社会人になると誰もが一度は「仕事を辞めたい」と悩んだことがあると思います。ポイントは単発的に思ったことなのか?長期的に思っていることなのか?です。
長期的に思っているのであれば、その仕事があなたに合っていない可能性が高く、今後何度も「辞めたい」と思う瞬間があるかもしれません。
この記事では、「仕事辞めたい→辞めよう!」と前向きに考え、後悔しない退職までの流れをお伝えします。ぜひ参考にしてみてください。
- 仕事を辞めるときの3つの覚悟
- 円満退職の5つのステップ
- 最終手段の退職代行サービス
(アイキャッチ画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/22074441?title=スタートを切る&searchId=288678328)
仕事を辞めるときの本音ランキング
下記は転職サイトのリクナビNEXTが実施した転職・退職理由のアンケート結果です。他の人がどのような理由で退職したのか参考になり、いくつか共通点もあると思います。
仕事を辞めたいと思う理由は人それぞれ違いますが、後悔しない退職をするためには自分が辞めたいと思う明確な理由が必要になります。
ここがブレてしまうと何かある度に不安になりますのでしっかりと自分と向き合って考えましょう。
1位:上司・経営者の仕事の仕方が気に入らなかった(23%)
2位:労働時間・環境が不満だった(14%)
3位:同僚・先輩・後輩とうまくいかなかった(13%)
4位:給与が低かった(12%)
5位:仕事内容が面白くなかった(9%)
6位:社長がワンマンだった(7%)
7位:社風が合わなかった(6%)
7位:会社の経営方針・経営状況が変化した(6%)
7位:キャリアアップしたかった(6%)
10位:昇進・評価が不満だった(4%)引用:リクナビNEXT 転職理由と退職理由の本音ランキングBest10
https://next.rikunabi.com/tenshokuknowhow/archives/4982/
【後悔しない?】仕事を辞めるときの3つの覚悟
あなたが仕事を辞めたいと思う今、いろいろなことを考えた結果だと思います。仕事を辞めるにあたって一番してはいけないことが「後悔」です。後悔ほどつらいことはありません。もう一度冷静に考えてみましょう。
- 突発的な感情に流されていないか?
- 自分ができることをやり切ったか?
- 何があっても後悔しないか?
突発的な感情に流されていないか?
突発的な感情で仕事を辞めたいと思っているなら、退職に進むべきではないです。後悔する可能性が極めて高いからです。
パワハラ・モラハラは例外ですが、上司に嫌なことを言われたとしたらそれは自分が未熟だからではないのか?イライラしてしまい辞めたいと思ったのは甘えではないのか?考えてみましょう。
自分ができることをやり切ったか?
「まだ頑張れたけれど辞めよう。」と「やり切ったから辞めよう!」では辞めるときの「覚悟」が変わってきます。今の仕事で不完全燃焼であると感じていたら、納得するまでやってみましょう。
何があっても後悔しないか?
誰でも仕事を辞めるときは次に向けて希望で溢れていて、あまり失敗することを想像できませんよね。転職先の環境が入社してみないとわからないため、同じ思いや予期せぬことがある可能性も少なくありません。
その状態になったときに、「辞めなければよかったな・・・」と思ってしまうことだけは避けたいですよね。会社を辞めるときは何があっても後悔しない「覚悟」が必要なのです。
仕事辞めたい【メリット①】心機一転再出発ができる
仕事を辞める最大のメリットは今あなたが抱えている悩みや不満から抜け出し、心機一転再出発ができるということです。いろいろな事をリセットして新しい自分で仕事をすることができるのです。
会社の環境は入社してみないとわからないですが、自分に落ち度があった場合はその反省点を活かさないとまた同じ状況になってしまうかもしれません。次こそ自分らしく働けるように努力しましょう。
仕事辞めたい【メリット②】自分に合った仕事を探せる
仕事を辞めたい理由に「仕事は合っていたけれど環境が嫌だった」「そもそもこの仕事は自分に合わなかった」があると思いますが、転職活動の際には全て自分で選ぶことができます。
同じジャンルで別の会社を探すのもありですし、思い切って興味がある違ったジャンルの仕事を探すのもありです。
会社の環境は入社してみないとわからないですが、会社見学や面接時に仕事されている人の雰囲気を確認しておきましょう。
仕事辞めたい【デメリット①】後悔する可能性がある
退職までなんとなくで進んでしまっていては計画倒れになり、辞めるときに「こんなはずじゃなかった」「やっぱり辞めなきゃよかった」と思ってしまいます。
せっかく決断したのにそのような状態になるのはつらいですよね。
また、退職の覚悟が不十分だと何かあるたびに過去と比べてしまい、後悔する可能性があります。そうならないために、退職するまでの計画や覚悟をはっきりとさせておく必要があるのです。
仕事辞めたい【デメリット②】転職のリスク
転職は今までのキャリアがなくなったり、収入が下がる恐れがあることは理解されていると思います。
「辞めてから探せばいいよね」と思っていては、不安要素を抱えたまま退職日を迎えることになり、転職活動をするときには自分に合った仕事がない可能性もあります。
