格安SIMへの乗り換えがお得なのはわかったけど、どのように乗り換えられるのかわからない!というあなたへ。
この記事では、格安SIMへの乗り換えの手順は?今持っているスマホはどうするの?など、乗り換えに関する疑問を解決します。是非、最後までお読みください。
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格安SIMへの乗り換え方法は2通り
まず、キャリアを乗り換える際には、大きく分けて2通りの方法があります。はじめに、自分がどちらのパターンで乗り換えるかを決めましょう。
今使っているスマホをそのまま使用して乗り換える
今使っているスマホを使用する方法で、メリットとして、アプリや電話帳、写真などのデータ移行や再設定が不要な事です。注意する点としては、SIMロック解除の可否の確認をしなければ行けない点があります。
デメリットとしては、SIMロック解除のやり方によっては3000円前後の費用が発生することと、スマホによっては、SIMロック解除自体ができないものもあることです。
スマホ本体ごと乗り換える
スマホ本体ごと乗り換える方法です。格安SIM入のスマホまたは、SIMフリーのスマホを購入し契約します。SIMロック解除の手間や費用、また、スマホ本体が使えないという心配が無いことがメリットです。
デメリットとしては、スマホの種類によってはデータ移行のためのバックアップなどの手間が必要となることと、スマホ本体代が費用としてかかることです。
格安SIMへの乗り換えの失敗あるある
次に、格安SIMへの乗り換えをする前に、よくある失敗とそれを防ぐための方法について紹介していきます。
インターネットや電話が使えない期間が発生した
「新しい格安SIMに申し込んだけど、次のSIMが到着するまでに、古いSIMが使えなくなってしまった。」という例です。
新しいSIMが到着するまで、数日間データー通信も電話も使えなくなる不便な期間が発生してしまうことがあります。これを防ぐために、「SIMを乗り換える際の不通期間がないか?」を認することです。
乗り換えのタイミングを間違えて違約金が発生した
せっかく、固定費削減のため格安SIMに乗り越えたのに、予定外な費用が発生するケースです。大手携帯会社は基本的に「2年契約かつ自動更新」というところが多いです。
契約更新月以外に解約してしまうと、解約手数料を支払わなければならない場合があります。特に、電気通信事業法が改正される前の、2019年9月以前に契約をしている人は注意が必要です。
SIMロック解除を忘れて異なる回線で契約
もしauで購入したスマホのSIMロック解除をしない状態で、ドコモ回線の格安SIMを契約した場合は、SIMロック解除するまで、インターネットも電話もできなくなってしまいます。
例えば、現在ドコモのスマホを使っており、格安SIMでauやソフトバンクの回線を利用する場合は、SIMロック解除が必要となります。
SIMロック解除の詳細については、各大手携帯会社のホームページを参考にしましょう。
格安SIMへ乗り換える前に確認すること①
それでは、格安SIMに乗り換える際の失敗を防ぐための方法を紹介します。次に紹介する確認するべき3つのポイントを押さえれば、失敗を防ぐことができます。
1つ目の確認するべきポイントは、SIMカードが届く日を確認することです。
乗り換えるタイミングを間違えると、インターネットや電話が使えない「すきま」ができることがあります。それを防ぐためには、下記を確認すれば防ぐことができます。
- SIMカードが届く日を確認する
- SIMカードが届く日に今の契約を解約する
店舗のある格安SIM会社の場合は、店舗を利用することで「SIMカードが届く日」が当日となるため、このすきまを無くし即日乗り換えることができます。
また、発送の場合は最短で即日〜最長でも一週間以内と言われています。
格安SIMへ乗り換える前に確認すること②
次に2つ目のポイントは、現在使用している回線の契約更新月を調べることです。これは乗り換えるタイミングを間違えて違約金を発生させてしまう事を防ぐための方法となります。
現在使用している回線の契約更新日を必ず調べましょう。大手携帯会社のスマホを使用している場合、2年契約などの定期契約をしている事があります。下記の確認サイトで確認しましょう。
2019年3月より、2年契約の更新期間は3ヶ月となっています。
