この記事を見ているあなたは「なんか仕事がうまくいかないな…」そんな風に感じているのではないでしょうか?
その気持ち痛いほどよくわかります。私自身もこのモヤモヤした気持ちを持ちながら1年以上悩んだ結果、休職する選択をしました。
休職をするまでに、上司への相談・心理士さんへの相談・転職活動などを通して感じたことをこの記事でお伝えします。
この記事で「なんか仕事がうまくいかない」という気持ちが少しでもスッキリ軽くなるお手伝いが出来ればうれしいです。
アイキャッチ画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/5195261?title=%E9%A0%AD%E3%82%92%E6%8A%B1%E3%81%88%E3%82%8B%E4%BA%BA%E3%80%80%E6%82%A9%E3%81%BF%E3%80%80%E7%B5%B6%E6%9C%9B&searchId=176129978
仕事がうまくいかない時に考えられる原因
ここからは仕事がうまくいかない時に考えられる4つの原因についてお伝えします。
- 人間関係
- 今の仕事が自分に合っていない
- 仕事に集中できない
- 1人で抱えてしまっている
仕事がうまくいかないと感じる時は、きっかけはさまざまですが原因があります。しかも意外とその原因となるものごとに気づかないことも多いのです。
自分自身では同じ毎日を過ごしているように思っていても、ビミョウに歯車がずれてきていることがあります。
それでは、仕事がうまくいかない時に考えられる4つの原因について詳しくご紹介していきます。
人間関係
まず原因として考えられるのは、仕事をする上で非常に大切な人間関係です。
コミュニケーションは仕事をスムーズに進める上で、うまくやっていきたいと誰もが思うところです。ところが、ちょっとしたことでバランスが崩れてしまうのも人間関係のむずかしい側面と言えます。
例えば、同僚と同じプロジェクトに取り組んでいる時に報連相(報告・連絡・相談)が抜けてしまい、ミーティングで全くかみ合わない資料を作って「何だよ…」とお互いイヤな気持ちになってしまった経験ありませんか?
普段うまくいっている時は気にならないのに、ちょっとしたコミュニケーションのズレで変に意識してしまうことで、人間関係は仕事がうまくいかないと感じる原因と言えるでしょう。
今の仕事が自分に合っていない
次にお伝えするのは、自分が担当している業務が自分のスキルに合っていないかもしれないという点です。
複数人の職場において業務を割り振ったり、組み換えたりすることはよくある事かと思います。ここで他にできる人がいないということから、自分があまり得意ではない業務を担当することになったことはありませんか?
もちろん仕事のスキルを高めることができるというポジティブな面もありますが、少なからずムリを強いられていることが後々自分にふりかかってきます。
新しい業務をこなしていくと、少しずつ求められるハードルが高くなり徐々にキツくなってくるもの。組織で働いていると仕方のないところですが、担当業務と自分のスキルとの距離感は見逃してはいけないポイントです。
仕事に集中できない
仕事をする時に、いかに集中できる環境を作るかはスムーズに進めていく上で重要です。
自分の机に向かって仕事に取り組んでいると電話がかかってきたり、まわりから話しかけられたりと中断をよぎなくされる状況は社会人あるあるの一つです。
そんな状況が生まれやすい環境にいる時こそ、いかに集中できる環境作りができるかがうまく乗り切るポイントであり、逆に環境が作れていなければ集中できていないということになるでしょう。
具体的な集中力の高めかたとしては、仕切りを立てる物理的な方法と、一日のはじめに今日やることを出来るだけ細かく区切り、時間を決めてしまう方法もあるので自分に合った方法を試してみることをオススメします。
1人で抱えてしまっている
原因の最後になりますが、仕事がうまくいかないのは1人で仕事を抱えてしまっているのかもしれません。
コミュニケーションとも関係する部分ですが、仕事は1人ひとりが担当しながらも部署単位で見ればチームとして進めることが全体の90%以上といっても過言ではありません。
限られた就業時間の中でうまく情報共有しながら進めるとまわりからの協力も得られやすくなります。逆に1人だけで進めてしまうと、もし方向性が違った時に修正の時間もかかってしまい良いことはありません。
そのため、仕事を円滑に進める上では「多少細かいかも?」と自分では感じる程度に情報共有をしていくと、結果的に自分の背中を押してくれることにつながります。
