世間では大手キャリアよりも安い携帯料金でスマートフォンを利用できる格安SIM。あなたはキャリアの乗り換え方など詳しい情報をご存知でしょうか?
「格安SIMの乗り換えどうしようか~」、「方法がいまいち分からない~」、「乗り換えるときスマホはどうするのか~」と色々と疑問や不安要素があって失敗したらどうしようかとなかなか乗り換えられないですよね。
ここでは、格安SIMのキャリアの乗り換え方法や手間・時間を載せています。少しでも興味を持ったら最後まで軽くでいいのでご覧になると乗り換えが円滑になりますよ。
出典:https://pixabay.com/ja/illustrations/%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%89-%E3%83%81%E3%83%83%E3%83%97-%E9%9B%BB%E8%A9%B1-sim-3663597/
格安SIMへ乗り換える前はどうするのか
早速、「乗り換える格安SIMが決まったから、いざ契約!」の前に立ち止まってください。まずは、事前準備をしましょう。もし準備を怠れば、契約後にできないことがあります。余裕を持って準備してみてください。
キャリアメール以外のメールサービスを用意する
大手キャリアから格安SIMに移行すると、キャリアメールが利用できなくなります。その為にgmailやヤフーメールなどのフリーメールを準備しておきましょう。
そして準備が出来たら、銀行やクレジットカードなどサービスに登録されているメールアドレスを変更しましょう。変更しないと乗り換えた後にキャリアのメール内容が見られなくなるので注意してください。
キャリアのサービスの代用となるアプリ・サービスを見つける
格安SIM乗り換えによって、今まで使っていたキャリア独自サービスの利用が出来なくなってしまいます。載せ換え後にあるサービスで代用できるのなら問題はありませんよ。
使っていたサービスが使えなくなって困る・・・この場合、端末の利用が不便に感じてしまう可能性が高いです。対策として事前にサービスの代わりになりそうで扱いやすいアプリ・webサービスを追加してみましょう。
キャリアの利用ポイントは継続利用手続きをする
キャリアのポイントが貯まっている場合は、乗り換える前に使い切る若しくは継続利用手続きをしよう。ちなみにソフトバンクの場合、貯まるのはTポイントなので特に対処する必要もありませんよ。
ドコモの場合、dポイントはdアカウントにて継続手続きをすれば解約後も利用可能です。継続の手続きは公式サイトでご確認ください。ご利用中のIDがすでにドコモ以外のメールアドレスの場合は不要になります。
auの場合、WALLETポイントはauを解約すると失効してしまいます。解約する前にポイントを使いきっておきましょう。
特に欲しいものがない場合は、「au WALLET プリペイドカード」にチャージしておけば、au解約後もプリペイドカードの有効期限までは使うことができます。
MNP予約番号を取得する
大手キャリア「ドコモ」、「au」、「ソフトバンク」から格安SIMに変更時、電話番号をそのまま使いたい方は各キャリアでMNP予約番号を取得する手続きをする必要がある。
MNP予約番号の有効期限は予約日当日を含めて15日間です。もし過ぎると、再度手続きが必要なので、残り日数に余裕を持たせて手続きをしてください。ここは日にちを見積もった上で慎重に手続きをお願いします。
※2021年4月以降は原則無料でMNP転出が可能になった。しかし、対面や電話で手続きする場合は1000円以下の手数料がかかる。詳しくは下のリンクを参照。
https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/review/1299615.html
キャリア乗り換え前のデータのバックアップをとる
格安SIMへの変更と同時にスマートフォン端末も変える場合、アドレス帳などのデータは事前にバックアップしておくと便利です。
現在の携帯端末と移行後の携帯端末が両方ともSDカードに対応していれば、SDカードにデータを移しておけば問題ありません。もしSDカードに対応していない場合、クラウドサービスなどに移行しておきましょう。
例を挙げるとJSバックアップのクラウドサービスを使うと便利です。有効活用してみてはどうでしょうか?