転職活動は先手を打ち、どんどん探して行動するべきだと思います。在職中に有給休暇を使いつつ、次に向けて探していきましょう。
仕事辞めよう!【3つの転職活動方法】
実際に私は全て経験していますが、転職活動の方法は3つあります。そのどれもが次のステップへ繋がる手段です。あなたに合った転職活動方法を見つけましょう。
- 転職サイトで探す
- ハローワークで探す
- 知人に紹介してもらう
転職サイトで探す
転職サイトはいくつかありますが、いつでもどこでも検索できることがメリットです。下記で5つの転職サイトの紹介をします。複数のサイトに登録して、チャンスを逃さないようにしましょう。
リクルートエージェント | 求人数と転職成功実績が業界1位。20〜50代におすすめ。 |
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リクナビNEXT | リクナビNEXTだけの独占求人が多数。20〜50代におすすめ。 |
マイナビエージェント | 未経験職種への転職サポート。20〜30代におすすめ。 |
エン転職 | 「集客力・決定力・定着率」が特徴。20〜50代におすすめ。 |
doda | 求人数は業界2位。20〜40代におすすめ。 |
ハローワークで探す
ハローワークは開いている時間が限られますが紹介スタッフが丁寧に対応してくれます。専用のパソコンで検索して、気になる会社に紹介スタッフから連絡をしてもらい面接という流れになります。
知人に紹介してもらう
知人に紹介してもらうのはあまりお勧めできません。もし辞めたくなった場合に「紹介してもらったから辞めれない」という思いに縛られるからです。
自分にとっていい条件でしたら飛び込んでみるのもありですが注意が必要です。
仕事辞めよう!【円満退職への5つのステップ】
円満退職をするためには5つのステップがあります。どれも重要ですのでしっかりと確認していきましょう。
- 【Step1】退職理由をポジティブにする
- 【Step2】退職計画を立て転職活動をする
- 【Step3】退職日を決定し、退職願を書く
- 【Step4】直属の上司に退職の意思を伝え、退職願を渡す
- 【Step5】業務の引継ぎをする
【Step1】退職理由をポジティブにする
退職理由が会社に対する不満だとしても会社に告げることはできません。「この会社を辞めたい理由」ではなく「別の会社でこれがしたい」と前向きな理由を考えましょう。
前向きな理由であれば上司に引き止められにくくなりますのでポジティブに考えましょう。
【Step2】退職計画を立てて転職活動をする
退職日(ゴール)をいつにするのかですが、現会社の繁忙期を避けるのが好ましいです。ゴールを決めたら引継ぎ期間、有給休暇消化、転職活動、退職願提出、上司に退職の意思を伝えるなど逆算して考えていきましょう。
転職活動はスムーズにいかない可能性もあり、長引くと生活資金がなくなる恐れがあります。転職活動の日数は多めに取っておくことをお勧めします。
【Step3】退職日を決定し、退職願を書く
一般的には退職は退職予定日の1ヶ月以上前に申し出ますが業務の引継ぎに時間がかかる場合もあるので、2ヶ月前が望ましいです。退職日は一度決めたら変更しません。その日にちで退職願を書いていきましょう。
退職願には書き方があり悩む方も多いと思います。下記リンクに解説している記事がありますので参考にしてください。
【Step4】直属の上司に退職の意思を伝え、退職願を渡す
退職日が決定し退職願の準備ができたら、直属の上司に伝え退職願を提出します。引き止められても強い意思を伝えてください。「退職届」の必要がない場合もありますので上司に確認しましょう。
【Step5】業務の引継ぎをする
後任者への業務の引継ぎは、その会社であなたがする最後の仕事になります。中途半端な引継ぎをしてしまうと後任者に迷惑がかかるだけではなく、円満退職ではなくなってしまいます。しっかり引継いでいきましょう。
仕事辞めたい【ブラック企業だったら】
残念ながら正しい退職手順を踏んでも、上司に話が通じなかったりパワハラで辞めさせてもらえないなど、円満退職できないブラック企業があります。
だからと言ってつらい思いを抱えたまま働く必要はありません。お金が掛かってしまいますが「退職代行サービス」という業者があり、退職の手続きを仲介してもらえます。
もし退職がうまくいきそうになかったら最終手段として「退職代行サービス」を使いましょう。
【まとめ】仕事辞めたい→仕事辞めよう!
これまで仕事を辞めるときの3つの覚悟や円満退職への5つのステップをお伝えしました。重要なポイントですので再度確認していきましょう。
- 突発的な感情に流されていないか?
- 自分ができることをやり切ったか?
- 何があっても後悔しないか?
- 【Step1】退職理由をポジティブにする
- 【Step2】退職計画を立て転職活動をする
- 【Step3】退職日を決定し、退職願を書く
- 【Step4】直属の上司に退職の意思を伝え、退職願を渡す
- 【Step5】業務の引継ぎをする
「仕事」は生活していくためには避けては通れないことですので、できることなら楽しくストレスも最小限にしたいですよね。
一度しかない人生をどう生きていくかはあなた次第です。明るい未来に進んでいきましょう。