「洋服ブラシって、どれがいいのか分からない」「何かおすすめないかな…」とクローゼットの洋服を眺めながら悩んでいませんか?
この記事では、そんなあなたに洋服ブラシ選びのポイントをサクッとまとめてお伝えします。
最後まで読むことで、お気に入りの洋服にぴったりの洋服ブラシが見つかり、いつまでも買った当時のようなキレイな状態を保つことができます。ぜひご覧ください。
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洋服ブラシのおすすめの選び方
まずは、洋服ブラシのおすすめの選び方についてお伝えしていきます。
数ある洋服ブラシの中から自分にピッタリのものを探すのは、選択肢が多い分だけ面倒に感じてしまうかも知れません。
そこで、自分に合った洋服ブラシを選ぶための3つのポイントをご紹介します。
- 洋服の生地に合わせてブラシを選ぶ
- ブラシのサイズで選ぶ
- ブラシの形状で選ぶ
それぞれの選び方について詳しくお伝えしていきますので、3つのポイントをもらさず確認してください。
洋服の生地に合わせてブラシを選ぶ
カシミヤなどのデリケートな素材の洋服を多く持っている方には柔らかい「馬毛ブラシ」がおすすめです。
なぜなら、毛質がしなやかでキメが細かいので優しくブラッシングができるので、デリケートな洋服と相性が抜群だからです。
逆に生地がしっかりしているウールなどの素材の洋服が多い方は「豚毛ブラシ」を選ぶと、コシのある毛質で気になる汚れもしっかりとることができます。
ここでお伝えした「馬毛ブラシ」と「豚毛ブラシ」の違いについては、次の見出しで詳しく解説します。
ブラシのサイズで選ぶ
自宅で使う洋服ブラシを探している方は「ブラシ全体で30センチ」「持ち手が17センチ」の大きさのブラシだとサッと手軽に、しかも広々とブラッシングすることができるのでブラシ選びの一つの目安になります。
旅行や出張など、外出先でもかさばらないブラシを探している方は携帯用がおすすめです。
携帯用を選ぶ際には、手に収まる大きさかどうかをチェックしておきましょう。
手に収まる大きさだと力加減がしやすく、力の入れすぎで洋服を傷めるリスクを抑えることができます。
ブラシの形状で選ぶ
洋服ブラシの使いやすさを重視するなら、持ち手がある洋服ブラシがおすすめです。
持ち手付きのタイプは洋服をハンガーにかけたまますぐにブラッシングできるのがメリットです。ハンドルに穴が空いているものが多く、ひもをつけて玄関先やクローゼットに吊るして収納できるので場所もとりません。
手のひらに収まるブラシを選ぶ場合は、持ち手がない洋服ブラシを選びましょう。
持ち手がないタイプはブラッシングする時の力加減をコントロールしやすいのがメリットです。厚手のスエード素材の洋服も力を入れながらお手入れできます。
洋服ブラシの種類をおさらい
ここでは洋服ブラシにはどのような種類があるのか、改めてご紹介していきます。
洋服ブラシには「馬毛ブラシ」と「豚毛ブラシ」の大きく2種類があります。
それぞれの特徴を押さえておくことで、自分に合った洋服ブラシ選びができるようになります。
「馬毛ブラシ」と「豚毛ブラシ」の違いについて、詳しくお伝えしていきますのでぜひご覧ください。
馬毛ブラシ
馬毛の洋服ブラシは毛質がしなやかでキメが細かいのが特徴です。
実際にさわると柔らかく、カシミヤなどのデリケートな素材でも安心してブラッシングができることが実感できます。
さらにスーツやコート、マフラーなど幅広い用途で使えるのもメリットです。
そのため、自宅に一本置いておけばとても重宝できるブラシと言えます。
豚毛ブラシ
豚毛の洋服ブラシは、毛質が硬めでハリ・コシがあるのが特徴です。
さわるとしっかりした質感で、厚めのウールやスエード素材などの洋服を簡単にお手入れできます。
黒豚毛と白豚毛の2種類があり、黒豚毛はコシが強く、白豚毛は毛質がしなやかなのが特徴です。
一般的な豚毛ブラシはカシミヤなどのデリケートな素材には適していません。しかし、白豚毛を長めに使った2段植毛タイプのブラシであれば、デリケートな洋服でも傷めることなくお手入れすることができます。
