「夏場のヘアケア方法が分からない」あなたはこのような悩みをお持ちではありませんか?
夏の風物詩といえば“強い紫外線”や“楽しい海水浴”ですよね。しかし、これらの風物詩は髪の毛を最悪のコンディションにさせてしまいます。
夏場にヘアケアを怠るとパサパサ髪の毛に悩むことになるでしょう。
この記事では、夏場のヘアケア方法や夏場のダメージから髪の毛を守る方法などをご紹介しています。夏場のヘアケアに悩んでいる人は必見です。
出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/4195152?title=%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%82%92%E3%81%8B%E3%81%91%E3%81%9F%E5%A5%B3%E6%80%A7&searchId=1810767210
髪の毛がダメージを負うメカニズム
まず、髪の毛がダメージを負うメカニズムを解説します。髪の毛は「コルテックス」と「メデュラ」というタンパク質でできています。
その、タンパク質を守っているのが「キューティクル」です。キューティクルは、髪の毛の外側を覆っており、内部のタンパク質や水分を流出させない働きをしているのです。
髪の毛のダメージとは、キューティクルが何らかの理由で傷がつき、内部のタンパク質や水分が流れ出たりダメージを負ったりすることを言います。
髪の毛がダメージを負うと、下記のような症状に悩むことになるでしょう。
- ツヤや滑らかさがない
- ごわつきやパサパサ
- 枝毛や切れ毛
特に、夏場は髪の毛がダメージを負いやすい季節です。このようなダメージヘアにならないためにも、夏場のヘアケアは大切になります。
次項では、夏の環境と髪の毛のダメージの関係性について解説します。
夏場の環境は髪の毛にとって大ダメージ
夏場の環境は、髪の毛にとって良くないコンディションとなります。具体的には、下記の原因が挙げられます。
- 紫外線
- プールや海水浴
- 冷房
紫外線
髪の毛の主成分であるメラニンは紫外線を吸収する作用があり、夏場の強い紫外線は髪の毛にも悪影響を及ぼすのです。
メラニンによって吸収された紫外線は、キューティクルを剥がし、タンパク質にダメージを与えます。その結果、ダメージのある髪の毛になってしまうのです。
5月~9月までは紫外線量が多い日が続きます。本格的な夏を迎える前から対策が必要になります。
夏場の楽しいプールは髪の毛の大敵
夏の楽しみの一つであるプールや海水浴。髪の毛にとっては、全く楽しくない状態であることをご存じですか?
プール
プールの水には塩素が入っています。プールの塩素は衛生上必要なのですが、髪の毛には大ダメージになります。
塩素の強力な殺菌効果は、髪の毛のキューティクルを剥がし、タンパク質にダメージを与えます。その結果、髪の毛がダメージを負ってしまうのです。
海水浴
海水には塩分が含まれています。この塩分が髪の毛に付着すると、髪内部の水分を奪ってしまうのです。
水分を失った髪の毛は傷がつきやすい状態のため、少しの摩擦でダメージを負ってしまいます。
夏場のプールや海水浴は、髪の毛のダメージになることを覚えておきましょう。
暑い夏を癒す冷房は髪の毛の大敵
夏場の猛暑を耐え抜くには冷房が欠かせません。しかし、冷房も髪の毛のダメージの原因になります。
冷房は、部屋の気温を下げるとともに湿度も下げる効果があります。
湿度が下がると髪の毛は乾燥し、髪内部の水分量が減少。その結果、水分が減ってもろくなった髪の毛に少しでも刺激が加わると、簡単にダメージを負ってしまうのです。
冷房の使い過ぎは、髪の毛のダメージにつながることを理解しておきましょう。
夏場の髪の毛ダメージを軽減する方法とは?
ここからは、夏場の髪の毛のダメージを軽減するための対策について解説していきます。
紫外線にはUVカットスプレーを使う
紫外線対策には、UVカット効果のあるヘアスプレーを使いましょう。ミスト状で出てくるので、届きにくい後頭部にも簡単に散布することが可能です。
さらに、さらっとした使い心地なので、頭皮がべたつく心配もありません。
注意点として、必ずその日にシャンプーで洗い流してください。
他にも、日傘を使ったり帽子を被ったりすると紫外線から髪の毛を守ることができますよ!
