仕事を頑張っているからこそ「仕事がうまくいかない」と思う時期って、必ずありますよね。私も仕事に慣れ始めた時期、よく悩んでいました。
小さなミスを繰り返してしまったり、人間関係をうまく築けないなど、1度悩み始めると何もかもうまくいかないと「辛い」「辞めたい」と、どんどん悪循環に陥ってしまいます。
この記事では、仕事がうまくいかないと感じる原因や実践して欲しい行動とマインドを、私が実践した方法に基づいてご紹介するので、現状を打破する方法が分かります。
仕事を辞める場合のメリットデメリットもお伝えするので、「現状を変えたいけどどうしたらいいのかわからない」という悩みをお持ちの方は、是非最後まで読んでみて下さい。
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何が悪いの?仕事がうまくいかない3大原因
どうしてうまくいかないのか?何が悪いのか?仕事がうまくいかないことでイライラしたりこの先を不安に感じますよね。
そんな仕事がうまくいかないときに考えられる要因は、人格的・外的・メンタル的の3つに分けることができますので、ご自身の今の悩みの原因を振り分けてみて下さい。
上記3つの中であなたはどれに当てはまるでしょうか?人的要因とマインド的要因は、自分で行動してみることで改善できる可能性が高いので、この後ご紹介する内容から自分に合った改善策を見つけてみて下さい。
しかし、うまくいかない原因は必ずしも1つではなく、いくつか重なっていることもありますし、外的要因のように自分一人ではどうしようもないこともあります。
今日から出来る!うまくいかない今を変える行動
仕事がうまくいかない3つの要因をお伝えしましたが、せっかく今まで頑張って働いてきた会社を辞めずに改善出来たらいいと思いませんか?
ここでは仕事をやめる前にぜひ実践してほしい行動を6つご紹介します。
- 仕事を書き出す
- 基礎を徹底する
- 体を動かす
- 休息をとる
- 身の回りを整理する
- 挨拶をする
持っている仕事を全部書き出してみる
仕事を整理できていないと、先にやらなければいけない仕事を後回しにしまったり、忘れてしまったりすることに繋がり、結果的に仕事がうまくいかないという状況に陥ってしまいます。
仕事が1つ以上ある場合は毎回書き出し、見える化することで、仕事の優先順位を決めやすくなります。
最初は面倒と感じるかもしれませんが、紙でもスマホのメモでもいいので洗い出し、終わったら線を引くなどして完了したことが分かるようにしておきましょう。
さらに、自分で優先順位をつけられない仕事があった場合にも、見える化している方が先輩や上司へ伝えやすくなるので、ミスを防ぐことも出来ます。
初心に帰り、基礎を徹底する
基本動作は、「メモを取る」「日時や場所など間違えやすい内容は復唱する」など、ミスをしないために守る必要があります。1つ1つは単純な動作なので、つい省いてしまうなんてこともあると思います。
特に、仕事を始めて少し経ち慣れてきた人によくあるのが、基礎を徹底しないことによるミスです。
しかし、仕事がうまくいかない原因が、単純な基本動作を省いていることだと認識しずらく、改善に出来ないことが多いのです。
仕事が出来る人ほど、基本動作を大切にしていて、小さいミスが起こらないように努めています。基礎を理解しているか見直し、改めて基礎を徹底するように心がけてもましょう。
こころの健康は身体から!定期的に体を動かす
会社へ出勤し、仕事が終わったら疲れて家に帰るという同じような毎日を送っている人は多いと思います。しかし、それだけではどんどん体力が衰えてしまうんです。
体力が衰えることで、集中力が続かない、疲れが溜まやすくネガティブな感情が増えることで、何をやってもうまくいかないように感じてしまいます。
そんな時は、運動習慣をつけ定期的に体を動かすことで、体力の衰えを防ぐことが出来ます。さらに、汗をかくことで、ストレス発散やリフレッシュができるというメリットがあるんです。
しかし、運動にニガテ意識がある人も多いですし、恥ずかしながら私もその一人です。運動がニガテな人は、まずは最寄り駅から1駅手前で降りて家まで歩いてみることから運動習慣をつけることをおすすめします。
おろそかにしがち!休息をしっかりとる
もっと努力しなければ!と休みの日でも仕事のことを考えるのは控えましょう。休息をしっかりとらないと、こころも体も回復していない状況が続くので、より悪循環になってしまいます。
休息とは、休日だけでなく仕事の休憩時間も当てはまります。人が集中し続けられる時間は最大でも90分と言われており、それ以上は作業効率が下がったりミスにつながります。
