早速ですが、クイズです。ドコモユーザーがドコモ回線の格安SIMに乗り換えると、月額料金はどのくらいお得になると思いますか?(データ量は3GBを参考にしています)
ドコモユーザーが格安SIMに乗り換えると、どのくらい月額料金がお得になる? | ||
A、1,000円/月 | B、2,000円/月 | C、約3,000円/月 |
なんと、正解はCの約3,000円です!ドコモの最安の料金プラン「ギガライト(3GB)」は月額4,565円なのに比べ、格安SIMの平均的な料金プランは1,000円~1,500円とかなり割安な設定ですね。
「月額料金を節約したい」「どの格安SIMを選べばいいの?」とお悩みの方は、記事を最後まで読み『ドコモ回線の格安SIMに乗り換えるメリット・デメリットと、おすすめ格安SIM』を参考にしてください。
賢く月額料金を節約して、家族での旅行代や、子供の教育資金のための貯金をしたいなら、格安SIMに乗り換えるのが非常におすすめです。
次からは、ドコモ回線の格安SIMに乗り換えるメリット・デメリットから解説していきますね。
https://www.pakutaso.com/20210229036post-33400.html
ドコモユーザーがドコモ回線の格安SIMへ乗り換えるメリット
まずは、ドコモユーザーがドコモ回線の格安SIMに乗り換えると、どんなメリットがあるのか見ていきましょう。下記のメリットを一つずつ解説していきますね。
- 月額料金が年間万単位で安くなる
- ドコモ回線は選べる格安SIMが多い
- ドコモの端末ならSIMロックの解除が不要
- 繋がるエリアはドコモと変わらない
- 違約金や解約金が発生しないので気軽に試せる
月額料金が年間万単位で安くなる
格安SIMに乗り換える一番のメリットは、なんといっても月額料金が格段に安くなることです。
初めのクイズの通り、3GBのデータ量を基準に比べると、ドコモの最安な料金プラン「ギガライト」は月額4,565円なのに対して、一般的な格安SIMは月額約1,000円~1,500円程度のプランがほとんど。
平均3,000円程安くなると考えると、年間で約36,000円も節約することが可能です。
ドコモ回線は選べる格安SIMが多い
ドコモ回線は、格安SIM側から見ると、回線レンタル料金が大手キャリアの中で一番安価なため、docomo回線を利用している格安SIMは多い傾向にあります。
選べる格安SIMが多ければ、あなたスマホの利用状況にあった料金プランも探し放題です。
ドコモの端末ならSIMロックの解除が不要
スマホには基本的に、他社のSIMカードを利用できない用にする制限である「SIMロック」がかかっています。
そのため、ドコモからSoftbank、auに乗り換えようとすると、SIMロックの解除が必要となり、ショップに依頼する手数料として3,000円かかります。
今使っている端末がドコモで購入した物なら、SIMロック解除の必要が無いので、楽に乗り換えることができますね。
繋がるエリアはドコモと変わらない
ドコモの回線を利用している格安SIMなら、今までと同じく対応エリアの広い回線を利用することができます。繋がるエリアも現在と一切変わらないので安心ですね。
違約金や解約金が発生しないので気軽に試せる
格安SIMの多くは、2年契約などの契約期間の縛りがありません。よって、違約金、解約金が発生することもないので、気楽に試してみることも可能です。
ドコモユーザーがドコモ回線の格安SIMへ乗り換えるデメリット
メリットとは逆に、格安SIMに乗り換えるデメリットもまた存在します。月額料金の安さなどのメリットだけにとらわれず、デメリットも一つずつ確認していきましょう。
- 通信速度が不安定になりやすい
- ドコモのサービス・機能が使えなくなる
- 毎月のデータ量が不足する可能性がある
- ドコモから解約時に解約金がかかる
通信速度が不安定になりやすい
格安SIMでは大手キャリアの回線の一部をレンタルしているため、通信が不安定になりやすいです。
特に、多くの人がインターネットを利用する時間帯(朝の通勤時、ランチタイム、就寝前など)は回線が混みやすく、格安SIMによっては、SNSが全く利用できなくなることも。
常に安定した通信速度でスマホを利用したい方は、格安SIMはおすすめできないかもしれません。
ドコモのサービス・機能が使えなくなる
ドコモのdアカウントで利用しているサービスの一部は、解約と同時に利用できなくなります。
しかし、dアカウントを継続利用する手続きを踏めば、解約しても引き続き利用できるサービスもあります。解約日から200日以内にdアカウントメニューより申し込みましょう。
解約時に利用できなくなるサービスと、継続手続きをすると引きつげるサービスをまとめました。確認しておきましょう。
- 利用できなくなる主なサービス:ドコモメール、ドコモ払い、ネット安心トラブル、データ保管boxなど
- 継続手続きで引き継げるサービス:d払い、dカード、dポイントカード、dグルメ、dキッズ、ドコモオンラインショップなど
