「転職活動がうまくいかない。」「自己分析はしているけど、本当に転職に役立つの?」と頭を抱えてはいませんか?
自己分析は明確な答えがあるものではないですし、自己流でやると本当に合っているのかわからなくなってしまいがちですよね。
この記事では、転職に自己分析が欠かせない理由や、具体的な自己分析の方法についてご紹介していきます。
本記事を読み終わる頃には正しい自己分析ができるようになるはずです。ぜひ最後までご覧ください。
(アイキャッチ画像出典:書き置き用メモ帳とペンのフリー素材 https://www.pakutaso.com/20201211359post-32629.html)
転職に自己分析が重要な理由
転職前に自己分析しておくことは、面接本番よりも重要なことかも知れません。
なぜなら自己分析をすることで、面接の質問に対して自分のアピールポイントを盛り込みやすくなるからです。
例えば、志望動機を聞かれた際には、経営理念と自分のアピールポイントをうまくマッチさせた返答ができるかも知れません。
自己分析を徹底しておけば転職活動が有利に進むので、自己分析はとても重要です。
自分を理解すればキャリア発見につながることも
自分が転職先に迷っている場合、まずは自己分析を行いましょう。自分の向いているキャリア発見につながることもあるでしょう。
自分の長所、短所がわかっていない状態でなんとなく仕事を選んでしまうと、仕事選びのミスマッチが起こる可能性があります。
例えば、自分の趣味に関わる業界に転職したいと思っていても、「趣味としてはすごく楽しいけど、仕事にしたらイマイチ」「趣味が楽しく無くなってしまった」といったケースは多々あります。
仕事選びには向き不向きがあります。まずは、自己分析をしっかり行うことで自分の新たなキャリアを発見できるかも知れません。
転職先を明確にした自己分析は効果的
転職したい企業が明確な場合、自己分析はとても効果的です。進路に合わせて舵をきることができるからです。
細かく正確な作業が求められる職場なら、自分の経歴の中で近い仕事をした実績を提示すれば良いと分かります。
面接先の会社のことがわかっていて、その中で私は会社の利益に役立つ経験があると伝えられてプラスの印象を与えることができるでしょう。
企業が求める人材により近づくために、転職先が明確なのであれば自己分析はとても効果的です。
転職に有利な自己分析3ステップ
ここでは、転職に有利な自己分析を3ステップで紹介していきたいと思います。
- 【発見する】自分自身の情報をとにかく書き出してみる
- 【具体化する】1の情報が「なぜ」なのか理由を深掘りし、具体化する
- 【整理する】自分自身の特徴を見つけて、まとめる
ステップ1、ステップ2の段階ではとにかく思いつく自分自身の情報を洗い出しましょう。
ステップ1で自分が凄く努力したこと、悔しかったこと、印象的な出来事を洗い出します。ステップ2で、なぜそう思ったのか具体的に書いていきます。
ステップ3では過去・現在に分けます。過去の失敗から、改善点を見つけて解決出来たなどです。可能であれば「未来をどうしたいか」の項目を付け加えて分析すると、自分のことがより細かく分かるはずです。
このように3ステップで自己分析をすると、自分自身では気づかない長所や短所が明確になるでしょう。
転職の自己分析にはマインドマップが便利
自己分析をする際は紙に書き出しても良いですが、マインドマップを使うのがオススメです。
マインドマップを導入すると、見やすく早く自己分析ができます。また編集も簡単で修正も楽です。
紙だとどうしてもごちゃごちゃしてしまい、最終的に何を書いているのか分からなくなる可能性もあり、後になって見返すことをせず作るだけで終わってしまいます。
マインドマップはXmindやマインドマスターなど、たくさん種類があるので、使いやすいものを使うのが良いでしょう。
自己分析を転職に活かすために
自己分析をしっぱなしにしないことも重要になってきます。自分のことなので頭でまとめただけで良いというのは辞めておきましょう。
次の日には確実に忘れていますし、緊張状態の面接の時にすっと出てくるはずもありません。
