あなたがこの記事を読んでいるということは、社会福祉士や給料に興味を持たれていることと思います。
社会福祉士は今後需要が増えると予想できる職種ですが、給料はいくらもらえるのか気になりますよね。
仕事内容も相談業務(支援)となっており、ハッキリとわかりにくい仕事ですので、気になることと思います。
今回の記事では、社会福祉士の給料について解説していきます。また、将来性について解説していますので、最後まで見てくだいね。
アイキャッチ画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/%e6%b7%b7%e4%b9%b1-%e4%b8%8d%e6%98%8e-%e6%98%87%e7%b5%a6-%e6%89%8b-3082831/
社会福祉士とは
社会福祉士とは、医療や福祉に対して専門的な知識やスキルを持っていることを証明する名称独占の「国家資格」です。
名称独占とは、資格を持たないものが、「社会福祉士」という名称を勝手に使用してはいけないという決まりがあります。
ソーシャルワーカーとも呼ばれ、病院や福祉施設などで働く方が多いです。
独立してフリーで働く方もおられますが、まずは、経験を積み知識を増やすことをおすすめします。
社会福祉士の給料
令和3年7月9日に厚生労働省と社会福祉振興・試験センターから発表された「就労状況調査」の結果を見ると、2019年の平均年収は403万円と発表されています。
この中には非正規社員も含んでいるので、正規雇用だけで集計するともう少し上がりそうですね。
また、介護福祉現場で働く社会福祉士のみの調査のため、病院や公務員の方は対象になっていません。
比較的、給料が低いと言われる介護・福祉現場で平均403万円と聞いてあなたはどう感じるでしょうか?
社会福祉士の給料は徐々に上がる
新卒で就職を考えているのであれば、年収は300万を前後です。統計によると、経験を積むことで年々上がる傾向にあります。
相談支援業務は、経験を積み年齢を重ねることで説得力も出てくるので、相談支援も円滑にいくようになります。
その為、実績も出やすくなりますので給料アップが望めます。もちろん全員がそうなるとは限りません。
しかし、50代では年収が500万を超える方もおられるので、出世欲のある方は夢がありますね。
社会福祉士の仕事内容
社会福祉士は相談援助の仕事です。具体的な仕事は、相談内容によって変わりますが、相談に対しての解決策を提案するようなイメージです。
病院でよくある相談で、「入院している高齢者が退院となったが、自宅で一人暮らしするには不安が大きい」といった話を受けます。
この場合は、自宅以外で介護を受けていただける施設を探したり、部屋の空きがあるかなどを確認したりと円滑に退院できるように支援します。
支払いのお金が足りない、サービス利用の契約をするなど、やることは多くマニュアルが通用しないケースもあります。
社会福祉士の仕事は給料面よりもやりがいを感じる
人の相談を解決に導くのが社会福祉士です。厳密にいえば、社会福祉士の資格を持つ「相談員」です。
相談員をすることで、他の病院や介護施設など、横のつながりができます。
周りと協力してクライアントに対して安心していただける情報提供ができた時は、役に立っているのが直にわかり、やりがいを見出す人が多いです。
大変な相談ほど達成感もあり、自分の知識に繋がるので、後々その知識や経験が約立つことがあるでしょう。
社会福祉士の給料を上げるためには
社会福祉士の職は決して高額な給料をもらえる仕事とはいえません。しかし、資格をとる事で手当てをもらえる可能性があります。
求人の募集要項や職場で手当ての支給があるかをしっかりと確認しておきましょう。
資格取得には時間や努力が必要になりますので、生活のスタイルに合わせて考えてみてはいかがでしょうか?
資格取得でオススメなものを紹介していきますので、参考にしてみてください。各資格で3,000円~10,000円ほどの手当が出ることがあります。
社会福祉士の給料を上げる資格①精神保健福祉士
精神保健福祉士は精神保健福祉の専門知識をがあり、精神障害を患っている方の社会復帰や訓練を支援する仕事です。
精神保健福祉士の支援は精神障害を患っているのみに限定されています。
そのため、社会福祉士にあわせて精神保健福祉士の両方を取得しようと考える人が増えています。
社会福祉士の資格を持っていれば、短期の養成施設などで6か月程度で取得できるので、狙ってみることをおすすめします。
社会福祉士の給料を上げる資格②ケアマネジャー
ケアマネジャー(正確には介護支援専門員)は、要介護者や要支援者を支援する仕事です。
要介護の認定を受けた方が適切なサービスを受けられるように、計画書を作成し各職種とサービス利用者をマネジメントします。
保健医療分野での実務を5年以上行うことで、介護支援専門員実務研修受講試験を受けることができます。
合格したあとは介護支援専門員実務研修を受け終了後に資格をもらうシステムの為、どうしても時間がかかってしまいます。
社会福祉士の給料を上げる資格③介護職員系の資格
手っ取り早く取得するなら「介護職員初任者研修」です。この資格があれば、介護現場で働きやすくなります。
社会福祉士のように国家資格ではありませんが、介護についての知識があると認識してもらえる分、社会福祉士として活動するにも説得力が増します。
介護施設の相談員をするなら、是非とも取得しておくことをおすすめします。
可能であれば、介護職員系の資格で国家資格の「介護福祉士」の取得を目指してみてはいかがでしょうか?
社会福祉士の給料についてのまとめ
社会福祉士は高齢化が進む日本では需要が高くなる資格と職種といえます。
その分、職場が無くなるといったことは少なく、安定して働くことができる職種です。
給与面では、初めは少ないですが、経験を積むことで徐々に上がる傾向にあります。いろんなケースの相談を受けて、力をつけていきましょう。
資格取得することで、手当てのアップも狙えるので積極的に資格取得を目指していくことをおすすめします。