家のルーターが調子が悪い、もう寿命かもしれない、とお困りではありませんか?ルーターは精密な電子機器ですし、調子が悪くなったらどうしていいかわからず、途方にくれますよね。
この記事では寿命と即断する前に試してほしいことを紹介しています。この記事を読めば本当にルーターを買い替えるべきなのかどうかがわかるでしょう。
また、もし機種本体が寿命を迎えていなくてもルーターを買い替えるべき場面も紹介しています。さらに買い替えるとなったときのためにおすすめのWi-Fiルーターも紹介しています。ぜひ最後まで御覧ください。
(アイキャッチ画像出典:https://pixabay.com/photos/wireless-home-router-adsl-modem-1861612/#content)
ルーターの寿命とは
ルーターを買い替えた方がいい場面はいくつかあります。まずひとつめが機種本体が寿命をむかえたときです。つまり装置が経年劣化して使えなくなったときですね。
一般的にルーターの機種本体の寿命は4年から5年と言われています。あくまでも目安ですので、製品や個体によってそれより短かかったり、長かったりします。
もうひとつは環境の変化したときです。ルーター自体は使えても、環境や時代に照らし合わせて、古くなってしまった場合などは新しく時代に合ったルーターを買い替えましょう。
ルーターの機種本体の寿命が近い時に発生する症状
ルーターの寿命が近い時に発生する症状は「通信が頻繁に途切れる」「通信速度が非常に遅い」などがあります。
具体的には「ダウンロードがいつまでたっても完了しない」「画像や動画の読み込みが遅い」「ネットゲームの反応がわるい」などですね。
これらの症状が発生した時、ルーターに原因があると判断した場合は、これからご紹介する4つの操作を試してみると良いでしょう。試しても改善がなければ、ルーターの交換をおすすめいたします。
寿命と判断する前にためすべきこと①
ルーターの調子が悪いときにまずはじめにためすべきことはルーターの再起動です。パソコンやスマートフォンも同様、精密機器の一時的な不具合は再起動することで改善することが多いです。
Wi-Fiのルーターには、ソフトウェアが組み込まれており、人間がボタンを押したり画面をタッチしたりして命令を出すと、その都度コードを読み込んで動作します。
長時間使用したり、大きなデータをやり取りしてたくさんのコードを読み込むうちに小さなエラーがたくさん出てきて、それが積み重なると動作が遅くなったり動かなくなったりします。
そこで再起動することで、ソフトウェアを一度エラーが出る前の状態に戻して正常に動作させるというわけです。
寿命と判断する前にためすべきこと②
ルーターを再起動させても調子がおかしいとき、次に試すべきことはドライバを再インストールすることです。
Wi-Fiルーターには機器を動かすためにドライバと呼ばれるプログラムがインストールされています。
ネットワーク関連の機器をOSによって制御する専用のソフトウェアのことです。このドライバに不具合が生じてしまったりすると、たちまちインターネットに接続できなくなります。
ドライバを再インストールすると、通信状況が改善する可能性があります。
実際にドライバを再インストールする場合は、購入したWi-Fiルーターの説明書に記載されているかと思いますので、チェックしながら対応しましょう。
寿命と判断する前にためすべきこと③
それでもまだ調子がおかしい場合は、Wi-Fiルーターのソフトウェアの更新をチェックしてみましょう。
最新のファームウェアにアップデートすることで、Wi-Fiルーターの不具合が修正される可能性があります。
製品や販売会社によってやり方は異なりますが、ホームページなどを確認すれば詳しいやり方が記載されています。それらを参照しながら最新版をインストールしてみましょう。
寿命と判断する前にためすべきこと④
ルーターに問題がないと分かった場合、次に疑うのはモデムです。
モデムはデジタル信号とアナログ信号を相互変換するための装置です。これが不調だと、ネット回線とパソコンの間の伝達がうまくいきません。
LANケーブルを直接パソコンなどの端末に接続してみて、正常に通信ができるならモデムに不具合はないと考えられます。
