キャリアのスマホの月額料金を見直して、格安SIMの契約を検討する方も増えています。ですがクレカなしだと契約が出来ないのが格安SIM。利用したくても出来ないとガッカリしちゃいますよね。
キャリアの通信費を口座振替で支払っていたからクレカを持っていなかったり、なんらかの理由でクレカを作れない方も中にはいるでしょう。契約したいけどクレカが無いとダメなんじゃあ…
と半ば諦めている方に本記事を読んでもらいたい!こちらの記事ではクレカなしでも契約できる格安SIM会社の紹介やクレカなしでの支払いの際の注意・疑問点を書いています。
スマホの通信費を下げるだけで、毎月の生活費が年間に数万円もの節約が出来る事もあるのは大きいです。クレカなしだからと諦めず、ぜひ最後まで読んでくださいね。
出典:https://www.pexels.com/ja-jp/photo/7176223/
主流はクレジットカード決済!
まず初めにですが、格安SIMの契約において支払い方の主流はクレジットカードです。なのでクレジットカードでの支払いがあらゆる面で優遇されています。
キャリアよりも通信費をグッと抑え、それでも高品質なサービスを提供している格安SIM。とても魅力的ですが、そのほとんどがクレジットカードでの支払い方以外は受け付けていないのが現状です。
ですが最近の格安SIMの知名度が上がったことで、クレカ以外の支払い方が出来る会社も少しずつではありますが増えていってます。
それでも格安SIMにおいては、支払いはクレジットカードが一番いいという事は覚えておいてください。
クレカなしで契約出来ないのが多いのはなぜ?
キャリアでは口座振替や請求書での支払いなど選べたのに、なんで格安SIMではクレジットカードでの支払いかたのみが多いのか…その理由は滞納によるリスクを極限まで減らせるからです。
クレジットカードでの支払いなら、クレジットカード会社から支払いを先にしてもらい利用者への請求は後でクレジットカード会社が行ってくれます。
しかし口座振替だと万が一、口座に残金が足りなく振替日に引き落とせず、支払いをしてもらえないといったことがあり得ます。つまりクレジットカード払いなら絶対に支払い漏れが起きません。
格安SIM会社にとって料金の未納や滞納は避けたいところ。そんなリスクを解決する為にクレジットカード払いが多いのです。
クレカなしでの支払い方は2通りある
クレジットカード以外で支払いの出来る会社はどんな方法があるのか?それは2つの方法があります。会社によってはペイジー決済や楽天スーパーポイントなど、独自の決済方がありますがほとんどは以下の2つです。
・口座振替・デビットカード(独自決済は除く)
デビットカードは口座の残高で支払いをするので、クレカ払いで良くある「使いすぎて今月の支払いがピンチ!」といった心配もありません。ですが口座振替同様、残高不足だと引き落とせず利用出来ないので注意です。
どちらも使える会社もあれば、どちらか一方だけという会社もあります。契約をする際はよく確認しましょう。
クレカなしでも支払いができる格安SIM
格安SIMでも、クレカでの支払い以外に対応している会社が少ないですがあります。下記の5社がそれにあたるので、ひとつずつ紹介をしていきますね。
- ワイモバイル
- UQモバイル
- BIGLOBEモバイル
- OCNモバイル
- mineo
ワイモバイル
ワイモバイルはソフトバンクのサブブランドです。キャリアと同じ通信回線を利用しているので、安定かつ高速通信を可能にしています。
全国各地に実店舗があるので、契約はもちろんサポートの面も充実。初めての人にも不安な人にも安心です。
口座振替にもデビットカードにも対応していて、クレカなしでも契約が出来ます。口座振替の手数料がかからないのも魅力ですね。
口座振替 | デビットカード |
対応 | 対応(VISA・Master・JCB) |
注意点 | |
・ショップでの手続きの際は
・口座振替手数料が無料。 |
UQモバイル
auのサブブランドになるUQモバイルです。こちらもワイモバイルと同じで、キャリアの回線を利用しているので高品質かつ高速通信を実現しています。
