愛知県の県庁所在地に位置している名古屋ですが、「東京のような都会で住みにくいのでは?」と思っていませんか?
結論、名古屋は自分にあった地域を選択できれば住みやすいです!
この記事では名古屋が住みやすい理由とライフスタイル別で住みやすい地域を6つ紹介します。
この記事を読むと、あなたの住みたい地域の条件やライフスタイルに沿った住まいを選択しやすくなります。ぜひ最後までご覧ください。
アイキャッチ画像:https://pixabay.com/ja/photos/%E5%90%8D%E5%8F%A4%E5%B1%8B%E5%B8%82-%E6%97%A5%E6%9C%AC-%E9%AB%98%E5%B1%A4%E3%83%93%E3%83%AB-84007/
名古屋に住むメリット4つ
「どうして名古屋は住みやすいの?」「名古屋に住むメリットは?」などの疑問はありませんか?
令和2年度の名古屋市の『市政世論調査』で、実際に名古屋に住んでいる人で「名古屋が住みやすいと思う人は約9割」というデータがあります(参照:https://www.city.nagoya.jp/sportsshimin/cmsfiles/contents/0000135/135588/R2_yoron_houkokusho1.pdf)。
このようなデータから実際に名古屋は住みやすい街であることが明確です。
では、なぜ名古屋は住みやすいのでしょうか。ここでは名古屋に住むメリットを4つ紹介します。
- アクセスがよい
- 家賃が安い
- 食べ物が充実してる
- 子育てがしやすい
メリットを理解して、あなたの住みたい条件に名古屋が該当しているかチェックしましょう。
アクセスがよい
名古屋は愛知県の県庁所在地で、県内・県外問わずにアクセスがよいです。
名古屋駅は新幹線が止まり、県外に行きやすく利便性が良いです。具体的には、東京まで約2時間、新大阪まで約1時間で行けます。
また、名古屋駅から電車で約30分で中部国際空港に行けるため、沖縄や北海道への旅行にも行きやすいです。
たとえ名古屋駅付近に住んでいなかったとしても、地下鉄やバスなども発達しているため、名古屋駅へのアクセスが非常にいいです。
以上の理由から、名古屋はアクセスがよいと言えます。
家賃が安い
名古屋・東京・大阪は日本三大都市と言われていますが、名古屋はその中でも家賃が安い傾向にあります。
ここで、2023年9月における『全国賃貸管理ビジネス協会』の調査を元に、名古屋がある愛知県・東京・大阪の家賃を比較してみます。(参照:https://www.pbn.jp/yachin/date/2023/09/)
日本三大都市の間取りと家賃の相場表 |
|||
愛知県 | 東京都 | 大阪府 | |
1部屋(1K・1DK・1LDKを含む) | ¥52,384 | ¥68,880 | ¥56,620 |
2部屋 | ¥57,743 | ¥86,333 | ¥68,430 |
3部屋 | ¥63,003 | ¥93,624 | ¥75,933 |
このように、愛知県は東京都と大阪府と比較して家賃が安いです。
そして、『ホームメイト』の調査によると、2023年10月現在の愛知県の名古屋市内における、ワンルームから1DKの家賃は以下の表の通りです。(引用:https://www.homemate.co.jp/soba/pr-aichi/nagoya-city/)
市区町村別 | 1R~1DKの家賃相場 |
名古屋市千種区 | ¥60,200 |
名古屋市東区 | ¥62,400 |
名古屋市中区 | ¥62,400 |
名古屋市名東区 | ¥51,800 |
名古屋市天白区 | ¥48,600 |
名古屋市は合計で16区ありますが、この記事でライフスタイル別で住みやすい地域として紹介する5地区をピックアップしました。
表を見ると、名古屋市の区内は名古屋駅へのアクセスが良いにも関わらず、東京都の家賃相場を下回っています。
「東京のような都市部に住みたいけど家賃は抑えたい!」と考えている人にとって、名古屋は穴場です。
食べ物が充実してる
名古屋には「なごやめし」と言われる名物がたくさんあります。例えば、以下のような名物があります。
- 味噌カツ
- 手羽先
- 名古屋コーチン
- 天むす
- きしめん
また、名古屋では喫茶店文化が発展しており、レトロな喫茶店やモーニングがたくさんあるため、飲食店には困りません。
ただし、なごやめしは赤味噌を使うことが多く味付けが濃い傾向があります。
薄味が好きな方であっても、飲食店の選択肢はたくさんあるため安心してください。
子育てがしやすい
名古屋は都市部にあるため、「子育てに向いていない地域なのでは?」と考えていませんか。
名古屋はあなたが想像している以上に、子育てで必要な施設は大体揃っていますので、不便なく子育てできます。
- 幼稚園
- 学校
- 商業施設
- 公園
- 病院
このように、名古屋では子育てがしやすい環境が整っています。
「子育てを満喫したい!」と考えている方は名古屋に移住するのがおすすめです。
名古屋に住むデメリット2つ
