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愛犬に「待て」をしつけよう!上手なしつけ方とコツを紹介

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「お座りを覚えた愛犬に次のしつけを教えたい」「わんぱくな愛犬を落ち着かせる訓練がしたい」と愛犬のしつけに関してお悩みではありませんか?

落ち着いて言うことを聞いてくれない愛犬に対して焦りを覚えることもあるでしょう。

しかし、愛犬はあなたの焦る気持ちを察しています。あなたが落ち着いた気持ちで「待て」を教えることで、必ず愛犬にもゆとりある気持ちが伝わります。

この記事では、主に以下の3つをお話しします。

  • しつけの中でも重要な「待て」の教え方やコツ
  • 「待て」の必要性
  • しつけでやってはいけないタブー

「待て」を覚えさせると、あなただけでなく愛犬も暮らしやすくなります。ぜひとも「待て」を教えるコツをマスターして、楽しみながら愛犬との生活を送ってくださいね。

アイキャッチ画像出典:https://unsplash.com/ja/%E5%86%99%E7%9C%9F/LwkEWU0lJeA

愛犬のしつけ、基本的な必要性とは?

どうして愛犬をしつける必要があるのでしょうか?理由は主に4つありますので、一つずつ詳しく見ていきましょう。

  • 愛犬と信頼関係を築ける
  • 愛犬に人間社会のルールを教えられる
  • 「欲求を抑えて飼い主の指示に従うと良いことが起きる」と覚えさせられる
  • 飛び出し防止や他の犬への威嚇をしなくなる

愛犬と信頼関係を築ける

しつけの基本と言える「信頼関係を築くこと」はとても大切です。はじめに愛犬との信頼関係を築きましょう。

飼い主と愛犬の信頼関係がしっかりあれば、あなたの愛犬には安心感がうまれ「飼い主さんとなら大丈夫」「飼い主さんについていこう」という前向きな気持ちになります。

結果、しつけに対しても前向きに言うことを聞いてくれるようになります。

しつけをする前に、「愛犬を迎えた日からスキンシップを取る」「褒めてあげる」「遊んであげる」などして信頼を築きましょう。

愛犬に人間社会のルールを教えられる

愛犬に人間社会のルールを教えることは重要です。「公共の場で吠えない」「赤信号では止まって待つ」「道路は端の方を歩く」などの基本的なルールです。

例えば子供もたくさん遊びに来る公園で興奮して吠えたり道路を飛び出したりすると、愛犬だけでなく周りの人にも危険が及びます。

双方に危険が及ばずに安心して過ごせるよう、人間社会のルールを愛犬に教えていく必要があるのです。

「欲求を抑えて飼い主の指示に従うといいことが起きる」と覚えさせられる

愛犬と暮らすためにに教えるべきことは「我慢して飼い主の指示に従うと良いことがある」です。この教えは基本的なルールです。

本能のままに道路を飛び出していては車に轢かれてしまいますし、他の犬や人に対して威嚇したり吠えていたりしては友好的ではありません。

「道路を渡ろうとした時、指示に従って我慢したおかげで身の安全を確保できた」というように「我慢したからいいことが起きた体験」を繰り返し覚えさせる必要があります。

飛び出し防止や他の犬への威嚇をしなくなる

「待て」をマスターすると飛び出し防止ができるだけでなく、他の犬と遭遇した時も威嚇せず落ち着いてやり過ごせます。

待つことが基本として教えられているので、「待て」をマスターした愛犬は指示通りに静止できるのです。

愛犬が何かを追いかけて道路へ飛び出そうとした時や、ドッグランやドッグカフェなど他の犬がいる環境で「待て」は大いに効果を発揮してくれます。

このように「待て」を愛犬にしつけることは飼い主にも愛犬にも良いことづくしなのです。

愛犬に「待て」をしつける5つの準備

出典:https://pixabay.com/ja/photos/%e3%83%9a%e3%83%83%e3%83%88%e3%82%b1%e3%82%a2-6855731/

「待て」をしつける前に必要な5つの準備があります。段取り8割という言葉があるように、しつけにも準備が肝心なのです。準備することは以下の5つです。

  • 生後3ヶ月からスタート!
  • 「お座り」か「伏せ」をマスターしてから
  • 集中できる場所で行う
  • 時間は5〜10分程度
  • 愛犬のカリカリ、ドッグフードを用意

生後3ヶ月からスタート!

