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【レンタルは正解?】NTT製ルーターの種類や機能を解説

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複数の回線をつなげるのに必要なルーターですがNTTフレッツ光を契約した場合、接続サポートと共にルーターなどの必要機器がレンタルできるサービスがあります。

契約するプランによりレンタルできる機器が変わるため「自分にとって本当に必要な機器はどれ?」「ルーターって必ずレンタルする必要があるの?」といった疑問が浮かぶこともあるでしょう。

この記事ではレンタルできるNTT製ルーターの種類や機能の解説をしながら、レンタルするしないの判断をするためのポイントについて紹介しています。アイキャチ画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/2612367?title=%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC&searchId=1604717322

NTT製ルーターを知るための基礎知識

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/4968920?title=%E3%82%B4%E3%83%81%E3%83%A3%E3%82%B4%E3%83%81%E3%83%A3%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%81%A3%E3%81%9F%E5%85%89%E5%9B%9E%E7%B7%9A%E3%81%AE%E6%A9%9F%E5%99%A8%E3%81%A8%E9%85%8D%E7%B7%9A&searchId=1604717322

まず最初にNTT製ルーターの機能説明のために必要な、最低限知っておいてほしい知識から解説していきます。

ルーター

ルーターとは複数のパソコンやテレビ、ゲーム機を家庭内ネットワークとしてつなぐ機器のことです。したがってルーター機能単体ではインターネットにつなげません。

家庭内のネットワークをLAN(ローカルエリアネットワーク)、自宅より外のネットワークをWAN(ワイドエリアネットワーク)と呼び、この2つをつなげるのはモデムやONUの役目です。

現在は無線接続(Wi-Fi)ができるWi-Fiルーターが主流となっています。

モデム

モデムとは電話回線のアナログ信号をパソコン用のデジタル信号に変換する機器となります。光回線が普及するまでは電話回線によるインターネット接続を行っていたため、このモデムは必要不可欠のアイテムでした。

ONU(光回線終端装置)

ONU(光回線終端装置)とは光回線の光信号をパソコン用のデジタル信号に変換する機器です。役割的にはモデムと同じですが変換できる信号が違います。

モデムもONUも理解不能な言語(アナログ信号や光信号)を通訳している(デジタル信号へ変換)機械と考えてもらえばよいです。

ONU単体だとパソコン1台しかインターネットに接続できませんが、ルーターをつなぐことで複数のインターネット機器を接続できるようになります。

機能的に必ずレンタルすることになりますが、ONU機能単体だとレンタル料金は無償です。

ひかり電話

ひかり電話とはNTT西日本またはNTT東日本による光回線を使った通話サービスとなります。電話回線は使用せず光回線を利用して音声を届けるシステムです。

NTT加入電話に比べて基本料金が安く距離に関係なく通話料が一定、移行した場合も同じ電話番号を引き継げるといった特徴があります。

IP電話

IP電話は既存の電話回線を利用してインターネットに接続し音声を届けるシステムです。IPパケットというデータに変換して相手先に送る形式で、使う回線は一般的にADSL回線と呼ばれます。

利用するにはプロバイダによるIP電話サービスの契約が必要です。ひかり電話と同じく料金が安いのが特徴ですが、050で始まる電話番号になるのと110などの緊急番号に発信できない点が注意です。

また光回線の普及や設備保守のための部品減少により2024年にはすべてのADSL接続サービスが終了するといわれています。

光回線が普及している地域ではいずれ乗り換えが必須になり、そのままIP電話を使うためには専用機器も必要となります。

NTT製ルーターをレンタルすると

フレッツ光の開通後、必要な機器の準備は購入またはレンタルとなります。回線終端装置はNTTからのレンタル、ルーターとケーブルは前もって自分で購入しておくか、レンタルするかの選択制です。

レンタルを選択するメリットは困ったときにサポートを受けやすいこと。有償ですが初期設定をやってくれる「セットアップサービス」などもルーターを含めてすべてやってくれます。

またNTT製ルーターのためトラブル発生時の原因特定や対処が早いです。デメリットはほとんどのプランでレンタル料金がかかること、2年以上使う場合は購入した方がお得となります。

また無線接続を行うために別途、無線LANカードのレンタルまたは購入が必要なパターンもあるので注意しておきましょう。

NTT製ルーターについて

レンタルされるルーターの種類は回線の種類やひかり電話の有無によってさまざま、古い機種を合わせると数も多くちょっとわかりにくい印象を受けます。

もちろん契約したプランに不必要な機器のレンタルを勧めてくることはありませんが、あらかじめ自分で知っておくことは大事です。

それでは次からNTTのルーターについて解説していきます。大きく5つのタイプに分けられるので、ひとつひとつ見ていきましょう。

NTT製ルーター【1】ONU内蔵型

NTT製ONU内蔵型ルーターのポイントは次の3点です。ひかり電話を契約していない人はこちらの機器になります。

  • 複数の機器でインターネットを楽しめる(有線接続)
  • 無線接続(Wi-Fi)は無線LANカードで利用可
  • ひかり電話やIP電話は利用不可

ONUを内蔵したタイプでこの機器ひとつで、光回線への接続とパソコンやテレビのインターネット接続が可能です。ただし無線接続(Wi-Fi)するには無線LANカードを用意する必要があります。