仕事がうまくいかないと感じる人に見られる特徴
ここでお伝えするのは、仕事がうまくいかないと感じる人に共通する5つの特徴をお伝えします。
- コミュニケーションが苦手
- 仕事の優先順位をつけるのが苦手
- 机の上に資料や本が積み重なっている
- 上司からの指示を後回しにしがち
- 完璧主義者
特徴とはいえ過敏に反応する必要はありません。むしろその特徴をうまく利用できるようになれば、仕事をうまく進めることも可能になります。
それでは、それぞれの特徴に関して内容を詳しく見ていきましょう。
コミュニケーションが苦手
まず最初に挙げられるのがコミュニケーションに苦手意識を持っている場合です。
私もそうですが、HSP(Highly Sensitive Person)気質の方いわゆる繊細さんの方の場合、特に周りの空気や表情をうかがってしまい、動けなくなってしまうことがあります。
そんな時は直接伝えるだけではなく、先にメールで一報を入れるようにすると仕事が進めやすくなります。
メールではうまく伝わらないと不安になるかもしれませんが、自分の考えを整理できる意味でも相手側の理解が進む意味でもメリットがありますので積極的に取り組んでみましょう。
仕事の優先順位をつけるのが苦手
忙しい毎日の中で、仕事を着実に進めるためには優先順位をつけて取り組むことが重要になります。
仕事内容の細分化が進んでいる現在において、担当する仕事が一つしかないという状況はそうそうなく、100%と言っていいほど、複数の仕事を同時並行で進めることが当たり前になっているのではないでしょうか。
例えば、業務Aについて会議を行い、すぐ後に業務Bの打ち合わせをして、午後の業務Cの準備をする。気づけば定時が過ぎて今日のまとめを残業でこなすような感じはサラリーマンであれば、誰しも通る道です。
そんな時に優先順位をつけることがポイントになります。優先順位の付け方は「期限」「相手先」をリスト化し、すぐに取り組むべき仕事を可視化することをオススメします。
机の上に資料や本が積み重なっている
自分の机の上を見渡して、どこに何があるかわからない状況はマズいです。
よく言われることとして、自分の机の上の状況は頭の中の状況と比例していると言われます。つまり、やみくもに机に積み上げているということは頭の中も整理できていないということです。
次の会議に必要な資料がどこにあるか探すだけでも時間がかかります。一日に何回も探すことがある場合、年間で何十時間も費やしていることになります。
整理する方法としては「処理済み」「処理中」「未着手」のトレーを用意すると現状がひと目で分かり、机の上の整理にも役立ちます。
上司からの指示を後回しにしがち
上司から言われた指示を「今やっている仕事が終わったら」と後回しにしていませんか?
目の前の仕事に追われていると、取り組むべき優劣がつけられないことになります。すると後回しにしていた仕事が溜まってしまい、その中から優先順位をつけて…と負のループに入ってしまいます。
そのようにならないためにも、上司からの指示はその場で確認するように意識するだけでも変わります。見てみるとすぐに終わるものも含まれているものです。後回しのツケが来る前に片付けてしまいましょう。
繰り返しになりますが、上司の指示はその場で確認を意識してみてください。
完璧主義者
特徴の最後にお伝えするのは、完璧にしてから進めたい傾向がある完璧主義者です。
自分が担当している仕事はできるだけ良いものにしたいのは誰しもが思うことですが、そこが落とし穴になっています。
気を付けるべきは、良いものかどうかを判断するのは最終的には上司であり、相手方です。どれだけ自分の中で完璧にしたと思っていても方向性が違えば水の泡になってしまうんです。
そうならないためには、方向性を自分で組み立てたらその時点で上司に相談しましょう。複数人の意見を聞くことで1人では考えつかなかったアイデアが湧いてきます。
仕事がうまくいかない時にやってはいけないこと
ここでは仕事がうまくいかないと感じた時にやってはいけない3つのことをお伝えします。
仕事がうまくいかないとネガティブな考え方になってしまったり、自信を無くしてしまったりすることもあると思います。大事なのは、その時の一時的な感情に流されてはいけないということです。
「なんでこんな目に合わなきゃいけないんだ」と悲観的な気持ちになるのは当然あることですが、重くとらえすぎずにストレスをうまく回避することが大事になってきます。
それでは仕事がうまくいかない時にやってはいけないことについて詳しくお伝えします。
自分を責める
まず、必要以上に自分を責めるようなことはしないようにしましょう。