店舗が多くサポートの充実はもちろんプランもシンプルなので分かりやすく、こちらも初心者の方にオススメです。口座振替を選択した際の手数料がかからないのも大きいですね。
口座振替 | デビットカード |
対応 | 対応(発行カード会社に要確認) |
注意点 | |
・WEBからの新規申し込みだとクレカ必須なので注意。
・MNPでのWEB申し込みの場合は口座振替可。(1~2ヶ月ほどかかる) ・口座振替手数料が無料。 |
BIGLOBEモバイル
光回線のプロバイダとして聞いたことがある方も多いと思います。こちらも口座振替での支払いに対応しています。
注意が必要な点があり、データ通信専用SIMのみが口座振替が出来る点です。音声通話SIM(電話番号がある)では契約が出来ません。
口座振替の手数料も200円と少々高めでな点にも注意が必要です。
口座振替 | デビットカード |
条件付きで対応 | 未対応 |
注意点 | |
・データ通信専用SIMのみ口座振替可(手数料200円)
・口座振替での契約はSIMが届くまで10日ほどかかる。 |
OCNモバイル
OCNモバイルはNTTが展開する格安SIMです。ドコモの回線を利用しているので安定した通信速度を有しています。
基本的にはクレジットカードでの契約のみですが、口座振替での支払いをしたいとカスタマーズフロントに伝えると対応してくれます。
郵送でのやり取りになるので、契約に時間がかかる点に注意しましょう。
口座振替 | デビットカード |
対応(要カスタマーズフロントTEL) | 未対応 |
注意点 | |
・OCN光を口座振替で契約をしていると支払い方法を引き継げる。
・口座振替にはTELが必須。(SIMカードのみの場合のみ)。 ・スマホとセットでの申し込みは要クレジットカード。 |
mineo
関西電力グループの会社が運営しているのがmineo(マイネオ)です。
ドコモ・au・ソフトバンクの3大キャリアの回線に対応していて、スマホもキャリアの物であればSIMカードを差し替えるだけですぐに利用できる手軽さがウリになります。
口座振替にも対応していますが少々特殊で、「eo光ネット」という同社提供のインターネットを契約している場合のみ口座振替に対応しています。
ですがこの「eo光ネット」を提供しているエリアが近畿地方に限定されているので、口座振替で契約を検討している方は要注意です。
口座振替 | デビットカード |
eo光ネット契約のみ対応(近畿地方限定) | 一部対応(要確認) |
注意点 | |
・基本的にはクレジットカードのみ。
・デビットカードは一部対応しているので、契約前に要確認すること。 ・口座振替はeo光ネット契約の場合のみ(近畿地方限定) |
格安SIMを口座振替する際の注意点
クレジットカードでの支払いとは違い、口座振替では面倒であったり損をする点があります。ここからは支払いを口座振替で契約した際の主な注意点を見ていきましょう。
- 引き落としに手数料がかかる
- 多くがネットからの手続きが出来ない
- 手続き完了まではコンビニで請求書払い
引き落としに手数料がかかる
一部の格安SIMでは、口座振替での支払いにすると引き落としに手数料がかかるものがあります。
1回ごとの金額は100円~と大きくはありませんが、回数を重ねれば大きな額になります。金額を気にするならここも注意しておきましょう。
多くがネットからの手続きが出来ない
口座振替の手続きはインターネットで出来ない事が多く、電話や書面での手続きが必要になります。書面も郵送になるので、時間と手間がかかることが多いです。
書類に不備があったりすると返送で時間がかかることになり、口座振替が更に先に延びてしまうなど不便な事もあります。
手続き完了まではコンビニで請求書払い
口座振替の手続きが完了するまでの間、支払い方がコンビニでの請求書払いになります。手続きには時間がかかり、大体1~2ヶ月は掛かるとみて下さい。
請求書には支払期日があり、その期日は必ず守りましょう。支払いが遅れると契約が解除されるおそれがあり、解除をされると再度契約をするのに悪い影響を及ぼす可能性がとても高くなります。
格安SIMでも審査がある!?
