多くの人が苦手意識を持つと思われる「面接」は、転職活動において最も重要と言っても過言ではないでしょう。
しかし、質問の傾向やどのようなことをアピールしたら良いのかわからないと自信をもって面接に臨むのは難しいですよね。
この記事では、面接当日までに必要なことから面接中のマナーやよくある質問などについて載せています。ぜひ、最後まで読んでみてくださいね。
出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/2069065?title=%E9%9D%A2%E6%8E%A5%E3%81%A7%E3%81%AE%E8%B3%AA%E5%95%8F&searchId=2069123717
転職の面接当日までに確認しておくこと
転職の面接当日までに確認しておくべきことがあります。以下に5つ挙げたので順番に見ていきましょう。
- 面接の日時と場所
- 当日の持ち物
- 面接時の服装
- 面接の基本的な流れ
- よく聞かれる質問への回答
面接の日時と場所
面接に遅刻しないよう、面接の日時と場所をしっかり確認しておきましょう。面接会場には10~15分前に到着すると余裕をもって面接に臨めますね。
当日の持ち物
うっかり忘れ物をしないよう、面接当日の持ち物チェックリストを作っておくとよいですね。
面接時の服装
服装や身だしなみは第一印象を大きく左右します。面接時の服装は前日までに揃えておきましょう。
面接の基本的な流れ
挨拶や自己PRなど、一般的な面接の流れは押さえておきましょう。
よく聞かれる質問への回答
面接対策として、面接官からの質問を想定して回答を考えておくことも有効です。こちらから質問する内容についても用意しておきましょう。
転職の面接での一般的な質問の流れ
転職の面接での一般的な流れを以下に挙げました。企業によって多少質問の違いはありますが、面接官が知りたい内容は共通しています。
自己紹介・自己PRや志望動機はほぼ聞かれるといっても過言ではないので、必ず回答を用意しておきましょう。続いて、質問の意図や回答方法を解説していきます。
- 自己紹介・自己PR
- 転職に至った理由について質問
- 志望動機について質問
- 活かせる経験やスキルについて質問
- 求職者側から企業へ逆質問
面接の質問①自己紹介・自己PR
面接は通常、「自己紹介・自己PR」から始まることが多いです。この質問で面接官は、応募者が自社で活躍できそうかということを大まかに判断します。
回答するときのポイントとして以下に2つ挙げました。これらを意識して、1~2分程度の簡潔にまとめられた回答をします。
回答の内容に対して面接官が興味を持てば質問を重ねてくるので、そこでより具体的に答えましょう。
- 仕事の実績を具体的にわかりやすくまとめる
- 応募企業で求められているスキルや経験をアピールする
面接の質問②転職に至った理由について質問
面接官は、なぜ現職・前職を辞めようと思ったのかを聞くことで、自分の会社で同じようなことが起きて辞めてしまわないかということを知ろうとしています。
変に取り繕った回答を考える必要はなく、その理由ならば仕方がないと思う内容であれば正直に会社を辞めようと考えた理由を話しても構いませんが、前向きに話を展開することが重要です。
例えば、転職の直接的な理由が「残業が多かったこと」とします。このとき面接官の質問にただ残業が多かったからとそのまま答えてしまうと、面接官からの評価は下がるだけです。
転職を考えた理由を以下のように挙げ、簡潔にまとめることで説得力があり前向きに受け止めてもらえる内容になります。
- 夜12時まで続く残業が常態化していた
- 改善策を提案しても聞き入れてもらえなかった
- 今後キャリアアップしていきたいことを考えるとインプットのための時間が必要
面接の質問③志望動機について質問
面接官はこの質問で、自社に対する本気度を確かめようとしています。もし明確な動機を回答できなければ、面接官には「さほど本気ではないのでは?」と捉えられてしまいます。そこで企業研究が非常に重要となります。
求人情報には業務内容などが記載されているので、その内容と志望動機でかけ離れている部分があると、面接官に的外れなものとみなされマイナスイメージを与えてしまいます。
しかし、志望動機を回答するにあたって企業ホームページや求人情報からの内容ばかりではありふれたものになってしまうので、自分の考えの「軸」をベースに構成しましょう。
自分が働くうえで理想としている姿を企業研究で得た情報にリンクさせることで、より説得力のある志望動機を話せます。
面接の質問④活かせる経験やスキルについて質問
この質問は、これまで質問してきた「自己紹介・自己PR」、「転職に至った理由」、「志望動機」のやり取りを踏まえ、具体的にどのような活躍ができそうかをイメージするためのものです。
応募した求人情報をしっかり読み込み、業務内容に対しどのような経験やスキルが必要とされているのかを選んで回答することが重要です。
もし異業種・異職種への転職を希望であれば、応募職種だけでなく全体的な「仕事」という広い範囲で活かせる経験やスキルを伝えると良いでしょう。
例えば、前職で目的を達成できた実績があれば、達成するためにどのような行動をしたのか具体的に説明すると「粘り強さ」や「目標達成の意思の強さ」などがアピールできますね。
面接の質問⑤求職者側から企業へ逆質問
面接の最後には、何か質問があるか問われることが一般的です。このとき求職者からの質問の有無によって自社への興味や入社意志の強さを見ている場合があるので、「特にありません」と答えるのは避けましょう。
質問する際は「入社する上での確認事項」を聞くことが原則であり、何でも聞いてよいわけではありません。
例えば面接官が配属予定部署のトップであれば、入社後すぐに担当する仕事についてや一緒に働くメンバーの年齢層やキャリアを質問しても良いですね。
転職の面接で聞かれるその他の質問
これまで紹介した5つの質問以外だと、「将来のキャリアプラン」や「年収・勤務地などの条件」がよくある質問として挙げられます。
将来のキャリアプランについては、自社で長く働いてくれるかを判断するためのものです。志望動機の内容と相違ないように思い描いていることを回答しましょう。
年収・勤務地などの条件については、条件のすり合わせや入社に対する熱意を試すためのものです。応募した企業に入社した場合、自分が受け入れられる条件をあらかじめ整理しておきましょう。
転職の面接や質問で好印象なマナーとは
面接や質問時に好印象を与えるマナーがあります。以下に4つ挙げたので見てみましょう。
- 面接官に聞こえる声でハキハキ話す
- 面接官の顔を見て笑顔で話す
- 会話のキャッチボールを意識する
- 丁寧な言動を心がける
面接官に聞こえる声でハキハキ話す
ハキハキと話すことで明るく前向きな印象に繋がります。面接では常に意識すると良いですね。
面接官の顔を見て笑顔で話す
きちんと相手の目を見て話すことで自信があるように見えますし、話の内容に説得力を持たせることができます。
会話のキャッチボールを意識する
面接は審査をされるだけでなく、対話をして相性が合うかどうかを判断する場でもあります。お互いを知るためにも話をよく聞き、コミュニケーションを取るよう心がけましょう。
丁寧な言動を心がける
いくら面接内容が良くても、挨拶や丁寧な言葉遣いができていないと面接官に悪い印象を与えてしまう可能性があります。入室から退室まで丁寧な言動を心がけましょう。
面接では自信をもってよい転職活動を!
面接は苦手意識を持ってしまう人が多いかと思われますが、準備をしっかりすることで必ず上達はできます。
考えていることを事前に頭の中でまとめておけば、本番でも慌てず落ち着いて話せるはずです。
どのような質問でも自分の思いの軸をしっかり持ち、エピソードなどを交えた自分の言葉で回答するようにしてください。
面接当日までにできる限りの対策や準備をし、自信をもって面接に臨みましょう!