洋服ブラシのおすすめメーカー
ここでは、数ある洋服ブラシメーカーの中から特におすすめしたい2つのメーカーについてお伝えします。
- ケント
- 江戸屋
ご紹介する2つのメーカーはどちらも歴史のあるブラシメーカーで、自分で持つのはもちろんですが、プレゼントとしても喜ばれるブランドです。
次の見出しから他メーカーを含めた具体的な洋服ブラシを紹介しますが、特におすすめなのはこれからお伝えする「ケント」と「江戸屋」です。
それでは、それぞれのメーカーの特徴について詳しく説明していきます。
ケント
ケントは1,777年にイギリスで作られた伝統あるブラシメーカーです。その品質はイギリス王室にも認められており、王室御用達証の指定を受けるほど。
洋服ブラシ以外にもヘアブラシなど幅広いブラシ製品を手掛けており、製造工程のほとんどを手作業で行っているのが特徴です。
ケントの洋服ブラシは100%天然の豚毛が使われているので、ブラシ自体の弾力性が優れているうえ静電気が起こりにくく、油性分が豊富なためササっとブラッシングしやすいのがポイントです。
江戸屋
江戸屋は1,718年に創業した日本のブラシメーカーです。江戸時代の徳川将軍から品質を認められて江戸屋という名前をもらい、現在まで様々なブラシ製品を作っています。
江戸時代から培われる伝統技術に基いた手工芸品をベースとしながら、時代の流れも取り入れた高品質のブラシが特徴です。
江戸屋の洋服ブラシは、毛先から毛根まで丸ごと1本の豚毛を使っており、厚手のウールから繊細なカシミヤまでオールマイティーに洋服のお手入れできるのが特徴です。
洋服ブラシのおすすめ|馬毛ブラシ3選
ここでは、洋服ブラシの中で馬毛ブラシに絞ったおすすめ品をご紹介していきます。
- ケント:黒馬毛洋服ブラシKNCー3623
- JP.Hirana:洋服ブラシ馬毛
- ショージワークス:四角い馬毛の洋服ブラシHQー1
馬毛ブラシはデリケートな洋服にぴったりの洋服ブラシですが、厚手のコートにも使える万能なものもあります。
持っている洋服がカシミヤなどの繊細な生地のものが多い方や、ストールやマフラーなどのアイテムに洋服ブラシを使いたい方は注目したい品物ばかりです。
それでは、馬毛ブラシのおすすめ3選の中身を確認してみましょう。
ケント:黒馬毛洋服ブラシKNCー3623
馬毛の中でも、選び抜かれた天然の黒馬毛を使った洋服ブラシで、細かいホコリや花粉を落とせるほか、静電気を抑えるのにも役立ちます。
取手部分に天然木を使用しているのでスッと手になじみやすく、取手部分に紐がついておりクローゼットの中にかけておけるので、収納場所に困りません。
JP.Hirana:洋服ブラシ馬毛
洋服ブラシ選びで迷った時に押さえておきたいのが、購入者の評判が高いJP.Hiranaの洋服ブラシです。
洋服ブラシ馬毛は、手軽に普段使いできる洋服ブラシを探している方にピッタリの一品です。
ホコリや花粉などをしっかり落とせる馬毛の洋服ブラシで、ブラシ部分に天然の馬毛を使っており、静電気発生を抑えてくれます。
手になじみやすいように設計された持ち手部分には天然木を使っており、比較的リーズナブルな価格設定なので、コスパ重視の方はもちろん手軽に普段使いできる洋服ブラシを探している方におすすめです。
ショージワークス:四角い馬毛の洋服ブラシHQー1
ショージワークスは1925年創業の日本メーカーで、木製ブラシにこだわりを持った歴史のあるメーカーです。
コンパクトながらもブラッシングする時の力加減をコントロールしやすい、柄がないタイプの洋服ブラシです。
ブラシ部分には柔らかくて弾力のある白馬毛を使っており、カシミヤなどの繊細な生地はもちろん、四角い持ち手の部分を指で挟むことで力を入れやすくなり、厚手のコートをブラッシングすることも可能です。
洋服ブラシのおすすめ|豚毛ブラシ3選
ここでは、洋服ブラシの中で豚毛ブラシに絞ったおすすめ品をご紹介していきます。
- ケント:洋服ブラシ豚毛CC5
- ケント:洋服ブラシ黒豚毛CC5B
- 江戸屋:手植え洋服ブラシ 万能タイプ極上
