自分で選んだ仕事なのに「毎日残業ばかりで体がきつい」「どれだけ頑張っても給料が上がらない」など、今の仕事がつらくて辞めたいと思ったことはありませんか?
仕事を辞めたいと思っても、なかなか決断できず、どう行動に移せばよいかわからないまま、悩んでいる人が多いのではないでしょうか?
仕事を辞めたい、このまま仕事を続けていて、経済的にも、精神的にもつらいと思っている人に、後悔しないための準備と退職について解説します。
(アイキャッチ出典:https://www.pexels.com/ja-jp/photo/3752834/)
仕事を辞めたい理由
なぜ仕事を辞めたいと思ったのか、理由を考えてみましょう。経済的か、体力的なのか、それとも人間関係がうまくいってないのか、さまざまです。仕事を辞めたい理由を調べてみました。
- 給料が少ない
- 人間関係がうまくいっていない
- 仕事内容が合わない
- 労働時間が長い
- 社風が合わない
- 自分が評価されない
仕事を辞めたい理由をひとつずつ考えると、今置かれている環境を自分ひとりで変えることは、なかなか難しいですね。
仕事を辞めたいけど不安なひとへ
仕事を辞めたいという気持ちでいっぱいだけど、果たして、本当に仕事を辞めても大丈夫なのだろうかと、不安な人もいるでしょう。仕事を辞めたり変えたりすることはリスクも伴います。
仕事を辞めてしまう場合、収入面を考えたら、次の仕事が決まってから辞めるのが理想です。しかし、現実的によっぽどの事情があって、退職してから仕事を探さなければならない人もいます。
失業保険を受給するには、退職後に必要書類をハローワークに提出して、最初の給付金が振り込まれるまで、約4か月ほどかかります。その間暮らせる貯蓄があれば、なんとか生活はできます。
仕事を辞めたいと思ったら信用できる人に相談してみる
仕事を辞めたいけど、どうしたらよいのか悩んでいる人は、信用できる人に相談することをおすすめします。上司、同僚など、周囲に相談することで、良いアドバイスがもらえ、心が軽くなったりします。
相談できる人がいない、相談してみたけど悩みが解決しないということであれば、専門的な窓口を利用してみましょう。仕事を辞めたいときの相談窓口があります。
厚生労働省の総合労働相談コーナーでは、専門の相談員が面接、もしくは、電話対応しています。予約不要、利用は無料です。参考にしてみてください。
出典:https://www.mhlw.go.jp/general/seido/chihou/kaiketu/soudan.html
仕事を辞めたいと思ったらやるべきこと4つ
仕事を辞めたいと思ったら、次にやるべきことを4つお伝えします。
- 今後のキャリアプランを見直す
- 自分のスキルの棚卸をする
- 転職先を探す
- 家族の理解を得る
今後のキャリアプランを見直す
仕事を辞める前に、今後のキャリアプランを見直してみましょう。同じ業界に行くのか、それとも他の業界や業種に挑戦するのか、5年後、10年後についてまで考えたプランを書き出してみましょう。
自分のスキルの棚卸をする
自分のスキルの棚卸をしてみてください。今の仕事で何を身に付けたのか、自分のどんなスキルが次の仕事に活かせられるのか、よく考えてみましょう。
自分のスキルを一度書き出してみると、転職活動で職務履歴書を書く時や面接で、自分の強みを伝えることができます。また、自分ができる仕事を探しやすくなります。
転職先を探す
できる限り、仕事を辞める前に転職活動を始めて、働ける職場を見つけておきましょう。先に仕事を辞めてしまうと、就職活動が長引いて、経済的に苦しくなる可能性があります。
家族の理解を得る
なかなか家族には仕事を辞めたいと言いにくいかもしれません。急に仕事を辞めたいと言うと反対されやすいので、家族には早い段階から相談しておくと良いでしょう。
今の仕事がどれだけ大変なのか、今後どんな仕事にチャレンジしたいのか話しておくと、家族の理解を得られるでしょう。
転職までのスケジュールを立てる
転職の目的や理由、退職のタイミングを考えることができたら、転職までのスケジュールを立ててみましょう。転職活動が長引かないように、内定をもらう目安や退職・入社の時期を明確にしておきましょう。