愛犬にしつけを始めるのは生後3ヶ月ごろが良いでしょう。

生後5ヶ月ごろから周りの人間や音に対して恐怖心を抱きはじめます。あらゆることを怖がったり、やみくもに吠えたり噛みつくようになってしまったりしてからでは遅いのです。

愛犬が怖がりになってしまわないうちに、生後3ヶ月ごろから徐々にしつけをする方が好ましいと言えます。

身の回りの世話だけでなく愛犬を喜ばせたり、少しの間でもじっと座っていられたりしたら大げさに褒めてあげたりして、信頼関係を作っていきましょう。

「お座り」をマスターしてから

「待て」を教える前に、「待て」の姿勢をとる前段階のしつけが必要です。はじめに「お座り」をマスターさせましょう。

「お座り」を覚えさせることによって、愛犬はあなたへの忠誠心を育み信頼関係も増します。

ですので「待て」をしつける前に、まずは「お座り」をマスターさせましょう。

集中できる場所で行う

集中できる場所でないと、作業ははかどりませんよね。人間だけでなく、愛犬にとっても同じことが当てはまります。

愛犬のしつけを行うときは、集中できるような静かな場所で教えてあげてください。気が散ってしまうような場所では控えるようにしましょう。

訓練中、あなたの愛犬の頭はフル回転しています。

「飼い主が指示していることがどのような意味なのか」「自分がどんな動きをすればご褒美がもらえるのか」を愛犬は必死に考えているのです。

そのため飼い主が愛犬の集中できる環境を整えてあげることにより、愛犬が落ち着いて学習できるようになるのです。

時間は5〜10分程度

しつけタイムは、5〜10分程度にしましょう。「もっと教えればもっとたくさん覚えてくれるのではないか」と期待する気持ちもわかりますが、無理は禁物です。

少しづつで良いのでコツコツ毎日教えてあげてください。

愛犬の集中力が続くのは5〜10分と言われています。熱血マインドのあまり、ヘトヘトになるまでしつけタイムが続くとお互いに疲れてしまいます。

愛犬がヘトヘトになるまで続けることで、しつけが嫌なものになってしまっては本末転倒ですよね。

「次のしつけタイムが楽しみ」と思ってもらえるくらい、気持ちにも時間にもゆとりを持って臨みましょう。

愛犬のカリカリ、ドッグフードを用意

ご褒美は愛犬の普段食べているカリカリ、いわゆるドッグフードを用意してあげましょう。もちろん、1日の食事量から差し引いてくださいね。

もうひとつ、あなたのとびきりの笑顔も用意してください。

用意したカリカリは1回につき1粒をあげるようにします。差し引きするとカロリーの摂りすぎが防げるので、あなたの愛犬の体重管理ができますよ。

ご褒美は飼い主の笑顔や褒めてあげること、最後にカリカリなのです。

愛犬は飼い主から褒めてもらえるのがとても嬉しいので「カリカリのご褒美は時々あげている」と言う方もいます。カリカリをあげない訓練方法は別項でお話ししますね。

愛犬に「待て」をしつけてみよう

いよいよ「待て」をしつける時がきました。以下3つのステップに分けて説明していきます。

  • 「待て」の教え方
  • ご褒美なしでやってみよう
  • 待つ位置を変えてみよう

それぞれのステップは焦らず、気持ちにゆとりを持って行ってくださいね。

飼い主の焦りを愛犬が感じとってしまいますので、のんびり気長に教えるくらいの気持ちで臨んだ方がうまくいくでしょう。

基本のステップ「待て」の教え方

いよいよ「待て」を教える時がやってきました。教え方について簡単にまとめてありますので、以下の手順を確認してください。

  1. 愛犬が「お座り」をマスターしたらスタート
  2. 愛犬に「お座り」を指示する(お尻が地面についていることを確認する)
  3. 「待て」と指示を出す(待ち時間は2秒からスタート)
  4. 愛犬が少しでも待っていられたなら「よし」という(よし、の後にご褒美を1粒あげる)
  5. 愛犬が「待て」を覚えたら、少しずつ待ち時間を伸ばす(徐々に5秒、10秒、15秒と長くする)

