「犬のトイレのしつけにかかる期間ってどのくらいなの?」という疑問を持っていませんか?トイレのしつけは場所を覚えさせたり、間違えた場合の後処理をしたりするのは大変ですよね。
この記事ではトイレのしつけにかかる期間をご紹介しています。ぜひ最後までご覧ください。
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犬のトイレのしつけを始める時期
トイレのしつけは犬を迎え入れたその日から始めるようにしましょう。
すぐに始めないと「どこでトイレしても構わない」ということが、犬の中で習慣化してしまうため、結果的にトレーニングが難しくなってしまいます。
トイレに置いて悪い癖が身についてしまうと、なかなか治らないものです。そのため、「どこでトイレしても構わない」という習慣がつく前に、家に迎えた時から速やかにトイレのしつけを始めましょう。
犬のトイレのしつけにかかる期間
犬のトイレのしつけにかかる期間はの目安は2〜3週間程度です。この期間で犬のトイレのしつけを覚えさせることが理想ですね。犬種によってもしつけの期間が変わるので、数ヶ月かかる場合もあります。
1ヶ月経っても覚えない場合は、専門家にトイレのしつけに関する相談してみましょう。それ以上トイレのしつけを続けても、飼い主や犬にとってストレスになります。困った時は、専門家に相談することをお勧めします。
犬種によってしつけの期間は変わるのか?
犬種によってしつけの期間は変わるのか、疑問に思いますよね。結論から言うと、犬種によってしつけの期間は変わります。
しつけやすい犬種
しつけをしやすい犬種を紹介します。小型犬ならシーズーやマルチーズ、大型犬ならゴールデンレトリーバーやラブラドールレトリーバーです。
このような犬は温厚な性格で、お世話をしてくれた飼い主さんに嫌われたくないと思っているのでしつけやすいです。2週間前後でしつけることができます。
しつけにくい犬種
しつけが難しい犬種を紹介します。小型犬ならパピヨンやトイプードル、大型になるとボーダーコリーやシェパードです。
この犬種達は頭が良すぎてプライドも高いので、上級者向けだといえます。きちんとしつけができていれば本当に賢くて良い子になりますね。2週間〜4週間を目安にしつけましょう。
犬を選ぶ時に犬種を意識して選ぶだけで、しつけのしやすさはだいぶ変わりますよ。
犬のトイレのしつけをするときの心構え3選
犬の習性や特性などを知ることは、トイレのしつけを早く覚えさせるため1つのポイントとなります。犬のトイレのしつけをするときの心構えを3つ紹介します。
トイレの場所は教えないと覚えない
「トイレの場所」は飼い主側が決めることです。そのため、「飼い主さんが習慣化させない限り、犬がトイレの場所を覚えることはない」と心得ておきましょう。
他の動物の排泄物の匂いに気をつけましょう
犬は嗅覚が鋭いため、他の動物の排泄物の匂いをもとにトイレをすることがあります。そのため、本来覚えさせようとしていなかった場所でトイレを覚えるかもしれません。
すでに他の動物を飼っている場合は、他の動物の排泄物の処理もきちんと行うことが大切ですね。
トイレを覚えるまでは目を離さないようにしましょう
トイレを覚えるまでは、「すべてがトイレをしてもいい場所」になります。目を離した隙にトイレ以外の場所で排泄する可能性があるため、目を離さずに犬の側で見てあげることをお勧めします。
トイレ以外の場所でしてしまった場合は、排泄物を咀嚼する可能性があるため、すぐに処理してあげましょう。
小犬の時のトイレのしつけ期間
子犬の場合、生後6ヶ月までなら、トイレのしつけにかかる期間は短いです。何も知らない子犬にトイレを覚えさせることは、成犬や老犬と比べて簡単ですよ。
子犬はトイレの回数が多いので、トイレのしつけがしやすいです。そのため、繰り返しトレーニングすることで、早くトイレを覚えさせることができます。