注意点として、dポイントは解約時に失効してしまう点と、ドコモメール(@docomo.ne.jp)を利用できなくなってしまう点には十分に気を付けてください。
毎月のデータ量が不足する可能性がある
格安SIMのプランは、基本的に通信データ量が少なめに設定されています。
データ通信をよく利用する方は、自宅に固定回線を設置してみる、モバイルルーターを購入してみるなどをして対策してみるのもいいですね。
ドコモから解約時に解約金がかかる
解約金は、ドコモの定期契約アリのプランで契約を行っている場合と、割引サービスに加入している場合で発生します。
- ギガホ:1,000円
- ギガライト:1,000円
- ケータイプラン:1,000円
料金プラン、サービス名 | 解約金 | |
解約金がかかる料金プラン | ギガホ ギガライト ケータイプラン |
1,000円 |
解約金がかかる割引サービス | いちねん割引 | 3,000円 |
ファミ割MAX50 ひとりでも割50 |
9,500円 |
ポイントとして、2年の定期契約更新が終わった後の契約更新月の期間は解約金がかかりません。格安SIMに乗り換えるなら、ベストのタイミングですね。
ドコモ回線の格安SIMの選び方
続いて、ドコモ回線の格安SIMの選び方について解説していきます。注意するポイントは以下の3つです。
- 通話の有無で月額料金が変わる
- まずは3GBから試してみる
- 利用状況に応じたオプションで選ぶ
通話の有無で月額料金が変わる
格安SIMでは大きく分けて、電話回線を利用した通話が可能な「音声通話SIM」と、通話機能はないが、その分料金が安い「データ専用SIM」の2つの料金プランがあります。
スマホを固定電話の代わりとして使う方は「音声通話SIM」を、通話が不要なサブ端末を利用する方は「データ通信SIM」を選びましょう。
- 音声通話SIM:電話回線を利用した通話が可能。固定電話の代わりとして使える。
- データ専用SIM:電話を利用できないが、その分月額料金が割安。LINEやSkypeなどの無料通話アプリは利用できる。
まずは3GBから試してみる
格安SIMの料金プランを選ぶ際、「データ通信量はどのくらいに設定したらいいんだろう」と悩むことはありませんか?
そういった場合は、データ通信量の基準として設定されている「3GB」から始めてみると良いでしょう。
もし、「3GBでは容量が足りなかった…」となった場合でも、格安SIMの多くは料金プランを「翌月から」変更できるので安心です。
利用状況に応じたオプションで選ぶ
格安SIMごとに、便利なオプションが設定されている場合もあります。基本的なものだと、「通話かけ放題オプション」や、「家族でデータシェアができるオプション」が多いですね。
中でも、対象となるサービスがデータ使用料0で使い放題になる「カウントフリー」オプションは人気で注目が集まっています。
- BIGLOBEモバイル:動画配信サービス(YouTube、Abema TVなど)がメイン
- LinksMate:人気ゲームアプリ50種類以上がメイン
- LINEMO:LINEアプリが対象
- OCN モバイル ONE:音楽配信サービス(Amazon Music、Google Play Musicなど)がメイン
ドコモ回線の人気格安SIMを比較
ここでは、実際にドコモ系の格安SIMを比較していきましょう。格安SIMのランキングサイト「価格.com」から人気Top7位以内のキャリアをまとめました。
「音声通話SIM」と「データ通信SIM」の2つに分けて比較していきます。
音声通話SIMの比較
順位 | 格安SIM | 音声通話SIMプラン名 | データ容量 | 月額料金(税込) |
1位 | y.uモバイル | シングルプラン | 5GB | 1,639円 |
2位 | nuroモバイル | VSプラン | 3GB | 792円 |
3位 | BIGLOBEモバイル | 3ギガプラン | 3GB | 1,320円 |
4位 | OCNモバイルONE | 音声通話SIMプラン | 1GB | 770円 |
5位 | mineo(マイネオ) | Dプランデュアルタイプ | 5GB | 1,518円 |
6位 | IIJmio(ミオフォン) | ギガプラン | 2GB | 858円 |
7位 | エキサイトモバイル | Fitプラン | 0GB~25GB | 495円~3,245円 |
出典:https://kakaku.com/mobile_data/sim/ranking.asp?si_option2=1
7位のエキサイトモバイルは、使ったデータ容量で月額料金が変わる「段階制」プラン。データ通信をあまり利用しない方におすすめです。
データ専用SIMの比較
順位 | 格安SIM | データ専用SIMプラン名 | データ容量 | 月額料金(税込) |
1位 | HISモバイル | ビタッ!プラン | 100MB~30GB | 198円~5,775円 |
