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仔犬のしつけはいつからすればいいの?時期や注意点などを解説します!

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「初めて仔犬をお迎えしたけれど、何からしつけていいのか分からない…」「そもそもいつから覚えさせるべきなの?」

犬を飼ったことのない飼い主さんの頭を悩ませてしまうのが、しつけについての疑問点。せっかく迎え入れた家族ですから、きちんとお行儀の良い成犬に育ててあげたいですよね。

この記事を読むことで、しつけを始める時期やそれに必要なこと、最低限覚えさせたいしつけや教え方などが分かるので、仔犬への今後の接し方にも充分に役立ちます。ぜひ最後までご覧ください。

(アイキャッチ画像出典:https://unsplash.com/ja/%E5%86%99%E7%9C%9F/fliwkBbS7oM)

なぜしつけをする必要があるの?

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しつけは、日々触れ合っていく中で仔犬の性格や気質などを知ることができ、お互いの信頼関係の構築にも役立つ大切なコミュニケーションの1つです

さらに、状況や場面に応じて柔軟に対応できるようになったり、飼い主さん自身の負担も楽になります。安心かつ安全に暮らしていくために、しつけは必要不可欠なのです。

しつけには長い時間とそれに伴う根気が必要です。仔犬のペースに合わせて、焦らずゆっくり覚えさせていきましょう。

仔犬のしつけはいつから始めればいい?

仔犬のしつけに適した時期は、およそ生後2~3ヶ月頃といわれています。この期間を一般的に社会化期と呼び、その間にどのようなしつけを行うかで成長後の仔犬の性格や周囲に対する接し方などに影響してきます。

社会化期には仔犬がいろんなことに興味を示し、吸収しやすくなるため、たくさん遊んであげたり他の犬や人とのふれあいを持たせてあげてください。

この時期を過ぎると自我が芽生え、なかなか飼い主さんの言うことを聞いてくれなくなってしまう可能性があります。仔犬の将来のためにも、しつけはなるべく早いうちに始めておきましょう。

しつけを始める前に

まずは仔犬が安全に過ごせるよう飼育環境を整えておきましょう。キッチンなど入らせたくない所にはバリケードを設置したり、コードを齧らないようカバーを付けたり、極力地面にモノを置かないようにします。

そしてフードや散歩をするためのリード、トイレを清潔に保つためのペットシーツ、一緒に遊んであげられるようなおもちゃなど、必要なものは一通り揃えておくと安心です。

また、仔犬はワクチン接種や健康診断などを行わなければいけません。これは成犬になっても欠かさず実施されるため、長く通いやすいよう近くの動物病院を探しておくことをお勧めします。

仔犬に覚えさせたいしつけ6つ

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ではさっそく、仔犬を迎え入れたら覚えさせておきたいしつけを6つご紹介します。最低限これだけでもしつけることが出来れば、今後様々なことにも役立ちますので、ぜひ覚えさせてみましょう。

仔犬に覚えさせたいしつけ6つ
  • 仔犬自身の名前
  • スキンシップに慣れさせる
  • トイレトレーニング
  • アイコンタクト
  • おすわり
  • 待て&良し

仔犬自身の名前

しつけを始めるには、大前提としてまず仔犬に自身の名前を覚えてもらわなければいけません。

仔犬の名前を呼んで、反応したり近付いてきたら褒めてあげましょう。ポイントは名前を呼ぶときに、毎回同じ声のトーンで、優しく呼んであげることです。

ニックネームや略称などを使ってしまうと、仔犬が混乱したり覚えにくくなってしまうので、必ず決まった呼び方をするようにしてください。

スキンシップに慣れさせる

スキンシップは仔犬と飼い主さんの信頼関係を築くためにとても重要なコミュニケーションの1つです。

触られることに慣れてもらえると、触ろうとする人を攻撃するのを防げたり、動物病院での診察がしやすくなります。

まずは手を仔犬の鼻に近付けて、そのまま優しくアゴや首、足など徐々に触れる場所を増やしていきます。少しでも仔犬が嫌がるようなら、無理に触ろうとせず様子を見ながら再チャレンジしてみましょう。

