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【初心者向け】登山服に向いている素材について紹介

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いざ登山服を買うためにショップを見てみると、下着であってもポリエステルやらコットンやら多様な素材の服が並んでいて迷ってしまいますよね。

登山初心者なら余計にどれがいいのかわからなくて、服選びの段階で疲れてしまうという人も多いでしょう。ですが素材を理解していれば、初心者でも登山に合った服を選ぶことができます。

この記事では登山服に向いている素材について詳しく紹介していきます。ぜひ最後まで読んで、登山服選びの参考にしてみてくださいね。

(アイキャッチ画像出典:https://www.pexels.com/ja-jp/photo/5698851/)

登山服はレイヤリング(重ね着)が重要

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服の素材の話に入る前に、まず登山服のレイヤーについて説明します。登山ではレイヤリング(重ね着)が基本です。登山服のレイヤリングは次の3つに分けられます。

登山服のレイヤリングは3つ
  • ベースレイヤー…肌に直接触れる服のこと。下着やその上に着るシャツ。速乾性・吸汗性が高いことが重要。
  • ミドルレイヤー…ベースレイヤーの上に着る中間着のこと。Tシャツや長袖。速乾性・通気性が高いことが重要。
  • アウターレイヤー…ミドルレイヤーの上に着る防寒着のこと。フリース、ダウン、ウィンドブレーカーやレインコートなど。保温性や防水・撥水性が高いことや軽さが重要。

登山では何より体温を保つことが重要で、汗をかく前に服を脱ぎ、寒さを感じたら上着を着るというように身体を冷やさないよう服で調整しながら登っていきます。

肌に近い服は汗で身体が冷えないように吸汗性や通気性、速乾性が重視され、上に着る服は風や雨で体温を持っていかれないように保温性や防水・撥水性が必要です。

フリースやダウンをアウターレイヤーの下に着るレイヤーサーマルレイヤー)として区別し、4つのレイヤリングで説明されることもあります。

服に使われる素材の種類

服に使われる素材は、大きく分けて天然繊維化学繊維の2種類があります。

天然繊維は植物や動物などの自然にあるものから作られた繊維です。主に植物繊維や動物繊維に分けられます。

服に使われる素材:天然繊維とは
  • 特徴:人工的でない繊維で、丈夫で吸水性が高いものが多い
  • 植物繊維:コットン(綿)、リネン(麻)など
  • 動物繊維:ウール(羊毛)、シルク(絹)など

一方、化学繊維は人工的に作られた繊維です。主に再生セルロース繊維・半合成繊維・合成繊維に分けられます。

服に使われる素材:化学繊維とは
  • 特徴:人工的に作られた繊維で、乾きやすく軽いものが多い
  • 再生セルロース繊維:レーヨン、キュブラなど
  • 半合成繊維:アセテート、トリアセテートなど
  • 合成繊維:ナイロン、ポリエステルなど

登山服に向いている素材は化学繊維や化学繊維×天然繊維

天然繊維と化学繊維、ぶっちゃけどっちが登山服にいいの?」というと、化学繊維の方が登山服に向いています。化学繊維で作られた服は、天然繊維のものより乾きやすく伸縮性のある服が多いためです。

また天然繊維が使われていても、化学繊維の欠点を補うように天然繊維と混ぜ合わせて作られた服であれば、純粋に化学繊維100%より使い勝手が良いものも多いです。

天然繊維にも登山服向きの素材はありますが、迷ったら化学繊維や化学繊維×天然繊維が使われた服を選んでおくといいでしょう。

または次の素材3つを登山服に選ぶのがおすすめです。それぞれ紹介していきますね。

登山服におすすめの素材3選
  • ポリエステル
  • メリノウール
  • ナイロン

登山服におすすめの素材①ポリエステル

登山服に最も向いている素材と言ってもいいのがポリエステルです。ポリエステルは石油を原料とした合成繊維で、下着や洋服、和服、作業服、スポーツウェアなど幅広く使われている素材です。

乾きやすいため汗をかいても体が冷えにくく、軽くて丈夫なので重ね着が基本の登山にも向いています。ポリエステルの主な特徴は次の通りです。

ポリエステルの特徴
  • 耐久性が高い
  • 摩擦に強い
  • シワになりにくい
  • 色落ち・色移りしにくい
  • 乾きやすい
  • 天然繊維より軽い
  • 熱・火に強い
  • 静電気が発生しやすい
  • 毛玉ができやすい
  • 匂いが取れにくい