2位 | イオンモバイル | データ1GBプラン | 1GB | 528円 |
3位 | nuroモバイル | VSプラン | 3GB | 627円 |
4位 | y.uモバイル | シングルプラン | 5GB | 990円 |
5位 | エキサイトモバイル | Fitプラン | 0GB~25GB | 385円~3,135円 |
6位 | OCNモバイルONE | データSIMプラン | 3GB | 858円 |
7位 | y.uモバイル | シェアプラン | 20GB | 3,608円 |
出典:https://kakaku.com/mobile_data/sim/ranking.asp?si_option7=1
1位のHISモバイルのビタッ!プランは、タブレットやノートPCの維持費として格安で契約する方が多いです。データ容量の自由度の高さが魅力ですね。
次からは、筆者が選ぶ、ドコモ回線のおすすめ格安SIMを3つ紹介していきます。
ドコモ回線のおすすめ格安SIM①『ahamo』
- ドコモのサブブランドキャリアとして、信頼性が高い
- 他の格安SIMと違い、通信の質を全く落としていない
- ドコモの家族割のカウント対象になる(割引は無し)
ahamoは、2021年3月26日よりサービスを開始した、ドコモ初のサブブランドキャリアです。女優の森七菜さんと俳優の神尾楓珠さんが共演しているCMで有名ですね。
「サブブランドキャリア」とは、大手キャリア(Softbank、au、docomo)が運営する格安SIMキャリアのこと。他の格安SIMと違い、引きつげるサービスが多く、乗り換えも簡単になる。
ahamoの一番のメリットは通信の質を全く落としていないことです。ドコモの回線と全く同じものを利用しており、格安SIMのデメリット「通信の不安定さ」や「混みやすさ」を克服している点が非常に魅力的です。
さらに、ドコモの家族割に加入している方は、ahamoに乗り換えたとしても、家族割のカウント対象として適応されます。家族の一部だけ格安SIMに乗り換える場合に嬉しいですね。
それではahamoの月額料金について解説していきます。料金プランはシンプルで1つ、分かりやすい中容量プランです。
データ容量 | 月額料金(税込) |
20GB | 2,970円 |
ahamoへのお申し込みはこちらから→ahamo:申し込みの流れ
ドコモ回線のおすすめ格安SIM②『BIGLOBEモバイル』
- 月額280円で動画見放題の「エンタメフリー」がお得!
- 「シェアSIM」で複数端末で1つの料金プランをを分け合える!
- 今なら音声通話SIM3GBを月額770円で利用できるキャンペーンも!
BIGLOBEモバイルは、大手インターネットプロバイダ「ビッグローブ株式会社」が運営している格安SIMです。芸人コンビ「バイきんぐ」のコント風CMが印象的ですね。
BIGLOBEモバイルの特徴として、動画・音楽系アプリがデータ通信量0で使い放題になる「エンタメフリー」が人気です。月額280円で利用することが可能で、今なら6カ月間無料のキャンペーンも実施中です。
- 動画系:YouTube、AbemaTV、U-NEXT、YouTube Kids
- 音楽系:YouTube Music、Apple Music、Spotify、AWA、Amazon Music、LINE MUSIC、radiko.jp、らじる★らじる、dヒッツ、RecMusic、楽天ミュージック
- 電子書籍系:dマガジン、dブック、楽天マガジン、楽天Kobo
- その他:Facebook Messenger
「動画や曲をよく視聴するので、格安SIMで通信制限を受けるか心配…」という方でもエンタメフリーオプションに加入すると、無制限で利用することができるので安心です。
それでは、BIGLOBEモバイルの月額料金について解説していきます。今実施中のキャンペーン、「契約から一年間、音声通話SIMがお得!」の割引価格も紹介しますね。
データ容量 | 音声通話SIM(割引価格) | 音声通話SIM(通常価格) | データ通信SIM |
1GB | 770円 | 1,078円 | ー |
3GB | 770円 | 1,320円 | 990円 |
6GB | 1,320円 | 1,870円 | 1,595円 |
12GB | 3,190円 | 3,740円 | 2,970円 |
20GB | 5,170円 | 5,720円 | 4,950円 |
30GB | 6,950円 | 8,195円 | 7,425円 |
また、シェアSIM機能を使えば、6GBや20GBのプランを複数の端末で利用することも可能です。家族で契約する場合、非常に便利な機能ですね。
BIGLOBEモバイルへのお申し込みはこちらから→BIGLOBEモバイル:ご利用までの流れ
ドコモ回線のおすすめ格安SIM③『OCNモバイルONE』
- MUSICカウントフリーで音楽系アプリをデータ使用料0で使える!
