格安SIMがお得と知っていて乗り換えたい、けど「手続き方法がわからない」「費用はどのくらい?」などの疑問があれば行動に移すこともなかなかできませんよね。
この記事では実際に乗り換える手順をパターン別に時系列で解説しています。頭の中でやることをイメージしつつ理解できるので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
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格安SIMへの乗り換え【おおまかな流れ】
まずは格安SIMへの乗り換えのおおまかな流れを説明しますね。各手順の内容は1の端末をどうするかによって内容が変わってきます。
- 端末をどうするか決める
- SIM解除と予約番号の取得
- 契約する
- 届いたSIMカードをセッティング
- 利用開始
次の項目からくわしく解説していきますので、自分のことに当てはめて順番に読んでもらえれば乗り換えの手順が理解しやすくなります。(当記事の情報は2021年5月12日現在のものです)
【1】端末をどうするか決める
まずは端末を新しく購入するのか、今ある端末を引き続き利用するのかを決めましょう。それぞれのパターンで必要な手順が変わってきます。
端末を買い換える場合はその費用が上乗せになりますが、今ある端末だと動作保証がない場合も稀にありますので必ず各社(MVNO)サイトでの確認をお願いします。
また格安SIMで使用する回線によっても手順が変わってきますので、契約する会社(MVNO)がどこの回線を借りているのかも確認しておいてください。
【2】SIM解除と予約番号の取得
次にSIM解除が必要かどうかの確認と電話番号を継続するための予約番号の取得を行います。電話番号が変わってもよいなら予約番号の取得は必要ありません。
SIM解除の確認
SIM解除とは持っている携帯がどんな会社のSIMカードでも使えるようになる手続きのことです。現在使用中の回線が乗り換え先の回線と同じなら解除の必要はありません。(一部例外あり)
他社の回線に乗り換える場合にSIM解除が必要で店頭やインターネットでの手続きが可能です。SIM解除にはいくつか条件がありますので前もって確認し、乗り換えることを決めた時点で手続きをしておきましょう。
端末と本人確認書類、および手続き費用が必要ですが、インターネットによるオンライン手続きだと無料になるのでおすすめです。(古い端末だと店頭のみ受付)
予約番号の取得
今現在、使用している端末の電話番号を引き続き使用するには「MNP」という制度を利用しなければなりません。利用中の携帯電話会社に申請して13桁の「MNP予約番号」を取得しましょう。
取得した予約番号は15日の有効期限がありそれを過ぎると無効になってしまうので格安SIMを申し込む直前に行ってください。
【3-1】端末をそのまま使うパターン
いよいよ契約ですが、ここでは持っているスマホをそのまま使うパターンで具体的に解説をしていきます。
SIM解除の手続きが必要なら先に済ませておいてください。次に契約する会社(MVNO)に端末に合ったサイズのSIMカードを申し込みます。
必要なものはメールアドレス、本人確認書類、クレジットカード、MNP予約番号です。SIMカードが到着したら切り替え手続きをしましょう。最後にSIMカードをセットして初期設定し、利用開始です。
【3-2】端末を買い換えるパターン
端末を買い替えるパターンの説明です。購入したい機種はあらかじめ決まってるものとし、契約する会社(MVNO)に端末とSIMカードを申し込みます。
必要なものは端末をそのまま使うパターンと同じです、本人確認書類と現住所が違う場合は住民票などの書類を用意しておきましょう。
SIMカードと本体が送られてきたら切り替え手続きをします。届いたSIMカードをセットして初期設定し、データ移行など済ませたら利用開始です。
使わない端末は自治体のルールに沿って処分するか、お近くの大手キャリアショップへ持ち込んで処分を依頼しましょう。
格安SIMへの乗り換え【所要時間】
予約番号取得から格安SIM申し込みは電話やインターネットによるオンライン手続きの時間で各10~30分程度、SIMカードと本体が届くまでに最長で10日くらいかかります。
商品到着後の回線切り替えや初期設定はスマホに慣れた人で約30~60分ぐらいで済むでしょう。(利用するMVNOによっては数時間かかる場合もあります)
事前にしっかり準備しておけば作業する時間は全部合わせても90分程度で済んでしまいます。
格安SIMへの乗り換え【初期費用】
初期費用は新たに契約する場合で、新規契約事務手数料とSIMカード発行手数料に端末代(購入時のみ)および送料です。手数料などはキャンペーンなどで無料、または割引になる場合もあります。
MNPサービスを利用する場合、これまで転出料を払う必要がありましたが2021年4月より無料となっています。
つまりオンラインで手続きをしつつキャンペーンをうまく利用したら初期費用は端末を購入しない場合で送料のみということになります。これはかなりお得ですね。
格安SIMへの乗り換え【注意点】
格安SIM乗り換え時の注意点を解説します。どれも乗り換えをスムーズに行うために重要な項目です。
スマホを使えない期間ができる
格安SIMが到着する前に、乗り換え前の契約が切れてしまい電話やインターネットが使用できない期間が生まれてしまうことがあります。これを回避する手段は「即日MNP」で申し込みを行うことです。
これは格安SIMが届いてから回線切り替えができるサービスのことで、この方法を使えば不通期間を回線切り替え時の30分程度で済ませることができます。
違約金に注意する
利用中のプランが自動更新の場合、契約更新月以外に解約してしまうと違約金を支払わなければなりません。契約内容を確認しベストな状況で乗り換えを実行しましょう。
法律が改正され違約金は少なくなっているものの、法改正前のプランで契約している場合などには高額の契約解除料金がかかることがあります。
格安SIMへの乗り換え【まとめ】
格安SIMへの乗り換えのポイントをまとめると次にようになります。
- 端末購入の有無で必要な手順が変わる
- SIM解除を忘れない(必要な場合)
- MNP予約番号取得は契約直前に行う
- 自分でやる作業は90分程度(例外あり)
- 「即日MNP」を利用しスマホが使えない期間を短くする
- 高額な違約金を払わないように契約内容を確認する
格安SIMへの乗り換え自体は簡単にできるようになっていますが、手順やポイントを理解していないとうまくいかず無駄な時間や余計な出費もかかってしまいます。
この記事を参考にしてスムーズでお得な乗り換えを実現してくださいね。