「名古屋って思ったより住みやすいじゃん!」と考えを改めたところで申し訳ありませんが、名古屋に住みやすいメリットがあるならば、もちろんデメリットもあります。
ここでは名古屋に住むデメリット2つを紹介します。
- 寒暖差が激しい
- 交通事故が多い
以下の文章を読んで、あなたにとって名古屋に住むメリットよりもデメリットが少なかった場合は、名古屋への移住を検討してみましょう。
寒暖差が激しい
名古屋は、夏は30℃以上で暑いのに対して、冬は最低気温が0℃になるほど寒いです。
理由としては、夏には都市部でヒートアイランド現象が発生するため暑くなり、冬は名古屋の南西方向の山から季節風が吹くため寒くなるからです。
名古屋に住む場合には、夏は水分補給を意識したり冬は服を着こんだりして、寒暖差に注意して過ごしましょう。
交通事故が多い
突然ですが、「名古屋走り」をご存じでしょうか?名古屋走りとは、愛知県民の車の運転マナーの悪さを表す言葉のことです。
このような名前があるように、名古屋では交通事故発生件数が多く、交通事故死者数が17年連続で全国ワーストの記録を叩きだしています。
もしかしたら、信号無視をして交差点に突っ込んでくる車がいるかもしれません。
名古屋で運転する際には、入念に周りを見て注意して運転しましょう。
【1人暮らし向け】住みやすい地域2選
名古屋は住みやすいことが分かったところで、ライフスタイル別に住みやすい地域を見ていきましょう。
まずは、1人暮らしについてです。もちろん人によって住む場所に求める条件は異なりますが、この記事では以下の2点に焦点を当てました。
- 家賃を安くしたい
- 会社への通勤時間を短くしたい
ここでは、1人暮らしの方に向けて住みやすい地域を2つ紹介します。
- 東区
- 中区
東区と中区は住んでいる近くの駅によって家賃相場が変動しますが、都市部へのアクセスと家賃相場のバランスが保たれており一人暮らしに向いてます。
このまま読み進めて、東区と中区の特徴を知って自分の暮らしに合う地域なのか確認しましょう。
東区
東区は名古屋市の中央の北にあり、市内で最も小さな区です。
東区では交通の便が発達しており、JR中央本線・名鉄瀬戸線など在来線が通っているのに加えて、地下鉄が3路線通っています。
中でも、大曽根駅はJR中央本線を使うと名古屋駅に約15分で着きます。名古屋の都市部で働いている人にとって、通勤時間が短いのはとても快適でしょう。
また、東区のワンルームの家賃相場は約6万円ですが、先ほど紹介した大曽根駅周辺は穴場になっており、約5.5万円でワンルームを借りられます。
以上のように、名古屋駅にアクセスがよく家賃相場が安い東区は、一人暮らしにおすすめです。
中区
中区は東区よりも南側にあり、名古屋市のほぼ中央に位置しているため、東区と同じく交通の便が良いです。
例えば、栄駅であれば名古屋市営東山線を使うと名古屋駅まで約5分で着きます。
また、家賃相場はワンルームで約5.5~6.5万円となっており、住んでいる近くの駅によって家賃が大きく異なります。
東区との違いは飲食店の多さです。例えば、上前津駅周辺には大津商店街があるため、食べ歩きができお手頃価格の飲食店が充実しています。
中区は、一人暮らしで自炊せずに外食を楽しみたい方にとって素晴らしい地域です。
【2人暮らし・同棲向け】住みやすい地域2選
続いて、2人暮らしや同棲する方に向けて住みやすい地域を紹介します。
2人暮らしや同棲する方に向けて、以下の2点を重視して選びました。
- 商業施設やデートスポットの有無
- 家賃を安くしたい
ここでは、2人暮らしや同棲する方に向けて住みやすい地域を2つ紹介します。
- 中区
- 天白区
商業施設やデートスポットを重視している方は中区、家賃や自然を重視している方は天白区がおすすめです。
次の見出しを読んで中区と天白区の特徴について理解しましょう。
中区
一人暮らしの住みやすい地域でもある中区では、飲食店だけでなく、商業施設やデートスポットもあります。
2人で暮らすうえで、商業施設やデートスポットは必要不可欠ですよね。
中区には、金山駅に直結している商業施設である「アスナル金山」や水の宇宙船がシンボルの公園「オアシス21」があります。
他にも、公園と店舗が一体となった「Hisaya-odori Park(ヒサヤオオドオリパーク)」がある久屋大通公園・美術館・科学館などの文化施設も充実しています。
2人暮らしで比較的外出するカップルは中区がおすすめですが、「家賃を安めに抑えて2人暮らしがしたい!」と考えている方は次をご覧ください。
天白区
天白区は名古屋の東部に位置しており、都心から少し離れています。
食料品・日用品が揃う買い物施設や飲食店が多数あるので住みやすい環境が整っています。
天白区は名古屋の中でも特に自然が多く、白公園や相生山緑地など緑豊かなスポットがあり、運動や散歩がしやすい地域です。
また、名古屋の都市部から少し離れているため、家賃が比較的安くなっています。
天白区は、家や公園でゆっくりと過ごしたい方やとにかく家賃を抑えたい方におすすめの地域です。
【ファミリー向け】住みやすい地域2選
「名古屋で一番治安がよい地域は?」「名古屋が子育てしやすい地域だと分かったけど具体的にどの地域が良いの?」と思っていませんか?
