「今まで犬を飼ったことないから、犬の爪を切ったことがない。でも今、愛犬ができ、どうやって爪切りをしたらいいのか、方法がわからない…だから、カンタンな犬の爪切り方を教えてほしい…」
上記のように、犬の爪切り方でお悩みではありませんか?犬を飼って、お世話をするのは、大変ですよね?
この記事では、犬の爪切り初心者に向けて、「犬の爪切りの方法」や「爪切りの頻度」「間違った爪の切り方」について紹介しています。
この記事を読むことで「犬の爪の切り方」を知ることができるので、明日から愛犬の爪を切ってみましょう。
出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/4019920?title=%E3%83%9A%E3%83%83%E3%83%88%E3%82%B5%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%81%A7%E7%88%AA%E3%82%92%E5%88%87%E3%82%8B%E5%A5%B3%E6%80%A7&searchId=2564776217
犬の爪を切らないと、どうなるの?
犬の爪ってヒトの爪と構造は違うけど、伸びるのは一緒。ヒトは爪を切らないと、コンタクトレンズを取るときに目を傷つけたり、些細な動作で人を傷つけたりしますが、犬の場合はどうなるのでしょうか?
犬の場合は、爪を切らないと、肉球が地面にしっかりつかず、身体が支えられなくなり、転んでしまいます。また、爪が長いことで、地面やカーペットなどにひっかかり、爪が折れてしまい、傷を負ってしまいます。
不安定な状態になったり、犬が傷を負ったりしないために、爪を切る必要があるのです。
さて、次は、「【犬の爪切りの方法】どれくらいまで切る?」を紹介しようと思います。では、ご覧ください。
【犬の爪切りの方法】どれくらいまで切る?
爪を切るとき、犬が傷つかないために、適切な長さに切ってあげたいですよね。
一番、適切な爪の長さというのは、フローリングとか硬い床に爪が触れたときに、カチャカチャと音が立たない程度がいいですね。
爪が床にカチャカチャと音がたたない程度の爪の長さにすると、走ったりジャンプをしたりしてはしゃいでも爪が邪魔になることがなく、爪が折れることもありませんので、安心してくださいね。
つぎは犬の爪をどれくらいの頻度できればいいのかを解説します。お進みください。
【犬の爪切りの方法】どれくらいの頻度がいい?
犬の爪切りの理想なタイミングは、“月に1回”ですが、フローリングなどの硬い床に犬の爪が触れたときに、カチャカチャと爪の音が立つなら、早めに切った方がいいです。
また、犬の爪切りに自信がない場合は、動物病院に任せましょう。
もし、犬の爪を切らずにそのままにしてしまうと、血管も神経も伸びてしまったり、爪が折れたり割れたりして、短く切ることができなくなりますので、注意してくださいね。
下記では実際に犬の爪を切るための道具の選び方を紹介します。どうぞ下記へお進みください。
犬の爪切り道具の選び方
ここでは、爪切り初心者に向けて、「爪切りの選び方」を紹介します。ヒトの場合も同じですが、まず大事なことは、”爪がよく切れること”です。
どんなに安くても高くても、爪切りの切れ味が悪いと、爪が割れたり、爪切り時間が長くなったりして、犬が「爪切り」という習慣を嫌がってしまいます。
爪を切る習慣を嫌がることなく、リラックスした状態で受けてもらう必要があるので、「爪切りの選び方」も重要になってきます。
ここでは、「犬の爪切りの選び方」を紹介してきました。下記では、「おすすめな犬の爪切り」を紹介します。どうぞ下記へお進みください。
おすすめ爪切り①ネイルトリマー [ZAN] ギロチンタイプ
この商品は、ギロチン状で四つの方向から均等に切れるように設計されていて、軽い力ですぐ切ることができますし、切れ味もとてもいいです。
もし使う場合は、小型犬には小型犬用、大型犬には大型犬用の爪切りを使うようにしましょう。
また、一つ注意してほしいことがあります。それは、”人には使わないこと”です。人の爪は犬の爪の構造と違い、平べったくなっているのでペット用の爪切りで切ると危ないので、使わないようにしましょう。
このMサイズでは、子犬の爪を切ることができますので、安心してくださいね。
おすすめ爪切り②Petla 小型犬 ニッパータイプ
この商品は、小型犬用の爪切りになります。高品質のステンレスで作られていて、切れ味も良く、耐摩耗性です。また、両方の刃が半円形になっているので、切っている爪の正確な位置が確認できます。
また、ヤスリもついているので、お手入れもすぐできちゃいます。そして、愛犬だけではなく、爪切りが苦手なお子さんや家族も使うことができます。
さて、本題に入りたいと思います。下記では、「犬の爪切り方」についてたったの4ステップで解説をしています。これは重要になるので、最後まで見てくださいね。
【犬の爪切り】の方法4ステップを解説!