- 最大5枚のSIMカードで1つの料金プランを分け合える!
- 低速モードを使い分ければ、データ容量を節約できる
OCNモバイルONEは、NTTコミュニケーションズが運営する格安SIMです。OCNブランドのメッセンジャーである女優の田中みな実さんが出演しているCMが有名ですね。
OCNモバイルONEは、音楽系アプリが無料で聴き放題の「MUSICカウントフリー」が非常にお得です。データ使用料0でいくらでも最新曲を聴くことができるのは嬉しいですね。
- Amazon Music
- ANiUTa
- AWA
- dヒッツ
- LINE MUSIC
- RecMusic
- Spotify
- ひかりTVミュージック
「最近の人気曲から、マイナーな曲まで幅広く無料で聞きたい!」という方には、対象の音楽系アプリが多いので、非常におすすめです。通勤中や作業中でも、好きな時間に好きな曲を通信量を気にせず聴きましょう。
それでは、OCNモバイルONEの月額料金について解説していきます。最大5枚のSIMカードで1つの料金プランをシェアすることも可能ですよ!
データ容量 | 音声通話SIM | データ専用SIM |
1GB | 770円 | ー |
3GB | 990円 | 858円 |
6GB | 1,320円 | 1,188円 |
10GB | 1,760円 | 1,480円 |
OCNモバイルONEへのお申し込みはこちらから→OCNモバイルONE:お申込み
ドコモから格安SIMに乗り換える方法
契約したい格安SIMを見つけた後は、実際に乗り換える準備をしましょう。ここからは、ドコモから乗り換える方法について簡単に解説していきます。
- 乗り換え手続きに必要なものを用意する
- スマホを新しく購入するか、今の端末をそのまま使うか決める
- ドコモを解約する
- 格安SIMに申し込む
ahamoのようなドコモのサブブランドキャリアは、契約の申し込みと解約を同時に行える格安SIMです。解約の前に、必ず申し込みページを先に一通り確認しておきましょう。
詳しい乗り換え手順は、下記のページで解説しています。契約手数料が無料になるお得な格安SIMも紹介しているので、こちらもご覧ください。
Softbank回線、au回線の格安SIMもチェック!
ドコモ回線以外の格安SIMに契約する場合、SIMロック解除の手間はかかりますが、その分魅力的な料金プランやオプションが特徴のキャリアも存在します。
以下の記事では、au回線やSoftbank回線の格安SIMも紹介しています。よければこちらも参考にしてみてくださいね。
また、第4のキャリアとして新しく携帯会社への加入を遂げ、独自の通信回線を所持している「楽天モバイル」もおすすめです。
独自の楽天回線は、まだ都市部にしか対応していませんが、安定した通信速度と、革新的な割安の料金プランが魅力的です。
楽天回線に対応しているエリアはこちらのページからご確認ください→楽天モバイル:通信エリア
ドコモ回線の格安SIMに乗り換えて、月額料金を安くしよう!
最後に、今回の記事で覚えておいてほしいポイントをまとめました。簡単に確認しましょう。
- ドコモ回線の格安SIMに乗り換えると、月額料金が年間万単位で安くなる!
- 格安SIMに乗り換えると、通信速度が不安定になりやすい
- 料金プランには「音声通話SIM」と「データ通信SIM」の2つがある
- データ通信量0のカウントフリーオプションには注目!
格安SIMの中には、月額料金の割引やポイントキャッシュバックなど、お得になるキャンペーンを実施しているキャリアもあります。下記の記事でまとめているので、参考にしてみてください。
いつ終了するのか未定のものや、期間限定の場合もあるので、気になる格安SIMがお得なキャンペーン実施していたら、すぐに契約を申し込みましょう。
格安SIMは基本、最低利用期間を設定していないので、解約金が発生せず、気軽に試しやすいです。思い切って乗り換えてみると、ドコモと変わらない使用感で毎月の支払いを節約することができるかもしれませんね。