ポリエステルは下着やTシャツ、パンツ、長袖、ジャケットのどのレイヤーにもおすすめです。

また、ポリエステルと別の繊維が混ざった混紡繊維の服もよく登山服に使われています。

伸縮性の高いポリウレタンと構成された下着や、速乾性は落ちるものの臭いを抑えるコットンが合わさったTシャツなどがおすすめですよ。

登山服におすすめの素材②メリノウール

メリノウールはオーストラリアなどに生息しているメリノ種の羊毛を使った天然繊維で、シャツや下着、靴下に使われることが多い素材です。メリノウールの主な特徴は次の通りです。

メリノウールの特徴
  • 保温性が高い
  • 通気性が高い
  • 防臭力が高い
  • 肌触りがいい
  • 毛玉ができやすい
  • 乾きにくい
  • 虫食いに弱い(長期間保管の際は虫食い対策が必要)

保温性が高く、通気性もいいのでメリノウール100%の肌着やシャツ、フリースがおすすめですよ。

登山服におすすめの素材③ナイロン

ナイロンは石油を原料とするポリアミドから作られた合繊繊維で、スポーツウェアやレインコート、ストッキングなどに使われることが多い素材です。

ナイロンはポリエステルと似ていますが、ポリエステルより伸縮性が高く、熱に弱いのが特徴です。他にもナイロンの特徴は次のようにあります。

ナイロンの特徴
  • 弾力性があって型崩れしにくい
  • 摩擦に強い
  • シワになりにくい
  • 色移りしにくい
  • ポリエステルより伸縮性がある
  • カビや虫食いされにくい
  • 乾きやすい
  • ポリエステルより少し軽い
  • 燃えにくい
  • 熱に弱い
  • 静電気が起きやすい
  • 吸湿性が低い
  • 長時間経つと黄ばみ・色褪せしやすい

ナイロンは吸湿性が低く乾きやすいので、肌に直接触れないフリースやジャケット、レインコートにおすすめです。

登山服に向かない素材

ここまで登山服に向いている素材を紹介してきましたが、逆に登山服に向いていない素材もあります。一番登山服に向いていない素材がコットンです。

コットンは肌触りが良く下着によく使われている素材ですが、乾きが遅く汗をかいてもすぐに服が濡れてしまうため身体が冷える原因になってしまいます。コットンの主な特徴は次の通りです。

コットン(綿)の特徴
  • 火・熱に強い
  • 静電気が起こりにくい
  • 肌触りがいい
  • 乾きにくい
  • 色落ち・色移りしやすい

ポリエステル×コットンのように化学繊維と混合されている場合は乾きにくさが抑えられているのでいいですが、コットン100%のものだけは絶対に避けるようにしてください。

登山服を選ぶ際の注意点

実際に登山服を選ぶときに注意してほしいことは、次の3つです。

登山服を選ぶ際の注意点
  • 冬でもヒートテックは着ない
  • 靴下や手袋であってもコットン100%のものは使わない
  • 着ないかもしれなくても防寒着を用意する

冬でもヒートテックは着ない

ヒートテックは保温性は高いですが熱を逃がさないので、身体を動かせばすぐに汗をかいて服がびしょびしょになり登山には向いていません。

冬や寒さの厳しい時であっても、ヒートテックのような身体にフィットして熱を逃がさない服は着ないようにしましょう。

靴下や手袋であってもコットン100%のものは使わない

コットンは登山服に向いてない素材ですが、それは靴下や手袋でも一緒です。

コットン100%のものは乾きにくいので、汗や雨・雪などで濡れやすい靴下や手袋にも使わないようにしましょう。

着ないかもしれなくても防寒着を用意する

防寒着は休息時に着ることが多く、暑い日でも山の上では夜冷え込むため防寒着が必要になります。

着ないだろうと思っていても、必ず一着は防寒着を持っていくようにしてください。

登山初心者は普段着を活用してもOK

これから登山の装備を揃える上で新しく服を買うという人も多いでしょうが、登山初心者は素材に気を付けていれば家にある服で代用しても大丈夫です。

初心者が登る山は気温の変化や山の険しさがそこまで厳しくないので、がっつり登山用の服を揃えなくても家にあるスポーツウェアや動きやすい服を使っても問題ない場合が多いです。

