よい肌の状態を保つためには毎日の洗顔が大事です。正しい洗顔にはきめ細かな泡が必要になりますが、泡立てる方法は人によって違うものですよね。
あなたは洗顔のとき「なるべく泡立てるようにしてるけど、きめ細かな泡が作れているのか不安…」「洗顔グッズを使っているけど、手で泡立てる方がいいのかな?」といった考えを抱いたことはありませんか?
この記事では洗顔に必要なきめ細かい泡の泡立て方や各種洗顔グッズの特徴、選び方などを紹介しています。
洗顔や泡立て方法に関して少しでも不安を感じている方に、ぜひ参考にしてほしい内容となりますので最後まで読んでみてください。アイキャッチ画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/5165711?title=%E6%B4%97%E9%A1%94&searchId=2436783907
洗顔は泡立てが重要
洗顔で一番大事な要素が何かと言うと「きめ細かい泡」です。もちろん正しい洗顔の手順が前提ですが、肌に負担を与えず汚れを落とす役目となるのはきめ細かい泡となります。
逆に質の悪い泡だと洗顔の際の手との摩擦が軽減されず、肌に大きな負担をかけてしまいます。また汚れの吸着率も悪くなり、毛穴などの細かい部分の汚れを取り除くことも難しくなるでしょう。
つまり泡立てが十分でない場合、時間をかけて正しい洗顔を行っても汚れを落とすどころか負担をかけることになり、肌にいいことはなに一つありません。
【最高の泡を作る!】正しい泡立て方
それでは手だけを使った、洗顔に最適な泡の作り方がどういったものか説明します。上手に泡立てるポイントは次の3つです。
- 洗顔料の量は商品記載の適量に従う
- お湯を少量ずつ使って泡立てる
- 泡を潰さずリズミカルに泡立てる
紹介している動画は次から説明する手順と若干違いますが、とても参考になりますし理解度も深まるのでぜひ視聴してみてください。
【1】洗顔料を手のひらに出す
洗顔料をきれいに洗った手のひらに出して全体に伸ばしていきます。洗顔料が多すぎるとすすぎに時間がかかり肌に負担を与えてしまうことに。必ず製品に記載してある適量を使用しましょう。
この時点ではまだ水分は必要ありません。洗顔料を隙間なく伸ばしてください。
【2】少量のお湯をなじます
次に少量のお湯を手のひらに置いて洗顔料となじませていきます。お湯の量は2,3滴で大丈夫です。
手のひら全体に広げた洗顔料を優しくなでるように、少し泡立ってきたら1か所にまとめて、またなじませる感じで優しくなでていきます。
【3】さらに泡立てる
手のひらに泡ができたらさらにお湯を2,3滴追加して泡立てていきます。
このとき泡を保持している手のひらをお椀のような形に変え、もう片方の手は指の間隔を少しあけ泡を潰さないイメージでかき混ぜるように動かしてください。できた泡を集めつつひたすら泡立てていきましょう。
もう1回だけお湯を2,3滴加えてさらに泡立てていくと、手のひらを逆さまにしても落ちないもっちりできめ細かい泡の完成です。
洗顔は手で泡立てるのがよい?
洗顔の重要な点は「きめ細かい泡」でしたよね。きめ細かい泡が作れるなら、洗顔グッズを使っても問題なしです。手で泡立てるには少しコツが必要ですので、洗顔グッズを使うのも構いません。
ただしグッズを使用したあとの保管方法には気を配らないと意味がなくなってしまいます。まず使ったあとはきれいに洗浄すること。泡や汚れが残っていると次に使用するときに泡立ちが悪くなり理想の泡ができません。
また洗面所などに置いたままにするのもNGです。きっちり洗って乾燥させないと雑菌の原因になってしまいます。
時間がないときは洗顔グッズで
グッズを使う利点は時間を短縮できること、誰にでも簡単に泡を作れることです。ゆっくり洗顔する時間がない人や、手で泡を作るのが苦手だという人は洗顔グッズを有効利用しましょう。
先ほど洗顔グッズの保管に注意が必要と解説しましたが、もうひとつ注意点があります。それは自分の手で丁寧に作った泡には一歩及ばないことです。
最初から泡の状態で出てくる洗顔料など、そのままでは泡の弾力やボリュームなどに歴然の差があります。
【最高の泡を作る!】洗顔グッズの選び方
洗顔グッズで代表的なものは3種類、「洗顔ネット」「泡立て器」「泡の洗顔料」となります。それぞれに特徴的なメリットがありますので自分の状態や環境に適した洗顔グッズを使うのが大切です。
