Wi-Fiを使いたい!でもWi-Fiルーターは種類が多く、どれがおすすめなのか分からないので選ぶのが大変ですよね。
この記事では、あなたの家の環境に合ったWi-Fiルーターを見つけることができ、通信速度に困らない生活を実現することができます。ぜひ最後までご覧ください。
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Wi-Fiルーターとは
まずWi-Fiとは「ネットワーク接続に対応した通信機器を無線でインターネットに接続する技術」のことです。
Wi-Fiを利用するには「Wi-Fiルーター」が必要となります。Wi-Fiルーターには、インターネット上でユーザーが見たい情報を受信し、複数ユーザーによる利用が可能となる2つの役割を持っています。
Wi-Fiルーターは、家に固定回線を引いた屋内通信に特化した据え置き型と外出時も利用できる持ち運び型の2種類があります。今回は据え置き型のWi-Fiルーターについてみていきます。
Wi-Fiルーターの特徴
Wi-Fiルーターを選ぶ基準として特徴を知ることが大事です。これから3つの特徴についてご紹介します。
- 通信規格がある
- 2つの周波数帯
- 同時に接続できる台数の上限
通信規格がある
Wi-Fiには「通信規格」があり、通信規格とは異なる通信機器同士が共通の手順で通信できるようにするための決まりごとです。
2019年には「Wi-Fi6」が策定され、2014年に策定された「Wi-Fi5」の1.4倍の通信速度となっていますが、現在の「Wi-Fi5」が主流となっています。
2つの周波数帯
Wi-Fiルーターは2.4GHz帯と5GHz帯の2つの周波数帯をそれぞれの環境に合わせて組み合わせたものです。
2.4GHz帯は障害物に強く、5GHz帯は通信速度が速いという特徴を持っています。この2つをうまく組み合わせてスムーズな通信環境を作り出します。
同時に接続できる台数の上限
Wi-Fiルーターによって、同時に接続できる機器の数が決まっており、ものによって3台~200台以上までと幅広いです。
おすすめWi-Fiルーターの選び方紹介
Wi-Fiルーターの選び方は大きく分けると以下の3つになります。
- 通信速度
- 接続環境
- セキュリティ
Wi-FiルーターはWi-Fiを利用する環境とWi-Fiに接続する機器と台数がポイントになります。どれくらいの広さの場所で、どんな機器を何台接続するのかを考えて選んでいきましょう。
それぞれの選ぶポイントでいい機能のものをを選べば選ぶほど価格もそれに応じて上昇していくものです。
なので、下記で紹介していくポイントのなかで、自分に合った機能を選び良いものを見つけていってください。
Wi-Fiルーターのおすすめ通信速度
Wi-Fiルーターの選び方でまず押さえておきたいのは、通信速度です。通信速度はいかにスムーズな通信を実現できるかという点で最も重要なポイントです。
- Wi-Fi5(5GHz帯)
- Wi-Fi4 か Wi-Fi6(5GHz帯と2.4GHz帯の組み合わせ)
Wi-Fi5 (5GHz帯)
Wi-Fiルーターの特徴で述べたように5GHz帯は電波渋滞が起こりにくい速度に特化した周波数なので、Wi-Fi5は動画を楽しみたい人にとっては最適で、ストレスなくインターネットを利用できます。
しかし、障害物の影響を受けやすいため、1階と2階では速度に差があったりなど設置条件によって電波が弱くなることがあります。
Wi-Fi4・Wi-Fi6 (5GHz帯と2.4GHz帯)
反対に2.4GHz帯は障害物に強いため安定的な通信速度を維持することができますが、電波渋滞が起きやすいので通信速度が 低くなることもあります。
Wi-Fiルーターをおすすめ接続環境
Wi-Fiを利用する接続機器の台数が多ければ多いほどそれなりのものを選ばなければなりません。接続環境で選ぶときは次のようなポイントが大事です。
- 接続機器の台数が多い
- ワンフロアか2階建て以上か
接続機器の台数が多い
複数の機器をWi-Fiルーターに接続したいときは以下2つのポイントを見る必要があります。
ビームフォーミングの搭載
ビームフォーミングとは、接続機器それぞれに対して効率よく電波を飛ばしていく機能で、標準のものより通信範囲が広くなります。
MU-MIMOの搭載
MU-MIMOとは、標準は機器ごとに切り替えて通信するものと異なり、複数の機器に同時に異なるデータを送信することが可能です。
ワンフロアか2階建て以上か
これはアンテナの数を見ることが大事です。数が多ければ多いほど安定した通信が期待できます。
アンテナには2種類あり、電波強度に変わりませんが、範囲が変わるので以下で説明していきます。
外付け型アンテナ
外付け型のアンテナはアンテナを倒せば電波を縦方向に飛ばすことができ、2階建てや3階建ての家に適しています。
内蔵型アンテナ
内蔵型アンテナはアンテナの向きを変えることが出来ないため、ワンフロアの家に適しています。
Wi-Fiルーターのおすすめセキュリティ環境
Wi-Fiルーターを使用することの唯一のデメリットとして外部からの不正アクセスが起きてしまうことです。
現在ではほとんどのWi-Fiルーターが無線LANを暗号化されていますが、製品によって異なるため注意が必要です。
これまでの暗号化記述では「WEP」「WPA2」「WPA3」がありましたが、「WPA3」以外は暗号の強度が弱くなっています。なので最も安全性の高い「WPA3」を選ぶことをおすすめします。
Wi-Fiルーターのおすすめ設置場所
Wi-Fiルーターのスムーズな通信環境の実現のためには適正な置き場所があります。下記ではWi-FiルーターのNGな設置場所を紹介し、適正な設置環境を提案しています。
- 電波を発する電子機器の周辺
- 自宅の床に直接設置
- 水槽など水の近く
- 部屋の角
- 箱や本棚の中
出来るだけ、Wi-Fiルーターの周辺は水や置物、壁など障害物を避け、床から1~2mに設置するのが適正な設置場所といえます。また電波は水に弱いため、雨の日は通信が遅いなどといったことがあります。
おすすめのWi-Fiルーター
おすすめのWi-Fiルーターを安価で通信速度は速く、セキュリティも高いという条件で通信環境別に紹介します。
一戸建てのおすすめWi-Fiルーター
通信速度 | Wi-Fi6 |
接続環境 | 2階3階にも対応 |
セキュリティ | WPA3 |
こちらは8年連続無線LAN機器世界シェアNo.1ブランドのTP-Linkの商品です。4つのアンテナとビームフォーミングの掛け合わせで遠く離れた端末とも安定して通信が行えて複数機器の接続が可能です。
一人暮らしのおすすめWi-Fiルーター
通信速度 | IEEE 802.11b |
接続環境 | ワンルーム・有線も対応可 |
セキュリティ | WPA2 |
日本国内販売台数18年連続第1位を受賞しているBAFFALOの無線LAN製品です。こちらは一人暮らし用で安価となっており、有線接続も可能なのでゲームをする方にはおすすめです。
Wi-Fiルーターのおすすめの選び方【まとめ】
この記事ではWi-Fiルーターの購入にあたってどのポイントで選べばいいかについて説明してきました。以下にWi-Fiルーター選びの3つのポイントをまとめました。
- どの通信規格にするか(速度重視・安定重視)
- 接続環境の確認(接続台数や間取り)
- セキュリティ対策
これらのポイントからあなたにとっていいWi-Fiルーターを選んでいただければ、ストレスのない通信環境で生活することができることでしょう。