ミスが続いてしまったり、重要な局面で結果が出せなかったりすると「自分はダメなヤツだ」と自暴自棄になってしまうことがあるものです。
ただし仕事をする上でミスをするのは誰にでも起こりうることです。そのミスをどのように考えるかで自分の心の傷が癒えるかどうかに関わります。
気をつけるべきは同じミスをしないようにすることであり、この記事を読んでいるあなた自身が自分で自分を責め立てることではありません。
家でも仕事のことを考える
家ではプライベートを優先し、仕事としっかり切り分けることが大切です。
仕事がうまくいかないと、職場を離れてもズルズルと引きずってしまうことがあります。帰り道でも職場の出来事を振り返っては「はぁ…」とため息をついて、そのまま家に着いても後をひくのは目に見えています。
自分は寝て起きたら忘れられるタイプ、そうであれば気にすることはないかも知れませんが、切り替えるためのきっかけ作りは準備して損はありません。
好きな音楽を聴いたり、映画を見たり、YouTubeでダラっと過ごすなど仕事と全く関係ないことに時間を使うようにするとスパッと嫌なことも忘れられます。
食べ過ぎ・飲み過ぎ
最後にお伝えするのは、ストレスを解消するための飲み食いはほどほどがイイということです。
仕事がうまくいかなかった時は、食べたり飲んだりすることでスッキリしたい気分になりますよね。
その時にやけ食い、ガブ飲みは体に負担がかかるのでNGです。次の日にも響いてしまいますし、食べ過ぎは意外とくせになりやすく体重が増えてしまう可能性もあります。
ストレスを飲み食いで発散することが一概に悪いことではありません。適量を適切に楽しむことを心がけてストレスをさっぱり忘れてしまいましょう。
今の状況を上向きにするための解決策【行動編】
ここからは「仕事がうまくいかない」と感じている状況を解決する3つの方法についてお伝えします。
まず解決策としてお伝えするのは行動することで解決に結びつける方法になります。行動と聞くとハードルが高そうなイメージがあるかも知れませんが、一つ一つは決して難しくありません。
逆に簡単過ぎて、内容をみると「えっ、意味あるの?」と思われるかも知れませんが、騙されたと思って試すことをオススメします。私も実際にやってよかったと感じることができました。
それでは、それぞれの解決策の内容について詳しくお伝えしていきます。
休みをとる
まずお伝えするのはシンプルな方法ですが、休みをとりましょう!
仕事がうまくいかないと感じる時は、一度リセットする意味で休みをとると気分もスッキリします。
なかなか休みをとることに抵抗感を感じたり、後ろめたい気持ちになるかも知れません。しかし自分が担当している仕事の経過がわかるようにしておくことで、職場はうまく回るものです。
負い目を感じるは不要です、せっかくの休みを満喫できるようにしっかり準備しましょう。
本を読む・本屋に行く
次にお伝えするのは本に触れると自分の知識が増えて、仕事にも良い影響が出るというお話です。
大人になってから読書をする機会は学生時代に比べると少ないと思いませんか?社会人の年間読書量は6冊未満というデータもあるほど、本を読む習慣を持っている人は意外といません。
自分の知識を増やすにはテレビやネットで十分と思うかも知れませんが、読書ならではの側面として自分で情報を取捨選択できるという点があります。物事を判断するには本を読んで、自分で考えることで知識になります。
本を読んで考える力がつくと、仕事でも今までより一歩深く理解が進むのでメリットを感じられるでしょう。
意識的にコミュニケーションをとる
最後にご紹介するのは、自分から周りの人にコミュニケーションを取りに行くお話です。
これまでの2つよりもややハードルが高く感じるかも知れませんが、効果もその分高いと言えます。
周りの人に自分から声をかけると迷惑なんじゃないかと思ってしまいがちですが、実際は勝手な思い込みのことがほとんどで、いざやってみると感じの良くコミュニケーションが取れます。
なかなか最初の一歩が踏み出せないかも知れませんが、その先には光が射していることは間違いありません。
今の状況を上向きにするための解決策【考え方編】
ここからは「仕事がうまくいかない」と感じている状況を解決する3つの考え方に関する方法についてお伝えします。
他人をまきこむ行動とは違い、1人でできるものばかりなので取り組みやすいことが特徴です。
気をつけなければいけないポイントがあります。それは1人でできるということは他人からは見えないという点です。自分で取り組むこと以外に道がないので、やらなければ何も変わりません。