一方で、正常に通信ができないならばモデムや通信回線の方に不具合が起こっているといえるでしょう。
不具合の原因がモデムにある場合は、モデムを再起動するか、プロバイダに連絡すればすぐに交換などの対応をしてくれます。
寿命が来たWi-Fiルーターの処分方法
Wi-Fiルーターは小型家電リサイクル法で処分方法が決められており、自治体、認定事業者、メーカー、家電量販店に回収を依頼する処分方法が主流です。
その際、初期化を行ない、使用していたネットワークID(SSID)やパスワードを削除しましょう。
また、モバイルバッテリーを使っている方は、その処分方法にも注意が必要です。
モバイルバッテリーにはリチウムイオンバッテリーが搭載されています。燃えるゴミとして出してしまうと、ごみ収集車の中で押しつぶす際に火災を引き起こしてしまう恐れがあります。
モバイルバッテリーは家電量販店や携帯ショップで回収してもらうようにしましょう。
寿命以外でもWi-Fiルーターを買い替えるべき場面
寿命以外でもWi-Fiルーターを買い替えるべき場面を3つご紹介します。
スマートフォンやタブレットを新しくした時
最近は、iPhone 11や12をはじめ、多くのスマホやパソコンがWi-Fi 6に対応しています。自宅のWi-FiルーターがWi-Fi 6に対応していないと、スマホの性能をフルに発揮できません。
最新モデルのスマホを使っているのに、動画がカクカクしたり、低画質でしか再生できなかったりする場合は、Wi-Fiルーターの性能が追いついていない可能性もあります。
一度に接続する機器が増えたとき
一度に接続する機器が増えると通信速度が落ちるので、より高性能なルーターへの乗り換えを検討しましょう。
通信規格が変わったとき
通信規格の変更により、ルーターを買い替えた方がいい場合もあります。
通信規格は約2~6年間隔で新しくなっており、規格によって速度が異なります。古いルーターを使用していれば新しい規格に対応できず、回線速度に支障が出てきます。
おすすめのWi-Fiルーター
ではルーターを新しく買い替えるとき、どんなルーターを選べばよいでしょうか。
ルーターには大きく分けて据え置きルーターとモバイルルーターの2つの種類があります。
据え置きルーター
据え置きルーターとは主に家の中で使う大型のルーターです。据え置きルーターのメリットは同時接続可能な台数が多く、比較的通信速度が速いことです。
据え置きルーターですと、モバレコAirがおすすめです。モバレコAirには次のような特長があります。
- 月額料金が1,970円~と安い
- 同時接続台数が64台と多い
特に、環境の変化などでもっと接続台数のキャパシティーが多いルーターが必要な方におすすめです。
モバイルルーター
モバイルルーターとは据え置きルータより小型かつ軽量のルーターです。モバイルルーターのメリットは名前の通り、どこへでも持ち出せることです。
モバイルルーターですと、WiMAX WX06がおすすめです。WiMAX WX06には次のような特長があります。
- 優れた繋がりやすさ
- 「ギガ放題プラン」を選べば実質無制限に使える
- 端末料金無料で利用可能
WiMAX WX06は、2.4GHz,5GHzの2種類のWi-Fi通信を同時に利用できるため、繋がりやすさで優れています。
ルーターが調子がわるいときのチェックまとめ
ルーターの寿命が近いときに発生する症状を紹介しました。そんなときでも本当に寿命か確かめるために、次の順番でチェックしましょう。
- ルーターを再起動する
- ドライバを再インストールする
- WiFiルーターのソフトウェアの更新をチェックする
- モデムに不具合がないかチェックする
それでも直らない場合、修理に出すか、処分するかしなければなりません。処分する際、初期化を行うことと、モバイルバッテリーは家電量販店などに回収してもらうことに注意しましょう。
また、機種本体がまだ大丈夫だったとしても通信規格などで買い替えるべき場合もあります。買い替える際には、おすすめのルーターも据え置きルーターとモバイルルーターそれぞれ紹介したので参考になるかと思います。