「仕事を辞めたいな」「毎日がしんどいな」「雲や鳥になって自由になりたいな」と声でポツリと漏らしたり、心の中で思ったりした事はありませんか?それはもしかすると心の「助けて!」というサインかもしれません。
そのサインは「仕事を辞めたい」に繋がるものです。人間関係が良くない、残業ばかりで疲れた、仕事が退屈など、状況は人によってさまざま。そこから抜け出すために、仕事を辞めてしまいたくなりますよね。
ですが、いざ辞めるとなると踏ん切りがつかない、辞める判断が出来ない。次が決まってないから辞められないなどと理由を見つけ、そこから行動をとれなくなってしまいます。
この記事では、仕事を辞めたいと思ってる人に向けて、やるべきことや辞めていいかダメかを見極めるポイントを紹介していきます。自分にとって最良の行動をとるため、最後まで読んでくださいね。出典 https://pixabay.com/photos/youtuber-blogger-screenwriter-2838945/
仕事を辞めたいと思う理由・原因
仕事を辞めたいと思う理由や原因は、人によってさまざまです。その中でも常に上位に上がる7つの理由・原因を紹介します。
- 給与が安い
- 人間関係が悪い
- 残業時間の多さが不満
- モチベーションの低下
- 家庭のことやプライベートが問題
- 会社の将来性が不安
- 精神的にきつい
給与が安い
仕事を辞めたい理由として1番多いのが「給与が安い」です。生活をしていくのに給与は必要不可欠なもので、少なくて生活が苦しい、他人よりも安い気がするなど不満がとても多いです。
他にも責任の重さと割に合わない、同年代と比べると安い、時給換算するとバイトと変わらないなどがあげられます。
人間関係が悪い
次いで仕事を辞めたい理由として多いのが「人間関係」です。毎日の仕事で必ずと言っていいほど顔を合わせている上司や同僚はもちろん、取引先の方などは自分で変えようとしても難しいことですよね。
上司からのハラスメント問題、同僚からのいじめなど不当な扱いを受けていたり、そもそも生理的に合わなくて毎日がストレスだと感じる人も多いようです。
残業時間の多さが不満
残業時間も仕事を辞めたい理由として良く挙げられます。朝早く出勤しているのに、夜遅くまで職場に拘束されていたら誰でも嫌になりますよね。
慢性的な残業が続いていて睡眠時間が足りなくなったり、仕事量が増え仕事が片付かないから残業させられるなど、残業に関する事が原因になるケースが目立ちます。
モチベーションの低下
自分の評価や仕事に対するモチベーションの低下も、仕事をやめたい要因です。モチベーションの低下はそのままやる気の低下に繋がります。
やる気が起こらなくなると、「なんで自分がこんなことをしなきゃいけないのか」と仕事自体に嫌気がさしたり「一生懸命やっている俺より、あいつばかりが贔屓をされている」と不満を呼び起こしてしまいます。
家庭のことやプライベートが問題
家庭の事やプライベートが原因で仕事を辞めたいと思うことも珍しくありません。例えば失恋や家族・友達関係、金銭の問題などがあり、どれもすぐに解決はできない事が多いです。
これらの事をズルズルと引きずってしまい、ミスを多発したりそれを叱られたりが繰り返されたら、辞めてしおうと思ってしまうかもしれません。
会社の将来性が不安
自分の会社に対して不安を覚えると、働くことに安心して集中できなくなり、辞める事を考えだします。仕事が急に無くなることは、働く側からしたら死活問題ですからね。
業績の悪化がずっと続いていたり、急に辞める人が続出したりすると心配になりますよね。業務の縮小があったりすると、いつ自分がリストラされるのか…と不安でしょうがないでしょう。
精神的にきつい
仕事をするだけでなく通勤すること自体が嫌になってしまい、精神的に落ち込みきついと感じ、仕事を辞めようと考える原因になります。
急に涙が出て止まらなくなる、精神的にイライラしてしまう、休み明けに憂鬱で朝が起きられないなど、私生活にも仕事にも影響が出てきてしまいます。
仕事を辞めたい…と思う人の特徴
仕事を辞めたいと思う原因や理由を突き詰めていくと、そう思う人には共通した特徴があるのを知っていますか?自分に当てはまるものがあるか、チェックしてみましょう。
- 仕事熱心で真面目
- 責任感が強い
- コミュニケーションをとるのが苦手
仕事熱心で真面目