格安SIMへの乗り換え方法
格安SIMへの乗り換えの手順を紹介します。数ある格安AIMの乗り換え方法は、たくさんあるので共通化して載せました。準備を怠ると予想していた費用より多くかかってしまうのでここは重要です。
- SIMフリー若しくはSIMロック済み端末
- MNP予約番号
- 本人確認書類
- クレジットカード
- 新しいSIMを挿入する為
- 電話番号をそのまま使うときに必要だから
- 手続きをするのに必要だから
- 携帯代の支払いが原則クレジットカードだから
格安SIMの会社を選択する
事前の下調べで、自分のスマートフォン端末の使い方に合った格安SIM会社の候補を決めます。そして、候補の中で一番適切の会社を選びましょう。
候補を選ぶときは3つ前後に絞るのがおすすめです。多すぎず少なすぎずの選択で最終的な決定を円滑にできますよ。もし、会社が決まったら、手続きに必要なものを確認して、順次に用意しましょう。
スマートフォン端末を選択する
自身でスマートフォン端末を購入する場合は、契約予定の格安SIM店舗で動作確認済の端末を購入する必要があります。ただし、端末を購入しない方はここの手順は不要です。
契約予定の格安SIM会社でスマートフォンを販売している場合、格安SIMと同時に購入出来て便利です。自分自身が欲しいスマートフォンが販売されていれば心地よく乗り換えていけますよ。
格安SIMを申し込む
必要な書類、格安SIM会社・スマホ端末の準備が整ったら、申し込みをします。申し込みはインターネット若しくは店舗で行います。
格安SIMと同時に、スマートフォンも購入する場合はこの時点で申し込みましょう。もし、利用予定のスマートフォンがSIMフリーでない場合はSIMロック解除手続きが必要になる可能性があります。
料金プランを選ぶ場合、音声通話の有無やデータ容量が異なる。自分に適切なプランを選びます。また、オプションを選ぶときは、電話かけ放題や端末保障等のオプションもあるので必要であれば追加してみましょう。
SIMを入手したら、差し込む
申し込みから最速で数日以内に格安SIMが届くので、利用するスマートフォン端末にSIMを挿し込みます。注意点としてはSIMのサイズを確認するのが一つです。
なぜ確認するかと言いますと、格安SIMカードには「miniSIM(標準SIM)」、「microSIM」、「nanoSIM」の3種類のサイズがあります。
なので、端末のSIMカードスロットと合ったものと購入していきましょう。
電源を入れて、ネットワークに接続
こちらの手順は、OSによって方法が多少異なるので2つに分けました。手順の参考に御覧ください。
androidの場合
Androidの場合は、「設定」→「その他」→「モバイルネットワーク」→「通信事業者」とタップしていきます。すると、ネットワークの検索が始まりますのでしばらくお待ちください。
時間が経つと、端末の対応する通信事業者一覧が表示します。ここで「自動的に選択」をタップし、SIMカードに合ったネットワークが選択されます。次に「キャリア」を選択するとネットワーク回線に接続されます。
iPhoneの場合
iPhoneでも、手順はAndroidとおおむね同じです。「設定」→「キャリア」をタップすると、ネットワークの検索画面が表示されます。標準では「自動」になっており、特に変更する必要はありません。
もし何らかの事情で接続できないようなときは、ここを手動でおこなってみましょう。
ネットワークのサーチが始まり、iPhoneの対応するネットワークが表示されます。キャリアの社名が表示されたらタップしてネットワークに接続したら完了です。
インターネット接続をする(APN設定をする)
こちらの手順「APN設定」も、OSによって方法が異なるので2つに分けました。手順の参考に御覧ください。
androidの場合
Androidの場合、「設定」→「その他」→「モバイルネットワーク」→「アクセスポイント名」で行います。
次は「+」をタップし、APNやユーザー名、パスワード(ユーザー名やパスワードは不要な場合もある)を入力していきます。
入力後、メニューから「保存」を選択。追加されたAPNのボタンをタップすればセットアップ完了です。
iPhoneの場合
iPhoneは、「プロファイル」をインストールすればSIMカードの種類を判別し、自動的にAPNを設定してしまうのですぐに完了します。しかし、この先起こる問題が少々厄介です。
データを読み込み、内部の設定を自動的に変更する仕組み。iPhoneではSIMの自動判別で格安SIMをドコモのSIMと認識してしまうので、それを防ぐためにインストールする必要がある。
格安SIMへ乗り換え後はどうするのか?