犬の足先は非常に敏感で触られることを嫌う犬が多くいますので爪を切るときは足先に注意をしてほしいです。では、下記で爪切りのコツを教えたいと思います、
犬の爪の切り方には4ステップあります。その4ステップがこちらです↓↓
- 血管を確認
- 犬を腕で挟み、足を持ち上げさせる
- 後ろの足の爪から切る
- 褒めてあげる
この4ステップを下記で一つ一つくわしく見ていきましょう。ここは重要です。ぜひメモってくださいね。
血管を確認
まず最初に、光にあてるなどして、血管を探し、確認します。そして、どれくらい切るのか、長さを確認します。
犬を腕で挟み、足を持ち上げさせる
血管を確認し、切る長さを確認できたら、次に愛犬をわきに挟み、愛犬の足を上げさせます。
後ろの足の爪から切る
そして3ステップ目ですが、序文でちょっと触れましたが、犬は足先がとても敏感で、前足から爪を切ろうとすると嫌がる犬が多いので、ますは後ろの足から切りましょう。
切り方としては、尖った角を落とすように何回かに分けて切り、血管の手前まで切りましょう。そして、やすりでキレイにしましょう。
褒めてあげる
この3ステップができたら、「頑張ったね!!」としっかり褒めてあげましょう。そうすれば、次回も爪を切らせてくれるでしょう。大事なのは、犬が「楽しいな」「またしたいな」と思わせることです。
間違った犬の爪の切り方3つ_こういう方法はダメ!
上記で「犬の爪の切り方のコツ」や「犬の爪を切る適切な長さ」を紹介しました。ここまでは正しいやり方で、犬が嫌がることはありません。
ですが、今からお伝えする内容は、間違った爪の切り方になり、愛犬が嫌がってしまいますので、ご注意くださいね。 では、「間違った爪の切り方3つ」を下記でお伝えします。
- 身体が動かないよう、羽交い締めにする
- 無理な体勢で爪を切る
- 深爪にする
上記で間違った「犬の爪の切り方」を3つ挙げました。下記でさらにくわしく見ていきましょう。
身体が動かないよう、羽交い締めにする
愛犬が暴れないように強く抱きしめすぎると、愛犬が自由に身動きができなくなり、爪を切るという行動自体を嫌いになってしましますので、強く抱きしめず、リラックスできるようにやさしく抱きましょう。
無理な体勢で爪を切る
愛犬の爪を切るために、グイッと足を持ち上げたり、横に引っ張ったりすると、犬の身体に大きな負担がかかってしまいますので、上記の「犬の爪切り方4ステップ」を実践しましょう。
深爪にする
爪を切りすぎてしまうと、血が出てしまいます。また、それにより、細菌が爪から入り、体内へと進んでいき、やがては細菌感染を起こしてしまいます。ですので、爪を切りすぎないよう、注意しましょう。
犬の爪を切りすぎた場合の止血方法
「あちゃっ!深爪にしちゃった…」ってなったら、どう止血してあげたらいいのか悩みますよね?ズバリ答えは、「圧迫止血」です。
下記の動画で獣医師である、こりん先生が「圧迫止血」の方法について紹介していますよ!また、もっと早く止血してあげたい方向けにもうひとつの止血方法も紹介しています。ぜひご覧ください。
また。見る時間がない方は、動画の下に「止血方法」をまとめておきますので、見てほしいなと思います。
- 出血部分をティッシュで1分間、ギュッと抑える
- もっと早く止血したい場合、「クイックストップ」をぬる
上記で「止血方法」を2つ紹介しました。また、2つめのやり方の「クイックストップを塗る」に関しては、商品リンクを貼っておきますので、早く止血してあげたい方は、ぜひご検討ください。
犬の爪が折れた場合の止血方法
犬の爪が折れそうになっているとき、犬は普段よりも攻撃的になっていますので、注意が必要です。そこでまず犬が出血部分を舐めないために、口輪(マズルガード)をつけます。
それを犬につけたら、動物病院に連れていきましょう。病院では、爪を取って、出血部分を止血し、消毒してくれます。また、細菌が体内に入り、細菌感染しないために抗生物質を投与します。
そして手当が終わり、家に帰ることになりますが、家に帰っても、過ごすときには注意点があります。それは爪が新しく生えてくるまで、2~3週間は散歩ができないことです。
だから退院後、2~3週間は散歩しないようにしましょう。また、爪が折れないよう定期的に犬の爪のチェックをしましょう。
さて、ここまで「犬の爪を切りすぎた場合の止血方法」や「犬の爪が折れた場合の止血方法」を紹介してきました。最後は、「まとめ」で締めたいと思います。
犬の爪切りの方法を知って、明日から実践してみよう
ここまで犬を飼ったことがなく、犬の爪を切ったことがない方に向けて、「犬の爪切りの方法」や「爪切りの頻度」、「間違った爪の切り方」について紹介しました。下記でまとめておきますね。
- 血管を確認
- 犬を腕で挟み、足を持ち上げさせる
- 後ろの足の爪から切る
- 褒めてあげる
爪の切る長さは、硬い床に触れたとき、爪の音がたたない程度に切る。切る目安は月に1回。
- 身体が動かないよう、羽交い締めにする
- 無理な体勢で爪を切る
- 深爪にする
これらを意識して、犬の爪を切るよう心がけましょう。そうすれば、愛犬は喜ぶでしょう。