いつも一生懸命で真面目に仕事をこなし、熱心に取り組んでいる人ほど、ふとした時に「仕事を辞めたい」と思うようになる事があります。それは誰が悪いわけでもなく、真面目過ぎるからに他なりません。
仕事に熱心に取り組む人ほど、自分自身の仕事への理想を持っているもので、その理想に近づけず、現実とのギャップに大きなショックを受けてしまうものなのです。
そのギャップが大きいほどある日突然、張りつめていた自分の気持ちが途絶えてしまい、仕事を辞めたいと結論付けてしまうのかもしれません。
責任感が強い
仕事に対して責任感が強い人は「ミスが無いよう、目標に向けてやるぞ!」と自分自身を追い込みすぎる傾向があります。責任感が強いのはとても素晴らしいことですが、強すぎるのは悪い影響を及ぼすかもしれません。
ミスやトラブルを自分のせいだと背負いこんで、ダメな人間だと思い込んでしまいます。その結果、自分で無力だと決めつけ仕事を辞めたい、と考えてしまうのです。
コミュニケーションをとるのが苦手
仕事で必要になるのは、なにも仕事が出来るかどうかだけではありません。人間関係も良好でないと仕事に支障をきたし、頭を抱えてしまう事になります。
原因や理由でも触れましたが、人間関係の問題にはコミュニケーション不足が一因としてあげられます。コミュニケーションが苦手でうまく馴染めない、仕事が円滑に進まないなど不自由さを感じてしまうかもしれません。
「仕事を辞めたい」は誰でも考えることはある
仕事が待ち遠しく感じる人はそんなにいません。むしろ嫌だと思う人の方が多いでしょう。社会人として長く生活をしていると、誰にでも「仕事が辛い」「仕事を辞めたい」と考えるときがあります。
特に連休の最終日や連休明けの初日、日曜日の夜や月曜日の朝など仕事から離れていた時間が長いほど辞めたいと感じる事が多いようです。それは誰にでもある事なのですが…
それが平日であったり仕事中にも考えてしまうときは、別に原因があります。その時は一度振り返ってみて原因を探ってみましょう。
仕事を辞めたいと思ったら行う事
自分が仕事を辞めたいと思っても、実際に辞めようと行動に移すのをためらうことが多いです。何故なら仕事を辞めたいと思っている時は、気分が落ち込んでいたり冷静な判断が出来ない状態だからです。
一度、落ち着いた状態で下記の方法をやってみて下さい。もしかしたら解決策が見つかるかもしれません。
- 辞めたい理由を書き出して並べてみよう
- 自分で解決できるかどうかを見極めよう
- 自分で解決できるなら努力をしてみよう
- 自分で解決できないことが多いときは…
辞めたい理由を書き出して並べてみよう
なぜ仕事を辞めたいと思ったのか、じっくりと考えて思い返してみましょう。どんなに小さなことでもいいので、職場であった嫌なことや何が不満だったのかを書き出してみましょう。
この時、書き出すことがとても重要です。自分の頭の中で思い返すよりも、文字に書き出すことによって思わぬ理由や原因が関連付けが出来るかもしれません。
それから、書き出した理由を自分で嫌だと思った順番に並べてみましょう。自然と何が嫌で仕事を辞めたいのかが整理されます。
自分で解決できるかどうかを見極めよう
理由を書き出し、嫌だと思った順番に並べてみたら次に「自分で解決出来そう」なものと「自分では解決出来なさそう」の二種類に分けてみましょう。
その結果、どっちの種類が多くてどっちの嫌なことが上位にきているのかをはっきりしておくことで、次にとるべき行動が変わってきます。
自分で解決できるなら努力をしてみよう
嫌なことを書き出してみて「自分で解決出来そう」なものの中で、明らかに能力が足りていない場合はスキルアップ等の自分を変える努力をしてみましょう。
今はネットで勉強も出来ますし、なにより無料で受けられることも多いです。時間をかけてスキルアップをすることで、仕事に役立つのはもちろん、長い目で見ても大いに役立つでしょう。
それ以外で努力できそうなこと、例えば人間関係が原因ならコミュニケーションを積極的にとってみましょう。しっかり挨拶や返事をするだけでも、良質な関係を築けるもの。まずは自分から変わる努力も大切です。
自分で解決できないことが多いときは…
自分の力では解決出来そうにない、自分の努力ではどうにもならないとなったら、転職などを視野にいれた何らかの行動をとることが必要になります。
とはいえ、十分に自分の置かれている状況を理解・分析が出来ていないと、転職をしても失敗に終わることになります。慌てずに行動することを心がけてください。