豚毛ブラシはウール素材などの洋服にぴったりの洋服ブラシですが、中には白豚毛を使ったブラシで繊細な生地のブラッシングができるものもあります。
持っているスーツやコートなどのアイテムに洋服ブラシを使いたい方にぴったりの品物ばかりです。
それでは、豚毛ブラシのおすすめ3選の中身を確認してみましょう。
ケント:洋服ブラシ豚毛CC5
豚毛ブラシでありながら、カシミヤなどの繊細や生地にも使用できるので汎用性の高い豚毛の洋服ブラシを探している方におすすめです。
ブラシ部分には天然の豚毛を100%使用しており、油分が多く弾力性に優れているので厚手の生地でもスムーズにブラッシングができます。
また静電気が起こりにくく、毛の長さをあえて不均一にすることで洋服の繊維の奥まで毛が届きやすいように工夫されているのもポイントです。
ケント:洋服ブラシ黒豚毛CC5B
こちらは天然の黒豚毛を使った洋服ブラシで、重さが約70グラムと軽量で、手に持ちやすいサイズなので利便性と汎用性を求める方におすすめのブラシです。
ブラシ部分が黒豚毛でコシがありつつ、柔らかく、かつ長めに植毛されているので、カシミヤなどの繊細な生地へのブラッシングにも対応できるのがポイントです。
江戸屋:手植え洋服ブラシ 万能タイプ極上
江戸屋と東急ハンズが共同開発した高品質な洋服ブラシで、厚手の生地から繊細な生地まで幅広い洋服に使うことができます。
良質な豚毛を使い、1本1本丁寧に植え付けているのが特徴です。
持ち手の部分に天然のブナ材を使っているので、木の自然な木目を活かしたデザインで、置いておくだけでもインテリアとして馴染みます。
洋服ブラシの中ではやや高価な部類ですが、一生モノの洋服ブラシを探している方はチェックする価値ありです。
洋服ブラシのおすすめ|コスパ重視3選
ここでは、洋服ブラシの中でコスパを重視したおすすめ3選をお伝えします。
ちゃんとした洋服ブラシは欲しいけど、そこまでお金をかけたくないという方は、洋服ブラシ選びでコスパは外せない大事な要素ですよね?
そこで、数ある洋服ブラシの中から2,000円以下で買うことができる商品をご紹介していきます。
それではコスパを重視したおすすめの洋服ブラシ3選を詳しく見ていきましょう。
マーナ:洋服ブラシ
マーナは1872年創業の日本メーカーで、創業当初からずっとブラシ作りを専門にしてきた歴史あるメーカーです。
そんなマーナの洋服ブラシは、天然の豚毛を100%使った洋服ブラシで、持ち手がプラスチックでできており全体的に軽くて扱いやすいのが特徴です。
生地を痛めずに汚れもしっかり取れるので、初めての洋服ブラシとして値段的にもピッタリの洋服ブラシと言えます。
池本刷子工業:静電気除去繊維混毛洋服ブラシ
池本刷子工業は1929年創業の日本メーカーで、独自の静電気除去繊維を使ったブラシ製品にこだわりを持っています。
このブラシは豚毛ブラシでありながら、カシミヤ素材にも対応できるほど毛質が柔らかく、こだわりの静電気除去機能もついているのが特徴です。
生地に優しい反面、そこまで汚れがスッキリ取れるわけではないので、丁寧なブラッシングが必要になります。
また、持ち手がプラスチックでやや指が痛くなることもあるので、気になる場合はハンカチを巻くなどの対策を取りましょう。
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荒川産業:ドイツブラシブリストル
荒川産業は1921年から続く靴用品を扱う日本メーカーで、各国の一流品を扱っています。
このブラシはコシのある豚毛を使っています。そのため汚れが取りやすく持ち手もないので力のコントロールもしやすいのが特徴です。
コシがある毛質なので、柔らかい生地だと傷めてしまう可能性があり向いていません。
ウール生地など、特定の洋服に絞ったブラッシングであれば非常にコスパに優れた洋服ブラシです。
おすすめの洋服ブラシ|携帯用ブラシ3選
ここでは、出先で使うのに便利な携帯用ブラシの中から、3つのおすすめブラシをご紹介します。
クローゼットから引っ張り出してきたコートにホコリが付いていた経験ありませんか?