格安SIMに乗せ換えた後、乗り換え前の端末及び端末のデータ、SIMはどうするのかと考えてはいないでしょうか?説明いたします。もし乗り換えでOSを変更する場合は、格安SIMのサイトでご確認ください。
データは消えるのか?
格安SIMに乗り換えても、端末のデータ・アプリ情報は消えることはありません。なぜなら、SIMカードに記録されているのは、個人と特定する電話番号などの「加入者を識別・特定するため」のデータだからです。
一方、スマートフォンには購入後にダウンロードしたアプリやデータが記録されています。なので、SIMを変えようがデータは消えることなくそのままであるので安心ですよ。
データの移行はどうするのか?
スマートフォンにバックアップ用にとってある記憶媒体(クラウドストレージ、SDカードなど)があれば新しいスマートフォンに移行可能です。
androidの場合、SDカード・microSDカードにバックアップしたスマホのデータを移してから新しい端末に差し込むだけです。
それだけで簡単にデータの移行ができます。iPhoneの場合は、iCloudに保存することでデータの移行が簡単になりますよ。
乗り換え前の端末・SIMはどうするのか?
SIMの場合は前契約事業者のホームページまたは問い合わせて指示内容に従ってください。共通認識としてSIMは契約事業者の所有物なので返却を求められる可能性があります。破棄をする前に調べておきましょう。
端末の場合は、端末の状態によります。解約後に使える状態ならば、回線は使えなくてもWifiを利用してインターネット接続することも可能です。また、アプリは利用可能です。端末自体を売りに出すのもありですね。
使えない状態、主に故障しているのであればキャリアショップで無料で引き取ってもらいましょう。ブランド、メーカ問わずに回収してくれるので特定の店舗にいく問題はありません。
乗り換え時にかかる時間
必要に応じて機種の購入からの乗り換え後に、スマホが使えるまでの時間はMVNO(仮想移動体通信事業者)によって異なります。
なので、これと言える正確な時間は分かっていません。でも、セットアップに手慣れている人であれば数時間程度で済みます。
大手キャリアでは予約待ちや店員によるガイドやセットアップで大幅な時間が掛かります。格安SIMの場合、時間が掛からないため大幅に短縮が出来てすぐに利用可能になりますよ。
使い始めるまでの設定やスマホの利用環境を整えるまでの時間は個人の操作性やこだわりによって変わります。なので、必ずしも全員が短いとは限りません。
格安SIMに乗り換えた人の体験談3選
次は実際、格安SIMに乗り換えた人の体験談を紹介します。乗り換えるときの参考になり、携帯代の見直しになりますよ。
体験談1
「乗り換え効果:月額8,000円から1,700円に減額」
それまで利用していたキャリアの料金が高く、割引サービスの適用期間が切れて、料金が上がることになったので、格安SIMへの乗り換えを検討しました。たまたま、楽天モバイルの格安SIMの料金を見たら、5分1まで下がることが分かり契約しました。これまでは、1回線あたり月額8,000円ほどかかっていたのが、約1,700円まで抑えられました。毎月16,000円かかっていた我が家の携帯料金が、現在では3,000円以内になり満足しています。家族で乗り換えをする効果が非常に大きいものでした。
格安SIMへの乗り換えで不安に感じたのは、通信品質の問題ですが、通信エリア自体はキャリアと大差が無く不便さはありません。ですが、通信速度の低下は使用負荷が高くなる時間帯に低下しがちで、調べものをする際に時間がかかって不便を感じます。
この方が乗り換えた理由、それは「料金が魅力的だったから」です。今まで利用していたキャリアの料金が高く負担が大きかったのでしょう。
また、格安SIMの利用で通信速度が低下する問題もありました。でも、乗り換えた結果はほとんど変わらず利用できています。通信速度がそのままで携帯代が安くなる利点は魅力的ですね。
体験談2
「乗り換え効果:月額10,000円から1,500円に減額」