「仕事を辞めたい」で辞めてもいい人
仕事を辞めたい理由は人によってさまざまです。その理由次第で「本当に辞めていい」という判断が出来るポイントがあります。
よく「3年は我慢して仕事をしてみろ」などと上司や先輩社員は言いますが、理由や自分の状況次第では辞める選択を選ぶのは良い時があります。
- 人間関係
- 鬱っぽい
- 残業時間が長すぎる
- 「仕事を辞めたい」を甘えや逃げと感じる
人間関係
人間関係で悩む人はとても多く、どこの職場でもその悩みはあります。が、何事にも許容できる限界があり、きつく当たってばかりの上司や足を引っ張る同僚などで頭を悩ませているなら、辞めてしまう方が良いでしょう。
いくら自分が変わっても、他人を変えるのは出来ないからです。周囲の理解や協力が得られる環境ではないと、仕事へのモチベーションは低下するばかり。
仕事は自分の心身がともに健康だから出来るもの。人間関係で悩んで時間をかけるなら、新しい会社でのやり直しを考えた方が賢明です。
鬱っぽい
人間関係や労働環境などの悩みが深刻なものになると、鬱っぽくなったり発症してしまう人もいます。そんな人は「辞めるか考える」という段階はとうに過ぎています。休職もしくは直ぐに辞めてしまいましょう。
鬱病は身体的にも精神的にも限界というサインです。1度発症すると、治療に時間とお金がとてもかかるだけでなく、働くことが難しくなり転職などの行動を起こしにくくなります。
会社にとって社員は一人一人が大切な存在…というのはただの理想です。ちゃんとした会社でもないと、保障などのアフターケアはしてもらえません。会社の為に自分を犠牲にする必要は全くありません。
残業時間が長すぎる
少人数で仕事をこなしている会社も多いとおもいます。少数精鋭と言えば聞こえはいいでしょうが、明らかに仕事量が人数に合わないほどで残業が当たり前だと嫌になり辞めたくもなります。
多少の残業は許せても、あまりにも労働時間が長くなるとプライベートに支障が生じ、十分な睡眠時間がとれないなどの事態を引き起こしかねません。
やる気があっても体を壊してしまっては元も子もありません。上司にすぐに相談をし、改善がされないようでしたら辞める事を検討しましょう。
「仕事を辞めたい」を甘えや逃げと感じる
仕事を辞めるという考えに「社会人として甘えだ」「仕事から逃げている」と感じる人の多くは、真面目で仕事に対し責任感の強い人です。次の会社でその真面目さを生かすために、思い切って辞めてしまいましょう。
この場合、社員に長時間労働を強いていたり、厳しいノルマを課していたりと会社側に問題がある事が多いです。しかし「ここで辞めたら会社に迷惑が…」という考えになってしまうのは責任感が強いからこそ。
自分の現状を今一度みつめてみましょう。辞めたいと思いながらでは、目の前の仕事に集中できません。今の環境で悩み続けるぐらいなら、状況を変える行動をとるほうがいいでしょう。
仕事を辞めたいは甘えではありません。自分を高みに挙げてくれるチャンスと思いましょう。
「仕事を辞めたい」で早まってはいけない人
辞めていいポイントがあるなら、当然辞める事を早まってはいけない人のポイントもあります。理由や状況によっては「辞めなければよかった」と後悔してからでは遅いです。
辞めたいからと行動に移す前に、こちらが当てはまるか確認してみましょう。それからでも行動に移すのは遅くありません。
- 人間関係以外が原因
- 給料が安くて不満
- 家族の介護が理由
- 疲れを感じ、疲れがとれない
人間関係以外が原因
人間関係は良好で問題が無い、ただ仕事が多くて大変で…と不満や愚痴が出る段階ならまだ辞めるには早いです。人間関係以外は変えられる可能性があるからです。
関係ない仕事を頼まれたり、仕事量が多すぎてストレスになっている時はハッキリ断りましょう。
断りにくいかもしれませんが、自分の出来る仕事量にも限界があります。それを超えてまでやる必要はありませんし、周囲にそのことを伝えるのも仕事のうちになります。
まずは自分から行動を起こし、その行動で解決の兆しが見えてこない時にはじめて「仕事を辞めよう」と考えてみましょう。
給料が安いのが不満
誰でも給料の高い会社はうらやましいものです。だからといってすぐに転職をするのは、少し危険な考えかもしれません。