プール、海水浴の前にはヘアオイルで髪の毛を保護
プールや海水に入る前にはヘアオイルをつけて髪の毛を保護しましょう。ヘアオイルはパサつきを抑える効果のあるものを使うとベストです。
さらに、髪の毛を三つ編みにすることで、髪の毛同士が擦れ合うのを防げるので、髪の毛に与えるダメージを軽減できます。
ちょっとした工夫で髪の毛を守れるので、ぜひ実践するようにしましょう。
冷房対策は湿度を上げること
冷房は部屋の湿度を下げることで、髪の毛にダメージを与えます。
そこ対策として、加湿器を利用する、エアコンの風を直接髪の毛に当てないなどがあります。
冷房を切ることはできないので、少しでも負担を減らせるようにしましょう。
ここまで、髪の毛のダメージを軽減する方法をみてきました。次項では、実際のケア方法について解説していきます。
夏場のヘアケア方法
夏場は紫外線やプールなどで髪の毛に傷がつきやすい状態です。そのため、髪の毛に栄養を与えるヘアケアが大切になります。
アミノ酸配合のシャンプー
ヘアケアで最も大切なことはシャンプーです。シャンプーは、アミノ酸配合のものを選ぶようにしましょう。
そもそも髪の毛は、アミノ酸やケラチンなどのタンパク質でできています。アミノ酸を外部から補ってあげることで、ダメージ修復につながります。
さらに、肌に優しい弱酸性で保湿力に優れているため、髪のへ刺激を抑えることができるのです。
アミノ酸洗浄成分は「ラウロイル~」「ココイル~」という名称がついているので、シャンプーを選ぶ際の参考にしてください。
洗い流すトリートメント
シャンプー後は、洗い流すトリートメントを作って髪の毛のダメージを補修しましょう。
トリートメントに配合されている代表的な成分と効果については下記のとおりです。
- カチオン界面活性剤
- シリコン
- アミノ酸
- セラミド
カチオン界面活性剤
市販のトリートメントの主成分。髪表面は通常マイナスに帯電しており、プラス部分を持つカチオン界面活性剤は吸着されやすい効果があります。
髪の毛に薄い膜を作ってくれるので、髪の毛の保護効果が高いです。
シリコン
シャンプーや化粧品にも多く使われているシリコン。保湿や保護機能が高い成分として広く利用されています。
アミノ酸
シャンプーでも説明したアミノ酸。ダメージによって失われたタンパク質を補います。
セラミド
セラミドは髪の毛内部の水分を保持したり、キューティクルを保護したりする機能があります。
セラミドが不足すると髪の毛のハリやコシがなくなるので、適度に補う必要があります。
パッケージの記載量を守り、40秒~50秒したらシャワーで洗い流すようにしてください。
洗い流さないトリートメント
洗い流さないトリートメントのヘアケア効果は、洗い流すトリートメントとほぼ同じです。
しかし、洗い流さないトリートメントは、使うタイミングを選ばない特徴があります。そのため、以下のような場面で使用が可能です。
- ドライヤーを使う前後
- 紫外線を浴びる前・浴びた後
- プールや海水浴に入る前・入った後
洗い流さないトリートメントは、紫外線や海水浴などの夏場特有のダメージ原因から髪の毛を保護してくれます。
トリートメントを効果的に用いて、髪の毛を保護するようにしましょう。こちらも、パッケージの記載量を守るようにしてください。
洗い流す・流さないトリートメントは併用することで、より効果を発揮します。夏場のダメージケアは丁寧に行いましょう。
夏場のヘアケアにオススメトリートメントを紹介
ここからはダメージケアに最適なオススメのトリートメントをご紹介します。
フィーノ プレミアムタッチ 浸透美容液ヘアマスク
- ローヤルゼリーEXと毛髪引き締め効果PCAを配合
- 上品で心地よいグレースフローラルの香り
- やわらかくなめらかな仕上がり
2つの美容成分を配合し、6つの美容効果をもたらすヘアマスクです。心地よいグレースフローラルの香りで癒しの時間も演出されます。週1回~2回の頻度で使うようにしましょう。
R&Aヘアマスク
- 枝毛や切れ毛を防ぎ、指通りのいい髪の毛に