- 情報収集・仕事探し
- 応募・選考
- 内定・入社
情報収集・仕事探し
転職活動の準備期間で、自分はこれからどんな仕事をしたいのか、どんな求人があるのか、情報収集します。そして、まずはどんな会社や仕事があるのか納得するまで探します。
応募・選考
履歴書や職務経歴書の作成をおこない、転職候補の企業へ応募をおこないます。応募後、書類審査を得て面接を行います。
内定・入社日
内定の連絡を受けたら、承諾するか否かを決定しましょう。内定を承諾したら、入社日を確認して、現在勤めている会社の退職準備を進めましょう。
仕事を続けながら転職活動をする
仕事を続けながら転職活動をするのは、時間的にも体力的にも大変です。どのように転職先を探せばよいのか2つの方法を紹介します。
転職サイトへ登録して自分で探す
転職サイトは、WEBサイトを見て自分で求人に応募し、企業との面接の日程調整、履歴書の送付など、内定までのすべての工程を自分で行います。
転職エージェントへ登録して相談しながら探す
就職エージェントは、登録すると、担当者と面談し、求人の紹介、企業への応募、面接の日程調整、内定後の条件交渉まですべて担当者が行ってくれます。
迷惑かけない退職の手順
退職したいと思っても、すぐにできるものではありません。お世話になった会社に迷惑かけないように円満に退社したいですね。スムーズにいくように退職の手順を確認します。
- 直属の上司へ退職の意思を伝える
- 退職日を決めて退職届を出す
- 後任者への引継ぎをする
直属の上司へ退職の意思を伝える
一般的には退職希望日の約2か月前までに、口頭で伝えます。業務が忙しい時期は避けましょう。
退職日を決めて退職届を出す
退職日のおよそ1か月前に、上司と相談して具体的な日取りを決めます。、引継ぎ完了までにかかる時間を逆算して日取りを決めると良いでしょう。
退職日が決まったら用紙を準備して、退職届を作成し提出します。
後任者への引継ぎをする
退職日の数日前には引継ぎが完了するように、計画を立てて行動しましょう。引継ぎの際には、書類をファイルに整理して、業務内容をまとめた資料を作っておいて、迷惑をかけないようにしておくと良いでしょう。
仕事を辞めたいと言えないときは?
上司がパワハラだったり、一度退職を伝えたのに認めてもらえなくて、「仕事を辞めたい」と言い出しにくい場合があります。そんな時の方法を2つお伝えします。
書面で伝える
退職の意思を伝える方法は特に決まりはありません。どうしても口頭で伝えられない人は、書面で伝えても大丈夫です。「退職願」という形で書面にして、内容証明郵便で会社に送付するのが良いでしょう。
退職代行を利用する
退職代行は最終手段と考えましょう。退職代行は業者に2~5万円を払い、自分の代わりに会社に退職の旨を通知してくれるサービスです。
「明日からいかない」ということもでき、その後の必要書類や備品返却は郵送で行うので、二度と会社に行かずに済みますが、円満退社とはいえません。
転職して良かった人の感想
ここまで、転職までの準備と退職の仕方を理解したけど、本当に大丈夫だろうか?と不安に思いますよね。転職して良かった人の感想をツイッターで検索してみました。参考にしてみてください。
転職することで残業が減ったり、圧をかけたり、怒鳴り散らしたり、理不尽に仕事をさせるような上司や先輩との、人間関係の悩みが解消したツイートです。
転職してやりがいを感じ、給料もアップして本当に良かったと伝わりますね。
仕事を辞めたいと思ったら行動してみよう
仕事を辞めたいと思った時に、後悔しないための準備と退職についてまとめてみました。仕事を辞めたいと思ったら、なぜ辞めたいのか、仕事を辞めて転職することで解決するのかしっかり考えましょう。
転職するなら、情報収集は納得するまですれば、「この仕事なら向いているかも」「この会社なら活躍できそう」とあなたに合う仕事や会社が見つかるはずです。
人生は一度しかありません。自分の仕事に対する思いを大切にして、毎日を有意義に過ごせるよう、今後の参考になれば幸いです。応援しています。