名:弥生株式会社
- 公式サイト:https://www.yayoi-kk.co.jp/shinkoku/aoiroshinkoku/
セルフプラン | ベーシックプラン | トータルプラン | |
料金(初年度) | 無料 | 7,590円(税込) | 15,180円(税込) |
料金(次年度) | 9,680円(税込) | 13,200円(税込) | 26,400円(税込) |
やよいの白色申告オンライン
白色申告をする予定の方に「やよいの白色申告オンライン」を紹介します。
こちらは白色申告用で、白色申告に特化したソフトです。白色申告に必要な入力項目だけのシンプルなレイアウトとなっているのが特徴です。
フリープランはすべての機能がずっと無料で使うことができます。
サポート付きの有料プランもあるので、1人で進めるのが不安な方は検討してみてはいかがでしょうか。
- 運営会社名:弥生株式会社
- 公式サイト:https://www.yayoi-kk.co.jp/shinkoku/shiroiroshinkoku/
フリープラン | ベーシックプラン | トータルプラン | |
料金(初年度) | 無料 | 5,060円(税込) | 9,240円(税込) |
料金(次年度) | 無料 | 10,120円(税込) | 18,480円(税込) |
クラウド会計ソフトfreee(フリー)
次に紹介する「クラウド会計ソフトfreee(フリー)」は、青色申告と白色申告の両方に対応可能なソフトです。
〇✖形式の質問に答えていくと確定申告の書類を作成でき、銀行口座やクレジットカードの明細を自動で取得してくれます。
また、日々の経費をスキマ時間にスマホアプリで完了させることができ、初心者でも簡単に操作することが可能です。
- 運営会社名:freee株式会社
- 公式サイト:https://www.freee.co.jp/accounting/individual/
スターター | スタンダード | プレミアム | |
料金(年払い) | 1,078円(税込) | 2,178円(税込) | 3,647え(税込) |
料金(月払い) | 1,628円(税込) | 2,948円(税込) | ー |
Money Forwardクラウド確定申告
Money Forwardクラウド確定申告も、スマホひとつで確定申告が完結できます。
銀行やクレジットカードとの連携で取得した明細から仕訳入力を行い、申告に必要な書類を自動生成してくれます。
さらに、家計簿アプリ「マネーフォワード ME」との連携で家計簿データを利用した入力も可能です。
また3つのプランがあり、それぞれのプランがどのような人に向いているかも分かりやすく、副業や自営業、個人事業など、自分の働き方に合わせたプランを選ぶことができます。
- 運営会社名:株式会社マネーフォワード
- 公式サイト:https://biz.moneyforward.com/tax_return/
パーソナルミニ | パーソナル | パーソナルプラス | |
料金(年額) | 880円(税込) | 1,078円(税込) | 3,278円(税込) |
料金(月額) | 1,078円(税込) | 1,408円(税込) | ー |
円簿青色申告
個人事業主向けの「円簿青色申告」は、継続的に無料ですべての機能が制限なく使えるクラウド型会計ソフトで、コストを安く抑えたい方に向いています。
また、初心者にもわかりやすい簡単操作で、簿記の知識がない方でも安心して使うことができます。
インストールが不要で、インターネットに接続できる環境であればどこでも管理が可能です。
- 運営会社名:株式会社円簿インターネットサービス
- 公式サイト:https://www.yenbo.jp/service-info/aoiro.html
- 料金:無料
確定申告 Kaikei(カイケイ)
「確定申告 Kaikei(カイケイ)」はスマートフォン会計アプリです。
他のアプリと比べると料金が安く、必要最低限の機能をリーズナブルに扱うことができるため、個人事業主やフリーランス、中小企業経営の方におすすめです。
カレンダー付きで家計簿のように経費や売上の帳簿付け、1タップでExcel出力と印刷ができます。
- 運営会社名:Komorebi
- 公式サイト:https://kaikei.komorebi-apps.com/
- 料金:初年度2,800円(税込)(次年度以降3,500円(税込)程度)
Taxnote(タックスノート)
「Taxnote(タックスノート)」は支払い方法と科目を選んで入力するだけで、青色申告に使える複式簿記で帳簿を作ることが可能です。
基本機能はすべて無料でお試し可能ですが、月15件の入力制限があります。
Taxnoteプラスは入力件数の制限が解除され、さらにTaxnoteクラウドで複数の端末同士の自動同期や複数帳簿作成などができます。