ぜひこれからお伝えする一つひとつの内容に目を通して、考え方の参考にしてみてください。
他人と比べない
実は、他人と比べることは自分にとって何も良いことがありません。
なぜなら他人と比べることで、自分で自分の評価を下げてしまっているからです。
「あの人は出来るのに…」「同期はいつも上司に評価されている…」多くの人が行き交う職場では、どうしても自分の状況と比較してしまいます。
しかし、他人と比べたところで自分の仕事が終わるわけではありませんし、評価が上がるわけでもありません。自分は自分、他人は他人と区別することで気持ちも落ち着けることができます。
自分はこんなものと決めつけない
自分の能力や限界を自分で決めつけるようなことはやめましょう。
決めつけてしまうと対応できる仕事内容だったとしても「どうせ自分には出来ない…」と諦めてしまい、せっかくの機会を逃すことになってしまいます。
やったことのない仕事を難しいと感じるのは仕方がないですが、自分には出来ないと考えるのではなく、自分の経験を使って対処できることはないか?という視点で考えると新しい発見があるものです。
自分ができること、自分の能力は意外と自分が思うよりも高いということを忘れてはいけません。
「今はそういう時」と割り切る
今はそういう時なんだと割り切る考え方ができると心がスッと軽くなります。
なぜなら、仕事のストレスをずっと感じたままでいるとどんどん悪い方向に考えてしまうものです。
ここで引きずることなく切り替えるための考え方が「今はそういう時なんだ」という気持ちを持つことです。仕事がうまくいかないのは、うまくいくための道の途中にいるだけなので気にしすぎることはありません。
1年後に振り返ると「あんなこともあったなぁ」と思えるものです。切り替える気持ちを持って仕事に取り組んでいきましょう。
どれも厳しいと思った場合の対応方法
これまでお伝えしたどんな対処方法も「自分には合わない」と思った時の対応方法3つをご紹介します。
今の状況は人生の中で見れば一部分です。重く考えすぎても自分の負担が増えてしまうだけで良いことはありません。これからお伝えする対応方法を知っていれば、自分の人生での選択肢を増やせることになります。
今がキツい状況であれば積極的に取り入れた方が良いです。遅くなって後悔するより前に、行動してしまいましょう。
それでは、それぞれの対応方法に関する詳しい内容を見ていきます。
長期休暇をとる
今の状況に疲れてしまっている時は、長期休暇をとってみることをオススメします。
心身ともに疲れを感じている場合、特に慢性的に感じている場合には自分が思っている以上にダメージを負っています。
長期休暇をとって職場を離れることで疲労感はかなり回復が見込まれます。
もしも疲れが取れなかったり、精神的に弱ってしまっている場合にはメンタルクリニックへの受診を考えるのも手です。
部署異動を考える
職場環境を変えることで職場でのガラッと居心地が変わるという点で、部署異動を考えて見てはいかがでしょうか。
専門的な内容を取り扱う部署は難しいかも知れませんが、自分の経験が違う形で活かせる部署であれば可能性も見えてきます。
営業系から経営企画系、人事系から営業系など、普遍的なスキルに加えこれまでの経験を形を変えて活用できる方法はあります。
今の部署の仕事内容が合わない、上司とウマが合わないと感じることが多いなら部署移動を検討してみましょう。
転職活動をする
今の組織に違和感を感じたり、やりがいを感じられない場合には、思い切って転職活動を始めるのが良いでしょう。
転職活動は始めてみないと分からない点が多々ありますが、転職する気がなくても自分の今の強みが分かったりと動くことで得られるメリットもあります。
オススメは、転職エージェントに登録して評価してもらうことです。自分では分からなかった強み・弱みが分かり、転職をしないとしても今後仕事をしていく中で「そういえば…」と修正することができます。
以上のように、転職活動にはデメリットがありません。今の職場でバレないか心配かも知れませんが、自分で言わない限りバレてしまうことはないので安心してください。
仕事がうまくいかない悩みをズバッと解決!【まとめ】
いかがでしたでしょうか。この記事を通して仕事がうまくいかない時の対処方法をお伝えしてきました。
社会人として働いている中で、常に順風満帆で過ごせる方の方が少ないのではないでしょうか?それほど今はストレスにさらされる機会が多いです。
「働きにくいな…」「なんかしっくりこないな…」そのように感じることがあれば、もう一度この記事を見返して、今の自分に当てはまる点がないか確認してみましょう。