最近のペットブームで大きいトカゲにも注目が集まっています。近年では、櫻坂46のメンバーである増本綺良さんが、トカゲを実家でペットとして飼っていることがSNSで話題になりましたよね。
ペットが好きな、あなたはトカゲにも興味があり、飼ってみたいと思っているのではないでしょうか。トカゲを飼った経験がない、あなたは飼い方などわからない事ばかりで頭を抱えて、悩んでいるのではないでしょうか。
トカゲを飼うとしたら最後まで責任を持って飼いたいですよね。特に大きいトカゲは、飼育の仕方や設備などを用意するのは大変ですよね。
この記事では、飼いやすいトカゲの種類や大きいトカゲの飼い方や必要な設備などの知識、世界最大級の大きいトカゲをご紹介しています。ぜひ最後まで読んで頂きたいです。アイキャッチ画像出展:https://www.pexels.com/ja-jp/photo/4011962/
ペットとして人気,上昇中トカゲってどんな生き物
トカゲの種類は幅広く、走りや泳ぎが得意なトカゲなど、その生態系は様々で姿形も大きく異なります。
性格は大人しい種類がほとんどで臆病な性格をしており、敵が近づくと水中に飛び込んで逃げることがあるそうです。
トカゲは「相手の姿」以外に、匂いで周りの状態を判断しており、嗅いだことがある安全な場所の匂いには無反応になります。「飼い主の匂いに慣れた」と言っても、機嫌が悪い時は慎重に扱うようにしましょう。
ペットにおすすめしたいトカゲの種類3選
大きいトカゲも様々な種類があります。大人しく、毒を持っている危険なトカゲは、ほとんどいないので、大きいトカゲもペットとして飼いやすいです。
ここからは、比較的におとなしくて、初心者でも飼いやすいおすすめの大きいトカゲを3種類、ご紹介していくので是非、新しいパートナー選びの参考にしてみてください。
- フトアゴヒゲトカゲ
- アオジタトカゲ
- オニプレートトカゲ
フトアゴヒゲトカゲ
フトアゴの愛称で知られているフトアゴトカゲは、全身に柔らかいトゲがある為、まるで小さい恐竜のような目をしています。
初心者でも、飼いやすいトカゲです。小松菜、キャベツ、人参などを餌として、与える事ができます。スーパーマーケットでも買える餌なので、入手には苦労がないと言えるでしょう。
体は、大きめで成体の全長は約40から55㎝になり、成長が早いので約1年ほどの短い期間で成体になります。ある程度、成長した個体の方が高値で取引される様です。
アオジタトカゲ
アオジタトカゲはオーストラリアなどの暖かく乾燥した、地域に生息する大型のトカゲです。天敵に襲われそうになると、青い舌を出して敵を威嚇するので少々荒い気性ですが、意外と大人しい一面もあるトカゲです。
飼育時には最大で60㎝位になります。雑食性でコオロギやレッドローチなど昆虫を中心に食べ、捕食としてリンゴやバナナなど果物も食べます。専用の人口餌も市販されている為、餌の入手は楽です。
15~20年ぐらいは生きる事ができるトカゲです。長寿なので大きなトカゲと一緒に長く暮らしたい人には、この「アオジタトカゲ」がおすすめできるでしょう。
オニプレートトカゲ
全長は約40㎝前後で最大50㎝になります。大きめなトカゲで名前の通り、四角いプレートのように硬く平たい鱗が並んでいて、見た目から無骨な魅力を感じられるでしょう。
食いつきのよい雑食性の為、コオロギやデュピアなどの昆虫類をメンインに与え、餌に慣れてきたら、雑食性の人口餌を栄養バランス調整として活用するのが望ましいです。
元々、アフリカの乾燥地帯など過酷な環境で生息していたトカゲです。身体が丈夫で飼育しやすくて「多くの人がペットとして選ぶトカゲ」なのではないでしょうか。
ペットで初めてトカゲを飼う人は知っておきたい知識
上記で紹介したように、トカゲは種類によって食べ物や性格が異となるので飼いやすさの個体差が大きいペットです。
「飼う為に必要な費用」「トカゲの餌」「トカゲの飼育に必要な最低限の設備」この3つをしっかりと確認して、最後まで責任をもって飼えるようにしてくださいね。
- 飼う為に必要な費用
- トカゲの餌
- トカゲの飼育に必要な最低限の設備
飼う為に必要な費用
トカゲを飼う際に、必要な費用は「飼育ゲージやトカゲの購入費」「餌代や電気料金」と継続的にかかる費用はこの2種類です。
飼育する種類にもよりますが、一般的には設備購入費が2万円から5万円ぐらい必要になる事は認識しておきましょう。更に継続費用として餌代、電気代が月あたり各1000円は発生してしまいます。
紫外線ライトなどの消耗品に一年間で1000円から2000円ほど掛かると想定されるので「1年間で2万6000円ほどの費用が継続費」として必要になると考えておくと良いでしょう。
トカゲの餌
上記でも少し紹介しましたが、トカゲの餌は大きく分けて「肉食」「雑食」「草食」この3つの食性があり、これによって何を主食にするか変わってきます。ほとんどのトカゲは肉食もしくは雑食です。