NTT製ルーター【2】IP電話対応型

次にIP電話対応型ルーターについてです。ポイントは以下の3つとなります。

  • 複数の機器でインターネットを楽しめる(有線接続)
  • 無線接続(Wi-Fi)は無線LANカードで利用可
  • IP電話と固定電話の使い分けが可能

現在、ADSL回線を使うプランは新規加入を受け付けていないので利用する機会はほとんどない機器です。

ただし光回線がない地域では引き続きADSL回線を使ったサービスを受けられるため、加入電話からIP電話への移行のパターンなどでこのタイプの機器をレンタルする可能性があります。

また光回線でIP電話も使いたいといった場合にも、このタイプのルーターが選択肢に入ります。

NTT製ルーター【3】ひかり電話ルーター(VDSL一体型)

VDSL方式のひかり電話対応のルーターです。お住まいのマンションがVDSL方式だった場合はこのタイプの機器となります。

  • 複数の機器でインターネットを楽しめる(有線接続)
  • 無線接続(Wi-Fi)は無線LANカードで利用可
  • ひかり電話対応(VDSL方式)

VDSL方式とはマンションの共有スペースまでは光回線、そこから各戸までが電話回線という仕組みです。

電話回線を経由するためインターネットの通信速度は遅いですが、この機器があればひかり電話、インターネットと可能となります。

NTT製ルーター【4】複数機能一体型

複数機能一体型の解説です。NTTではホームゲートウェイまたはひかり電話ルーターと呼ばれます。ひかり電話を契約しルーターを希望すると基本的にこのタイプのルーターをレンタルすることになります。

  • 複数の機器でインターネットを楽しめる(有線接続)
  • 無線接続(Wi-Fi)も利用可
  • ひかり電話対応
  • IP電話も条件付きで利用可

ONUとひかり電話、無線機能が一緒になった高機能ルーターです。無線内蔵型ホームゲートウェイがレンタルされます。

一部の無線規格に対応してないルーターが送られてくるときもありますがその場合、対応可能な無線LANカードも一緒に送られてくるので安心です。

IP電話もIP電話アダプタやIP電話ルーターを併用することで可能となります。

NTT製ルーター【5】フレッツ光クロス対応ルーター

フレッツ光クロス対応ルーターはフレッツ光クロスを契約した際にレンタルする機器となります。次世代通信網と言われるIPv6 IPoE接続方式を使ってインターネット接続するルーターです。

  • 複数の機器でインターネットを楽しめる(有線接続)
  • 無線接続(Wi-Fi)も最新規格で利用可
  • ひかり電話やIP電話は利用不可

フレッツ光最速の通信速度をほこり快適にインターネットを楽しめます。無線接続はWi-Fi6対応、1G分のデータも最速で送信時間0.8秒とより高速で安定的な通信が可能です。

ただしIPv6 IPoE方式に対応したプロバイダとの契約が必要なこと、インターネットを楽しむ際もIPv6 IPoE方式に対応したサイトしか見られないことが弱点となります。

NTTのルーターはレンタルしなくてもよい

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/1118545?title=%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%82%BF&searchId=1604717322

ここまで紹介してきたルーターは必ずしもレンタルする必要はなく、自分で用意したルーターも利用できます。ただしONUなどの回線終端装置は必ずレンタルする必要がありますのでご注意ください。

またルーターはレンタルだけでなく一部購入できる機器もありますが、対応環境や必要スペックなどの確認が必要になりますので、インターネット機器まわりに詳しい人でないとおすすめできません。

自分の好きな機種を使えることやコスト面がレンタルしないメリットとなります。最初はレンタルで様子をつかんで、勉強がすんだらルーターを購入して解約するといった方法もおすすめです。

まとめ

レンタルされるNTT製ルーターは契約するプラン、回線状況により多種多様です。ですが機能でまとめると次の5つのタイプだけとなります。

NTT製ルーターの大まかなタイプ5つ
  1. ONU内蔵型
  2. IP電話対応型
  3. ひかり電話ルーター(VDSL一体型)
  4. 複数機能一体型
  5. フレッツ光クロス対応ルーター

またレンタルを選ぶべき人のパターンは次の3つです。逆に①に当てはまらない人はコスト面からもレンタルすべきでないと言えます。

レンタルを選ぶべき人のパターン
  1. 引っ越しが多いなどの理由で同じルーターを2年以上使用することがない
  2. インターネット機器に詳しくない
  3. 初期設定も速やかに終わらせ、トラブルもすぐ解決したい。

正しい判断ができればNTT製ルーターをレンタルして後悔するということはなくなります。しっかり理解した上で自宅のネット環境に最適な機材を選択し、快適なインターネット生活を楽しみましょう。

ABOUT ME
おとさん
キャンプが趣味の40代おとうさんです。ライターしながらファミリーキャンプにいそしんでいます。