私はイオンモバイルの格安SIMに乗り換えて半年ほど経ちます。携帯料金の節約のため、私の前に主人が格安SIMに乗り換えていて、通信速度もさほど変わらないし、特に不便はないとのことで、私も乗り換えることにしたのです。イオンモバイルを選んだ理由は、近所のイオンの中に店舗があるので、すぐに相談できることと、SIMカードの購入代金が1円になるというキャンペーンがやっていたこと、ドコモからの乗り換えがやりやすかったこと等があげられます。
月々1万円程だった携帯料金でしたが、今はデータ使用量4GBで1,500円ほどまで抑えられています。通信速度も申し分なく、特に不都合はないので乗り換えて良かったと思っています。
この方が載せ換えた理由は「携帯ショップが近くにあったから」です。通信速度の問題はどうやら無かったようです。驚いたのは格安SIM載せ換え後の携帯料金になります。
なんと、8,500円節約されています。大きく負担額が抑えられて、経済にとてもやさしいですね。後、相談できるところもあったので心配することなく切り替えやすいのも魅力的なのでしょう。
体験談3
「乗り換え効果:月額7,000円から3,000円に減額」
私が格安SIMに乗り換えるきっかけは値段です。新しい端末を買うとなると、月々1万円くらいかかるといわれたため、使用していたdocomoのiPhoneに対応していたOCNモバイルONEに変更しました。それまでは月7,000円程かかっていましたが、通信料金が1番安い料金プランで月3,000円程度になり、4,000円抑えられました。無料通話分がなくなりましたが、もともと電話はほとんどかけないため問題はなく、むしろ基本料金より安くなりました。
1番安い料金プランということもあって回線が遅く感じることも多く、動画をみるのは大変ですが、Wi-Fi環境で使用する場合は不便がないので満足しています。
この方が載せ換えた理由は「引き続き同じ機種・回線を使えるから」です。そして乗り換えた後は約4,000円の節約に成功したようですね。
独自のサービスが使えなくなっても他の方法で適応したりと使い方に慣れています。サービスは制限されますけど、サービスを使わない人にとっては格安SIMは苦では無いようです。
おすすめな格安SIM4選
利用したい格安SIMの会社がなかなか見つけられない人に、おすすめな格安SIMを紹介します。沢山ある中で4つ厳選しました。乗り換えるキャリアの参考になればなと思います。選定の基準は以下の通りです。
- 通信速度の安定
- 各種サービスの充実さ
- 人気・知名度の高さ
- 利用者数の多さ
楽天モバイル
楽天のサービスが広く展開し始めていた時、元々はドコモ・au回線を用いたMVMOとして格安SIMサービスを提供していました。
2020年4月より楽天回線を用いた携帯キャリアサービスが本格的に開始しました。現在は大手キャリアではあるものの格安SIM並みの値段が魅力的なので採用しました。
月額にかかる料金は大手キャリアより安く、サービス(アプリ)が充実しており楽天カードで買い物やネット決済といった楽天経済圏に人にはお勧めな携帯キャリアになります。
特に「Rakuten UN-LIMIT」プランはエリア内の利用であれば、税込み3,278円で容量無制限で利用可能です。また、1GB以内のデータ利用であれば無料になってお得感満載です。
「Rakuten UN-LIMIT VI」加入後、3カ月無料
プラン | 容量 | 税込み月額料金 |
Rakuten UN-LIMIT VI | 1GBまで | 0円 |
3GBまで | 1,078円 | |
20GBまで | 2,178円 | |
20GB以上 | 3,278円 |
mineo
mineoは、関西電力グループの株式会社オプテージが提供している格安SIMサービスです。
大手キャリア「ドコモ」、「au」、「ソフトバンク」回線のトリプルキャリア対応で乗り換え時にスマホ端末を変えずに始められる。手軽さが非常に人気な格安キャリアとなります。
定期的に回線の増強工事を行っていて、他社と比較して比較的安定していて回線速度が遅くなりにくいのが特徴です。また、データ容量を特定のユーザとシェアできるといったサービスを展開しています。
mineo公式コミュニティサイト「マイネ王」でmineoユーザー同士で交流が盛んです。格安SIMに初めて乗り換えるときに分からなくなったら、いざとなった時に聞けるので初心者におすすめですよ。