朝の急いでいる時はホコリに気がついたとしても、コートの状態を気にしている時間もなく、目的地に着いてから何とかしたくなりますよね。
そんな時に携帯用のブラシが1本あるとその場でササっと洋服の手入れができます。それでは、携帯用のおすすめブラシ3選を見ていきましょう。
江戸屋:携帯用洋服ブラシ
良質な豚毛を1本1本職人が手作業で植えたブラシです。やや硬めの毛質で、ウールやスエード生地に向いています。
静電気の発生も抑えたブラッシングができますが、小ぶりなので汚れを隅々まで落とすのは難しく、この辺りは持ち運びやすさ重視のため仕方がない部分ですね。
収納ケースが付いているので、ブラシ部分を痛めずに持ち運びできるのは嬉しいポイントです。
レデッカー:携帯用洋服ブラシ2列植毛
レデッカーは1937年にドイツで創業した老舗のブラシメーカーです。
そんなレデッカーの携帯用洋服ブラシは黒豚毛が2列で植えられており、汚れをしっかりと落とすことができます。
手のひらに収まるサイズで持ち運びがしやすく、気になった時にサッと洋服の手入れができるのが嬉しいポイントです。
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ケント:携帯用洋服ブラシCC2
ケントの携帯用洋服ブラシは硬めの豚毛ブラシを使っており、ジャケットやウールなどの汚れをしっかりと落とすことができます。
伝統あるブランドのケントなだけに、チェリーウッドの色合いが高級感を醸し出しているため所有欲も満たしてくれる本格的なブラシです。
洋服ブラシを売っている場所は?
ここからは、実際に洋服ブラシを手にとってみたい方に向けて、洋服ブラシを売っている場所をご紹介していきます。
今はネットで購入する機会も増えていますが、良いと言われている洋服ブラシが本当に自分の手に馴染むかどうかは体験しないと分かりません。
ネットで買って家に届いた箱を開け、いざ手に取ると「思ってたのと違う…」なんて経験は誰しも1度や2度はあるもの。
そのようなことを避けて、確実に自分の手にあった洋服ブラシを探したいあなたに、売っている場所を3つご紹介します。
東急ハンズ
大型生活雑貨チェーン店の東急ハンズは、オリジナルで商品化したニット用、ウール用、カシミヤ・シルク用の洋服ブラシを販売しています。
取り扱っている洋服ブラシの種類が豊富なため、購入前に一度は足を運んでみたいお店です。お近くの店舗は公式サイトからご確認ください。
ロフト
ロフトは日本最大級の生活雑貨ショップです。黄色のロゴが目を引くため、目にしたことがあるのではないでしょうか。
東急ハンズと同様に、洋服ブラシを多く取り揃えているため、実際に足を運べばお気に入りの洋服ブラシに出会うことができるでしょう。
最寄りの店舗を探す時は公式サイトで最新情報を確認してください。
伊勢丹
日本を代表する百貨店の伊勢丹では、他のショップでは取り扱っていない高級洋服ブラシが店頭に置かれています。
手軽にネットで購入できない高品質の高価な洋服ブラシを実際に手に取って確かめてみましょう。
姉妹店の三越を含めて、お近くの店舗は公式サイトで最新情報をご確認ください。
洋服ブラシのおすすめの使い方
洋服ブラシを買った後の話にはなりますが、重要な内容なのでおすすめの使い方についてお伝えします。
洋服ブラシを正しい使い方を知ることで、ブラッシングにかける時間を短縮することも可能になります。
ブラッシングをやった方がいいとは分かっていても、慣れてくると面倒に感じてしまうことも考えられます。そんな時でもコツを押さえておくだけで、サッとブラッシングをして洋服をキレイに保つことができます。
ブラシを買う前にチェックしておいて損のない内容です。詳しく見ていきましょう。
ブラッシング前のチェックポイント
洋服の型崩れの原因になるため、ポケットは何も入っていない状態にしておきましょう。
ブラッシングをする場所は、アイロンと同じイメージで洋服をハンガーに掛けるか、テーブルの上においてきます。
ブラッシングの手順
ブラッシングは次の3ステップで行うと洋服をキレイに保つことができます。
- 下から上にホコリを浮かせるようにブラッシングをする。
- 上から下にホコリを落としながら洋服の繊維を整えるイメージでブラッシングをする。
- 最後に消臭スプレーやシワ取りスプレーで洋服をケアする。
ブラッシングのコツ
ブラッシングの動作は大きく、生地の流れに沿って手首のスナップで払うようにテンポ良く行うのがコツです。
特に、汚れやすくホコリが溜まりやすい肩や襟は生地の縫い目に剃って掻き出すようにブラッシングをするといいです。あまりゴシゴシと擦ると生地を傷める原因になるので、優しくブラシを当てるようにしましょう。
おすすめした洋服ブラシを手に入れましょう【まとめ】
洋服ブラシはお気に入りの洋服を長く・キレイに着るために重要なアイテムです。
ブラッシングという少しの手間で、愛着のある洋服が良い状態で長持ちするので、洋服ブラシを使ったお手入れはぜひ習慣にしたいものです。
帰宅時のルーティーンの1つとして続けていくことで、洋服だけでなく気持ちもスッキリすることができます。
一度買ったら頻繁に買い換えるものではないので、この機会に長く使える洋服ブラシを用意してみてはいかがでしょうか。