手持ちの服で一度登ってみて、合わなかった部分の服を新調するといいでしょう。

初心者におすすめの登山服購入先メーカー3選

「どうせなら新しく登山服を買い揃えたい」という人のために、初心者におすすめのメーカーを3つ紹介します。

それぞれおすすめの服も紹介していますので、参考にしてみてください(※在庫は2022年6月7日時点です)。

登山初心者におすすめのメーカー3選
  • ユニクロ(UNIQLO)
  • ワークマンプラス(WARKMAN Plus+)
  • モンベル(mont-bell)

ユニクロ(UNIQLO)

ユニクロ(UNIQLO)はLifeWear(究極の普段着)をコンセプトに、低価格で高品質な服を販売しているメーカーです。

登山に特化した服を販売しているわけではありませんが、初心者が登る山なら十分使用できる服が多くあります。

おすすめの服はエアリズムです。エアリズムはポリエステルやナイロンなどを使った消臭効果やドライ機能に優れた下着で、接触冷感もあって涼しく快適に着ることができます。

男性は首元が広く上のシャツから見えないエアリズムVネック(半袖)、女性は薄着でも目立ず着用できるエアリズムタンクトップがおすすめです。

エアリズムVネック(半袖)の詳細
  • 特長:肌触りが良く消臭、ドライ機能、接触冷感に優れている。首元がすっきりしたVネックで上着から見えない。
  • 税込価格:990円
  • 色:ホワイト・ライトグレー・ブラック(ライトグレーはオンラインストアの在庫なし)
  • サイズ:XS・S・M・L・XL・XXL・3XL・4XL(XS・XXL・3XL・4XLはオンラインストアのみ)
  • 素材:ポリエステル88%、ポリウレタン12%

エアリズムVネック(半袖)を購入する

エアリズムタンクトップの詳細
  • 特長:肌触りが良く消臭、抗菌防臭、吸放湿、ドライ機能、接触冷感に優れている。胸元の開いた上着からも見えにくいネックで、薄着でも目立たない。
  • 税込価格:990円
  • 色:ホワイト・ライトグレー・ブラック・カーキ・ブラウン(オンラインストアではホワイトのみ在庫あり)
  • サイズ:XS・S・M・L・XL・XXL・3XL(XS・XXL・3XLはオンラインストアのみ)
  • 素材:ナイロン66%、キュブラ24%、ポリウレタン10%

エアリズムタンクトップを購入する

ワークマンプラス(WARKMAN Plus+)

ワークマンプラス(WARKMAN Plus+)は、働く人向けの作業服専門店であるワークマン(WARKMAN)が、一般向けにアウトドアの服の販売をしている専門店です。

高機能な商品も安い価格で販売されており、上級者向けの険しい山や高山には向いていませんが低山なら問題なく使用できる服が多くあります。

オンラインストアでは在庫が少ない商品が多いので、店舗の方に行くのがおすすめですよ。

おすすめの服はイナレム(INAREM)ストレッチレインスーツです。ストレッチレインスーツはポリエステル100%が使われており、防水に優れムレを軽減する透湿性も兼ね備えているのが特長です。

イナレム(INAREM)ストレッチレインスーツの詳細
  • 特長:耐水圧20,000㎜、透湿度25,000g/㎡/24hと高い防水対策・ムレ軽減機能がある
  • 税込価格:4,900円
  • 色:ベージュ・ブラック・オレンジ・オリーブ(オンラインストアではベージュのみS・M・3Lの在庫あり、オレンジはオンラインストア販売終了、ブラック・オリーブは2022年6月中旬~6月下旬に入荷予定)
  • サイズ:S・M・L・LL・3L
  • 素材:ポリエステル100%

イナレム(INAREM)ストレッチレインスーツを購入する

モンベル(mont-bell)

