猫は大人しい性格の動物です。ですが、ときにしつこく鳴いてきて困ったことはありませんか?猫をどうしつけをすれば、鳴くのをやめてくれるのかと常々悩みますよね。
この記事では、「猫が鳴く理由」と「猫が鳴くのを抑えるしつけ方法」を紹介します。最後まで読んで、今日からあなたの愛猫に対処方法を実践して気楽に過ごしましょう。
出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/4458756?title=%E3%81%93%E3%81%A1%E3%82%89%E3%82%92%E8%A6%8B%E3%81%A4%E3%82%81%E3%82%8B%E3%83%8D%E3%82%B3&searchId=3680024427
なぜ猫は鳴くのか?
猫は何も理由がなく鳴いているわけではありません。何かを飼い主さんに伝えたくて鳴いているのです。鳴き続けることは猫にとっても体力を使います。
エサがほしい、かまってほしい、ストレス発散がしたい、発情期中など理由はさまざまありますが、鳴き声や行動によって、飼い主さんに訴えていることが違うでしょう。
そこで、飼い主さんであるあなたは、猫がどういった意味でうるさく鳴いているのかを探る必要があります。そして、場合によっては、きちんとしつけをする必要があるのです。
生後2か月~3か月後までにしつけをすれば、猫はきちんと学習をしてくれます。
猫が鳴くときのしつけ方
猫の訴えていることによって、しつけの仕方が違います。また場合によっては、しつけは必要ないときもあるでしょう。
たとえば、体調が良くないときや発情期のとき、ストレス発散がしたいときなどが挙げられます。特に発情期の鳴き声はとても体力を使います。
飼い主さんにとっては、猫にしつけがいるのか、いらないのかを見極めるのも大事になってくることなので、これから紹介する以下の①~⑦の章を読んで、鳴き声の原因と対処方法を理解しましょう。
①エサがほしい※猫が鳴くときのしつけ方
猫はお腹が空いたときに、「ニャーオ」とニャを長く伸ばして鳴きます。
猫は人間のように1日に3食という習慣がありません。なので、お腹空いたなと思えば、ニャーオと鳴いてきます。
鳴くごとにエサを与えていると、鳴けば要求に応じてくれると覚えてしまい、エサをくれるまでずっと鳴き続けるでしょう。
猫の無駄鳴き声を抑えるには、「鳴いても要求に応えないよ!」と教える必要があります。そのために決まった時間にごはんを与え、ごはんの時間以外は無視をしましょう。
②かまってほしい※猫が鳴くときのしつけ方
猫がかまってほしいときや甘えたいときは、飼い主さんをジーッと見ながら、「アウッ」や「ニャウ」と鳴きます。猫によっては、飼い主さんの後ろをウロウロと歩き回ることもあります。
猫は好奇心旺盛で寂しがりやな性質がある動物なので、時間のある時は遊んであげましょう。
猫と散歩したり、撫でたり、猫じゃらしで遊んであげたりするととても喜びます。
また、時間のないときには、キャットタワーや猫だけで遊ぶことのできるおもちゃを用意してあげることで、喜んで遊んでくれるでしょう。
③そっとしておいてほしい※猫が鳴くときのしつけ方
猫はそっとしてほしいときは、口を閉じながら舌を後ろに持っていく感じで「ンー」と鳴きます。
猫は本来はハンター。群れの中で過ごすのが嫌いな動物で、警戒心を抱きやすいです。そのため、知らない相手を見ると、すぐ威嚇体勢に入ります。
猫が威嚇するのは、知らない相手や敵にしかしません。猫を常に飼っているご家庭であれば、もうすでに猫が家族に対して心を許しているので、威嚇される心配がありません。
今までどおり、猫を可愛がってあげてください。とても喜びますよ!
④ストレス発散がしたい※猫が鳴くときのしつけ方
猫がストレス発散したいときは、爪を研いだり、尻尾をたたくように振ったりします。
猫はヒトと一緒でストレスを感じます。ストレスの要因としては、寝床の環境が急に変わっていたり、猫にかまいすぎたり、急に訪問客が来たりすることなどが挙げられるでしょう。
ストレスを放置しておくと、嘔吐や下痢、食欲不振、脱毛や皮膚のただれといった症状が起きます。
猫にストレスを与えないためには、環境の急激な変化を起こさないことと、来客がいる場合、猫に触れさせず、そっとしてあげましょう。
⑤発情期※猫が鳴くときのしつけ方
猫が発情期の時は、避妊・去勢手術をしましょう。避妊・去勢手術をすることで、早朝や夜中に猫がうるさく鳴くのを抑えることができるでしょう。
猫は生後4ヶ月~5か月をすると発情期になり、オスやメス関係なく、鳴き声が「ワオーン」と犬のように大きく鳴くようになります。
避妊・去勢手術は生後6ヶ月から執刀可能になります。発情期の猫の鳴き声に悩んでいる人で、子猫を増やしたくない人は、ぜひ避妊・去勢手術を検討してみてください。
⑥体調が悪い時※猫が鳴くときのしつけ方
エサが欲しい、発情期でもない時で猫がしつこく鳴くときは「体調が悪いか病気」のサインかもしれません。
猫の外見を確認し、すり傷やヤケド、切り傷等がない場合でも、動物病院に診てもらいましょう。
外見になにも現れていないだけで、もしかしたら腹痛や体の内部でなにか異変が起きている可能性があります。
日ごろから猫のおしっこや糞の色やにおい、量を確認し、少しでもいつも違うと感じたら、動物病院に連れていきましょう。
⑦喜んでいる時※猫が鳴くときのしつけ方
のどをゴロゴロさせるのは、猫の代表的な喜びの表現です。このサインは撫でてうれしいときなどに良くこの音を出します。
猫は本来自由気ままな動物です。気まぐれに付き合ってくれる人に甘える性質があります。
かまってあげたり撫でてあげると猫が気持ちが良いと感じ、「また撫でてほしいニャー」とメッセージを添えながら、ゴロゴロと音をたてるのです。
もしまた、のどがゴロゴロと音を立てるようなら、喜んでいる証拠なので、どんどん猫を撫でであげてください。もっと喜びますよ!
猫をしつけして、一緒に快適な時間を過ごしましょう!
「猫がうるさく鳴いているので、どうしたら鳴くのをやめてくれるのか教えてほしい。」とお悩みの人に向けて「猫がうるさく鳴く原因」と「うるさく鳴くのを抑える方法」を紹介しました。
猫は本能に従って鳴いています。鳴き声や行動によって、飼い主さんに伝えようとしているメッセージは違います。
エサがほしいという意味で「ニャーオ」と音を伸ばしているのか、かまってほしいから「アウッ」と甘くささやいているのか、それともそっとしておいてほしいと「ンー」と低く話しているのか。
飼い主さんが猫の鳴き声や行動を察知し、面倒をみてあげることが大事です。この記事を読んだあなたなら大丈夫でしょう。ぜひ今日から原因を解明し、対処方法を実践しましょう。