まずはTaxnoteプラスを試して、さらに便利にしたいという時にクラウドを検討するのがおすすめです。
- 運営会社名:Nonmo LLC
- 公式サイト:https://www.taxnoteapp.com/
無料版 | Taxnoteプラス | Taxnoteクラウド | |
料金 | ー | 3,500円(税込)/年 | 600円(税込)/月 |
HANJO(ハンジョー)会計
「HANJO(ハンジョ―)会計」はスマートフォンを利用したクラウド会計サービスです。
スマートフォンでレシートを撮るだけで仕訳や記帳が自動ででき、案内に従って操作するだけで確定申告書が作成できます。
有料プランには、専用コールセンターがついているので確定申告を一人で進めるのが不安な人にはおすすめのソフトです。
- 運営会社名:株式会社CXDネクスト
- 公式サイト:https://tenpo.casio.jp/service/accounting_branch/
無料プラン | 有料プラン | |
料金 | ー | 1,078円(税込) |
CalQ Share(カルクシェア)
「CalQ Share(カルクシュア)」は会社員の副業に特化した完全無料の会計・確定申告アプリです。
専門知識がなくても気軽に行うことができ、実際に税務署に提出できる確定申告書のPDFファイルを作成が可能です。
副業の確定申告を終えるのに必要な最低限の機能のみを搭載しています。
しかし、確定申告の基礎知識がわかるマンガや問い合わせフォームなど、サポートが充実しています。
- 運営会社名:株式会社エフアンドエム
- 公式サイト:https://www.calq.jp/calqshare/
- 料金:無料
aoiro(アオイロ)
「aoiro」は青色申告に必要な帳簿と決算書を簡単に作成できる、フリーランス向けの無料会計ソフトです。
経営分析レポートや部門管理などの機能はなく、青色申告 (複式簿記) に必要な最小限の機能を備えているのでとても分かりやすいのが特徴です。
公式ホームページには基本的な使い方の説明が掲載されているので、安心して使い始めることができます。
- 開発者:ひるかわ りょう
- 公式サイト:https://aoiro.app/
スタンダード ・ エディション | プレミアム ・ エディション | |
料金 | 無料 | 3,900円(税込) |
無料の確定申告アプリ・ソフトを選ぶときの注意点
無料のアプリ・ソフトを使用する際には注意点があり、しっかりプラン内容を確認しないと、うまく活用できないといったことが起こってしまいます。
無料ゆえに、制限されていることやできないことがあるため、チェックしておくことが重要です。
ここでは、無料アプリ・ソフトを利用するうえでの注意点について3つ紹介します。
- サポートが受けられない場合がある
- 制限されている機能がある
- トライアル期間が設けられている
サポートが受けられない場合もある
無料のアプリやソフトのほとんどは運営による電話やメール・チャットでのサポートを受けられないです。
不明な点が出てきたときは公式ホームページのサポート情報について自分で調べる必要があります。
それでも分からなければ、他のサイトを探しながら作業をすることになるので時間がかかります。
もし確定申告アプリを始めてみたいけど、一人ではやり方に不安を感じる場合、はじめから有料版を使うのもありです。
制限されている機能がある
紹介したアプリやソフトには無料で全ての機能が使えるものもありますが、一般的に無料アプリやソフトは機能が制限されているものが多々あります。
使いたい機能に制限がかかっていると、他のアプリを使ったり探したりと時間がかかってしまいます。
自分の使いたい機能が無料でも使えるかプラン内容をしっかり確認し、必要な機能がそろっているものを使うのがいいでしょう。
トライアル期間が設けられている
常に無料と記載があってもある時から機能が有料になることがあったり、無料お試し期間が設定されていて期間が過ぎると有料になることもあります。
無料期間が設けられているか、もし設けられていたらいつから自動で有料になるのか確認することが必要です。
一方、気になっているアプリやソフトがある場合はトライアル期間を活用するのがおすすめです。有料版を体験できるので積極的に使ってみましょう。
【まとめ】アプリやソフトを使ってフリーランスの確定申告を楽にしよう!
フリーランスになると確定申告は必須です。
簿記や会計などの専門知識のない人にとって複雑そうな確定申告も、スマートフォンやパソコン1つで作成・提出することができます。
これから初めて確定申告をする場合は、今回紹介した選び方や注意点を参考にしながらアプリやソフトを探してみてください。
ぜひ、自分に合ったアプリやソフトを使って、確定申告をスムーズに完了させましょう。
- 名前:向口 和幸
- 連絡先:080-6359-5168