仕事を辞めたいと思っていても、具体的にどう行動すれば良いのか分からなくて大変ですよね?
また仕事を辞めると決意したものの、会社の上司や家族に言うのが怖かったり、転職が上手くいくか不安だったりと越えるべきハードルは高いです。
今回は仕事を辞めたいけど、どうすれば良いのか分からないとお困りのあなたに仕事を辞めたいと思った時に何をすべきかについて解説していくのでぜひ参考にして下さい。
出典:https://www.pakutaso.com/photo/30680.html
仕事を辞めたい理由とは?
仕事を辞めたいと思う理由は人それぞれですが、以下の7つが挙げられます。
- 人間関係が辛くしんどい
- 仕事内容がつまらない
- 若い人の多い職場に行きたい
- 職場でいじめを受けた
- 仕事が覚えられない
- 給料が安い
- うつ病などの精神障害
仕事を辞めたいと思う理由は様々ですが、一番多いのがやはり人間関係によるもので、パワハラなどをする上司がいる場合で、部署異動で解決できれば良いのですが人数の少ない職場だと退職するしかないですよね。
私が以前、通っていた職場では上司にいじめに合った事が原因で、うつ病になってしまい会社を辞めてしまった人もいます。
人間関係が良くても給料が安くては、仕事に対するモチベーションが下がってしまうので給料の高い会社に転職をしようと考えます。
また人間関係と給料が良くても仕事が難しくても覚えられなかったり単純につまらないと感じてしまうのも、会社を辞める原因となっています。
仕事を辞めたい時どうすればいい?
では実際に仕事を辞めたくなったらどうすれば良いのかについて解説します。「会社を辞めたい」と強く思っている人ほどやって下さい。
なぜ辞めたいのかをノートに書く
まずは自分が仕事を辞めたいと思っている理由を具体的に書きましょう。
「仕事の何が辛くても何が不満なのか」についてノートに思いつく限り書き出して下さい。
嫌なものを順番に並べる
仕事を辞めたい理由が全て書けたら、今度は嫌なものを順番に並べてみて、自分が本当に嫌な事は何なのか整理しましょう。
仕事を辞めたいと思っている時は、冷静ではない状態ではない事が多いので、この作業で冷静な状態になって頭の中身も整理できます。
自分で解決できるものをできないものを分ける
嫌なものを順番に並べたら、次は「自分で解決できるものとできないものに分けていきます。
結果は人によって様々ですが、この作業をする事によって自己分析と今後どのように行動するのかを示す判断材料となります。
仕事を辞めたい時の準備
仕事を辞めたいと思った時の準備としては以下の3つの項目を行って下さい。
辞める覚悟を確認する
まずは自分が本当に今の会社を辞めて転職したいのか、自分自身に問いかけてみましょう。
人間関係が辛かったり給料が安いという明確な理由かもしれませんし、ただの一時的な感情のみで、辞めたいと思っているだけかもしれません。
いづれにせよ、会社を辞める覚悟ができたら前向きに退職と転職に向けて行動しましょう。
今の会社に迷惑をかけない
会社を辞めると決めたからと言って仕事に手を抜かない、ちゃんとベストを尽くす事が大事です。
会社を辞めるその日までちゃんと給料を貰って働いているので、最後まで手抜きする事なく働きましょう。
転職活動のスケジュールを考える
転職活動において場当たり的な行動は禁物なので、事前にスケジュールも決めておきましょう。
転職活動を全体の流れで捉えて、行程ごとの懸念事項を洗い出し順序立てて対策して下さい。
仕事を辞めたいけど何がしたいのか分からない時の対処法
仕事を辞めて転職したいけど自分が何をしたいのか分からない時は、まずどんな仕事があるのか情報をしっかりと集めましょう。
そして「やりたい事がない」「何がしたのか分からない」原因は自己分析が不充分なので、下記の項目を参考にしてしっかりと自己分析を行って下さい。
- 今までのキャリアの棚卸し
- 自分の得意な仕事と苦手な仕事
- 過去に打ち込んだこと
- 自分の強み(具体的なエピソードを交えて整理する)
- 周囲の人からどう思われているのか?
- 今後の目指したい目標
「自己分析が難しい」がどうしても難しいという人は自己分析ツールや転職エージェントに登録して相談してみましょう。
仕事を辞めたいけど貯金がない時はどうする?
今すぐ仕事を辞めたいけど、貯金がない時はどうすれば良いのかについてですが、短期アルバイトをするかハローワークの教育訓練給付制度を利用しながら転職活動する事です。
アルバイトであればシフトもある程度は融通が効きますし、転職活動にもあまり支障がありません。
詳しくは後述しますが、転職に役立つ資格の勉強をしたいならハローワークの教育訓練給付制度を活用すれば、月10万円を貰いながら資格の勉強ができます。
いづれにせよ貯金がゼロの状態で会社を辞める事はリスクがあるので、家族に理解してもらう事が重要です。
仕事を辞めたいと上司に言えない時は?