仕事に集中すると時間を忘れてしまう人は、作業開始から70分後ぐらいにアラームをかけてみて下さい。アラームが鳴ったらキリのいい所まで進め、15-20分程度休憩することをおすすめします。
もし、休みの日も仕事のことを考えられずにはいられない人は、先ほどお伝えした運動をしてみてください。家の近くを散歩するだけでも、リフレッシュできますよ。
机の整理はこころの整理!身の回りを整理する
身の回りの整理が出来ていない人は、頭の中の整理が出来ていないと言われています。大事な書類が埋もれてしまい、「やらなければいけない仕事に気が付かなかった」など大きなミスにつながる可能性が非常に高いです。
さらに、机や身の回りが整理されていないことで、仕事が遅れる・不快に感じるなど周囲に迷惑をかけることがあります。その結果、信用を失い「仕事がうまくいかない」と感じる原因となります。
自分が分かっていれば机の上の整理など問題ない、関係ないと考えがちですが、物があふれている人はまず個人スペースを整理整頓してみてください。
コミュニケーションの基本!挨拶をしっかりとする
目があっても挨拶をされないと、「この人は自分に興味がないんだ」と感じませんか?自分に興味が無いように感じる人とコミュニケーションをとるのは難しいですよね。
挨拶は、信頼関係を作る基本であり、コミュニケーションが得意でなくても出来る第一歩です。挨拶をすることで相手に関心を持っていると伝えることが出来ます。
挨拶を軽く捉える人は多いですが、仕事は1人ですべて進められるわけではないので、コミュニケーションや信頼関係はとても大切です。相手に伝わるように、自分からハッキリ声にだして挨拶をしてみましょう。
今日から出来る!うまくいかない見方を変えるマインド編
さきほど、実践して欲しい行動をご紹介しましたが、そもそもマインドを変えないと実際に行動に移すまで至らないことがあります。
うまくいかない現状と正面から向き合うことは大切ですが、気にしすぎてネガティブになってしまっては意味がありません。
ここでは、うまくいかない見方を変えるマインド3つをご紹介します。
- 他人と比較しすぎない
- 完璧主義をやめる
- 運が悪いと割り切る
他人と比較しすぎていいことは無い
「仕事がうまくいかない」と感じてしまう人の一番よくある特徴が、「人と比べてしまう」ということです。
これは仕事に限ったことではなく、人はうまくいっている人を見るとその部分だけを切り取り自分と比べることで劣等感を感じます。
劣等感を感じることで、「自分はなにをやってもあの人に勝てない」「あの人は出来ているのになんで自分は…」などと悩み、結果的に仕事がうまくいかないと感じることもあるでしょう。
「隣の芝生は青い」といいますが、自分と比べると他者の方がうまくいっているように見えることはよくあります。自分には自分の、他者には他者の役割や強みがあるので、比較しすぎないように意識しましょう。
完璧主義や自己評価をやめる
仕事をこなす上で、100点を目指していませんか?完璧主義な人は、自分の中で高いハードルを作ってしまい、仕事をこなすことに時間がかかってしまいます。
さらに、自分基準の合格点なので、他者からの評価に差があると「こんなに頑張っているのに評価されない」など、仕事がうまくいかないと感じることもあるでしょう。
仕事は自己評価ではなく他者評価が基本です。あわせて、一人で完成出来るものではないので、出来栄えだけでなく、かかった時間や周りとのコミュニケーションも大切な評価基準になります。
もちろん、仕事を妥協しないことは重要ですが、完璧を求めすぎて次に進めず、結果のみのこだわりすぎる状況は出来るだけ避けましょう。
運が悪いと割り切ことも大切
仕事だけでなく、生きていく上で運というものはどうしても存在します。「自分には運がないから何もうまくいかない!」と常に悲観するのは良くないですが、運が悪い時やツイてないと感じる時は誰にでもあります。
そんな時に、無理やり現状を打開しようとしても、さらに悪化することもありますよね。あまりにも不運が続く場合、今は運が悪い時と割り切ることも大切です。
どうしても自分だけではどうしようもないことや時間が解決することもあるので、現状が変わるまで様子をみてもいいでしょう。
仕事がうまくいかない時の共通NG行動
仕事がうまくいかないと、人生の何もかもがうまくいっていない気分になりませんか?そんな時に絶対に避けたいNG行動を3つご紹介します。
- 暴飲暴食
- 必要以上に自分を責める
- 深く考えずに転職する
ストレスの爆発!暴飲暴食