仕事は給料の額だけで決まるのではなく、仕事の内容や人間関係など色々な面を総合的に判断し、「やりがい」というものを感じる場合も多いです。
今の給料が低くても、キャリアアップや勤続年数で給料の額が上がる見込みがあるのなら、将来を見据えて今の職場で頑張る方が得策でしょう。
転職に成功したからといって、数年は現在の給料よりも低い金額で働かなければいけなかったり、能力や実力が伴っていなければ、自分の理想的な給料を得られるのは難しくなります。
家族の介護が理由
高齢化社会が進む現代において、自分の家族で介護が必要になることもあるとおもいます。仕事と介護の両立で心身ともに負担を感じ「仕事を辞めよう」と考えてしまいがちです。
確かに仕事を辞めれば介護に専念でき、心身の負担も減って良いようにみえます。その代わり収入が無くなる上、介護費用や生活費はその状況から支払わなければならず金銭面に問題が生じます。
介護者の年金を介護費用に充てていた場合、亡くなった時にその年金の支給はなくなります。介護に専念していた期間はそのままブランクになり、仕事の感覚も鈍っているでしょう。
そのため再就職も難しくなり、自分の今後の人生に支障がでてしまいます。よって介護を理由に辞めるのは絶対にいけません。上司に相談し仕事も介護も負担を減らし、辞める事を避ける方法を取っていきましょう。
疲れを感じ、疲れがとれない
毎日の仕事で「とても疲れたから、仕事を辞めたい…」と考えている人は、まだ何かをするときではありません。あるとすればまずはゆっくりと休養をとりましょう。
若いころは残業をしても大丈夫だったが、年齢を重ねるごとに疲れが取れにくくなり、やがてドッと押し寄せてきた疲労感が「疲れたから仕事を辞めたい」という考えになってしまうものです。
まずは休暇を取り、その間にゆっくりと自分の考えを整理することが大切です。その際に「休むことへの抵抗感や罪悪感」は持たないようにしましょう。余計な意識を持っていては、休まるものも休まりませんよ。
仕事を辞めたい人の克服法
仕事を辞めたいと少しでも思っている人は、速やかに何かしらの行動をとることが大切です。それは辞めるための行動ではなく、克服するための行動になります。まずは出来そうなことからやっていきましょう。
- 信頼できる人に相談をしてみよう
- 自分の好きなことを思いっきり楽しもう
- 長い休みをとってみよう
信頼できる人に相談をしてみよう
仕事を辞めたいと思ったなら、まずは自分の身近な人で信頼できる人に相談をしてみましょう。家族はもちろん、友達や仕事関係の人などが良いでしょう。
仕事関係の人の場合は誰でもいいわけではなく、転職の経験がある人の方が的確なアドバイスを受けられる可能性が高いです。自分だけでは偏った考え方しかできないので、冷静な判断をしてくれるかもしれません。
奥さんや両親など家族に「仕事を辞めたい」と言いにくいもの。それならまずは軽く相談からしてみましょう。自分がどれだけ悩み、苦しいか理解を得てもらうには話さなければ分からない事です。
信頼できる人に相談するだけでも楽になる可能性があります。家族のあいだでトラブルを起こさない為にも独りで抱え込まず、少しずつでも吐き出してみましょう。
自分の好きなことを思いっきり楽しもう
問題を解決することにずっと向き合っていると、考えること自体に拒絶反応が出てしまいかねません。そうならない為に、自分の好きなことを思いっきり楽しんでみましょう。
原因や辞めたい気持ちから距離を置くと、解決策が思い浮かぶかもしれません。その為に好きなことややってみたかったことに没頭し、満喫することで距離を置くことが出来ます。
解決策が思い浮かばなくても、ストレスの発散にはなるのでおススメです。
長い休みをとってみよう
仕事を辞めたいと思っている時は、それほどツラい状況に追い込まれているという事です。そんな時は思い切って長い休みをとってみて、心身に休養をあげてみましょう。
自分では思いもよらない所で心も体も疲弊しているもの。その疲れを少しでも晴らす事でも気持ちが軽くなるかもしれません。
長い休みが無理なら、1日でも2日でも構いません。仕事から少しでも離れる日を作ることがとても大切です。とにかく自分の好きなように出来る時間をとり、心身共にリフレッシュをしましょう。
それでも辞めたい…退職の流れ
ここまでいろいろな対策法やポイント、克服法を紹介してきました。それでも「辞めたい」という気持ちが強いなら、退職を考えた行動を進めていきましょう。