泡立てる時間なのか、泡の質なのか、お手軽さなのかと、どれを優先するかによって選択する洗顔グッズが変わってきます。次からはそれぞれの洗顔グッズのメリットと共に基本的な使用手順も紹介していきましょう。
洗顔ネットで泡立てるメリット
最初に紹介するのは洗顔ネットです。このアイテムの最大のメリットは時間をかけず、きめ細かな泡が作れることではないでしょうか。どんな洗顔料にも関わらず、もこもこな泡立ちを見せるのも魅力ですね。
基本的にネット部分の網目が細かいほどきめ細かな泡が作れます。ネット自体はより大きいほど効率よく泡立てることが可能ですが、使い勝手とも相談して決めましょう。
また使用後に保管しやすい機能(引っかけれるリングや抗菌仕様)が付いているものがおすすめです。
洗顔ネットの基本的な使い方手順①
洗顔ネットに雑菌が付かないよう、手をしっかり洗っておきます。それから洗顔ネットをお湯で濡らしますが、水分が多すぎるとよい泡ができないのでしっかり切っておきましょう。
洗顔ネットの基本的な使い方手順②
次に洗顔ネットの表面に洗顔料を出します。使用する量は手で泡立てるときと同じで製品ごとの適量に従いましょう。泡立てる際は空気を取り込むように、優しく大きく動かすのがポイントです。
細かく動かすのは、よい泡を作るのに逆効果となるので注意してください。
洗顔ネットの基本的な使い方手順③
あとは少量のお湯を足しつつ、できた泡をまとめながら弾力のある泡を作っていきましょう。ネットの大きさにより必要な水分量が違ってくるので、最初はお湯の量を試す感じで様子を見ながらやってみてください。
泡立て器で泡立てるメリット
次に紹介するのはしっかりした構造の泡立て器です。泡立て器を使うメリットは濃密でクリーミィな泡を作れること。密度の高い泡ほど細かい汚れを吸着してくれるので、洗顔の効果も高まります。
洗顔ネットと比べると使い方の難度が若干上がりますが、ボディソープやシェービングフォームの泡立てにも使える点で汎用性が高いアイテムと言えます。
泡立て器の基本的な使い方①
スティックが付いていて小さな穴がたくさん開いたプレートの底に接する面に洗顔料を塗ります。洗顔料はパッケージに記載してある適量を使用してください。
泡立て器の基本的な使い方②
次に大きな容器の方にお湯を注ぎます。お湯の量ですが商品の指示どおりだと少し水っぽくなる場合が多いので、少なめの量から試していってください。スティックのついたプレートを容器に沈めフタをします。
泡立て器の基本的な使い方③
スティックを上下に動かすと少しずつ泡ができてきます。時間にすると30秒から50秒できめ細かな泡の完成です。
泡の洗顔料で泡立てるメリット
最後に紹介するのは泡の状態で出てくる洗顔料です。メリットはもちろん泡立てる必要がないこと、ポンプを使って出した瞬間から泡なので手間が生じません。最もお手軽に泡で洗顔できるアイテムです。
簡単にお肌のケアができる便利なアイテムで、各ブランドごとに人気商品が存在します。また無添加、メイク落としなどの付加価値がついているものが多いのも特徴です。
選択肢が多い反面、本当に自分に合った商品を見つけるのが難しいという問題もあります。
おすすめは洗顔グッズとの併用
これまで見てきたとおり洗顔グッズは万能ではなく、それぞれにメリットと気になる点があります。どこを優先するべきかで選ぶ洗顔グッズは変わりますが、気になる点を補えるおすすめの使い方があるので紹介します。
その方法とは洗顔グッズで簡単に作った泡を、今度は手を使ってさらに泡立てること。丁寧に泡立てる時間の一部を洗顔グッズを使って短縮させてしまおうという考え方です。
特に洗顔ネットと泡の洗顔料を使うときには、グッズと手のいいとこどりになり短時間で洗顔に最適な泡を作ることができます。
まとめ
洗顔に必要な最高の泡を作るには「正しいやり方」もしくは「自分の環境に合った洗顔グッズ」が必要となります。
肌に負担をかけない質のよい泡を作るためにも、正しい泡立て方と洗顔グッズを使った効率のよいやり方をマスターしましょう。そうすることで潤いを保った健康的な肌に少しずつ近づくことができます。
毎日の洗顔に適した最高の泡を作れるようになって理想の肌を目指しましょう。