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犬の食物アレルギーとは?ドッグフードの選び方のコツまで紹介!

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「犬にも食べ物のアレルギーはあるの?」「アレルギー持ちの犬にはどんなフードがいい?」と犬と一緒に暮らしている方は思いますよね?

そこで、この記事では食物アレルギーはどんな症状なのか、食物アレルギーの治療法、ドッグフードの選び方を紹介していきます。ぜひ参考にしてみて下さい。

(アイキャッチ画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/犬-コーギー-ペット-かわいい-4415649/)

食物アレルギーで起きる症状

出典:https://pixabay.com/ja/photos/犬-子犬-4372036/

アレルギーの症状で代表的なものは皮膚の疾患です。かゆみで発疹や脱毛の症状を引き起こします。

また、発疹や脱毛以外にもアレルギーが原因で引き起こす症状があります。アレルギーの症状は、毎日愛犬をお世話している飼い主さんであればすぐに気づく症状ばかりです。具体的に症状を以下に示します。

アレルギーの症状
  • 体を執拗にかく
  • ふけが出ている
  • 抜け毛が多い(ハゲている)
  • 下痢や嘔吐
  • 足の裏や指の間を執拗に舐めたり噛んだりする
  • 顔、耳の中、目や口の周り、股の内側が赤く炎症している

食物アレルギーの原因は何のフード?

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犬の体には、ウイルスや細菌等の病原体の侵入から体を守る「免疫」という働きがあります。ところが、体を守る免疫の働きが本来無害である食べ物や花粉などに反応して、自分自身を傷つけることもあります。

これがアレルギーであり、免疫反応を引き起こさせる物質のことを「抗原」と呼ばれ、抗原の中でもアレルギー反応を引き起こす抗原を「アレルゲン」と呼ばれています。

そして、食べ物に含まれているタンパク質はアレルゲンの原因の一つです。そこで、アレルギーの原因となる食材を以下に紹介します。

アレルギーの原因となるフード
  • 鶏の卵
  • トウモロコシ
  • 小麦
  • 大豆
  • 乳製品

ドッグフードには、アレルギーの原因となる食材が含まれているものも多くあります。ですので、ドッグフードにこれらのアレルギー原因が含まれていないか確認してから購入しましょう。

犬のアレルギーの原因になるフード:肉

肉の中に含まれているタンパク質はアレルギーの原因になる場合があります。

肉でも、牛肉、鶏肉、鹿肉など様々な種類がありますよね。なんの肉がダメなのか知らない方も多いかと思いますが、肉類の中でも、牛肉は最もアレルギーを引き起こしやすい肉になります。

「犬は肉食なのに肉のアレルギーってあるの?」と思う方もいるかと思いますが、牛肉の中に含まれるタンパク質でアレルギーになる犬は意外と多いです。

犬のアレルギーの原因になるフード:鶏の卵

鶏の卵の白身の部分には「アビジン」というタンパク質が含まれているため、この「アビジン」が原因で鶏の卵を与えていたらアレルギーになる場合があります。

また、「アビジン」には卵の黄身に含まれる「ビオチン」と呼ばれるビタミンの呼吸を妨げる働きを持っています。

そのため、「アビジン」によって「ビオチン」の吸収が妨げられると脱毛と免疫力の低下などを引き起こしてしまいます。

犬のアレルギーの原因になるフード:トウモロコシ

トウモロコシは「消化不良を起こしやすい」と言われており、避けている方もいるかと思いますが、腸内環境を整える役目もあり栄養豊富な食材です。

ですが、様々なドッグフードで使用されているトウモロコシもアレルギーの原因になるので注意しましょう。

トウモロコシが含まれているドッグフードには「コーングルテン」という表記があるので、トウモロコシが原因でアレルギーの症状が出た場合は、控えるようにしましょう。

犬のアレルギーの原因になるフード:小麦

穀物のすべてが犬に悪い訳ではありませんが、多くの穀物を一度に摂取すると炭水化物の消化がうまくできません。

これは、もともと犬の主食に穀物がなかったため、遺伝子レベルで体に合わないことが原因です。

また、穀物の中で最もアレルギー性が高いとされているのが小麦です。小麦の中にはグルテンと呼ばれるタンパク質が含まれており、このグルテンを消化・吸収することができない犬がアレルギーの症状を起こします。

犬のアレルギーの原因になるフード:大豆

基本的に犬は大豆を口にしても大丈夫ですが、人間と同じく、全ての犬が大丈夫という訳ではありません。

大豆は栄養素も高く、良質なタンパク質源になりますが、愛犬が大豆に対してアレルギー反応があるのかどうかを注意する必要があります。

また、生の大豆には「トリプシン・インヒビター」という、犬にとっては毒性の高い物質が大量に含まれています。摂取すると消化不良や下痢などの症状を起こす可能性があるため、生の大豆は与えないでください。