- フレッシュローズの香り
- ダメージが気になる方はデイリー使いもオススメ
優れた浸透性を持つ補修成分の「アプリコットオイル」「キノア種子エキス」がダメージ部分に素早く吸着し、浸透。傷んだ髪の毛を補修してくれて、枝毛や切れ毛を防止してくれます。
さらに、バラの女王とも呼ばれるダマスクローズの香りで上品で華やかな気分させてくれます。
使用頻度は週に1回~2回ですが、ダメージが気になる人はデイリーケア使いもオススメです。
プレミアムリペアトリートメント
- サロン帰りのような美しい髪の毛に
- ダメージ補修成分を従来の2倍配合
- 上品で華やかなフローラルフルーティーの香り
蓄積ダメージ補修成分を従来の商品の2倍配合。サロントリートメントの技術から発想を得ており、ダメージ毛を芯から補修する集中トリートメントです。
みずみずしく上品なフローラルフルーティーの香りで、気分も晴れやかにしてくれます。こちらもダメージが気になる人は、毎日使い続けましょう。
ご紹介した3つのトリートメントを用いて、ツヤのある髪の毛を手に入れましょう。
ここまで、ホームケアの方法について解説していきました。しかし、ダメージ具合によってはホームケアで対応できない場合もあります。そこで、プロによるケアについてもご紹介しておきます。
ホームヘアケアで対応できないダメージはプロにお任せ
ホームヘアケアで対応できないダメージはプロにお任せしましょう。美容室のトリートメントは内部補修の成分に優れています。
髪の毛のダメージ具合にもよりますが、目安としては3週間に1度の頻度で行うようにしてください。
美容室によっては、トリートメントのみのコースを用意しているところもあります。事前にHPや電話で確認するようにしてください。
さらに、ヘアケアで困っていることがあれば美容師に相談するといいでしょう。
ドライヤーを使ったヘアケアの注意点
夏はすぐ乾くからと、髪の毛を自然乾燥で乾かしていませんか?髪の毛は濡れている状態が一番良くありません。
濡れた髪の毛はキューティクルが開いたままのため、傷がつきやすいのです。シャワー後は必ずドライヤーを使って乾かすようにしましょう。
また、ドライヤーの熱によるダメージを心配されている方は、ヘアオイルで保護したり、ドライヤーの温度を下げたりして調節するようにしてください。
夏場はヘアケアだけでなく頭皮ケアも重要
夏場の紫外線は髪の毛のみならず、頭皮にもダメージを与えます。紫外線は、頭皮の皮脂を酸化させ毛穴に詰まりやすくします。
さらに、大量の汗を放っておくと雑菌が繁殖しやすくなり、炎症や湿疹の原因にもなるのです。
夏場の頭皮ケアの基本は、汗をかいたらこまめにシャンプーをすることです。その際、シャンプーの温度は38度ぐらいに設定しましょう。
ぬるま湯の方が、頭皮にかかるダメージを軽減できます。また、シャンプー剤が残らないように、しっかりすすぎを行うようにしてください。
髪の毛に留まらない?紫外線が与えるダメージ
紫外線が人体に与えるダメージは、髪の毛に留まりません。具体的には以下のような人影響があります。
- シワ
- シミ、日光黒子
- 良性腫瘍
- 皮膚がん
白内障
皮膚はもちろん目にも悪影響を及ぼします。特に怖いのは、がんの発生因子となることです。
紫外線の影響は、何十年も渡ってから現れてきます。今の内から対策をしておけば、将来の人体への影響を避けることができます。
帽子や衣類、日焼け止めを用いて紫外線予防を行っていきましょう。
まとめ 夏場は必ずヘアケアを行おう
ここまで、夏場のヘアケアについて解説していきました。この記事でお伝えしたいことは下記のとおりです。
- 夏場は髪の毛のダメージ原因が多い
- UVカットスプレーやヘアオイルでダメージを軽減
- 夏場のヘアケアのポイントはトリートメントをしっかり使う
- ホームケアで対応できないダメージはプロにお任せ
夏場は髪の毛にとって最悪な季節なため、しっかりヘアケアを行う必要があります。
ご紹介したヘアケアで、夏場でもツヤのある髪の毛を手に入れてください。