紹介してきたとおり、紙に書き出してまとめるもしくはマインドマップを使い、自分がどういう人間で何が得意なのかはしっかりと面接前に確認するようにしておきましょう。
自己分析を記憶だけで面接に挑むのは、転職にはなかなか活きてこないので、自分のことですが何度も確認することで自己分析が面接に活きてくるでしょう。
転職活動の自己分析に悩んでいる場合の対処法
転職活動の自己分析に詰まってしまう場合は、前述したステップ1の【自己発見】からやり直してみることをおすすめします。
自己分析に詰まる原因の多くは、時間がないという気持ちの焦りが原因だからです。
面接をすぐ目の前に控えているのに、ステップ1からやり直しても大丈夫なの?と不安に思うかも知れませんが、大丈夫です。
自己分析3つのステップ中で一番大きなウェイトを占めているのがステップ1なので、そこだけでもちゃんと分析できれば全然違います。まずは基本に立ち返りましょう。
転職活動の自己分析で気をつけておきたいこと
転職活動の自己分析は基本的に自分1人で行うことが多いでしょう。そのため、自分では気づかないポイントや、見て見ぬふりをしがちなポイントは特に気をつけておかなければなりません。
見て見ぬふりをしてしまい、自分よがりな自己分析をしてしまわないようにするポイントは以下の3点です。
- 長所だけでなく、短所もだす
- 結果と過程を分けて考える
- 客観的な意見も参考にする
この3つを考えて自己分析をすると、自分よがりな自己分析にはなりにくくなるので、意識して見てください。それでは一つずつ詳しく見ていきましょう。
長所だけでなく、短所も出す
自己分析の際に、長所はしっかりと分析できるものですが、短所の分析を疎かにしがちです。
なぜなら、短所は目をつぶってしまいがちだからです。事実、自己分析を徹底して転職に臨んだ人でも、面接で短所に関する質問をされた時に、頭が真っ白になってしまうこともよくあります。
また長所よりも実は大事な分析だったりするので、短所の分析は忘れないようにしましょう。
結果と過程を分けて考える
自己分析でアピールポイントが見つからないという人の多くは、結果と過程を一緒にしてしまっています。なので、結果が伴わないとアピールできないと考えてしまいがちです。
しかし、結果と過程を分けて考えると自己アピールできる部分が増えるので、転職で有利に働きます。
たとえば、結果が出なくてもプロジェクト中に行った対策を提示するとアピールポイントになる場合は多いはず。
結果が伴っていないからといってアピールしないのはもったいないので、分けて考えましょう。
客観的な意見も参考にする
自己分析と聞くと「自分と向き合う」というイメージが大きく、他人の意見を全く参考にせずに自分1人で進めてしまう場合があります。
しかし、自己分析とはいえ、他人から言われたことは自己分析に活用すべきです。自分一人だと客観的な意見がなく気づかない部分が多いからです。
特に、よく他人から言われる事は自分では気がついていないことが多いので、かえって自分のウィークポイントになる可能性もあります。
客観的な意見に左右されて、自己分析がうまくいかないのは良くないですが、全く耳を傾けないのも問題なので、多少は参考にするようにしましょう。
年齢によって自己分析のポイントは違う
転職の時期と年齢によって、自己分析のポイントは変えた方がいいです。具体的には20代前半と、30代以降の分析ポイントは違います。
20代前半の場合はやる気と勢いが重要視されます。これからの会社を盛り上げる若手なのか判断されます。
一方、30代以降は即戦力が求められます。直接会社にどんな利益をもたらしてくれるか、リアルな目線で見られます。
なので、自分の年齢を考慮した分析結果を導き出すことも重要な心がけでしょう。
理想の転職を実現する自己分析
自己分析の結果をしっかりと反映させることで、理想の転職を可能にします。今までお話ししてきたとおり、自分を理解することにより自分の求める会社を見つけ出せるかも知れません。
自己分析を疎かにしてしまうと、今後仕事をする上で自分にあっていない仕事だと感じてしまうこともあります。
「なんか違った」は蓄積され、仕事のやりがいや楽しさは薄れてしまいます。理想の職場に転職するために事前の自己分析は徹底しましょう。