まず愛犬に「お座り」を指示しましょう。愛犬のお尻が地面についていることを確認し「待て」と指示を出します。

愛犬が少しでも待っていられたら「よし」と言った後にご褒美を1粒あげましょう。待たせる時間は2秒からスタートします。

訓練中は、じっとしていられるとご褒美がもらえることを理解してもらえるよう努めてください。

「よし」と言う前に愛犬が少しでも動いたら、待たせる時間が長すぎたということです。その場合、おやつはあげずにもう一度やり直しましょう。

あなたの愛犬が「待て」を覚えたら、待たせる時間を少しづつ伸ばしましょう。徐々に5秒、10秒、15秒とだんだん長く待たせます。

30秒ほど「待て」ができるようになったら、いよいよ次のステップへ進みます。

次のステップ/ご褒美なしでやってみよう

あなたの愛犬が30秒ほど「待て」を身につけたら次のステップです。ご褒美なしで同じことを教えていきましょう。

初めは2秒で「待て」を教えてください。慣れてきたら5秒、10秒…と徐々に時間を伸ばしましょう。

ご褒美なしでも「待て」ができるようになると、体重管理ができるようになりますので、愛犬の健康のためになります。

ご褒美なしでしつけることにより、スキンシップが取れるようになりますから、愛犬との信頼関係もしっかりと築き上げられることでしょう。

応用ステップ/待つ位置を変えてみよう

続いて応用ステップをお話しします。愛犬が1分くらい「待て」をできるようになったら、次は飼い主との距離を徐々に伸ばして教えます。

さらに散歩中にも「待て」ができるように、愛犬の横に立って教えます。基本の教え方は同じですので、コツコツ気長に教えましょう。

離れた距離でも「待て」ができるようになったら、散歩中であっても愛犬はじっと待ってくれるようになります。

今度は立ち位置を変え、散歩中と同じように、愛犬の横で「待て」と指示していきましょう。この場合も待つ時間を少しずつ長くしていきます。

「待て」がマスターできれば散歩中の愛犬が飛び出そうとしたり、他の犬に吠えたりすることも抑制できますね。

あなたの愛犬に「待て」をしつける時のコツ3つ

愛犬に「待て」をしつける時のコツをお教えしましょう。以下の3つです。

  • 欲張りすぎないこと
  • 愛犬も飼い主もお互い楽しんで
  • うまくいかないときは一段階前へ戻って

欲張りすぎないこと

先ほどの項でもお伝えしましたが、愛犬の集中力は5〜10分だと言われています。

あなたが「もう少し、もう少し」と欲張ってしつけタイムを延長していると愛犬が疲れてしまいます。

愛犬が疲れて失敗してしまう前に、しつけを終了したり気分転換をして遊んであげたりしましょう。

しつけタイムの締めくくりは、褒めてあげましょう。しつけは楽しいことだと印象付けることがポイントです。

愛犬も飼い主もお互い楽しんで

楽しいことは「もう一度やりたい」と思えますよね。この感情は犬も人も同じです。

うまく「待て」ができたら思いっきり褒めてあげましょう。大袈裟に褒める方がしっかり伝わりますよ。

1度「待て」が成功したらご褒美にたくさん遊んであげるのもひとつの手段です。

連続してトレーニングをするより、間に遊びの時間を設けてあげることで愛犬のモチベーション維持にもなります。

愛犬も飼い主もお互い楽しんでしつけに取り組むことは、習得速度だけでなく信頼関係の構築にも繋がるので良いことづくしです。

うまくいかない時は一段階前へ戻って

なかなか覚えてくれないからといって、もう一度同じことを教えようとしていませんか?少し、待ってください。

しつけ全般に言えることですが、愛犬に覚えてもらえないときは一段階前へ戻って再びチャレンジしましょう。

愛犬はロボットではありません。もしかしたらあなたの愛犬は、前回の続きを思い出すまでに時間のかかる子なのかもしれません。

また、場所やご褒美を変更して集中力をあげてあげることもおすすめです。

訓練する日によって愛犬のコンディションも関係するでしょう。もしも、しつけがうまくいかなくても焦らず一段階前へ戻ってみてくださいね。

愛犬ができているところからスタートして、たくさん褒めてあげましょう。

しつけのタブー!やってはならない4つのこと

出典:https://pixabay.com/ja/photos/%e5%ad%90%e7%8a%ac-%e5%af%82%e3%81%97%e3%81%84%e3%81%ae%e3%83%91%e3%83%94%e3%83%bc-%e5%8b%95%e7%89%a9-5429639/