犬のアレルギーの原因になるフード:乳製品

乳製品は犬にとって有毒の成分が含まれている訳ではありません。そのため、乳製品を与えても特に問題がない犬もいればそうでない犬もいます。

乳製品で下痢や嘔吐の症状が見られたり、お腹が緩くなりうんちが柔らかくなりやすい犬は注意が必要です。

もしも、愛犬にこのような症状が出ていたら、乳製品に含まれる乳糖を上手に消化することができない体質であるため、乳製品には気をつけて下さい。また、このような症状は「乳糖不耐症状」と呼ばれています。

食物アレルギーの治療法

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食物アレルギーを引き起こす食材が多くある中で、どれがアレルギーの原因になる食材なのかは犬によって変わります。

そこで、飼い主さんが愛犬に与えている食事と、与えた後の愛犬のかゆみの度合いを2週間ほどを目安に記録して下さい。そうすれば、疑わしい食材が何か分かり大丈夫そうな主食を選択できていきます。

もしも、軽くなったけど症状が消えない場合や、よくならない場合にはアトピーを併発している可能性があります。食べたことのない食材をなんでも与えず、拾い食いやもらい食いなどもさせないように注意して下さい。

アレルギー対策のドッグフードの選び方

出典:https://pixabay.com/ja/photos/ペットフード-ペット-食品-犬-6018383/

現在、愛犬に与えているドッグフードを変更するだけでアレルギーの症状を改善できる場合があります。

ですが、犬の体質も人と同じく千差万別で、愛犬の体質に合うドッグフードを選ぶ必要があります。そこで、アレルギー対策のドッグフードの選び方を以下に紹介していきます。

アレルギー対策のドッグフードの選び方
  • アレルゲンを含まないものを選ぶ
  • 無添加のドッグフードを選ぶ
  • 穀物アレルギーにはグレインフリーを選ぶ
  • 「魚・ラム肉・米・じゃがいも」からできているドッグフード

アレルゲンを含まないものを選ぶ

「アレルギー対策のドッグフード」と表記されているドッグフードはたくさんありますが、それらが必ず愛犬に合うドッグフードとは限りません。

そこで、愛犬の症状に関するアレルゲンが含まれていないドッグフードを選ぶことが大切です。

とは言っても、愛犬のアレルゲンを完璧に把握している飼い主さんはほとんどいないかと思います。また、食物アレルゲンの他にも、遺伝や環境要因などが原因でアレルギーを引き起こす場合もあります。

そのため、様々なドッグフードで対策しても重度のアレルギー症状を起こす場合は、動物病院などで適切な検査を行って下さい。

無添加のドッグフードを選ぶ

ドッグフードには食品添加物(防腐剤・酸化防止剤・着色剤など)が含まれています。

この食品添加物がアレルギーを引き起こす可能性も十分にあります。そこで、できるだけ食品添加物が含まれていない無添加のドッグフードを選ぶようにして下さい。

穀物アレルギーにはグレインフリーを選ぶ

食物アレルギーは肉や食品添加物に含まれる成分以外にも穀物がアレルゲンとなっている場合もあります。

普段買っているドッグフードの中にも穀物が多少含まれているため、その穀物がアレルギーを引き起こしている原因になっている可能性もあります。

穀物アレルギーの疑いがあっても、なんの穀物が原因なのかまで特定するのは難しいです。そこで、グレインフリーのドッグフードを試してみて下さい。

グレインフリーとは穀物不使用という意味です

「魚・ラム肉・米・じゃがいも」からできているドッグフード

アレルギー対策をしたいけど何から気をつければいいか分からない方は、「魚・ラム肉・米・じゃがいも」から作られているドッグフードにしてみて下さい。

「魚・ラム肉・米・じゃがいも」は比較的にアレルギーが起きにくいと言われている食材です。アレルギー反応を観察するには、最低1ヶ月、できれば3ヶ月を目安にして下さい。

まとめ

出典:https://www.pexels.com/ja-jp/photo/1378849/

今回の記事では犬の食物アレルギー対策のドッグフードの選び方について解説しました。最後に食物アレルギー対策のためのドッグフードの選び方をまとめます。

ドッグフードの選び方
  • アレルゲンを含まないドッグフード
  • 無添加のドッグフード
  • 穀物アレルギーにはグレインフリーのドッグフード
  • 「魚・ラム肉・米・じゃがいも」からできているドッグフード

愛犬が体をかゆがっていたり、抜け毛が多くなると心配になりますよね。ドッグフードで改善される場合もありますが、一向によくならない場合は、獣医さんに相談することが一番です。

では、今回の記事はここで終わります。この記事が愛犬のために役に立てば幸いです。