名古屋に住むメリットで説明した通り、子育てがしやすいのでその要望に答えてくれます。
家族で暮らすうえで、重視したい点は以下の2つです。
- 子育てがしやすい
- 治安がよい
ここでは、ファミリーの方に向けて住みやすい地域を2つ紹介します。
- 名東区
- 千種区
特に治安のよさを重視したい場合は名東区、他にも都心部へのアクセスを重視したい方は千種区がおすすめです。
家族暮らしをする人にとってどのような住みやすい地域があるのか確認しましょう。
名東区
名東区は名古屋の東側に位置している新興住宅街のため、閑静な住宅街が広がっています。
雑木林の四季の変化を楽しめる猪高緑地や竹林がとても美しい都市公園の牧野ヶ池緑地など自然豊かな地域が多いです。
名古屋の中でも特に治安がよいと言われており、警察の見回り以外に、防犯パトロールや放置自転車の見回りも積極的に行われています。
また、名東区では子ども医療費の補助制度や0歳から3歳までのお子さんの交流や子育て相談などができる地域子育てセンターがあります。
以上の内容から、名東区は子育てのしやすい治安がよい地域です。
千種区
千種区は東区と名東区の間にあるため、都市部へのアクセスが良いにも関わらず、閑静な住宅街があるのが特徴です。
休日は子供と一緒に中区や東区へ出かけて商業施設を楽しめますし、子供が楽しめる茶屋ヶ坂公園や平和公園でゆっくり遊べます。
また、千種区は名古屋内では比較的高級住宅街であるため、防犯意識が高く治安がよいです。
千種区は都心部の便利さと、田舎の自然を兼ねそろえた地域です。
名古屋で住まない方がいい地域はあるのか?
これまで名古屋で住みやすい地域を紹介しましたが、「名古屋で住みにくい地域は?」という疑問はありませんか?
ここでは、項目別で名古屋で住まない方がいい地域について紹介します。
結論、あなたが求める条件によって住まない方がいい地域は異なります。
- 治安が悪い地域:中区や中村区
- 家賃相場が高い地域:千種区や昭和区
- 交通網が発達していない地域:名東区
例えば、この記事の『【1人暮らし向け】住みやすい地域2選』や『【2人暮らし・同棲向け】住みやすい地域2選』では、中区がおすすめの地域だと説明しました。
しかし、ここでは、名古屋の中では治安が悪く住みにくい地域と説明しています。
つまり、あなたのライフスタイルや求める条件に応じて、住みやすい地域は変わるということです。
名古屋は住む地域によって、あなたにとって住みやすい地域にもなりますし、住みにくい地域にもなり得ます。
名古屋に引っ越しを検討する場合は、名古屋市にあるそれぞれの地域の特徴を押さえておきましょう。
【まとめ】名古屋はライフスタイルに合った暮らしができる
この記事では、名古屋が住みやすいメリット4つと3つのライフスタイル別で住みやすい地域を紹介しました。
- 名古屋の都市部は交通の便が良く生活がしやすい
- 名古屋の郊外は自然が多く子育てがしやすい
- 名古屋は1人暮らしでも家族暮らしでも住みやすい
名古屋は都市部の東京とは違い、住む地域によって特徴が異なる都市です。
一人暮らしには向いてるけど、家族暮らしには向いていないという地域もあります。
結論、名古屋は住みやすいですが、あなたの暮らし方にあった地域を選択しないと痛い目に合ってしまいます。
名古屋ぞれぞれの地域の特徴を理解して、あなたのライフスタイルに沿った名古屋ライフを楽しみましょう!
- 名前:トシウマ
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