今日では、転職や辞職が世の常となってきたご時世です。しかし、いざ自分がいまの仕事を辞めたいと思っていても踏み出すのは少しためらいが生じてしまいますよね。
今回の記事では、仕事を辞めたいと悩んでいる方に向けて、少しでも役に立つ情報を発信いたします。
「仕事を辞めるにしても実際何をすればいいかわからない」そんな方たちの背中を少しでも押せるような内容をまとめています。それではさっそく参りましょう。
(出典:https://pixabay.com/ja/photos/youtuber-%E3%83%96%E3%83%AD%E3%82%AC%E3%83%BC-%E8%84%9A%E6%9C%AC-2838945/#content)
仕事を辞めたいと思うのは甘え?
いまの仕事を辞めて、休職したり転職したりすることは『甘え』と考える人は一定数いらっしゃいます。
しかし、現代のビジネスマンにおいて、転職や求職は人生を豊かにするために必要な選択肢になっています。転職支援会社のCMを見る機会が増えたのも、そこに理由があります。
また、自分のライフプランを見直すうえで、いまの仕事を辞めるという決断は、前向きな行動であり、決して甘えではありません。
仕事を辞めたいと思うの主な理由
それでは、実際に仕事を辞める際の動機にはどんなものがあるか見ていきます。
- 給与や待遇面で不満を感じている。
- 職場の人間関係に苦しんでいる。(パワハラやセクハラ)
- 勤務時間や休暇制度等の労働環境に不満を感じている。
- 福利厚生に不満を感じている。
- 会社の将来性に不安を感じている。
- 体調を崩している。
- 介護・育児等、家庭の事情でどうしても仕事を続けられない。
上記の通り、仕事を辞める理由は多岐にわたります。したがって、「こんな理由ではやめられない」などと思わずに、前に進むことをお勧めします。
仕事を辞めたいと思った時に考えるべきこと
いまの仕事を辞めたいと思った時は、自分の悩みを第三者の視点で考察できる環境を用意する必要があります。
仕事の悩みを抱えているときは、どうしても自分のことで精一杯になり、思考の幅が狭くなります。そこで忘れてはならないのが、悩みを分析する環境があるかどうかです。
したがって、仕事を辞めたいと思った時は、自分一人で抱え込まず、積極的に誰かを頼る方法を考え、悩みを解決しましょう。
仕事を辞めたいと思った時に取るべき行動①
それでは、実際に仕事を辞めたいと思っている人が、どのような行動をとるべきか解説していきます。まず、ひとつ目の案は『転職サイトを利用する』です。
近年、転職事業会社のニーズは増え続けており、手厚いサポートを受けることができるうえに、低コストで理想の職場が見つかる可能性が高いと言えます。
給与や休暇制度など労働条件を詳細に選別ができることが転職サイトの強みになります。
仕事を辞めたいと思った時に取るべき行動②
続いての案は、『退職代行サービスを利用する』です。退職代行サービスとは、読んで字のごとく、依頼者の代わりに退職までの手続きを代行するサービスになります。
このサービスを利用する方は、職場での人間関係に悩んでいる方が多く、安心に、そして確実に会社を辞めることを求める方からのニーズがあります。
費用は30,000円~50,000円程度で完結するため、資金的に余裕のある方におすすめのサービスになります。
仕事を辞めたいと思った時に取るべき行動③
続いては、『厚生労働省が設置している電話相談窓口を利用してみる』です。この相談窓口では、生活における様々な問題に対して門戸が開かれており、
「こころの健康相談窓口」、「いのちの電話」、「子どものSOS相談窓口」が設けられています。職場での精神的な悩みを抱えている方は、ぜひ「こころの健康相談窓口」をご利用ください。
第三者からの意見を聞くことで、気持ちが晴れ、次の行動がとりやすくなります。
仕事を辞めたいと思った時に、今からできる準備①
仕事を辞めたいと思ったときに、今からできる準備について、まずひとつ目は「失業保険を受給資格について調べる」です。
この失業保険を受給するにはいくつかの条件があるため、下記で解説します。
転職をはじめ、結婚、育児、病気療養など、自分の意志で退職をする、『自己都合退職』においては
- 離職日以前の2年間で、12か月以上、被保険者期間がある人
- 現在、就職できる能力(健康面、環境面)を有している人
- 再就職を希望しているが
これらの条件を満たしており、休職や転職を視野に入れている方は、ぜひとも検討すべき内容です。
仕事を辞めたいと思った時に、今からできる準備②
失業保険の受給資格を確認したあとは、実際に失業保険を申請するための手順を説明します。
失業保険の手続きを行うためには、まず、住んでいる地域にあるハローワーク(公共職業安定所)に行き、失業保険の受給手続きの申請をする必要があります。
ハローワークで失業保険の申請のために必要となる書類や道具は下記の通りです。
- 離職票-1(退職前に会社からもらう必要があります。)
- 離職票-2(離職票1と同じ)
- マイナンバーカードおよび運転免許証
- 写真2枚(縦3cm × 横2.5cm)
- 本人名義の「預金通帳」または「キャッシュカード」
- 本人の印鑑(スタンプ印以外)
そして、ハローワークで仕事探しにエントリーし、雇用保険説明会に参加すれば、実際に保険の受給方法の説明を受けることができます。
仕事を辞めるときの行動の順番
実際に仕事を辞めるとき、行動の順番が非常に重要です。スムーズに転職するためには以下の手順を参考にされたください。
- 次の職場を見つける
- いまの会社に辞職する旨を相談する
- 退職の手続きを行う
- 退職
- 次の職場に就職する
転職サイトや厚生労働省の電話相談サービスは、「1.次の職場を見つける」ための手段として活用し、退職代行サービスは、「3.退職手続きを行う」際にご利用いただけます。
まとめ
今回は、仕事を辞めたいと思った時に考えるべきことや、取るべき行動、今からできる準備を解説しました。
転職や求職に踏み出せずにいる方たちの背中を、少しでも押すことができれば幸いです。
自分の強みを発揮できる場所であれば、仕事の満足度や仕事の成果が格段に上がります。
ぜひとも、前向きな辞職のために本記事をお役立てください。最後までお付き合いいただきありがとうございます。