あなたは格安SIMとは何か知っていますか?まだドコモやソフトバンクなどの大手キャリアの携帯電話使ってますか?その携帯代格安SIMを使えばもっと安くなるかもしれませんよ。
でも格安SIMって格安って書いてるから品質も悪いんじゃないかとか、電波つながりにくいんじゃないかとか、どういうものかわからないと怖いですよね。
そこで今回は格安SIMとはどういうものかを詳しく解説していきたいと思います。是非最後まで読んで格安SIMへの理解を深めていただければと思います。
アイキャッチ画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/1697310?title=キャリア携帯と格安SIMを比較する女性&searchId=4065227565
SIM(シム)とは
最近ではテレビやCMでも「格安スマホ」や「格安SIM」など世間で話題になっていますね。
さて、かなり身近になってきている格安SIMですが、一体SIMとはどういったものでしょう。
SIMとはSubscriber Identity Module の頭文字です。一般的にスマホに入っているICカード(SIMカード)のことで、携帯電話を契約した会社から発行されます。
SIMには電話番号や加入者の情報など「スマホ」を「携帯電話」として使用するために必要な情報が記録されています。
なぜ安い?格安SIMとは
格安SIMとはMVNOが発行しているSIMカードのことです。
MVNOとはMobile Virtual Network Operator(仮想移動体通信事業者)の略称で、一般的にドコモやauなどの大手キャリアではない携帯会社のことを呼びます。
格安SIMは大手キャリアと比べると半額以下になることも少なくないです。なぜこれほどまでに安くできるのでしょうか。
一番の大きな理由は大手キャリアの通信設備を借りているからです。
繋がりやすい?大手キャリアとの違いとは
大手キャリアから通信設備を借りていると聞くと、電波が繋がりにくいんじゃないかと考える人も多いと思いますが、結論から言いますと通信品質は全く変わりません!
なぜなら、通信設備を借りることで大手キャリアの電波を使用することができ、品質の高い通信を維持できます。
また通信設備を借りるので高い維持費を負担する必要がなくなります。
これにより、大手キャリアと同等の品質の電波を大手キャリアの半額以下で利用できる環境が手に入れることができます。
知って得する!格安SIMのメリット
格安SIMの仕組みを説明したところで、格安SIMを使った時のメリットを3つ紹介します。
- 月額基本料金が大手キャリアの半額以下!
- 使うデータ量に応じて金額を安くすることができる!
- 今使っているスマホをそのまま使える!
月額基本料金が大手キャリアの半額以下
格安SIMの最大のメリットはなんと言ってもその月額基本料金。
使えるデータ量は同じでも料金は大手キャリアの半額以下になることも多く、多くの人が格安SIMの料金に魅力を感じているはずです。
私自身ももともと大手キャリアのSIMを使っていましたが、格安SIMに変えてから使えるデータ量は5倍に、料金は半額にまで削ることができました。
使うデータ量に応じて金額を安くすることができる
大手キャリアの金額プランは基本的には一律だったり、データ容量に応じたプランがあったとしても大きな枠でしかありません。
例えばドコモだと、大きく分けて60GB以上使うプランと、7GBまでのプランの2つしかありません。
格安SIMで例えば同じくドコモ回線を使用しているOCNモバイルだとプランは500MB/1GB/3GB/6GB/10GBと細かく設定されています。
例で挙げたこの両者を通信料、料金で比較すると下記のように計算できます。
- ドコモで7GB使うと税込6,765円
- OCNで7GB使うと税込1,870円
※細かな料金設定があるので、ここでは大まかに計算しています。
このように概算ではありますが大手キャリアと比べると約3分の1の金額になることがわかります。
今使っているスマホをそのまま使える
よく使ってきた慣れているスマホを手放す、データ移行もめんどくさい。そんな心配も特に必要ありません。SIMカードを入れ替えるだけで格安SIMに変更できます!
格安SIMもMNP(携帯電話番号ポータビリティ)対応しているので、電話番号もそのまま引き継げます。
もちろん今使っているスマホじゃなくても最新機種に変えることも可能。その場合は、新しい機種代が別途かかってはきますが、縛りなどはありませんので、いつでも好きな機種を持つこともできます。
理解してないと困る?格安SIMのデメリット
今まで良いところをたくさんお伝えしてきましたが、そんな格安SIMにもいくつかのデメリットがあります。デメリットも確認しておきましょう。大きくは4つになります。
- キャリアメールが使えない。
- キャリア間の無料通話ができない。
- LINEのID検索ができない。
- 対面でのサポートが受けにくい。
キャリアメールが使えない
大手キャリアだと、それぞれdocomo.ne.jpや、ezweb.co.jpなどの「キャリアメール」を使用することができますが、格安SIMだと「キャリアメール」が使えません。
特に面倒な手続きもせず利用ができたキャリアメールですが、昨今ではGmailなどのフリーメールも使う人が多くなってきているので、キャリアメールが特段必要でなければ大きなデメリットにはならないでしょう。
キャリア間の無料通話ができない
キャリア間での無料通話、とてもお得だと感じていた一昔前。私自身も、それが一番大きいメリットだと感じることもありました。
ただ、無料通話に関しても、LINEをメインに使われる方も多くなり、必要性は減っているのかもしれません。
また、各MVNOでも無料通話が必要な方向けの料金プランを用意しているので、それを確認してみても良いでしょう。
LINEのID検索ができない
格安SIMではLINEにおける年齢認証とID検索ができなくなっています。
離れたところにいる友人や知人とLINEを初めてやりとりするにはID検索が最も簡単な方法ですので、少し不便と感じる方も多いかもしれません。
ですがLINEのやりとりに関しても遠くの方であればQRコードを読み込むことで友達になることもできますので、大きな障害にはなりづらいと思います。
対面でのサポートが受けにくい
MVNOでは人件費や店舗自体を少なくすることでも、経費を削減し、月額料金に還元をしています。これにより対面によるサポートが受けにくいことも事実です。
しかし、今やサポートに関してはインターネット上で完結するものも多いですし、チャットで受け付けてくれるところも多いです。今までより気軽に相談できるかもしれません。
どうしても対面でないとわからない、もしくは最初のサポートが必要!という方以外は大きな問題にはならないと思います。
格安SIMにすると決めたら。格安SIMの選び方
ここまで読んでいただければ、いよいよあなたも格安SIMデビューが見えてきました。
日本には962社もMVNOがあります。その中からどうやって決めれば良いのでしょうか。
考えるべきことは3つあります。これらを押さえて格安SIM選びをしてきましょう。
- どこの回線を使用しているのか
- 月にどれぐらいのデータ量を使用しているか
- データ量に対応する料金設定があるか
携帯電話の使い方は十人十色。海外でも自由に使えるものもあります。
上記の3つで大まかに決めたら細かいオプションも見ていくと自分にバッチリ合う格安SIMが見つかるかもしれませんよ!
【まとめ】携帯代削減!格安SIMに変えてみよう!
格安SIMはドコモやソフトバンクなどの大手キャリアよりも安く利用できる通信サービスのことです。
通信施設を借りたり、人件費、実店舗等を削減し、経費を抑えてより安いサービスを提供しています。
格安SIMでMNPを利用すれば、今使っている電話番号もスマホ本体もそのまま、月額料金を下げることができます。
携帯代を少しでも安くしたいと思ってる方はぜひ検討してみてはいかがでしょうか。