肉食トカゲは、昆虫や節足動物をメインとして与え、ピンクマウスのような小型動物も「生きた餌」として与えます。
雑食性のトカゲには、昆虫の他に野菜も必要です。「肉食系、雑食系」に対応した餌も販売されているので、サプリメントとして与えても良いでしょう。
トカゲの飼育に最低限、必要な設備
トカゲの飼育に最低限、必要な設備は、ゲージとそこに敷く床材、身を隠すためのシェルター、保温用のヒーターなどが挙げられます。ゲージは水槽で代用可能ですが、通気性が悪いので専用の物を用意しましょう。
骨格形成や保温維持に必要な日光浴をする。トカゲには紫外線ライトや保温ライトを必ず用意してあげてください。さらに温度計も揃えるとより、快適な飼育環境になるのでおすすめです。
大きいトカゲの好物はなんと生ごみ!ミズオオトカゲ
ミズオオトカゲは南アジアから東南アジア全域にまで、広く生息していて、全長は約150から200㎝で体重は20から25㎏とモンスター級の「大きなカッコいいトカゲ」なのでペットとして人気があります。
ミズオオトカゲは、マングローブの森などに好んで生息していて、ドブやゴルフ場の池にいる。ヒレナマズやキノボリウオを食べるので「どこでも生きていける強いトカゲ」です。
人が出した生ごみをあさり、気に入ったものを下水道に持ち帰り、街中では、人が食べ残して捨てたものを食べている姿が目撃されています。見た目は怪獣のようですが、ノラ犬やノラ猫のようですよね。
ヒレナマズやキノボリウオは汚い水にとても強く、街のドブや下水道で生きているのでミズオオトカゲの好物である。ヒレナマズやキノボリウオがいるドブや下水道を住処にしています。
大きいトカゲ世界最大級①コモドオオトカゲ
インドネシアのコモド島をはじめ、ギリモタン島などに生息する「コモドオオトカゲ」別名「コモドドラゴン」で知られている。その大きさは、頭から胴体までの体調は130㎝になります。
コモドオオトカゲは、かつては水牛を倒し、火を吐く生き物として現地の人に描画され、伝説上の生き物である「ドラゴン」です。コモドドラゴンの特徴として毒を持ている点が挙げられています。
これによって、コモドドラゴンに嚙まれた獲物は血液が凝固できなくなり、出血が止まらなくて、失血して死に繋がってしまう事があるので、個人での飼育は無理でしょう。
アメリカのセントルイス動物園で飼育された。コモドドラゴンは全長が313㎝で体重が166㎏にも達し世界一「デカイトカゲ」として注目を浴びました。
大きいトカゲ世界最大級②ハナブトオオトカゲ
ニューギニヤ島南部に生息する。ハナブトオオトカゲは「樹上のワニ又はクロコダイル」と呼ばれている、大きいトカゲです。その名の通り口先が太く丸みを帯ていて大型種で最大全長は約244㎝で知られています。
ただし、通常個体の全長は200㎝以下であることがほとんど、体重も20㎏程で世界最大級のコモドオオトカゲと比べると平均して二回り分ぐらい小さく上記で紹介した。ミズオオトカゲとほぼ同じぐらでしょう。
大きいトカゲ世界最大級③ペレンティーオオトカゲ
オーストラリア固有種で同国の一部の地域に生息している。ペレンティーオオトカゲは「オーストラリア最大のトカゲ」として知られています。大型種でコモドオオトカゲと同様に毒を持てるオオトカゲです。
大きさに関しては全長170から200㎝とミズオオトカゲとハナブトオオトカゲと匹敵しますが、意外と体重は大きい個体でも15㎏と体重の面では軽いと言えます。
ペレンティーオオトカゲは、最大で250㎝まで達すると考えられるていますが実際には、まだ記録は確認されていませんでした。
大きいトカゲ世界最大級④ナイルオオトカゲ
北アフリカやサハラ砂漠以外のアフリカ大陸で生息している「ナイルオオトカゲ」はアフリカのエジプトにあるナイル川周辺でよく目撃されていることから「ナイルオオトカゲ」と呼ばれています。
全長は約120から220㎝の間に収まることがほとんどですが、過去には244㎝に達した個体が発見されていて、他の世界最大級のトカゲと比べると体重は、なんと成体で2から7㎏と軽いのは驚きですよね。
大きいトカゲ世界最大級⑤レースオオトカゲ
オーストラリアの一部の地域で生息している「レースオオトカゲ」は都市周辺に姿を現す、トカゲで全長は約120から180㎝、体重は4.5㎏程ですが、大きな個体で全長が2m、体重が20㎏ある個体もいます。
この大きさで、レースオオトカゲは木や壁に登る能力は非常に優れていることで知られ、危険を感じたレースオオトカゲが避難所を探すために、レンガの壁をよじ登る光景がよく目撃されています。
ペットで大きいトカゲを飼う為に必要な準備
大きいトカゲを飼うことは普通のトカゲを飼うよりもかなりの準備が必要です。ここでは大きなトカゲを飼う為に必要なものを紹介して行きます。
