マンション購入時の諸費用はいくらくらい必要なのか、また、どこの物件サイトで調べれば良いのか悩んでいませんか?
実際にどこから調べれば良いのか、色々なサイトがある中でどこのサイトを選べば良いのか見極めが難しいですよね。
こちらの記事を最後まで読んでいただければ、あなたの悩みを解決する為の手がかりになりますので、最後までご覧ください。
(アイキャッチ画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/24235522?title=新築マンション&searchId=3430979690)
マンション購入する場合の諸費用について
マンションを購入する時は、物件価格と、諸費用がかかります。平均的に物件価格の3〜10%が目安になります。
金額については物件価格・住宅ローンの組み方・借入額によって異なりますので、購入を検討する段階で担当の不動産屋さんと念入りに打ち合わせをしましょう。
家を購入するということは、決して安い買い物ではありませんよね。人生に一度か二度あるか無いかです。
お気に入りの物件が見つかりましたら担当の不動産屋さんに、購入する上で分からないことは積極的に質問して解決していきましょう。
マンション購入にかかる諸費用の内訳とは?
以下は、とある方のマンションを購入するのにかかった諸費用の内訳になりますので、参考にしてみてくださいね。
物件の購入価格が3,820万円(消費税込み)として、借入額が3,420万円とします。それでは以下の表をご覧ください。
登記費用 | 265,000円 |
管理費・修繕積立金 | 316,480円 |
住宅支援機構融資費用 | 0円 |
住宅支援機構財形融資費用 | 0円 |
提携ローン融資費用 | 622,400円 |
つなぎ融資費用 | 0円 |
ローン事務手数料 | 54,000円 |
固定資産税及び都市計画税 | 30,000円 |
印紙税(不動産の売買契約) | 10,000円 |
印紙税(住宅ローンの金銭消費貸借契約) | 20,000円 |
火災保険料 | 89,590円 |
合計 | 1,407,470円 |
現金のみで購入する場合は、提携ローン融資費用・ローン事務手数料・登記費用の一部がかかりませんので、諸費用は安くなります。
提携ローン以外に、フラット35などの融資を利用する場合は、別途費用が発生します。
マンション購入にかかる諸費用のシミュレーション
物件価格は、建物のみ購入する場合の価格ですが、土地も購入するなら土地代も含みます。諸費用は物件価格以外にかかる費用で、前述した通りの内訳になります。
また、新築物件と中古物件によって諸費用の割合が違いますので、覚えておきましょう。
新築物件の場合は、仲介手数料がかかりませんが、中古物件はかかります。なので諸費用は中古の方が高くなります。
- 新築:物件金額の3〜7%
- 中古:物件金額の6〜10%
マンション購入するための諸費用を節約する方法
マンションの購入時の諸費用についてご説明してきましたが、「節約する方法はないの?」と思いますよね。
こちらの記事を読んであなたがご購入しやすくなる為に、諸費用を抑える為の節約方法を4つご紹介します。
- 不動産の担当営業係に提携ローンを教えてもらう
- 火災保険は必要なものだけにする
- 仲介手数料の値引き
- 税金の軽減措置の利用
不動産の担当営業係に提携ローンを教えてもらう
特定の不動産会社やハウスメーカーを通じて申し込むことで、金利や手数料の面で優遇される提携ローンがあります。
提携ローンを知らずに自分で申し込むと優遇を受けることが出来ません。提携ローンが必ずしも最優先とは限りませんので、複数の住宅ローンと比較してみましょうね。
火災保険は必要なものだけにする
火災保険は補償の範囲によって保険料が変わってきます。火災だけではなく水災・風災・落雷などの自然災害や盗難の人的災害補償もあるからです。
広範囲をカバーする保険料は心強いですが、あなたが納得して安心できるオプションだけに絞り込みましょう。
物件価格の値引き
購入時の仲介手数料は安くありませんので、値引きしてもらうように交渉することも良いと思います。