トイレトレーニング

仔犬がその場でぐるぐる回ったり、床のにおいを嗅いだり、ソワソワと落ち着きがない時は、トイレがしたいという合図です。

このタイミングで仔犬をトイレに連れて行き、無事に済ますことが出来たら褒めてあげましょう。これを繰り返すことで、「ここでトイレをしたら褒めてもらえるんだ」と思ってくれるようになります。

万が一トイレが失敗しても、叱ってはいけません。人前でトイレをしなくなったり、我慢するようになってしまう可能性があるためです。

すぐに覚えられなくても、1か月程は様子を見守りながら、優しく声をかけコミュニケーションも取りつつゆっくり教えてあげましょう。

アイコンタクト

目を合わせることで、飼い主さんに意識を集中させることが出来るだけでなく、他のしつけを覚えさせるのにも役に立つのがアイコンタクトです。

おもちゃを仔犬の顔の前に持っていき、興味を示したらそのまま飼い主さんの顔の前に移動させ、目が合ったら名前を呼んで遊んであげます。これを繰り返し行いましょう。

なかなか目を見てくれなくても、焦ったりイライラしてはいけません。飼い主さんの感情は仔犬にも伝わるものです。目を合わせるのが怖いと思わせてしまっては、元も子もありませんよね。

気長に待ってあげられる余裕を持つことも、飼い主さん自身のストレス軽減や仔犬の成長には欠かせないことです。

おすわり

おすわりは興奮状態の仔犬の動きを止め、落ち着かせることができます。飼い主さんに集中させたり、他の犬や人とのトラブル回避にも効果的なのでぜひトレーニングしてみましょう。

まずはおやつを仔犬の頭上に持ってきます。すると仔犬は上を見上げ、自然とお尻を地面に付けおすわりのポーズになります。

この時「おすわり」と声をかけ、手に持っていたおやつをあげましょう。これを繰り返し練習し続けるとだんだんおやつが無くても声かけだけでおすわりしてくれるようになります。

待て&良し

ただその場で仔犬を待たせたりするだけでなく、散歩中に突然走り出したり他の人や犬に飛び掛かったりするのを防げたりと、仔犬自身の安全を守ることが出来るのが待てを覚えさせるメリットでもあります。

教え方としては、仔犬をおすわりさせた状態で目の前におやつを差し出し、「待て」と声をかけます。すぐに動いてしまったらおやつは回収し、再挑戦です。

ほんの少しでも動かず待っていられたら、「良し」と声をかけおやつをあげます。最初は待ての時間が短くても、これを繰り返しながら数秒ずつ待てる時間を延ばしていってみましょう。

しつけをする時の注意点4つ

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仔犬にしつけを行う上で、飼い主さんがやってはいけないこと、注意しなければならないことを4つご紹介します。信頼関係を失わないためにも、しっかり覚えておきましょう。

しつけをする時の注意点
  • 長時間続けない
  • 従ったらちゃんと褒めてあげる
  • 仔犬の名前を呼んだ後に叱らない&嫌がることをしない
  • 叩かない

長時間続けない

仔犬が集中することの出来る時間はおよそ5分程と言われており、これ以上続けてしまうと仔犬にとってストレスになってしまうかもしません。

短時間であれこれ覚えさせようとしても、仔犬が一度に吸収できる情報には限りがあります。長時間続けるのではなく、5分程のトレーニングを1日のうちで数回に分けて行うようにしましょう。

従ったらちゃんと褒めてあげる

飼い主さんに褒めてもらおうと指示に従ったのにもかかわらず褒めてあげなかった場合、仔犬に「従っても褒めてもらえない」と思われてしまってもおかしくありません。

仔犬が言うことを聞いてくれたら、精一杯褒めてあげてください。

しつけ=良いこと&楽しいことがある!と思わせてあげることで、仔犬のモチベーションアップにもつながりますし、飼い主さんにとってもしつけがしやすくなるでしょう。

仔犬の名前を呼んだ後に叱らない&嫌がることをしない

仔犬は自分の名前を呼ばれることで「何かいいことがあるのかも」と思っているから反応するのに、呼ばれた後に叱られたり嫌なことをされると名前に対してマイナスなイメージを抱いてしまいます。