覚えるスピードなど個体差はありますが、1カ月~数カ月程度でできるようになります。覚えが早い子犬の時にトイレのしつけを終わらせることが理想的ですね。
成犬の時のトイレのしつけ期間
成犬でもトイレのしつけは可能ですが、子犬よりも約2倍の手間と時間がかかるでしょう。
成犬は「今までトイレをしていた場所」を覚えています。そのため、トイレの場所を変えようとしても、犬はなぜトイレの場所を変えないといけないのか理解できません。
また、子犬よりもトイレの回数が少ないため、しつけに時間がかかります。子犬のように数ヶ月という期間ではなく、年単位の長い時間をかけてゆっくり教えていく必要があります。
老犬の時のトイレのしつけの期間
老犬の場合は、成犬よりもさらに長い期間の練習が必要になります。老犬になってから、トイレトレーニングをすることはいくつかのメリットがあります。
- 具合が悪い時、散歩に出なくても排泄できる
- 家でしかしない老犬も、出先で排泄できる
- 排泄物から体調をチェックできる
- 散歩に行かなくても家でできるので悪天候でも安心
外でしかトイレをしない犬や家でしかトイレをしない犬は意外と多いものです。しかし、トイレのしつけをすることで、どこでも安心して排便することが可能になります。
老犬にとって、トイレのしつけがストレスになることがあります。無理にしつけするよりも、飼い主さんが愛犬をストレスのないやり方でサポートすることが大切です。
犬のトイレのしつけの注意点
しつけのやり方を知っていても、犬への声のかけ方や対応の仕方を間違ってしまうと、しつけの効果が半減してしまいます。注意点を頭に入れてしつけをしましょう。
失敗した後に怒る
犬がトイレを失敗した時に叱りたくなってしまう気持ちはわかりますが、叱るのは絶対にやめましょう。
叱ってしまうと、排泄を我慢するようになったり、飼い主さんに隠れて別の場所で排泄をするなど別の問題を引き起こしてしまいます。
じっと見つめる
きちんとトイレシートの上で排泄したとき、じーっと見つめていませんか?目線が気になってそこで排泄をするのを嫌がる犬もいます。
ちゃんと排泄してるか気になるかもしれませんが、ケージに入れたら見つめすぎないようにしましょう。
正しい方法でしつけの期間を減らしましょう!
正しい方法でしつけをすると、しつけにかかる期間が減ります。そこで、しつけにおいて3つの方法を紹介します。
正しい場所で排泄をしたら褒めましょう
犬にとって飼い主さんに褒めてもらえることは何よりも嬉しいことです。きちんとトイレで排泄ができたら、終わった後にたくさん褒めてあげましょう。
寝起きや食後にトイレに連れて行きましょう
排泄がしたくなるタイミングはいくつかあります。寝起き、ご飯前、ご飯後、運動中、運動の後です。
このタイミングでトイレに誘導すると、失敗する可能性が低くなり、排泄するタイミングを覚えやすくなります。
失敗した場所は洗って消臭スプレーをしましょう
犬にとって排泄の匂いは排泄を誘発しやすくなります。犬は嗅覚が鋭いため、ティッシュやタオルでふいたくらいでは匂いを嗅ぎ取ってまたそこで排泄してしまう場合があります。
失敗してしまった場所はしっかりと洗い、消臭スプレーで匂いを消すことが大切です。
終わりに
犬のトイレのしつけにかかる期間の目安としては2〜3週間程度になります。犬種によってしつけのかかる期間が変わることがあるため、焦らずにしつけをすることが大切です。
子犬は成犬や老犬に比べてトイレのしつけを覚えるのが早いです。そのため、犬を飼い始めた時からトイレのしつけをしましょう。
- 正しい場所で排泄をしたら褒めましょう
- 寝起きや食後にトイレに連れて行きましょう
- 失敗した場所は洗って消臭スプレーをしましょう
トイレのしつけは正しいしつけを実践することで短期間で習得することができます。犬の特徴を理解しながら、楽しんで犬のしつけをしてください。