プラン | ||||
シングルタイプ(データ通信のみ) | デュアルタイプ(音声通話+データ通信) | |||
容量 | 1GB | 880円 | 1,298円 | 税込み月額料金 |
5GB | 1,265円 | 1,518円 | ||
10GB | 1,705円 | 1,958円 | ||
20GB | 1,925円 | 2,178円 |
IIJmio
IIJmioは株式会社IIJが提供しており、格安SIMが普及する前からサービスを展開していた老舗のいるMVNOです。欲しいサービスや機能は一通りあり、セット販売されるスマートフォンが充実しています。
利用期間2年以上になると、対象のオプションが無料になります。また、1GBのデータ容量が年3回プレゼント特典が受けられてとてもお得です。その為、サービスの充実さで利用者が多いのが特徴です。
ドコモ・au回線に対応し、料金プランもシンプルで理解しやすく、更には使いやすさも高く評価されています。長期ユーザにおすすめな格安キャリアの一つですよ。
2ギガプラン | 4ギガプラン | 8ギガプラン | 15ギガプラン | 20ギガプラン | |
音声 | 税込858円 | 税込1,078円 | 税込1,518円 | 税込1,848円 | 税込2,068円 |
SMS | 税込825円 | 税込1,045円 | 税込1,485円 | 税込1,815円 | 税込2,035円 |
データ (SIMカードタイプDのみ) |
税込748円 | 税込968円 | 税込1,408円 | 税込1,738円 | 税込1,958円 |
eSIM (データ通信・ ドコモ網のみ) |
税込440円 | 税込660円 | 税込1,100円 | 税込1,430円 | 税込1,650円 |
OCN モバイル ONE
「OCN モバイル ONE」はNTTコミュニケーションズが提供している格安SIMサービスです。格安SIMの初期からサービスを展開していて人気で知名度が高いのが特徴です。
2019年11月より料金プランを刷新し、1から30GBまでのバランスが良く取り揃えています。データの繰り越し、低速の中で一定量高速通信が使える機能などがあります。
料金の安さとは限らず、通信速度の安定感もドコモ回線の中ではトップクラスです。格安SIMならではの通信速度の問題はほぼ解消されています。
通常料金 | 音声対応SIMカード | SMS対応SIMカード | データ通信専用SIMカード |
1GB/月コース | 1,298円 | – | – |
3GB/月コース | 1,628円 | 1,100円 | 968円 |
6GB/月コース | 2,178円 | 1,650円 | 1,518円 |
10GB/月コース | 3,168円 | 2,640円 | 2,508円 |
20GB/月コース | 4,840円 | 4,312円 | 4,180円 |
30GB/月コース | 6,578円 | 6,050円 | 5,918円 |
OCN光モバイル割適用時 | 音声対応SIMカード | SMS対応SIMカード | データ通信専用SIMカード |
1GB/月コース | 1,078円 | – | – |
3GB/月コース | 1,408円 | 880円 | 748円 |
6GB/月コース | 1,958円 | 1,430円 | 1,298円 |
10GB/月コース | 2,948円 | 2,420円 | 2,288円 |
20GB/月コース | 4,620円 | 4,092円 | 3,960円 |
30GB/月コース | 6,358円 | 5,830円 | 5,698円 |
乗り換え後のメリット2選
格安SIMに乗せ換えた後の利点2つを紹介していきます。料金が安くなったり、最低利用期間を過ぎれば、自分の好きなタイミングでキャリア変更できることって魅力的ですね。
月額の携帯利用料金が安い
MVNO各社が提供する最大のの魅力、料金の安さです。現在、大手キャリアのスマートフォンを使っている人は月額7,000円前後です。スマホ本体にかかる料金の分割も併せて1万円以上という人もいます。
格安SIMでは大幅に安くなって、節約ができます。例を挙げると「DTI SIM」は3GBのデータプランで924円です。また、10GBで約2,000円という安価です。下の表は参考程度にご覧ください。