ただし不動産会社の利益になるため簡単に値引きに対応してもらえない可能性もありますので、物件価格で値引き交渉をしてみましょう。
税金の軽減措置の利用
こちらの税金軽減措置ですが、一定の条件を満たしていれば軽減することが出来ます。
購入する物件が売買か、相続又は法人の合併又は共有物の分割なのか、贈与や交換・収用・競売なのかによって軽減税率が適用できる、できないがあります。
基本的には適用された軽減税率で計算されてるので、自分で軽減措置の申請をする必要はありません。
マンション購入の仕方について
マンション購入の方法についてですが、中古か新築によって違いますのでそれぞれ説明していきます。
新築マンションの場合
先に新築マンションを購入する流れは、下記の通りです。インプットしておきましょう。
- 物件の情報収集
- モデルルームの見学
- 購入の申し込み
- 住宅ローンの審査・申し込み
- お引越し
中古マンションの場合
続きましては中古マンションを購入する場合の流れになります。新築マンションとは少し違いますので、しっかりと覚えておきましょう。
- 資金計画を立てる
- 物件の情報収集
- 物件の見学
- 購入の申し込み
- 住宅ローンの事前審査
- 売買契約
- 住宅ローンの契約
- 決済・物件の引き渡し
中古マンションの購入の際は諸費用が物件価格の6〜10%かかるということを前述しました。
印紙税・仲介手数料・登記費用・住宅ローンの事務手数料・団体信用保険・ローンの保証料などです。
基本的に現金でお支払いしますので、物件費用とは別にご用意しておくことをおすすめします。
マンション購入後にかかってくる費用について
マンションを購入し、ようやく「夢のマイホームに住める」と思いたいところですが、購入後も費用が発生します。
購入後に発生する費用は下記の通りになります。覚えておけば購入する前に資金計画も立てやすくなるでしょう。
- 不動産取得税
- 管理費・修繕積立金
- その他設備使用料
- 駐車場代
- 専用バルコニー利用料
- 固定資産税・都市計画税
- 団体信用生命保険特約料・火災保険料
購入を決定しましたら、貯金を確認して物件価格に対する諸費用も念頭に、資金計画を立てた方が良いですね。
基本的に諸費用は現金で支払うこと
物件価格にプラス100万円前後の費用がかかることに、戸惑いを抱きませんか?ここまで読めば諸費用の存在理由も把握されたと思います。
「予算が足りなくなるから諸費用も含めてローンを組もう」と考えることは、おすすめ出来ません。
ローン払いですと諸費用にも金利がかかってしまい、返済の負担が大きくなってしまいます。
現金で一括払い出来るように貯金を把握の上、購入予算を決定することが無難でしょう。
マンションを購入する時の注意点
マンションを購入する際に注意して欲しいことが6つありますのでご紹介します。
- 災害リスク
- 物件の市場価格
- 資産価値
- 不動産の選び方
- 住環境・管理体制
- 内見
災害リスク
地震大国である日本は常に災害リスクを意識しなければいけませんね。地震・洪水です。
各自治体が公開しているハザードマップを閲覧しましょう。あとは売買契約前の重要事項説明で不動産会社から渡される書類の中にも地域のハザードマップがあります。
水害リスクを考えますと海抜の高い部屋を選ぶようにしましょう。
物件の市場価格
一昔前は市場価格は不透明なままでしたが、今では透明化されつつあります。
因みに物件の価格は、市場性・費用性・収益性の3要素によって決まります。
3つのベースには市場価格があり、物件の用途によって価格設定が異なりますので、可能でしたら全ての情報収集すると良いでしょう。
資産価値
将来性引っ越す可能性があることを念頭において、資産価値は知っておくと良いですね。
資産価値に影響する要因は、世帯数が下がりにくい状況・物件の管理状態・管理組合の運営状況・リノベーションになります。
世帯数が下がりにくい状況とは?
世帯数が下がりにくいエリアは、周辺の商業も盛んになり資産価値が下がりにくい傾向にあ理ます。
国立社会保障・人口問題研究所で世帯数の推移を調べてみると良いでしょう。
物件の管理状態とは?