せっかく覚えてもらえた名前にも反応しなくなってしまう可能性がありますので、仔犬にダメなことを教える時には名前は呼ばず、低く落ち着いたトーンで注意してあげてください。

叩かない

仔犬がしてはいけないことをしたからといって叩いたり暴力を振るうのは絶対にやめてください。

飼い主さんだけではなく、他の犬や人まで怖がってしまうようになります。さらには恐怖心から襲い掛かったり狂暴化してしまう恐れも充分にあります。

やってはいけないこと、危険な行動などを仔犬に教えるのは長い時間そばにいてあげられる飼い主さんの役目です。

仔犬が飼い主さんの教えをちゃんと理解してくれるまで、冷静さを失わず様子を見ながら根気強く伝えていってあげましょう。

仔犬の散歩はいつから練習するべき?

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外で散歩の練習をする場合は、一般的に3回目のワクチン接種後から2週間以降が望ましいです。

生後間もない仔犬は、身体が未発達なだけでなくウイルスや病気に対しての免疫も不充分な状態なので、いきなり外に連れ出してしまうと感染症にかかってしまう恐れがあります。

また、3回目のワクチン接種を待っている間に仔犬の社会化期が過ぎてしまい、外に対する恐怖心や警戒心などが現れ散歩が困難になってしまうこともあります。

その場合は、2回目のワクチン接種後1週間ほど経ってから、抱っこをして外に連れ出してあげましょう。ワクチンが安定してくるまでは、抱っこしながら外の環境に慣れさせてあげてください。

しつけ教室は必要?いつから通う?

仔犬を初めて飼う際に、しつけ方を調べてみたはいいものの自分一人でできるか不安…本当にこれで合っているのか分からない…などなかなか行動に移せない場合は、思い切ってしつけ教室に通ってみるのも良いでしょう。

しつけ教室は仔犬の基本的なしつけだけでなく、飼い主さんが理解しておくべき心得やいろいろな場面で応用の効くしつけを学ぶことができます。

さらに、たくさんの犬や人と同じ空間で接するため、仔犬のコミュニケーション力アップにも繋がります。通うタイミングは、お迎えしてある程度仔犬が環境に慣れてからでも問題ありません。

しつけがうまくいかない時は?

しつけが出来ないと、お互いのコミュニケーションが取れないだけではなく、飼い主さんのストレスが溜まったり仔犬が安全に過ごせなかったり、様々な弊害を招いてしまう恐れがあります。

また、仔犬には個性や性格があり、覚えやすい子とそうでない子がいるのも事実です。頑張ったけどどうしてもダメだ…という場合は、しつけ教室に通ったり獣医さんに相談してみるのも一つの方法と言えます。

しつけにはかなりの時間と根気が必要になりますが、続けているうちに、昨日まで出来なかったことが今日突然出来るようになった!なんてことも少なくありません。まずは焦らずじっくり様子を見ていきましょう。

仔犬のしつけはいつからがいい?まとめ

出典:https://unsplash.com/ja/%E5%86%99%E7%9C%9F/xvYxGcwFvuE

社会化期の仔犬は好奇心旺盛で、いろんな刺激を受けたり何でも吸収しやすい時期です。だからといって無理にあれこれ覚えさせようとしたり、しつけのために長時間自由を奪うようなことをしてはいけません。

しつけには仔犬の気持ちを理解してあげることが大切です。仔犬の性格や行動をしっかり把握し、状況に応じた接し方をすることで、より深い信頼関係を築けるようになります。

飼い主さんと仔犬がこの先もずっと安心して幸せに暮らしていけるよう、日々のコミュニケーションを大切に、焦らずじっくり向き合っていってあげてくださいね。