愛犬をしつけるときに絶対やってはならないことが4つあります。この4つのタブーに共通するのは、結果的に信頼関係をなくしてしまうことです。

愛犬も飼い主も、信頼関係なくしてはお互いの関係がうまくいきません。4つのしつけのタブーは以下にまとめました。

  • 暴力的に恐怖で支配すること
  • 甘やかしすぎてしまうこと
  • 理不尽に叱りつけること
  • 無関心なこと

暴力的に恐怖で支配すること

1つ目のしつけのタブーは愛犬が粗相をした時に、過剰に怒鳴りつけたり、ものを投げたりすることです。

愛犬が恐怖を覚えるような環境には、愛や信頼関係はありません。安心して暮らせる家族と環境があるからこそ、愛犬も飼い主も幸せに暮らせるのです。

人間社会のルールを教える「しつけ」は大切ですが、くれぐれも暴力的に恐怖で支配するようなことはしないでください。

甘やかしすぎてしまうこと

2つ目のタブーは甘やかしすぎることです。愛犬に愛情をかけるのと甘やかすのとでは大きな違いがあります。

吠えたり噛みついたりものを壊したりしても飼い主が叱らないならば、あなたの愛犬は人間社会のルールを知らないままです。

人間社会のルールを知らなさすぎる状態では生きづらくなります。

人間と共に快適に暮らせるように、叱ることで一つ一つ「今は吠えなくてもいい」「これは壊してはいけないものだ」と愛犬に教えていくことが大切だと言えます。

甘やかしすぎることは、飼い主にも愛犬にとっても生きづらくしてしまいます。

理不尽に叱りつけること

3つ目のタブーは理不尽に叱りつけることです。悪いことをしていないのに叱られるなんて、人間にとっても気分の悪いことです。愛犬を叱るのにもタイミングがあります。

犬にも知能や感情があり、3歳児の知能を持つとも言われています。そのため理不尽に叱られたと感じることも容易です。

理不尽に叱られてばかりいると、相手のことを信頼できなくなりますよね。犬も同じです。信頼関係が壊れてしまう前に、叱り方を改めた方が良いのです。

愛犬を叱るのは、現行犯が基本と言われています。過ぎた事を、延々と叱られても愛犬には響きません。粗相をしてしまったところをすぐに、端的に叱ってください。

無関心なこと

4つ目のタブーは無関心であることです。餌をあげるときも、散歩の時も義務的な対応ではいけません。

あなたの愛犬は、あなたのことが大好きです。餌の時間も期待していますし、散歩の時間も心待ちにしています。あなたと楽しい時間を過ごすのが大好きなのです。

犬は関係性を築くことができるので、あなたの気持ちを敏感に感じとっています。愛犬を飼うときに家族の一員として迎え入れたのです。愛情をたっぷり注ぎましょう。

【まとめ】あなたの愛犬に社会性を身につけさせよう!

出典:https://pixabay.com/ja/photos/%e7%8a%ac-%e3%83%9a%e3%83%83%e3%83%88-%e3%83%9c%e3%82%af%e3%82%b5%e3%83%bc-%e3%83%81%e3%83%af%e3%83%af-1261493/

この記事では、愛犬に「待て」をしつける意味や教え方のコツをお話ししてきました。

愛犬に対しては「指示通りに待つと良いことが起きる」というように学習してもらうことが大切なのです。

「待て」のしつけを始める前に「お座り」をマスターさせましょう。時期的に愛犬が3ヶ月ごろからしつけ始めると、愛犬の社会勉強になります。

トレーニングは集中できる場所で5〜10分ほどに留めておくことが肝心です。だんだん「待て」の時間を増やしていき、次はご褒美のおやつなしで「待て」を教えていきます。

4つのしつけのタブーでもお話ししたとおり、暴力的に恐怖で支配する、甘やかしすぎる、理不尽に叱る、無関心と言ったことは絶対にしないでくださいね。

愛犬とあなたがお互いに心地よく暮らせるようにルールを作るのがしつけですので、どうか最後まで愛犬に愛情を持って接してあげましょう。

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