モンベル(mont-bell)はアウトドアスポーツ用品を扱う専門店で、登山服だけでなく登山用具も買うことができ、ベテランの登山家にも愛用者が多いメーカーです。

上級者向けの山でも十分使用できるほど機能性が高い商品が多いので、価格は少し高めですが長く使える登山服がほしい人はぜひモンベルの商品を買ってみましょう。

おすすめの服はウイックロン生地のTシャツとストームクルーザージャケットです。

ウイックロン生地のTシャツはポリエステルを使った撥水加工のある生地で、速乾性・通気性に優れているのが特長です。中でもカラーが豊富で胸元に小さくロゴが入ったWIC.Tワンポイントロゴがおすすめですよ。

WIC.TワンポイントロゴMen’sの詳細
  • 特長:撥水加工のあるウイックロン生地を使い、速乾性・通気性に優れる。90%以上UVカット効果あり
  • 税込価格:2,420円
  • 色:ブラック・オレンジ・ブルーグリーン・ネイビー・ダークグレー・ライトグレー・ダークグリーン・イエロー・ブルー・レッド・ホワイト
  • サイズ:XS・S・M・M-W・M-R・L・L-W・L-R・XL
  • 素材:ウイックロン(ポリエステル)

WIC.TワンポイントロゴMen’sを購入する

WIC.TワンポイントロゴWomen’sの詳細
  • 特長:撥水加工のあるウイックロン生地を使い、速乾性・通気性に優れる。90%以上UVカット効果あり
  • 税込価格:2,310円
  • 色:ブルーグリーン・ライトグレー・イエロー・カーキ・ネイビー・ピンク・ライトグレー
  • サイズ:XS・S・M・M-W・M-R・L・L-W・L-R・XL
  • 素材:ウイックロン(ポリエステル)

WIC.TワンポイントロゴWomen’sを購入する

またストームクルーザージャケットは世界最高水準の防水透湿性を持つゴアテックス製の生地に、モンベル独自のナイロン素材で強度と軽さを加えてより機能性が高くなったレインコートです。

防水性・透湿性に優れており、防寒着やウィンドブレーカーとしても使用することができます。

ストームクルーザージャケットMen’sの詳細
  • 特長:耐水圧50,000㎜、透湿性35,000㎡・24hrs。すっきりとしたシルエットで防寒着やウィンドブレーカーとしても使用可
  • 税込価格:22,880円
  • 色:ブラック・カーキ・ダークグリーン・ブルーグリーン・イエロー・ブルー・レッド
  • サイズ:XS・S・M・M-W・M-R・L・L-W・L-R・XL
  • 素材:ゴアテックスファブリクス3レイヤー(表:20デニール・バリスティックナイロン・リップストップ)

ストームクルーザージャケットMen’sを購入する

ストームクルーザージャケットWomen’sの詳細
  • 特長:耐水圧50,000㎜、透湿性35,000㎡・24hrs。すっきりとしたシルエットで防寒着やウィンドブレーカーとしても使用可
  • 税込価格:22,880円
  • 色:ピンク・コーラルピンク・ネイビー・ターコイズ・イエロー
  • サイズ:XS・S・M・L・XL
  • 素材:ゴアテックスファブリクス3レイヤー(表:20デニール・バリスティックナイロン・リップストップ)

ストレッチクルーザージャケットWomen’sを購入する

素材に注意して登山服を用意しよう

出典:https://pixabay.com/ja/photos/%e5%86%92%e9%99%ba-%e3%82%a2%e3%82%b8%e3%82%a2-%e3%83%90%e3%83%83%e3%82%af%e3%82%b0%e3%83%a9%e3%82%a6%e3%83%b3%e3%83%89-5062314/

登山服に向いている素材や服を選ぶ際の注意点などについて紹介してきました。最後にこれだけは覚えておいてほしいポイントをまとめとして載せます。

登山服の素材について覚えておいてほしい4つのポイント
  • 登山服の素材に向いているのは化学繊維や化学繊維×天然繊維
  • 一番おすすめの素材はポリエステル
  • コットン100%のものは使わないようにしよう
  • 初心者は素材に気を付けていれば普段着で代用してもOK

服の素材に注意して、あなたに合った登山服を選んでみてくださいね。ここまで読んでくださりありがとうございました。

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みやざき
わかりやすく、記事を読んだ人の糧になるような文章を書くことをモットーに日々精進する猫好きのライターです。よろしくお願いします。