中古物件を購入する場合になりますが、ゴミ出しの状況や駐輪場が荒れていないか、あなた自身の目で確認しましょう。
管理組合の運営状況とは?
こちらの要因は、知らない人が多いのですが重要になります。不動産会社にお願いして管理会社に問い合わせをしてもらいましょう。
リノベーションには細心の注意が必要
綺麗に住みたいが故に無理なリノベーションをする世帯が近年増えてます。
特に水回りの大きなリノベーションは配管が複雑になって、劣化を早めてしまうので、絶対に行わないようにしましょう。
不動産の選び方
不動産の選び方は中古物件か新築物件によって異なります。中古物件は仲介業者、新築はディベロッパーや販売代理店です。
新築物件の場合
気に入った物件がある場合、窓口の選択肢が少ないです。新築マンションの売買がディベロッパーとの直接契約になる可能性が高い為です。
ですが、親身に対応してもらえれば窓口が少なくても問題ないと思いますので、ご不明点・困ってる事は何でも相談しましょう。
中古物件の場合
新築と違って取引には複数の仲介会社が絡んでいることがあったり、一つの仲介会社が買主側と売主側の両方の窓口でもあるケースがあります。
仲介会社と買い手の関係を理解することが必要です。仲介業者は情報量とサービスの質で選ぶと良いでしょう。
住環境・管理体制
実はマンション周辺の環境と管理体制を調べないと資産価値に影響しますので、あなた自身の目で確かめることをおすすめします。
管理体制、周辺の環境が悪いと当然ながらマンションの資産価値はさがってしまいます。
内見
内見は絶対条件ですので、以下の5つのポイントを抑えてから内見しましょう。
駐輪場・駐車場・ゴミ置き場の整理状況、住人、治安、学校のエリア(子供がいる場合)、駅とコンビニへの距離になります。
大変かもしれませんが、最低でも5件は内見しましょう。購入してから後悔しても遅いです。
- 日当たり状況
- 風通し状況
- 水回りのカビ状況
- 配管からの悪臭
- 床のきしみとゆがみと傾き状況
- 洗濯物を干せる広さのバルコニーの有無
- 天井と壁のヒビ、シミの有無
- 生活動線
- 壁を叩いても音がしないか
- 窓を開けた時に騒音や強風の有無
- ドアと窓の開閉状況
内見の際に忘れがちなのが、メジャーの持参です。家具のサイズ確認は大事なので測れる場所は全て測りましょう。
おすすめの物件掲載サイトを3選ご紹介
物件を選ぶ手段は大体の人がネット検索だと思いますが、色々なサイトがありますので、上位3選をご紹介します。
あくまでも筆者のおすすめですので、他にも色々なサイトがありますので調べてみましょう。
SUUMO(スーモ)
こちらのサイトはGomez売買不動産情報サイトのランキングで3年間連続で1位を獲得しています。
便利な機能やサービス、ウェブサイトの使いやすさが評価されていますね。
HOME’S(ホームズ)
ホームズは複数のパノラマ画像が用意されており、不動産会社の特徴を掲載してます。
駅名を検索する際に一文字入力するだけで候補を出してくれるので、正確な駅名が分からなくても安心です。
アットホーム
アットホームは情報量とコンテンツ部門で1位を獲得しています。
LINEという今じゃ当たり前に使用されてるSNSを活用し、住まい探しを行える便利さもユーザーから高く評価されています。
全国の物件掲載件数は8万件を超えています。これを機にLINE公式アカウントを友達追加すると良いでしょう。
【まとめ】マンション購入をする上での諸費用とは?
ここまで読んでいただき、マンション購入時の諸費用についてご理解されたかと思います。
新築と中古によって諸費用の割合も違いましたね。また、中古物件購入のケースの方が事前に確認する事が多いです。
物件サイトもいくつかございますが、代表の3選をご紹介しました。まずは全てのサイトで検索して、あなたに合う物件を見つけましょう。
素敵なお住まいが見つかると心にゆとり感が持てますので、最高なライフスタイルを送れることでしょう。