仕事を辞めると決意したら、いよいよ会社の上司に退職を告げなければいけないのですが、なかなか言いにくい人は以下の2項目を事前に決めて下さい。
- 上司を退職を言う時のセリフを決める→(例)「部長、今月いっぱいで会社を辞めます。転職するので」
- いつまでに言うのか、またどのタイミングで言うのかも決めておく→(例)今週金曜日の帰る前に必ず言う!
正直言ってセリフは決めていても本番になると緊張してセリフ通りには言えませんが、決めておかないと退職を告げる踏ん切りも付かないので、しっかりとセリフを決めましょう。
いつまでにどのタイミングで言うのかに関して決められない時は休日前日の仕事が終わった後に上司が一人で仕事をしている時がおすすめです。
これだけ決めても言えない時は、費用がかかりますが退職代行サービスを利用しましょう。
仕事を辞めたいと家族に言えない時は?
なんとか会社の上司に退職する事を伝えられたけど、今度は家族に伝える勇気がないという人も多いですよね。
僕自身も会社を辞めてから家族に言えず1週間会社に行くフリをして、平日の昼間に街中を彷徨っていた経験があるのでよく分かります。
そういう場合は、今後の転職活動をどう進めていくか具体的に説明すると同時に、前向きな気持ちで転職活動をすると伝えましょう。
退職した事を伝える際に、家族に対して嘘を付くのは絶対に辞めましょう!意地やプライドを捨ててあなたが思っている事を素直に伝える事が重要です。
転職のタイミングは会社を辞めてからでも大丈夫?
次に悩むのが会社を辞めてから転職活動するか、会社を辞めずに転職活動をするかの二択になりますが、それぞれメリットデメリットがあります。
会社を辞めてから転職活動をするメリットデメリット
まずは会社を辞めてから転職活動をする場合のメリットデメリットは以下の通りです。
メリット | デメリット |
応募先の情報収集をする時間がしっかり取れる | 収入が途絶える |
複数面接にも対応しやすい | 活動が思うようにいかないと希望条件に妥協してしまう |
経歴や自己分析をゼロから見直す時間が取れる | 不採用が続くと精神的に追い込まれる |
スキルや資格の勉強をする時間がある | 失業期間が長引くと転職に対するモチベーションも下がる |
失業手当や早期再就職支援金など受けられる | 自己管理をしっかりしないと堕落した生活を送ってしまう |
会社を辞めないで転職活動をするメリットデメリット
次に会社を辞めないで転職活動をする場合のメリットでメリットは以下の通りです。
メリット | デメリット |
ブランクがなく収入が途切れない | 転職活動にとれる時間が少ない |
寮や社宅に住んでいても計画的な引っ越しができる | 面接の時間調整に苦労する |
譲歩する事なく希望条件の企業を好きなだけ選べる | 応募先の企業が早期入社が条件の場合、対応できない |
転職先を決めてから退職を申し出るので、止められない | スキルや資格の勉強を取る時間が作りにくい |
転職での税金・年金・保険の手続きを自分で行う必要がない | 引き継ぎや入社手続きなど、ミスの予防に疲れる |
一概にこっちが良いとは言えませんが、あなたが無理なく転職活動ができる方を選びましょう。
ハローワークの教育訓練給付制度を活用しよう!
会社を辞めてから転職活動すると同時に、資格やスキルの勉強をしたいのならハローワークの教育訓練給付制度を活用しましょう。
教育訓練給付制度を簡単に説明すると転職に必要な資格などの勉強をしながら月額10万円が支給される制度です。
それに加えて、職業紹介や面接対策などの就職支援も受けられるので一石二鳥です。
なお、給付金を受け取るには以下の7つの条件をクリアする事が必要になります。
- 本人の収入が月8万円以下
- 世帯収入が月25万円以下
- 世帯の金融資産が300万円以下
- 現在の居住地以外で、土地や建物を所有していない
- 全ての訓練実施日に出席している
- 同一世帯内に給付金を受給して職業訓練を受けている人がいない
- 過去3年以内に、不正行為で特定の給付金を受けた事がない
仕事を辞めたいあなたへ
今回は仕事を辞めたいと思った時にどうすれば良いのかについて解説しました。
会社の上司に退職を告げるのは怖いと思いますが清水の舞台から飛び降りる気持ちで思い切って言いましょう!
僕が過去に会社を辞めると、実際に言ってみると意外にもあっさり受け入れてもらえたので過剰に不安になる必要もありません。
新しい一歩を踏み出したいなら、勇気を振り絞って会社を辞める事を告げましょう!