社会の荒波に揉まれながら働いていると「そろそろ仕事を辞めたい」、「このまま今の仕事を続けていてもいいのかな」と悩んでしまうことはありませんか?
転職や退職について知っている情報が少ないと、なかなか決心がつかなかったり辞めるときの判断がつかなかったりしますよね。
この記事では、辞めたいと思う原因や辞めるべきではない事例から退職するときの流れ、円満退職について紹介しています。ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/3616956?title=%E6%82%A9%E3%82%80%E7%94%B7%E6%80%A7&searchId=2797941891
仕事を辞めたいと思う原因
仕事を辞めたいと思う原因にはどのようなものがあるのでしょうか。以下に3つ挙げたので詳しく見てみましょう。
- 職場環境の変化
- モチベーションの低下
- 家庭内やプライベートで問題を抱えている
職場環境の変化
部署異動によって残業が増えてしまったり、新しく配属された上司と反りが合わず人間関係が悪くなってしまうと、出社するのがつらくなりますよね。
このように職場環境に急激な変化があるとストレスが溜まり、仕事を辞めたいという気持ちにつながりやすいです。
モチベーションの低下
仕事を一生懸命頑張っているのにしっかりとした評価をしてもらえていなかったり、不当な扱いを受けていると自然にモチベーションが下がってしまい、やる気も出なくなってしまいます。
やる気が出なくなると仕事内容がつまらないと思ってしまい、不満を呼び起こす可能性もあります。
家庭内やプライベートで問題を抱えている
家庭内でのトラブルや恋愛などの人間関係、金銭問題などプライベートで問題を抱えていると仕事に身が入らなくなってしまい、なかなか捗らなくなってしまいます。
仕事に身が入らないことで普段はしないようなミスを多くしてしまい、そのせいで上司から叱られるという状況が繰り返されると仕事を辞めたいと感じてしまうのかもしれません。
仕事を辞めたいと思う人の特徴
仕事を辞めたいと思う人の特徴を以下に3つ挙げました。詳しく見てみましょう。
- 仕事熱心
- 責任感が強い
- 普段からコミュニケーションが苦手
仕事熱心
仕事熱心な人ほど自分の中にしっかりとした理想を持っていることが多く、理想と現実とのギャップを埋められないことにショックを受けてしまうようです。
そのような状態で仕事を続けているとある日突然張りつめていた気持ちが途絶えてしまい、仕事を辞めたいという気持ちに至ってしまうのです。
責任感が強い
責任感が強い人は、ミスが続いてしまうと必要以上に自分を責めてしまうことがあります。責任感が強いことは良いことなのですが、場合によっては自分自身を追い込みすぎて悪影響を及ぼす可能性があります。
普段からコミュニケーションが苦手
人とのコミュニケーションに苦手意識があると、周囲とうまく馴染めない、仕事を円滑に進められないといったことが起きてしまいます。
うまく立ち回れない分、職場で不自由さを多く感じてしまうかもしれません。
辞めたい病に要注意!
慢性的に仕事を辞めたいと感じてしまう、いわゆる「辞めたい病」に要注意です。仕事を辞めたいという気持ちが頭から離れず、何も手につかなくなってしまう状態です。
このような状態になってしまうと仕事に集中できなかったり、仕事を離れていても辞めることばかり考えてしまいます。
今の職場でずっと頑張るのではなく転職を検討したり、時には体をしっかり休めるようにすることも大切です。
仕事を辞めたいと思ったときにやること
仕事を辞めたいと思ったときにまずやってみてほしいことがあります。以下に4つ挙げたので見てみましょう。
- なぜ辞めたいのか考える
- 信頼できる人に相談する
- ストレスを発散する
- 思い切って休む
なぜ辞めたいのか考える
辞めたいという気持ちになった原因を一旦冷静になって考えてみましょう。もしかすると、その原因さえなくなれば辞めずに済むかもしれません。
辞めたいと思ってから時間が経ちすぎると気持ちがなかなか切り替えられなくなるので、なるべく早めの段階でしっかり考えることが大切です。
信頼できる人に相談する
仕事を辞めたいという気持ちで一人で思い詰めてしまっているときは、思い切って身近な信頼できる人に相談してみましょう。
信頼できる人の第三者視点が加わると、冷静になって問題に向き合えるかもしれません。言葉にするだけでも楽になることもあるので、まずは誰かに相談してみましょう。
ストレスを発散する
辞めたいという気持ちから離れて、思いっきり趣味に没頭するなどしてストレスを発散しましょう。問題や原因から距離を置くだけでも解決方法が見つかることがあります。
また、仕事とプライベートのON・OFFがうまく切り替えられるようになると、抱えているストレスの軽減にもつながります。
思い切って休む
常に仕事を辞めたいと考えていると、知らぬ間に心も体も疲れてしまいます。そんなときは思い切って仕事を休みましょう。
1日だけでもいいので仕事から離れて自分の好きなことに時間を使い、心や体だけではなく気持ちもリフレッシュしましょう。
まだ仕事を辞めるべきではないタイミングとは
まだ仕事を辞めるべきではないタイミングを以下に4つ挙げたので、当てはまる場合は一度考え直してみることをおすすめします。
- 結婚をした
- 家族に介護が必要になった
- 給料が安い
- 働きたくない
結婚をした
結婚を機に退職するという決心は大切です。しかし、このタイミングで仕事を辞めてしまうとキャリアが途絶え、再就職する際にデメリットとなる可能性があります。