仕事がうまくいかないと、ストレスが溜まってお酒やご飯を暴飲暴食したくなりませんか?気持ちはわかりますが、先述した通り、こころの健康には身体が大切です。
ストレスによって暴飲暴食を繰り返していては、体調を崩してしまいます。お酒を飲むことでストレス発散になる人もいますが、特に大量の飲酒には注意してください。
お酒を多量摂取することで、急性アルコール中毒や二日酔いによる仕事への悪影響も考えられますので、適度に嗜まれることをおすすめします。
要領が悪いから…などと必要以上に自分を責める
仕事がうまくいかない時は、自分ではどうしようもないようなことが原因の場合もあります。
自分ではどうしようもない原因の時に「仕事ができない自分が悪い」「要領が悪い」など自分を責めすぎることで、「自分なんて…」と自己肯定感がどんどん低くなります。
例えば、あなたが人に何かお願いするときに、相手が常に不安そうだと気が引けませんか?仕事も同じで、自信が常にない人に任せるのは相手も不安なのです。
自己肯定感が低い事で、より仕事にも自信がなくなっていき、仕事がうまくいかない悪循環に陥ってしまいます。非を認める事はいい事ですが、あまり必要以上に自分を責めすぎないことも大切です。
深く考えずに転職する
仕事がうまくいかないと、その状況を元からなくすために仕事自体をやめるという選択をしがちですが、深く考えずに転職することはオススメしません。
どんな仕事をしても「仕事がうまくいかない」と感じることは必ずあります。しかし、理由がわかっていない、もしくは改善するための行動をしていないまま転職をしても、いつかまた同じ状況に陥ってしまいます。
今の状況を自力で打破したという経験や自信も仕事をする上で重要です。まずは、仕事がうまくいかない理由と改善するための行動を試してから転職を考えてみましょう。
いろいろ試してやっぱりうまくいかない時は…
ここまでお伝えした解決策を試しても、結局うまくいかなかった!なんてこともあると思います。そんな時は、先ほどお伝えしたNG行動をする前にしてほしいことを3つお伝えします。
- 長めの休暇を取ってみる
- 部署異動を申し出る
- 転職する
長めの休暇を取ってみる
現状を打破しようと行動を起こしたり、考え方を変えようと努力したのに「やっぱりうまくいかない」なんてこともあるでしょう。そんな時は、長めのお休みを取ってみてください。
頑張って仕事と向き合い続けているからこそ、行き詰まることでうまくいかない悪循環に陥っている場合もあります。
しっかり休み、完全に仕事から離れる時間を作ることで、心も体もリフレッシュできます。さらに、今まで気付かなかった自分の感情や会社環境をより客観的に考える時間にもなるでしょう。
ただ丸1日寝るだけでもいいので、ぜひ自由な時間を作ってみてください。
その仕事、自分にあってる?異動の相談をしてみる
いろいろ行動してみても改善しない場合、仕事の向き不向きが関係しているかもしれません。そんな時は、上司に部署や店舗などの社内異動を相談してみてください。
社内異動をすることで、自分も気が付かなかった個性や得意なことを発見できる可能性が十分あります。
さらに、今の部署が元々希望した部署ではない場合、自分の持ち味が生かせないと仕事のモチベーションが上がらず、仕事がうまくいかないと感じる原因になります。
思い切って環境や人間関係を変えることで、「仕事がうまくいかない」と感じることへの改善に繋がる事もあります。会社を変えずに環境を変えたい場合は、ぜひ異動の申し出を検討してみてください。
転職をする
外的要因である「職場環境が悪い」「社風が合っていない」「会社に異動できる部署が無い」などの場合、転職をおすすめします。
「仕事が辛い=転職」と短絡的に考え、会社を辞めるのはおすすめできませんが、自分だけではどうしようもないこともあります。
そんな時は、思い切って転職し、新しい環境で自分のスキルアップに励むことも選択肢の1つと言えるでしょう。
転職に対するイメージが変わってきている!?
あなたは、転職や仕事をやめることに、どんなイメージを持ちますか?以前は、転職へのイメージがあまり良いものではなく、一度就職したら基本的に辞めずに続けなければいけないなんて言われることもありました。
どんなに仕事が辛くても「せっかく就職したのにやめるなんて」「石の上にも3年だよ」「今の会社でうまくいかないならどこに行っても一緒」こんなことを言われたら、今のまま頑張るしかないと考えてしまいますよね。
しかし現代では、仕事をやめる、転職をすることに対するイメージが変化してきており、悪い印象ばかりではないことはご存じでしょうか?