ですが、すぐに退職が出来るわけではありません。やるべきことが意外と多いので、一般的な退職の流れを知り、滞りなく進められるようにしましょう。
- 転職先を決める
- 仕事を辞める事を勤務先に伝える
- 仕事の引継ぎをする
転職先を決める
退職するにも、まずは次が決まっていなければいけません。勢いだけで辞めてしまうと、次の仕事先が見つからず路頭に迷う…なんて事になりかねません。
それに、辞めてから1か月ほどしてからゆっくり次を探すとなると、その期間がブランクとなり転職に不利になる可能性があります。
在職中に少なくとも3か月前ぐらいから転職活動を始めていれば、仕事を辞める時も安心できますね。
仕事を辞める事を勤務先に伝える
次の仕事が決まったら、会社を辞める意思を伝えましょう。いきなり退職届!でも問題は無いですが、社会人として少し問題ありです。
まずは口頭で相談をし、辞める日や引継ぎなどの細かいことはこの時に決めましょう。場合によっては引き止められたり、先延ばしにさせられたりするかもしれません。
ですが基本的には、自分の決めた日にちはずらさないようにしましょう。退職日を伸ばした結果、辞めるに辞められなくなったり、転職先に迷惑をかけることになりかねません。
万が一引き止められたら、退職日を先延ばしにせず辞める日にちと引継ぎをしっかりと決め、そこから改めて退職届を提出しましょう。
仕事の引継ぎをする
退職をするまでの間に、自分の業務をしっかりと後任に引継ぎをしましょう。一方的に教えるのではなく、今後の業務をスムーズに行えるようにしっかりと行うことが円満退職にも繋がります。
可能な限り口頭で伝えるのが良いのですが、手順書を作っておくのもいいでしょう。場合によっては後任者に引継ぎが終わらない事もあり得るので余裕を持ったスケジュールで臨みましょう。
円満退職の為に
文字通り、円満退職とは会社も退職者も不満を持たずに退職をすることを指します。どちらか一方にでも問題があっては、後々トラブルになりかねません。
- 退職日は繁忙期人事異動の日は避けよう
- 退職の理由に気を付けよう
- 転職先は伝えるべき?
退職日は繁忙期や人事異動の時は避けよう
一般的に、退職の1~2ヶ月に伝えるのがマナーと言われています。が会社の就業規則に従って行うのがベストでしょう。
ですが繁忙期や人事異動の時は出来るだけ避けましょう。会社全体がドタバタしている時だと引継ぎ疎かになってしまったり、迷惑をかけてしまう可能性があります。
気持ちよく退職できるよう、上司としっかり相談して退職のタイミングを決めるようにしましょう。
退職の理由に気を付けよう
会社を辞めるのにも何かしら理由が必要になります。退職=マイナスな印象に感じる人もいるかもしれませんので、退職の理由にも少し気を使いましょう。
会社の不満が理由だとしてもそれを正直に伝えることもいけません。退職の理由が不平不満だと他の社員に漏れやすいものです。円満退職の妨げになりますし、余計なトラブルを招きかねません。
前向きな内容の理由、例えば「キャリアアップの為に新しい仕事をしたい」など誰もが納得してくれる可能性が高いものにしましょう。
それ以外にも、「家族の都合で~」や「健康面での理由で~」など、自身の生活環境の変化を理由にしたものもオススメです。
転職先は伝えるべき?
退職の際の話をしている時に、転職先に関する事を聞かれるかもしれません。その場合は嘘はつかないようにしましょう。
もし転職先が同業種だった場合、「あそこの会社に引き抜かれた」といった誤解をうみ、トラブルに発展しかねません。その場合はしっかりと伝えて、他業種の場合は無理に答えないぐらいの気持ちでいればいいでしょう。
まとめ 「仕事を辞める」のは新しい未来への一歩
「仕事を辞めたい」という事は、長く会社に勤め仕事をしている人なら誰でも一度は心の中で思うものです。
それが「辞めるほどじゃない」「辞める事も面倒だな」と思う人も多いでしょう。ですがそう思った理由は必ずあるはずです。そのサインだけは見逃さないようにしてください。
仕事を辞めることは逃げや甘えではなく、自身の次のステップへの行動だと思ってください。新たなスタートを切る際も、それに沿った丁寧な対応を心がけましょう。
まずは自身の状況をしっかりと見据え、そこから努力をしてみましょう。もう一度言いますが、辞めたいことは甘えではありません。悲観せず、恥に思わず、前向きに検討してみて下さい。