もし結婚したタイミングでの退職を考えているのであれば、再就職したい業界の情報を集めたり、資格試験の勉強をするなど心がけましょう。
家族に介護が必要になった
家族に介護が必要になった場合、仕事と介護を両立しなければならないので、仕事を辞めざる負えない人もいるのが現状です。仕事を辞めれば介護はできますが、代わりに収入がなくなってしまいます。
仕事をしながら介護をする人のために介護休業法が制定されていますので、上司と相談してうまく活用することで退職を避けることができます。
給料が安い
仕事は給料だけではなく、人間関係や仕事内容などを総合的に判断してやりがいを感じる場合が多くあります。今後の昇給やキャリアアップが期待できる場合、今の職場で頑張るのも良い方法です。
しかし、今よりも規模が大きい会社に転職したり、不動産の営業職のように初任給が高い職種に転職することで、今までよりも高い給料を手にすることができる場合もあります。
働きたくない
特に理由もなくただ働きたくないだけで仕事を辞めると、後から後悔する可能性があります。
退職したい場合は、明確な理由と退職後のプランをしっかり考えて行動しましょう。
仕事を円満退職するには
仕事を円満退職するために必要なことを以下に3つ挙げました。詳しく見てみましょう。
- 期間に余裕をもって上司に退職の意思を伝える
- 退職理由は前向きな内容を話す
- 退職時の手続きについて調べておく
期間に余裕をもって上司に退職の意思を伝える
就業規則に退職の意思をいつまでに伝える必要があるか記載してありますので、その内容に従い、期間に余裕をもって上司に退職の意思を伝えましょう。
繁忙期のことも考え、話を取り合ってもらえないことがないようしっかり準備をして伝えることが大切です。
退職理由は前向きな内容を話す
円満退職を目指しているのであれば、たとえ会社に不満があって退職する場合でもそれを正直に伝えることは避けましょう。
相手に不快感を与えるだけでなく、改善策を持ち掛けられ退職しづらくなる場合もあります。
退職時の手続きについて調べておく
退職日が決まったらどのような手続きが必要なのか調べておく必要があります。
今までお世話になった会社に迷惑をかけないよう、貸与物の返却や必要な手続きを期限内に済ませることが大前提です。
円満退職のメリット
円満退職する際のメリットとして以下に3つ挙げました。見てみましょう。
- 退職後に協力関係を結べる可能性がある
- 退職前後の手続きがやりやすい
- 心理的ストレスが少ない
退職後に協力関係を結べる可能性がある
人生いつどこでどんな巡り会わせがあるかわからないものです。次の仕事で協力関係になる可能性もあります。
無駄に敵を作らず、関わった人には最低限の礼節を尽くすことが後に重要になってきます。
退職前後の手続きがやりやすい
退職時には社会保険や税金の手続きが必ず発生します。そこで社内での関係が良好であれば手続きもスムーズに進められることでしょう。
心理的ストレスが少ない
退職するということは多くの人に気を遣うことになりますが、喧嘩別れで終わるよりは心理的ストレスが少なく済む場合があります。
必要のない摩擦を避けることは、なるべくストレスを抱えずに退職する方法の一つと言えるでしょう。
円満退職のデメリット
円満退職のデメリットを以下に2つ挙げました。詳しく見てみましょう。
- 交渉に時間がかかる
- 会社側の条件をある程度受けなければならない
交渉に時間がかかる
会社によっては、余裕をもって退職の意思を伝えているのにもかかわらず、希望した退職日ではなく半年先にしてほしいと無理な要求をしてくることもあります。
そのようなやり取りで時間を多くとられてしまうようであれば、無理に会社にあわせるより円満退職をあきらめたほうが良いかもしれません。
会社側の条件をある程度受けなければならない
退職者本人の希望をすべて通すのではなく、ある程度会社の条件も受け入れなければ円満退職という形は遠ざかっていくでしょう。
上司との話し合いで、会社側も退職者側もしっかり歩み寄ることが大切ですね。
退職するときの流れ
退職するときの流れを以下に挙げました。退職後のことも考え、しっかり予定を立てることが重要です。また、会社に迷惑をかけないよう必要な手続きなどは期限内に済ませることが大前提です。
- 転職活動を含め、全体的なスケジュールしっかりを考える。
- 退職後のプランが決まったら、上司に退職の意思を伝える。
- 退職日を決定し、会社に退職届を提出する。
- 仕事の引継ぎや貸与物の返却、必要な手続きを期限内に済ませる。
仕事を辞めたいのになかなか退職できないとき
退職の意思をしっかり伝えているのにもかかわらず「退職できない」というときは、会社側に正当な理由がない場合が多いです。
そのようなときは弁護士や法律の専門家に依頼して、適切な対応をとってもらうことも手段の一つです。
本来、会社が在職を強要することはできません。もし未払いになっている残業代などもあれば請求することが可能ですので、正しい情報をしっかり集めて行動に出ましょう。
「辞めたい」という気持ちをバネにして前向きに!
「仕事を辞めたい」という気持ちは甘えのようにとられる場合もありますが、働いていれば誰しもそう思う可能性が十分にあります。
だからこそ、辞めたいという気持ちにしっかり向き合って丁寧に考える必要があります。
転職活動をするにしろ、在職中にするのか退職後にするのかで今後のスケジュールが大きく変わってきます。
退職・転職は人生において重要な一つの節目です。新たなスタートを気持ちよく切れるようにしっかり情報収集し、胸を張って突き進んでいきましょう!