DTI SIM データプラン料金一覧(データプラン) | |
1GB | 660円 |
3GB | 924円 |
10GB | 2,310円 |
2年縛りなどの契約を気にせずに利用が可能
大手の携帯キャリア「ドコモ」、「au」、「ソフトバンク」では「2年縛り」という契約があります。更新する月に申し出をして他への乗り換えをしないと違約金が発生してしまいます。
格安SIMの場合、プランによっては違約金が存在しない物のあれば、最低利用期間を経過して解約しても違約金が発生しなかったりします。
よって、今より自分に合うプランがあれば好きなタイミングで気軽に乗り換えられますよ。
乗り換え後のデメリット2選
格安キャリアへの乗り換えで携帯代が大幅に抑えられるのはほぼ確実です。しかし、安価な反面、大手キャリアより不利な面が
あります。特に重要な2つを挙げたので乗り換える前に一旦考えてみてはどうでしょうか?
キャリアのサービスが受けられない
格安SIMではキャリアメールが使えなくなります。特にキャリアメールをよく使っていて、乗り換えるときに利用できないと困る人は非推奨です。
逆にネットに出回っているメールアプリなどを使うのを苦にならない人は心配はありません。後は、LINEの年齢認証やID検索が利用できなるだけで他は問題なく利用ができます。
データの通信速度が安定しない
殆どのMVNOは大手携帯キャリアから回線設備を借りてサービスを提供しています。通信速度は大手キャリアと変わらず、ネットワークの帯域、ユーザ数、利用する時間帯によって通信回線が遅くなることがあります。
しかし、Wifiを使えば安定しますよ。主にWifiを使っている人は通信速度が原則遅くならないので無敵です。
大手キャリアから格安キャリアに乗り換えるときの注意点
大手から格安に乗り換えるときの注意点です。ここでは多くの人が当てはまるでしょう。まずはMNP転入申し込みからSIMが届くまでの期間です。
SIMが届く間はインターネット回線が使えず不便になる日が続きます。しかし最近では、格安SIMの販売業者の多くは即日MNPに対応しています。なので、開通のタイミングは自分自身で指定できますよ。
もう一つはSIMカード挿入後の設定です。SIMカードのセットアップに慣れないかと考えていませんか?やり方は各MVNOのサイトに方法が示されているので従いましょう。事前に調べておくとよいですよ。
格安キャリアから格安キャリアに乗り換えるときの注意点
格安SIMから格安SIMに切り替える人も少なくありません。ここで乗り換える2つの注意点を上げていきます。
音声通話SIMに1年縛りが存在する
音声通話のSIMに乗り換える際、最低利用期間が1年になるのがほとんどです。通信データSIMの多くは最低利用期間はなく、端末とセットのプランでは最低6カ月に利用期間が設定されていることがあります。
自分が加入した若しくは加入予定プランをもう一度見直しましょう。特に解約手数料や違約金などを調べるのがおすすめですよ。
料金プランのデータ通信量の区切りが異なっている
格安SIMの販売事業者によって料金プランごとのデータ通信量の区切りが異なります。中には従量制で課金される料金プランもあったりと様々です。
もし、現在使用しているプランがぴったりな場合は同じようなプランがあるか調べてみましょう。
格安SIMの乗り換えに向いている人4選
格安SIMの利用に向いている人の特徴4つ載せました。乗り換える前に自分自身の格安SIMの適性度を把握してみてはどうでしょうか?下記に挙げた特徴に当てはまる人ほど適性ですよ。
電話機能で通話しない若しくは少ない
通話アプリLINEなどの登場でスマホの通話機能を利用しない人が見受けられるようになりました。電話は予約や申し込みなど最低限にしか使わないとなると月の通話時間が30分に満たないのもおかしくありません。
そもそも、格安SIMの電話代は大手キャリアよりも高い傾向があります。なぜなら、無料通話サービスのない業者ほとんどだからです。
よって、電話は通話アプリを使う人にとってはおすすめです。もし、電話の通話時間が多くなってしまう場合は「2台持ち」を検討してみてはどうでしょうか?