格安SIMを契約する場合でも、キャリアと同じように審査は必ず受けることになります。審査は緩いと言われていますが、それでも通るかどうかはわかりません。
審査内容は非公開で、どこの会社がどんな基準で審査をしているのかは分かりません。なので同じようなプランを複数の会社で申し込みをした時、どちらかが落ちてもう一方は通るといった事も。
携帯料金の滞納だけでなく、ローンの滞納や遅延・自己破産など過去に金融事故を起こしていると審査に引っかかる恐れがあります。格安SIM会社側も「クレジット決済以外はリスクがある」と思っているからです。
口座振替での格安SIMの契約を考えている方は、審査に通らない可能性がある事に注意しておきましょう。
クレカなしでも格安スマホの分割払いは出来るの?
格安SIMを契約する際に、一緒に格安スマホを購入する方もいると思います。
一括での購入なら問題は無いですが、分割での支払いを予定されている場合は月々の支払いもそれだけ増えることになり、その結果「支払い能力がある顧客なのか?」とみられ、審査が厳しくなる可能性があります。
契約が出来るかどうかは審査をしてみないと分からないです。会社によっても違うので、もし審査が通らないようであれば、格安スマホは購入しない方向で再度申し込みをしてみるといいかもしれません。
クレカなしで格安SIMを契約するメリット
クレカなしで格安SIMを契約する最大のメリットとして、クレカを持てない人でも契約が出来る事です。通常格安SIMを契約する際、クレジットカード以外の支払い方を受け付けない会社が多いです。
支払いの遅延や滞納など、何らかの事情でクレジットカードが作れない人や使えない人には契約が難しいですが、それも口座振替に対応している格安SIMならば問題がありません。
クレジットカードが使えないけど格安SIMにしたい!という方には朗報ですね。必ず契約が出来るわけではありませんが、事前にどこの格安SIMを使おうかは決めておきましょう。
ahamoやpovoは格安SIMとは違う!
ahamoやpovo・LINEMOはキャリアが展開している格安の新料金プランです。厳密にいうと格安SIMではありません。楽天モバイルも2020年に第4のキャリアとして参入しました。
なのでここまで触れてはきませんでしたが、「クレカなしでも契約できる格安SIM並みに安いSIM」という事で紹介をしていきます。格安SIMとの違いとして、キャリアの通信回線をそのまま使用していることです。
借りているのとは違い通信速度の低下などが起こりにくく、プランも分かりやすくサービス内容も簡素化することで、キャリアの高品質を保ち格安SIM並みの料金を両立しています。
格安SIMと同様、ショップで契約は出来ずサポートなどもありません(あっても有償になる事が多い)ので、基本は自分自身で契約から設定をしなければなりません。
キャリアの格安新料金プラン一覧 | |||
新料金プラン名 | 口座振替 | デビットカード | 代表的プランの金額 |
ahamo(ドコモ) | 対応(翌月末日) | 一部対応 | 月額2,970円 |
povo(au) | ※条件あり | ※条件あり | 月額2,728円 |
LINEMO(ソフトバンク) | 対応(翌月26日頃) | 対応(VISA・Master・JCB) | 月額2,728円 |
Rakuten UN-LIMIT VI(楽天モバイル) | 対応(手数料110円) | 楽天銀行デビットカードのみ対応 | 月額0円~2,980円(使ったデータ量により変動) |
※auユーザーのみ支払い方法を引き継げる(新規契約は不可) |
まとめ クレカなしでも格安SIMの契約は出来る!
格安SIMはクレカ払いのみの契約が大半ですが、クレカが無くても口座振替やデビットカードでの契約に対応をしている格安SIM会社は少ないですがあります。
格安SIMがクレカ払いのみでの契約内容なのも、キャリアより安く・良い品質を提供するため料金支払いの遅延や未払いの心配が無く、確実に受け取れる方法を格安SIM会社側で決めている事なのです。
口座振替をするのにも郵送の手間や時間がかかり、早くても1~2ヶ月はかかってしまったり、それ以外にもクレカ払いよりデメリットがいろんな面で多く、審査が通りにくいこともあるでしょう。
それでもクレカを持ってない、あるいは持てない方でも格安SIMを契約することは出来ます。申し込みをしないと何も始まりません。本記事で紹介した格安SIM会社を見比べて申し込みをしてみて下さい。