ペットのしつけはいつから始めるのが適切なのか、犬を飼い始めたばかりの方はわからないかと思います。犬は成犬になってからだとしつけは難しいですし、一度にたくさんのことを教えても犬は混乱してしまいます。
この記事では犬のしつけを始めるタイミングや、最低限教える必要のあるしつけについて、教えるしつけの順番やしつけのコツ・やってはいけないことなどを書いていこうかと思います。
(出典元:https://www.photo-ac.com/main/detail/1195070?title=%E9%9D%92%E7%A9%BA%E3%81%A8%E6%9F%B4%E7%8A%AC&searchId=3301870849)
ペットのしつけはいつから始める?
犬のしつけは生後2ヶ月~3ヶ月ごろから始めるのが最適です。子犬の間に様々なことを覚えさせましょう。成犬になってからではしつけにかなりの時間が必要になりますので、子犬のうちから始めることが重要です。
基本的に生後2ヶ月~3ヶ月ぐらいの犬を迎える家庭が多いので、迎えたその日からしつけを始めるのが良いかと思います。
入ってはいけない場所や主従関係などは、迎えたその日からしっかり教えていきましょう。
犬に最低限必要なしつけ
犬と共に暮らしていく上で、名前を覚えさせることやおすわり・ふせを教えること、待てやおいでなども重要になってきます。他にも体を触ることに慣れさせること、ハウスに戻すことやトイレなど種類は多くあります。
おすわり・ふせや待ては散歩では必須になります。外は車や自転車など危険がたくさんありますので、これらを覚えさせて危険を回避しましょう。
犬の体を触ることに慣れさせておくことで、トリミングや病院などに連れて行きやすくなります。ハウスに戻すのは飼い主が外出する際に必要なしつけになります。
しつけの種類によってタイミングを変える
まず犬を迎えてすぐに始めるべきなのは、名前を覚えさせることです。意識的に犬の名前を呼ぶようにして、名前を覚えさせましょう。犬の呼び方を一つに固定することで、早く覚えてくれます。
犬が名前を覚え周りの環境に慣れてきたら、おすわりやふせなどを覚えさせていきます。例えばおすわりなら、犬におすわりのポージングを取らせ、おすわりと犬に言います。これを繰り返してください。
犬が飼い主の言葉で自発的におすわりをするようになったら、褒めてあげましょう。おすわりをすることで褒めてもらえると覚えさせることが大切です。
おすわりやふせを覚えさせるタイミングで、体を触ることにも慣れさせると良いでしょう。おすわりやふせを覚えたら、次は待てやおいでを覚えさせます。おやつなどを効果的に使いましょう。
トイレトレーニングはいつから始める?
トイレトレーニングは犬を家に迎えた日から始めましょう。やり方は、トイレをサークルなどで囲い、犬がトイレに行きたがったらトイレに連れて行きます。
犬が地面を嗅ぎながらぐるぐる歩き始めたら、トイレがしたいというサインです。トイレに連れて行ってあげましょう。そしてちゃんと指定の場所でトイレができたら、褒めてあげたりおやつをあげましょう。
これを繰り返すことで、犬はトイレの場所を覚えてくれます。トイレの大きさはしっかり犬の大きさに合わせてあげてください。大きすぎても小さすぎても、犬がトイレをしてくれないことがあります。
ペットの散歩デビューはいつから?
犬がおすわりやふせ、待てなどを覚え、ワクチン接種が終わっていたらいよいよ散歩デビューです。散歩は一般的に生後4ヶ月~5ヶ月ほどで始める家庭が多いようです。
散歩本番までにハーネスやリードに慣れさせることや、室内での散歩練習もしておくと良いと思います。犬を抱いて外の環境に慣れさせるのもオススメです。
散歩本番前にはトイレを済まさせておきましょう。散歩の目的は犬の運動であって、トイレではありません。しかし散歩中にトイレをする可能性もありますので、エチケット袋は持っていきましょう。
散歩中に他の犬に会うなどして興奮状態になることがあると思います。そういう時はおすわりやふせなどを使って、落ち着かせましょう。犬には飼い主の近くを歩かせるようにすることが大切です。
ペットのしつけのコツ
犬のしつけで大切なのは多少大げさでも、しっかり犬を褒めることです。犬にちゃんと褒められていると理解させることが、何よりも大切です。そのためおやつなどはちゃんとタイミングを見極めてあげましょう。
犬のしつけを長時間しないことも大切です。子犬なら数分程度にしましょう。そしてしつけは一つづつ覚えさせましょう。一度にたくさん教えるのではなく、一つをマスターしてから次のことを教えましょう。
そして呼び方を一つに固定することも大切です。おすわりならおすわり、ふせならふせとあらかじめ決めておきましょう。そうすることで犬が混乱しなくなります。
しつけでやってはいけないこと
しつけで一番のタブーは犬を叱ることです。犬は基本的には褒めてしつけます。大声で怒鳴ったりなどは決してしないでください。犬がイタズラをしてしまった時などは、一切リアクションせず後片付けをしましょう。
大きなリアクションをしたりすると犬がかまってもらっていると勘違いし、その行動を繰り返してしまいます。
そして犬がいくらおやつを欲しがったり散歩をせがんでも、決して相手にしてはいけません。ここでかまってしまうと、犬との主従関係が揺らいでしまいます。
ペットのあらゆるしつけはいつから始めるのが最適なのか
まず犬を迎えてすぐは名前を覚えさせることに専念しましょう。トイレトレーニングも同じタイミングで始めると良いでしょう。
慣れてきたらおすわりやふせなどのしつけを始めましょう。このとき一つづつ覚えさせるのがコツです。
ふせや待てなどを覚えて来たら、散歩に連れ出しましょう。散歩中には覚えさせたふせなどを使って、犬を危険から守ってあげて下さい。
犬のしつけで叱るのは御法度です!犬をしつける時は褒めることを意識して、イタズラなどをしてしまったらノーリアクションを心がけましょう。