「自分のWi-Fiの速度が速いのか遅いのかわからないし速度の計測をしてみようかな」
周りの人と比べて自分のWi-Fi速度は速いのかどうか気になりませんか?ネットサーフィンはもちろん、ダウンロードや動画の視聴をするうえで欠かせないのがWi-Fiの速度です。
そこで今回、Wi-Fiの速度の基準や、速度の測定方法、速度が遅い場合の対策をお伝えします。
今や生活に欠かせないネットの利用を、さらに快適にしてストレスを抱えないようにしましょう!
アイキャッチ画像出典:https://pixabay.com/ja/vectors/wi-fi-%e3%82%a4%e3%83%b3%e3%82%bf%e3%83%bc%e3%83%8d%e3%83%83%e3%83%88-5955829/
Wi-Fiの速度って何?
ネットの速度や、ネットが速い・遅いとはどういったものなのかご存じでしょうか?
例えばWi-Fiの速度が早ければ早いほど、より高画質にしても動画配信サイトなどで動画を視聴する際に待つ時間が無くなったり、ネット上のサイトの読み込みが素早く行えるようになります。
基本的にはこのWi-Fi速度が早ければ早い方が便利になります。Wi-Fiの速度の目安として「下り」が30Mbpsほどあれば、ネットサーフィンやほとんどの動画視聴は快適に行えるようになります。
ここで「bps」という言葉が出てきました。ここから「bps」という言葉について解説します。
Wi-Fiの速度計測で使われる単位:bps
Wi-Fiの速度の話になると必ず出てくる単位として「bps」というものがあります。この数値が大きいほど1秒間にたくさんのデータを運ぶことができます。
ほとんどの場合〇メガや〇ギガと書かれることが多く、1ギガあれば100メガでの通信よりも10倍速い通信となります。
つまりこのbpsは、数値が大きければ大きいほど快適にネットの利用ができるということです。
通信速度が遅いのかどうかを気にするのであれば、このbpsという数値に注意すれば良いでしょう。
Wi-Fiの速度の計測結果:上り
先ほどの説明では「下り」というものがあることを説明しましたが、それと対になるもので「上り」という計測結果も見ることができます。
この「上り」というのはデータの送信にかかる通信速度を表しています。これが早ければSNSなどに素早く写真や動画を投稿することができるようになります。
ただし、基本的には重視すべきなのはネットの利用に必要な「下り」の数値になります。
「上り」の数値は業務などで、大人数での作業になるのであれば30~50Mbpsあれば十分で、サイトの閲覧がメインの場合、1Mbpsで十分です。
Wi-Fiの速度の計測結果:下り
通常のネットの利用において重要となる「下り」の通信速度についてみていきましょう。
「下り」はデータの受信にかかる通信速度を表しています。これが早ければ通常のネットサーフィンはもちろん高画質での動画視聴もストレスなく行えるでしょう。
快適にネットを利用できる「下り」の数値の目安は、サイトの閲覧のみであれば10Mbpsほど、動画なども視聴するのであれば先ほど説明した通り30Mbpsあれば十分でしょう。
Wi-Fiの速度の計測結果:ping
「上り」と「下り」の速度はどちらも重要なのですが、忘れてはいけないのがこの「ping」という数値。レイテンシ、と表されていることも。
この数値は先ほどまでとは違い、高ければ高いほど通信が遅くなります。
この「ping」とは、相手に情報を送ってその情報が返ってくるまでの時間を表しています。
通常時であれば数値が50ms(ミリ秒)を下回っていれば十分です。オンラインゲームなどを楽しみたいのであれば、30msを下回っていれば快適にプレイ可能です。
Wi-Fiの速度の計測方法①webサイト
それでは、Wi-Fiの速度の測定方法としてwebサイトでの測定についてお伝えします。
基本的に「Wi-Fi 速度測定」と入れた場合に出てくるものを利用すれば特に問題はないでしょう。Googleで「スピードテスト」と打ち込むことでも速度を測定できますよ。
測定開始ボタンを押せば自動で開始し、速度を測定してくれるため、非常に簡単で分かりやすいものになっています。
スマホでふと気になったときや、パソコンなどで利用される場合はwebサイトでの速度測定をぜひお試しください。
Wi-Fiの速度の計測方法②アプリ
次にアプリを利用しての速度計測についてです。基本的にはwebサイト上での速度測定で十分なのですが、画面が見やすくなっていたり、+αの機能がついているものもあるので一つ入れていても損はしないでしょう。
例えば周辺のWi-Fiスポットなどを教えてくれたり、Wi-Fiの速度計測の履歴を残してくれることで前回からの変更によって環境が改善されているのかどうかが一目でわかります。
おすすめなのは「スピードテスト-SpeedTest Master」というアプリで、基本的な機能はもちろん、平均より早いのか遅いのか簡単にわかります。
通信環境の改善に役に立つことは間違いないので、ぜひアプリをダウンロードして試してみてください。
Wi-Fiの速度の計測結果を良くするためには
ここまででどうやってWi-Fiの速度を計測するかはご理解いただけたかと思います。では、どうやって結果を改善すればいいのでしょうか?
無線通信でWi-Fiを利用している場合、有線でつなげば一気に改善するでしょう。有線でつなぐケーブルにも種類があり、CAT6もしくはCAT7のものを選べば快適に過ごせるでしょう。
もしも今ご利用されているルーターからの距離が遠い、もしくは間に壁や物がある場合・地面に置いているなどの環境である場合、ルーターの位置を変えるだけで改善される場合があります。
他にも土日休日や通勤時間・夕方など、利用者が増える時間帯であればどうしても速度は遅くなりがちなので、そこも注意してください。
Wi-Fi速度を上げたいなら光回線もおすすめ
家の中でWi-Fi速度を上げたいのであれば、初期費用はかかりますが光回線をおすすめします。
光回線というのは、通信速度が速く安定していて、有線での接続はもちろん、無線でも通信速度が速いという特徴があります。
工事が必要な場合だったり、契約期間中(2~3年ほど)に解約すると違約金が生じてしまうことがあります。
しかし、ネットをよく利用される方であれば、こういったデメリットよりも通信速度が安定している光回線のメリットの方が大きいでしょう。
Wi-Fiの速度を測定して快適なネット生活を!
ある程度Wi-Fiが安定的に使える目安として、「上り」が30Mbpsほど、「下り」が10Mbpsほど、「ping」が50ms以下であれば快適だということをお伝えしました。
測定方法も単発で見るのであればwebサイト、+αの機能を利用したいならアプリでの測定がいいこと、ネットをよく利用するのであれば光回線がおすすめなこともお伝えしました。
今は様々なものがネット上で行えるようになってきています。逆に言えば、ネットが利用できないだけで何かしらの機会を逃してしまう可能性もあります。
Wi-Fiの速度測定結果があまり良くなかったのであれば、チャンスを逃してしまわないようにできるだけ早めに対応しましょう!