例えば、2019年2月に契約している場合、契約更新期間は、2021年1月、2月、3月です。この間は契約解除料無料となります。この期間以外で解約をすると違約金が発生します。
格安SIMへ乗り換える前に確認すること③
失敗を防ぐための3つ目のポイントは、SIMロック解除の可否を確認することです。せっかくSIMを変えたのに、インターネットも電話もできない事を防ぐ為の方法となります。
SIMロックの解除が必要か、不要かの確認が必要です。確認するためには、下記を参考に、どんなスマホを使用して格安SIMに乗り換えるかを決めます。
- 現在、大手携帯会社と契約したときに同時購入したスマホを使用している
- 乗り換える格安SIMで、今契約している大手携帯会社の回線と違う回線を使用する
- 格安SIM入のスマホで乗り換える
- 現在SIMフリーのスマホを使用していて、それを使用する
- 過去にSIMロック解除をしたスマホを使用しており、それを使用する
以上の3つは、必ず乗り換え手続きをする前に確認をしてください。確認さえすれば、せっかく乗り換えたのに、余分な費用がかかったり、使えないなんてことを防ぎます。
格安SIMへの乗り換え手順①
では、確認が終わったら、実際に格安SIMへ乗り換えるために、準備するものを順に紹介していきます。まずはじめは、使用する端末を準備します。
今使っているスマホを使用する場合は、忘れずにSIMロック解除してあるか?SIMフリーの端末か?を必ず確認しておいてください。
新しくスマホごと変更する場合は、契約する格安SIM会社が販売しているスマホを購入するか、アップルショップなどでSIMフリーの端末を購入します。
契約する格安SIM会社が販売しているスマホ以外の場合は、乗り換え予定の格安SIMで動作確認済みであることも確認しておいてください。
格安SIMへの乗り換え手順②
スマホの準備ができたら、次にすることは「MNP予約番号を発行してもらう」です。現在、使用している電話番号を継続使用したい場合に必要となります。
発行方法は、現在使用している携帯会社の店舗に行くか、電話またはオンラインで発行してもらう事ができます。発行は数分で終わります。
注意点はMNP予約番号の有効期限が15日間であることです。この期間中に手続きをしないと、MNP番号が失効となるので気をつけてください。
MNPとは?:携帯電話番号ポータビリティーのことで、現在の電話番号を引き継ぎるサービスのこと
格安SIMへの乗り換え手順③
次に準備するものは、「本人確認書類を用意する」です。本人確認書類は、格安SIM会社によって異なるため、事前に確認しておきます。
- 運転免許証
- マイナンバーカード
- パスポート
- 住民基本台帳カード
- 在留カード など
未成年で契約する場合は、上記以外にも親権者の同意書や確認書類などが必要となる場合があります。各携帯会社によって異なるので、忘れずに確認をして準備をします。
ただし、必ずしも本人名義での契約が必要ではありません。後に変更することもできるため、手続きや支払いを簡単にするために、未成年の間は親名義で、成人したら名義変更する事をおすすめします。
格安SIMへの乗り換え手順④
次に準備するものは「支払用のクレジットカード」です。格安SIM会社では、本人名義のクレジットカードでの支払いが基本となります。
銀行口座振替に対応している格安SIM会社は少数で、格安SIM会社を選ぶ範囲が狭くなってしまいます。また、口座振替を希望する場合は、郵送や店頭での受付が必要となることが多く、手間と時間がかかります。
クレジットカードであれば、インターネットから簡単にできて、尚且クレジットカードのポイントも貯まります。利便性と金銭面からもクレジットカードでの支払いがおすすめです。
格安SIMへの乗り換え手順まとめ
それでは、最後にもう一度、乗り換える前に確認することと、乗り換える手順をまとめます。
- 格安SIMまた、格安SIM入のスマホが届く日を確認する
- 現在使用している回線の契約更新月を調べる
- SIMロック解除の可否を確認する
- SIMフリーまたはSIMロック解除済み端末を用意する
- 今使用している携帯会社からMNP予約番号を発行してもらう
- 乗り換える格安SIMの契約に必要な本人確認書類を確認、準備しておく
- 支払いに使用するクレジットカードを準備しておく
ここまで、確認と手順を進めらていれば、あとは店舗またはインターネットから申し込むだけです。店舗であれば即日数十分後には、格安SIMライフが始まります。最後までお読みいただきありがとうございました。