自宅にWi-Fiを繋いで、スマホなどの設定を自分でしたいと思っていても、こういった機器に慣れない方にはけっこう操作が難しいものですよね。
最近では簡単に扱える機器もありますが、まずは基本的な設定方法を知りたいところでしょう。
この記事では、自宅にWi-Fiを接続して設定する方法や、スマホやパソコンの設定方法などを紹介しています。ぜひ最後まで読んでみて下さいね。
(アイキャッチ画像出典:https://www.pakutaso.com/20200114011iphone5gwifi-5ghz.html)
Wi-Fiを利用するために準備しておく3つの物とは?
自宅でWi-Fiを利用するには、まず準備しておかなければならない3つの物があります。
- Wi-Fiルーター
- インターネット回線
- モデム/ONU
Wi-Fiルーター
Wi-Fiルーターは無線でパソコンなどをLAN接続してインターネットを使えるようにするための機器です。
Wi-Fiには細かな違いがあります。次々に新しい規格が登場しており、新しい規格ほど通信速度が速いなどの特徴がありますが、スマホなども同じ規格に対応していなければ、そのメリットは受けられません。
Wi-Fiルーターを購入する時は、子機がどのような規格に対応しているかを確認してから選択するようにしましょう。
インターネット回線
最近では通信事業者や家電量販店をはじめ、様々な窓口を通してインターネット回線の契約ができるようになりました。
回線のタイプやスピード、月額利用料など多くの選択肢があるので、利用用途に合ったものを選ぶようにしましょう。
モデム/ONU
モデムやONUはインターネット回線を自宅内に接続するための、中機器の役割をする機器です。ADSL回線の場合はモデム、光回線の場合はONUを利用する事になります。
LANケーブルを使って有線で利用する場合は、モデムやONUだけでインターネットを利用できます。
自宅でWi-Fiを設定する方法
インターネット回線を開通し、必要なものを準備できたら、次はインターネットが利用できるよう設定していきます。
①モデム/ ONUとWi-FiルーターをLANケーブルで接続
ONUとWi-FiルーターをLANケーブルで接続します。Wi-Fiルーターには端子がいくつもついているので迷いますが、「WAN」と書いてある端子に繋ぎます。
LANケーブルはWi-Fiルーターに梱包されている事が多いです。
②パソコンで受信してプロバイダ情報を設定
無線LANを使用するには、Wi-Fiルーターの設定が必要ですので、まずはWi-Fiルーターの「WPS」ボタンを長押しして、Wi-Fiルーターを設定モードにします。
設定モードにするとWi-Fiルーターが電波を飛ばし始めるので、パソコンで受信します。
インターネット回線を契約した会社から送られてくる書類に「ユーザー名とパスワード」が記載されているので、そちらをブラウザで設定して完了となります。
スマホをWi-Fiに接続する設定方法
次はスマホをWi-Fiに接続する設定方法を見ていきましょう。
まずONUとWi-FiルーターをLANケーブルで接続します。パソコンの場合は「WAN」と書いてある端子に繋ぎますが、スマホだけの場合は「LAN」の端子に接続します。
つぎにWi-Fiルーターを「APモード」にします。Wi-Fiルーターには、APモードにするためのボタンが存在します。名前は「楽々スタート」や「APモード」など、ルーターによって違います。
設定画面で該当のネットワーク名(SSID)を選択し、パスワードを入力すれば接続できます。SSIDとパスワードの記載場所は後で詳しく説明していきます。
SSIDとパスワードの記載場所
先ほど説明したように、Wi-Fiを手持ちの対応機器に繋ぐ場合は、SSIDとパスワード(暗号キー)が必要です。
SSIDとは、簡単に言えば個別のWi-Fiの名前です。Wi-Fiに接続するためには、どのWi-Fiに接続するかを選択するため、SSIDを把握しておく必要があるのです。
SSIDは、Wi-Fiルーター本体に貼ってあるシールに記載されている場合がほとんどです。
iPhoneのWi-Fi設定
ここからiPhoneをWi-Fiに接続する設定方法を説明していきます。「設定」→「Wi-Fi」→「Wi-Fi ON」にすると、近くにある無線LANネットワークの一覧が表示されます。