キャリア独自のサービス・サポートをあまり利用しない
大手キャリアで多く見られる、「キャリア決済」、「キャリアメール」、「SMSメッセージ」のサービス。そして、サポートを手厚くしてくれる沢山の店舗があります。
格安SIMの場合サービスが利用できなくなり、他のアプリを利用することとなるでしょう。また、サポートに関しても店舗がほとんどないためネット販売が主流になっています。
SIMを端末に挿入したり、使える設定は自分自身で行う必要があります。キャリアに依存しない人が適正といってもいいでしょう。
データ通信量の利用が少ない
スマホを使うのが主に自宅や会社、カフェなどのWi-Fi環境内、移動中などに携帯電話の回線を使ったデータ通信をすることがあまりないという方は、格安スマホ・格安SIMに向いている傾向が高いです。
1ヵ月間に必要な高速データ通信量があまり多くないため、データ容量の少ないプランを選ぶことが可能で、月額料金を安く抑えられます。
2台持ちを検討している
「仕事で使う」、「子供に一時的に持たせる」、「いま使っているキャリアのスマホは山間部に弱いので、そうしたエリアに強いキャリアのスマホがほしい」などといった要望もあるでしょう。
格安スマホ・格安SIMは月額料金が安いため、2台目用端末としてもおすすめです。2台目として使うなら通話料金やデータ容量を最低限にすることができるので、月額1,000円台に抑えることも十分に可能です。
格安SIMの乗り換えに向いていない人2選
格安SIMは確かに携帯代の節約になる。しかし乗り換えで逆に携帯代が高くなってしまうケースがある。特に向いている人の逆の性質があると要注意です。
安いだけを理由に安易に乗り変える前に考え直してみませんか?現在入っているキャリアのままでもお得かもしれませんよ。
店員さんに手続きや設定をやってもらう
格安SIMの手続き・設定は、ご自身で行う必要がある場合がほとんどになります。他にも、プランやオプション、契約方法などのリサーチも同様です。「自分でやるのは無理・・・」という方あまりおすすめしません。
また、ほとんどを自分でやらざる負えないという心身的負担を強く持つ人にはあまり向いていない可能性があります。もし失敗したらどうしようという恐怖心が常にあって不安を感じますよね。
しかし、心配は無用です。実際のところはそこまで難しくありません。契約や初期設定・データ移行する手順は単純です。以下の3つのステップを踏めば完了します。
- MNP予約番号の取得
- 申し込み
- 初期設定
日本の契約で海外でもそのまま使う
国際ローミングを利用したい方が当てはまります。格安SIMでは、海外でデータ通信をすることは残念ながらできません。
なので、海外でもデータ通信をしたい場合、公共のフリーWiFiやポケットWiFiを利用する若しくは現地のSIMカードを使う必要があります。
仕事の関係などで、国際ローミングを利用したり、WiFi若しくは現地のSIMカードを使うのが億劫の場合は大手キャリアの継続利用を推奨します。
最後のまとめ
以上、格安SIMの乗り換えに関する記事でした。乗り換えるための情報収集は自ら行う必要があります。しかし、この先の作業は難しいと思えるほど複雑ではないので手軽にセットアップできますよ。
他社キャリアへの乗り換えの決定は慎重にお願いします。格安SIMの利点が良く分かってくると各MVNOの特徴やいいところが分かるようになってくるでしょう。
利用によっては料金が高くなってしまうものの、利点や自由度が満載もある。現在では格安に乗せ換える方へのキャンペーンが沢山あります。その情報をもとに自分の現状把握をし、検討してみてはどうでしょうか?