「最近格安SIMってよく聞くけど実際どうなの?」「そもそも格安SIMとは?」というふうに悩んでいませんか?実際安くなるのはわかるけど、なぜ安いのか不思議ですよね。
今回はそのような人のために「格安SIMとは何か」について説明していきます。この記事を読み進めることによって、安くなる仕組みから、格安SIMがお勧めな人まで理解することができます。
ぜひ最後まで読み進めて、格安SIMについて検討してみてください!
(出典:https://pixabay.com/ja/photos/%E5%91%BC%E3%81%B3%E5%87%BA%E3%81%99-sim-%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%89-%E3%82%BB%E3%83%AB-71170/)
格安SIMとは何か
格安SIMとは、毎月の通信料金を格安で使うことができるSIMカードのことです。3大キャリアそれぞれのSIMと比べると、月々の料金をグッと下げることができるのが特徴です。
SIMカードには、加入者の情報や電話番号のデータが入っています。このSIMカードをスマホに刺すことで、スマホを使うことができるようになります。
ですので、格安SIMを挿したスマホを『格安スマホ』と呼びます。スマホの料金を下げるために、SIMの料金を抑えることが必要なのです。
格安の理由とは
では、なぜ格安SIMは格安なのでしょうか?主な理由は以下の通りです。
- 大手キャリアから回線を借りているから
- 人件費を削っているから
格安SIMを提供する企業は自社回線を持っていません。大手キャリアから回線を借りているため、設備費用がかからず、料金を安く抑えることができます。
さらに、人件費を削ることで料金を下げることができています。実店舗を少なくすることで、そこにかかる人件費も削減することができます。
上記の理由に付随して、格安SIMのメリット、デメリットがあります。次章以降でそのメリット、デメリットについて述べます。
格安SIMのメリットとは
格安SIMのメリットは主に2つあります。それが以下の通りです。
- 料金が安い
- プランが多い
格安SIMのメリットはなんと言っても『料金が安い』ことです。上記のようなデメリットがありますが、人によってはそれらを遥かに上回るメリットではないでしょうか。
さらに、データプランも細かく用意されている格安SIMもあります。それによって、あなた自身に適したデータプランにできるため、無駄な料金を払わなくて要なることもメリットです。
格安SIMのデメリットとは
ここでは、格安SIMのデメリットを紹介していきます。格安SIMのデメリットは以下の通りです。
- 実店舗が少ない
- 回線が安定していない
上記で述べたように、格安SIMは実店舗が少ないことがデメリットです。実店舗が少ないと、分からないことがあったときに電話対応でしか聞くことができません。なかなか電話対応だけでは解決しないこともあります。
また、回線を借りているため、日中や夕方は回線が混みやすくなっています。たくさんのユーザーが集うので、回線の不安定さはデメリットになります。
格安SIMを使っている人はどれだけいるのか
実際に格安SIMはちゃんとしたものなのか不安がありますよね。なので、実際に格安SIMを使っている人数を調査しました。
理由は、使っている人の割合を把握することで、しっかりとした品質かどうかの参考になるからです。結果は以下の通りです。なおMMD研究所でのデータを参照しています。
2018年9月 | 2019年3月 | 2019年9月 | 2020年3月 | |
格安SIM(Yモバイルも含む) | 16.1% | 17.5% | 18.9% | 20.3% |
格安SIM(MVNOのみ) | 11.3% | 12.3% | 13.2% | 14.0% |
上の表を見てわかるように、格安SIMの利用者は年々増加傾向にあります。約20%もの人が格安SIMを使っており、3大キャリアに引けを取らないシェア率になっています。
このことからも、格安SIMは決して怪しいものではなく、しっかりとしたサービスでシェアを伸ばしていることがわかります。
続いて、格安SIMがお勧めな人と、お勧めではない人それぞれについて触れていきたいと思います。
格安SIMがお勧めな人とは
格安SIMがお勧めな人は以下の通りです。主に4つの理由が挙げられます。
- キャリアメールを使わなくていい人
- 通信速度をそこまで気にしない人
- 不備があったときに自分で対応できる人
- とにかく通信費を安くしたい人
キャリアメールは、3大キャリアが提供しているメールアドレスのことです。これらのメールアドレスは使うことができなくなります。もし、格安に乗り換えたい時はGmailのアドレスをお勧めします。
また、格安SIMは基本的にショップでの対応がないので、わからないことがあると、電話口で案内を聞いて、自分で操作をしなければなりません。
格安SIMがお勧めではない人とは
では、格安SIMがお勧めではない人はどんな人でしょうか?それが以下の通りです。
- 安心・安定の品質は担保したい人
- ギガを無制限で使いたい人
3大キャリアのブランドが安心するという方は、格安SIMはお勧めできません。やはり3大キャリアと比べると格安SIMは通信の安定性に欠けます。
また、ギガを無制限で使いたい人はお勧めできません。無制限で使いたい場合は、家族でまとめることによってかなりお得に無制限のギガを使うことができます。
逆に上記に当てはまらなければ、格安SIMに移行しても全く問題はないです。
お勧めの格安SIM
ここでは、お勧めの格安SIMについて説明していきます。お勧めの格安SIMは以下の通りです。
- Yモバイル
- UQモバイル
- 楽天モバイル
Yモバイルは、品質とサービスが充実しています。回線はソフトバンク回線をそのまま使っており、ショップ数も全国に多数存在しています。格安SIMのデメリットが払拭されている部分がお勧めの点です。
UQは速度がとても速いです。格安SIMの中でも群を抜いて速度が速いので、ある程度の速度を確保したい方はUQモバイルがお勧めです。
楽天モバイルはなんと言っても安さが魅力です。1年間は通信費が無料ですし、4Gと5Gの料金が同じというところも魅力的です。
格安SIMを使うことでどれだけ節約ができるか
ここで、格安SIMにした時の節約例をあげます。設定は以下の通りとします。
- キャリア・・・ソフトバンク
- ギガ数・・・50ギガ+SNS使い放題(実際の使用量10ギガ前後)
- インターネット・・・ソフトバンク光
- 料金・・・月々14,000円
これをYモバイルに乗り換えたとすると、以下のようになります。
- キャリア・・・Yモバイル
- ギガ数・・・Mプラン(10ギガ)
- インターネット・・・ソフトバンク光
- 料金・・・月々約10,000円
格安SIMに切り替えただけで、月々4,000円も節約できるようになります。1年間に換算すると、年間48,000円も安くなります。
最後に
今回は格安SIMについて説明してきました。ここで、格安SIMのデメリット、メリットをまとめておきます。
- 料金が安い
- プランが多い
- 実店舗が少ない
- 回線が安定していない
格安SIMにおいては、デメリットが気にならないようでしたら十分に検討してみるといいです。上記で述べたように月々4,000円も安くすることができるからです。
ぜひ、この記事を参考に格安SIMに挑戦してみてください!そして、月々の出費を減らしてより良い生活にしましょう!