この中から自宅の無線LANのIDを選んで、設定していたパスワードを入力すれば完了です。画面上部に扇型のマークが出ていればWi-Fi接続ができた証拠です。
ただし、OSのバージョンによっては操作法や表示などが異なる場合があります。
AndroidのWi-Fi設定
こちらでは、AndroidをWi-Fiに接続する設定方法を説明していきます。「設定」→「無線とネットワーク」から「Wi-Fi」を選択します。
次の画面で「Wi-Fi ON」にすると、近くにある無線LANネットワークの一覧が出てきますので、そこでパスワードを入力すれば接続完了となります。
画面上部に扇形のマークが表示されていれば、Wi-Fi接続が完了したと事になります。
ただし、Androidのバージョンや機種によっては、操作方法や表示などが異なる場合があります。
パソコンをWi-Fiに接続する設定方法
次に、パソコンを自宅のWi-Fiに繋げる設定方法を紹介していきますね。
Windowsの場合
画面下部のタスクバーの中からWi-Fiのアイコンを選択します。「ネットワーク設定」→「Wi-Fi」を選択→「Wi-Fi ON」にします。
タスクバーにあるWi-Fiのアイコンを選択し、SSIDの一覧の中から利用するSSID(個別のWi-Fiの名前で、だいたいルーター本体のシールに記載されている)を選択します。
「接続」を選択し、「ネットワークセキュリティーキーの入力」入力画面で暗号化キーを入力すると、設定完了となります。
Macの場合
画面左上のアップルアイコンを押下、システム環境設定を選択します。
「ネットワーク」を選択し、左側のメニューから「Wi-Fi」を選択して「Wi-Fi ON」を選択します。
「ネットワーク名」を選択し、現れたSSIDの一覧から利用するSSIDを選択します。暗号キーの入力画面で暗号化キーを入力すると、設定が完了します。
Wi-Fi 複数のデバイスの上限設定の注意点
複数のデバイス(パソコン、スマホ、タブレットなどの端末)を接続するには、接続する台数に注意しなければいけません。
ルーターによって接続する台数は異なります。その上限を超えると接続できないデバイスが出てくるため、注意が必要です。
家族全員のスマホやインターネット機能がある家電を含め、デバイスの数を確認してから無線LANを購入するようにしましょう。
多くのデバイスに接続できるルーターほど機能性が高く、高価になります。
Wi-Fiを利用する時の注意点
Wi-Fiは非常に便利ですが、気をつけなければいけない点もあります。
通信が不安定になる
有線LANとは違い、電波を利用して接続する「無線LAN」は通信速度が遅くなったり、通信が不安定になる事があります。
「同じ周波数の別の電波の干渉を受けている」「ルーターとの距離が遠い」「壁や水槽、家電製品などの障害物がある」などが挙げられます。
障害物、距離が原因の場合は、Wi-Fi接続する機器と家電や、Wi-Fiルーターの場所を変えるようにしましょう。
セキュリティの不安がある
Wi-Fiは電波で接続を行うため、集合住宅では近隣の人に自宅のWi-Fiを利用されてしまう可能性があります。
ルーターにはパスワードを設定されているものが多くなっていますが、電波が漏れないようにする工夫や、パスワードの保護などに気を使う必要があります。
また、街中で使える公衆Wi-Fiでは通信が盗聴、覗き見されてしまう可能性もあるのです。
有名企業や公共施設など、信頼できる提供元のWi-Fiになりすましたアクセスポイントに接続する事で、個人情報が盗まれる可能性もあるので注意が必要です。
Wi-Fiの設定方法まとめ
Wi-Fiを利用するには、ルーターやインターネット回線、モデム/ONUなどを準備する必要があります。
iPhoneとAndroidの場合には設定の仕方が違いますが、どちらも簡単な操作でできます。パソコンの場合も、MacとWindowsで少しずつ違いますが、それほど難しくはないでしょう。
便利なWi-Fiですが、通信が不安定になる事や、セキュリティ上の問題もある場合があるので注意が必要です。
今回お伝えしたWi-Fiの設定の方法を参考にして、より良いインターネット環境を楽しんで下さいね。