上記の「ペットで初めてトカゲを飼う人は知っておきたい知識」で紹介した準備とは、また異なるところがあるので飼育前によく確認していきましょう。
- 必要なゲージの大きさについて
- 飼育には2種類のライトが必要
- 床材の選び方
- 水容器の選び方
必要なゲージの大きさについて
大きなトカゲは最小でも、体の大きさは80㎝を超えるのでゲージの横幅は180㎝以上、必要となります。このサイズのゲージは市販されていないので、自分自身で作るか業者に特注依頼する必要があります。
トカゲの大きさが50㎝までのうちは、市販されている横幅90㎝のゲージで飼育して、それ以降は専用のゲージを準備してあげましょう。トカゲが小さいうちは小さいゲージで飼育する事で段々と人に慣れて行きます。
巨大なゲージを置ける部屋を所有している人は少なく、オオトカゲを飼育している人は6畳の部屋を与え放し飼いしている事が多いです。その中でバスキングスポットなど飼育に必要なものを設置しましょう。
大きさ90㎝のゲージなら中型トカゲやヘビなど爬虫類の飼育が可能です。「フトアゴヒゲトカゲ」「オニプーレイトトカゲ」の飼育におすすめのゲージを下記でご紹介するので参考にしてみてください。
- グラステラリム9045
- パンテオンホワイトWH9045
グラステラリム9045
こちらの商品は、観音開きができるガラスゲージで材質はガラスとABS樹脂できていて室内換気が良好、またトカゲ以外にもカメレオン、カメ、ヘビの飼育にも適しています。
ブランド名はジェックスエキゾテラ、色はブラック、大きさは幅91.5㎝×奥行46.5㎝×高さ48㎝と十分な広さがあるので中型トカゲなど、爬虫類の飼育におすすめの商品です。
パンテオンホワイトWH9045
こちらの商品は、スライド式で材質はアルミ合金フレーム製なので手入れが簡単にできます。本体サイズは幅90.5㎝×奥行45.5㎝×高さ45㎝、色はホワイトで、こちらも通気性に優れています。
爬虫類のゲージで大切なのは、通気性が良好であることで、ゲージには複数の通気孔があり前面から手を入れることが可能なので、管理が「楽」にすることができるのでトカゲの飼育にふさわしいゲージです。
飼育には2種類のライトが必要
オオトカゲは昼行性なので、飼育にはバスキング用のライトと紫外線を含んだUVライトの2つが必要です。爬虫類は体を温めてから活動を開始するので直射日光を再現する必要があります。
バスキングライトを使い、35℃前後の高温地帯を作りだす必要があり同時に紫外線を浴びることでカルシウムを吸収する為のビタミンを作り出すのに、それぞれのライトが必要になるのです。
床材の選び方
ゲージのガラス面やフローリングだとツルツル滑って、足腰が悪くなる可能性があるので床材が必要になります。ゲージの場合はヤシガラマットやウッドマットなど保温性が高いものを選ぶといいでしょう。
ペット用のトイレシートは吸収性が高いので、これもゲージに入れて置くと良いです。放し飼いにする時は、ラグマットなどを敷いてあげるといいですね。またフンを見つけた場合はすぐに交換するようにしましょう。
水容器の選び方
オオトカゲは水遊びが大好きなので、全身を入れることができる水容器が必要となります。ホームセンターで販売されている、横幅130㎝ほどあるトロ舟を選ぶようにしましょう。
水容器はオオトカゲに簡単にひっくり返されないある程度、重みのある水容器を選ぶようにしてください。
ペットで大きいトカゲを飼う為に必要な知識と飼い方
大きいトカゲは、対面販売が義務付けられているので、ネット販売で購入することはできません。この事もトカゲを飼う為には、必要な知識として覚えておきましょう。
大きいトカゲの餌は種類や個体によって餌が異なります。餌は「鳥類」と「昆虫類」です。個体が小さいうちは昆虫類を与え、大きくなったら生肉を与えて行きます。
大きいトカゲに適している温度は25℃から28℃を保つ必要があり、バスキングスポットの温度は35℃で夜間は20℃前後まで落とします。脱皮不全が起きたら加温機を入れてあげてください。
トカゲをペットにする前に考えておく事【まとめ】
トカゲを飼い始める前に必ず考えておくべき事があります。まず、トカゲが病気やケガをした場合、爬虫類を治療できる動物病院は犬や猫など哺乳類ほど多くはないので、対応してくれる病院を探しておきましょう。
「生きた状態の餌」でしか飼育できない。トカゲも多い為、どうしても生きた餌を取り扱うのに抵抗がある人は、人口餌で飼育できるものを選びましょう。
ペットを飼うのが好きな、あなたにとって参考になる情報はありましたか?トカゲは犬や猫のように、散歩をさせる手間がないので飼いやすく、魅力のある生き物ですが、何も知らずに飼うと思わね困り事が出てきます。
特に大きなトカゲを飼う場合は「本当に飼育できる設備や環境を用意できるのか」特徴や注意点などをよく理解して、万全な状態で自宅に迎えてほしいです。最後まで読んで頂きありがとうございます。