自分の行動やマインドを見直してみたけど「やっぱり仕事がうまくいかない」という状況は、外的要因が関係していると考えられ、仕事を辞めることによる改善が見込めます。
知っておいた方がいい仕事をやめる3つのデメリット
先ほど、現代では仕事を辞めることが悪い印象とは限らないとお伝えしましたが、仕事をやめることのメリットとデメリットはもちろんあります。まずは、今の会社を辞める場合のデメリットを3つお伝えします。
- 仕事を辞めている間の収入が無い
- 新しい環境に慣れ、人間関係を作るのに時間がかかる
- 会社選びに失敗すると今より環境や待遇が悪くなる
仕事を辞めている間の収入が無い
当たり前のことではありますが、仕事を辞めた場合、次の仕事先が決まるまで収入がありません。失業手当がもらえる場合もありますが、申請をしてから振込まで数か月かかる場合もあります。
次の仕事先が決まるまでの生活費をまかなえる目途をたててから、仕事を辞めることをおすすめします。
新しい環境に慣れ、人間関係を作るのに時間がかかる
何歳であろうと、新しい職場に入る時は新入社員の扱いとなります。もちろん、自分より年下の人が先輩となる場合もありますね。
新しい環境で人間関係を1から築くことは容易ではありません。しかし、逆に今までの自分を知らないので、心機一転し新しいスタートを切ることが出来ます。
会社選びに失敗すると今より環境や待遇が悪くなる
比べる先がなく気が付かなかっただけで、現在の給与や会社の待遇が世間一般よりも良いことがあります。
その場合、転職先を探そうにも同じよう条件の会社が見つからない、もしくは待遇が悪くなる可能性は十分に考えられます。
しかし、給与も待遇も仕事をする上で大事な要素ですが、仕事量や職場環境の悪さから転職を考える場合、必ずしもデメリットであるとは言い切れないでしょう。
悪い事だけじゃない!仕事をやめる3つのメリット
デメリットを3つお伝えしましたが、ここでは逆に、仕事を辞めることの大きなメリットを3つお伝えします。
- 働く環境を変えられる
- 視野が広がる
- スクールに通うなどしてスキルアップの為に時間を使える
転職することで働く環境を変えられる
転職し働く環境を変えるだけで得られるメリットが4つあります。
- 年収が増える可能性がある
- 勤務環境がよくなる可能性がある
- 新しいキャリアを積める
- 新たな人間関係をつくれる
新しい環境については、先ほどデメリットとしてもお伝えしましたが、人間関係が問題で仕事をやめる人には大きなメリットですよね。
少なくとも新卒として会社を選ぶときよりも、希望する待遇の優先順位がはっきりしているので、より自分に合った会社を探すことが可能です。
前職を経験したからこそ、転職をする時の指針を決めることができ、より自分にあった会社を選ぶことが出来るのです。
視野が広がる
新しい環境に身を置き、自分の適性や常識だと思っていたことを見直すことで、客観的に物事を見ることが出来ます。
その結果、仕事の価値観や自分の立ち位置、考え方などの視野を広げて考えることが出来るようになるでしょう。
この広い視野を持つことで、「自分と他者を比べる」「今の会社で耐えねばいけないと考える」というマインドをなくし、より仕事のしやすい環境を自分で作り出すことに繋がります。
スクールに通うなどしてスキルアップの為に時間を使える
毎日仕事に追われ、スキルアップするための時間や余裕を作ることは難しいですよね。仕事をしながら勉強や副業をこなす人もいますが、もちろん容易なことではありません。
仕事を辞めることで、自分の為の時間を作ることが出来るので、資格の勉強やスクールに通うなどスキルアップのために時間を使うことが出来ます。
その時間で得た知識を生かし、高収入や高待遇の会社に転職することも可能です。
仕事がうまくいかない時の原因と対策方法まとめ
仕事がうまくいかない原因は、人格的・外的・メンタル的要因の3つがあります。まずは、自分がどれにあてはまるのか認識した上で、行動やマインドを変えることにより改善出来る可能性があります。
ただ、外的要因が主な原因である場合は、自分1人の努力ではどうしようもないことがあります。その時は、仕事を辞めてスキルアップのために時間を使うか、すぐに転職することをおすすめします。
現代では、転職することでスキルアップや視野が広がることに繋がり、高収入を目指す風潮が強くなってきているので、転職=悪という時代でもありません。
「仕事がうまくいかない」と感じるこの時期はとても辛いとは思いますが、自分と仕事を見つめ直すいい機会と捉えてみると、案外前向きな見方が出来ることもありますよ。